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ヤマケイ新書 温暖化で日本の山に何が起こっているのか シカ、クマ、ライチョウが棲む山の生態系の危機
富士山では永久凍土がとけ、南アルプスではお花畑が消え、丹沢や筑波山ではブナ林の荒廃が進んでいる。一見ばらばらに見えるこれらの異変は、長い進化の歴史のなかで保たれてきた山の生態系が、いま大きくバランスを崩しつつあることを示している。その背景にある共通のキーワードが「地球温暖化」だ。 豪雨による登山道流出、シカやイノシシの異常繁殖、クマの出没、生物季節の攪乱──。山で起きている変化は、地球規模の温暖化と密接につながっており、私たちの暮らしや経済活動とも無縁ではない。豊かで便利な暮らしを支えてきた活動が、結果的に高山生態系を危機に追い込んでいるとしたら、いまその現実を知ることは、誰にとっても欠かせないことだろう。 本書は、大雪山から霧島連峰・韓国岳まで、日本各地の山で進行する異変を現地取材と最新研究で追った。伊吹山のシカ食害、南アルプスの高山植物の衰退、北アルプスの氷河やライチョウ、富士山の永久凍土──。個別の事例を「温暖化」という軸でつなぎ、山岳環境全体の変化を浮き彫りにする。 月刊誌『山と溪谷』の連載から大幅に加筆。 いま山で何が起きているのかを知り、これから自然と暮らしを考えるための一冊。 ■内容 第1章 世界で最も気温が高い場所にある日本の「氷河」の行方 第2章 温暖化時代を生き残れるか? 奇跡の鳥ライチョウが飛んだ日 第3章 消えたお花畑——シカの食害と温暖化 第4章 マイクロプラスチックの雪が降る 第5章 変わりゆく霊峰高尾山と2つの危機 第6章 世界の山の温暖化事情最前線 第7章 「登れない名山」伊吹山のシカと豪雨災害 第8章 ブナの森が消える日 第9章 溶ける富士山 第10章 登山道で環境を再生させる 第11章 なぜクマは山を降りるのか? 第12章 花が咲いても虫がいない? 狂わされた生物季節 -
ヤマケイ文庫 旅するタネたち 時空を超える植物の知恵
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 植物は動けないなんて大間違い。 新しい場所で命をつなぐタネたちの、驚くような旅の知恵を大公開! 旅するタネたちは、驚くほど巧みな道具や作戦をもっています。 風に乗るパラシュートや翼、水に浮くコルクに自動発射装置、さらにはかぎ爪や色仕掛けで動物をヒッチハイクしたり。 タネはときに、時間をも飛び越えて旅をします。 何年でも何十年でも休眠して事態の好転を待つのです。 この本では、ムクゲやジュズダマ、ジャノヒゲ、オナモミなど、32種類の身近な植物を取り上げ、それらのタネに秘められた子孫を残すための工夫、巧みな旅のしかたをご案内します。 ※本書は2008年5月に発刊されたNHK出版『身近な植物に発見! 種子たちの知恵』を再構成し、加筆修正のうえ、文庫化したものです。 ■内容 第1章 自然を利用するタネたち(ユリノキ、ボダイジュ、アオギリ ほか) 第2章 動物を利用するタネたち(ナンテン、カラスウリ、ジャノヒゲ ほか) 第3章 みずからタネを飛ばす植物たち(カタバミ、ゲンノショウコ、フジ ほか) -
ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記
嫌われ者の「ヤマビル」の研究に 愛をもって取り組む子どもたちが常識に挑む物語。 「好奇心が未知の扉を開ける衝撃が満載だ」 山極壽一先生激賞! 各地で増え続けているヤマビル。 山だけでなく里でも被害が増えています。 知らない間に血を吸う嫌われ者のヤマビル。 そんなヤマビルの生態研究に挑む小中学生がいます! その名も子どもヤマビル研究会。 彼らは、山でヤマビルの数を数え、 ときに自らの血を吸わせて育て、そして、解剖までするのです。 そんな彼らが解き明かしてきたヤマビルの生態の数々を紹介します。 そして、「ヤマビルはとてもかわいいいきものです」とまで言い切る、 いききとした子どもたちの感受性に驚嘆する1冊です。 -
改訂版 放射光ビームライン光学技術入門 ~はじめて放射光を使う利用者のために~
