道化師のアルヴァンジェナ、売り子のジュデル、軍人のファーロン。不思議な遊園地で出会った三人は、人間のいなくなった世界で、「眠り」を探して旅に出た。彼らが唯一の手掛かりとするのは、古い言い伝え。遙か西にある<眼>は虹の生まれる場所で、同時にそこで「眠り」を司っているというのだが…。ノベル大賞を受賞した表題作に、書き下ろしの連作中篇を加えた、抒情ファンタジー。※あとがきは収録されていません。 【目次】月虹のラーナ/輝上の楽園/貝の柩 海の底に/Epilogue
Posted by ブクログ 2012年09月24日
この作者のデビュー作品。
時々読み返したくなる宝石箱のような作品です。
ある日突然人が消えてしまった世界で、無人の遊園地から物語は始まる。
奇術師と売り子の人形。
意志を持ち動き出した海に閉じ込められた人魚姫。
風が止まると死んでしまう空族。
その設定だけでわくわくする。世界観が凄く魅力的な可愛くど...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
道化師のアルヴァンジェナ、売り子のジュデル、軍人のファーロン。不思議な遊園地で出会った三人は、人間のいなくなった世界で、「眠り」を探して旅に出た。彼らが唯一の手掛かりとするのは、古い言い伝え。遙か西にある『眼』は虹の生まれる場所で、同時にそこで「眠り」を司っているというのだが…。
ちょっとポエムがか...続きを読む