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 放射光の発生から,その光を使いやすく加工する要素技術を平易に解説します。初版や増補版で好評の「はじめて放射光を使う利用者」にわかりやすい記述と,具体的な数値例を含む140問の演習問題と解答に加え,240枚を超えるフルカラーの図表が読者の理解を助けます。全613ページのどの章からでも読み始められるように構成されています。 放射光は,物理,化学,生物,医学,薬学,農学,地球科学,考古学などと多彩な分野で活用されている明るく,指向性の高い「光」です。現在,国内に8箇所,世界中に25箇所の放射光施設が稼働しており,例えば国内のある施設では,年間のべ1万人を超える方々が利用に訪れます。本書では,放射光利用者なら誰もが知っておきたい基礎知識のうち,「ビームライン光学技術」を取り上げ,詳しく解説します。 本書は,利用者の視点から,放射光ビームラインのしくみを次の要素ごとに物理的・工学的基礎から紐解きます。光を作るしくみ(第2章),光を安全に取り出すしくみ(第3~4章),光のエネルギーを切り出すしくみ(第5~7章),光の形を整形するしくみ(第8~9章),光のさまざまな性質(偏光,コヒーレンス,位相,時間構造)を使うしくみ(第10~13章),光を操るしくみとその先端的応用例(第14章~16章)です。これらは利用者に有用な基礎知識に止まらず,関連装置の開発や販売に携わる方々や,あるいは異分野の技術者・研究者にとっても,ご自身の経験を活かせる場面を随所に見出していただけることでしょう。 昨今,進展の著しい位相回復,回折限界集光,非線形光学,光診断,大量データ処理等に関する書き下ろし解説が満載です。利用段階に入ったX線自由電子レーザーはもとより,これから登場する次世代光源の特徴やX線光学素子を理解する上で重要な理論的背景など,少し進んだ内容への入門解説も充実した全面改訂版です。 -
今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話
少子化は日本にとっては必要 地球温暖化よりも二酸化炭素の欠乏の方がより大きな問題 分別リサイクルは自然破壊の元凶 リサイクルによる国民の損失は年間10兆円 意味のない地球温暖化対策のために年間12兆円が使われている 日本政府は国民に1000兆円を返すべき 50歳以上の男性は、生物学的には生きる価値がない 人生は50歳を境に二つに分かれる AIは新しい未来の環境を開く 環境問題の第1人者、武田邦彦教授が、近未来の環境に関する真実と未来を語る。 地球温暖化、資源の枯渇、電力、リサイクル、医療、お金、家庭、男女、第二の人生、人口など、 私たちを取り巻くあらゆる環境の脅威と生き延びる知恵について、都市伝説ではなく、 データ分析を以ってウソを暴き、その真実を興味深く、そして、わかり易く紐解いていく。 第一章 環境の基礎:人口と温暖化 第一節 先進国の人口密度 第二節 生命とは何か 第三節 生命の誕生と温暖化 第四節 人間から見える資源 第二章 無駄な環境の税金 第一節 リサイクルを止めたら戻ってくる税金 第二節 温暖化対策を止めたら戻ってくる税金 第三章 無駄な医療の医療費 第一節 ライオン級の敵がいる時代の医療 第二節 医療の基準で病気になる? 第三節 体の環境の現状と改善 108 第四章 全体のお金の環境 第一節 対外資産と生活 第二節 政府の借金を段階的に国民に返す 第三節 企業の環境活動と内部留保 第五章 男女環境・家庭環境 第一節 兄弟の環境 第二節 親子の環境 第三節 男女と夫婦の生物学的な環境 第四節 夫婦の現実的な環境作り 第六章 寿命と環境 第一節 人生100年時代 第二節 第2の人生の環境問題 第三節 死ぬという環境 第七章 新しい環境の概念 第一節 無意味な環境問題 第二節 2つの人生で矛盾する環境問題 第三節 これからの環境問題 -
戦争と農業(インターナショナル新書)
農作業を効率的にしたい。その思いが二十世紀の農業技術を飛躍的に発展させ、同時に、その技術が戦争のあり方をも変えた。トラクターは戦車に、化学肥料は火薬になった。逆に毒ガスは平和利用の名のもと、農薬に転用される。本来人間の食を豊かにするはずのテクノロジーの発展が、現実には人々の争いを加速させ、飽食と飢餓が共存する世界をつくった。この不条理な状況を変えるために、わたしたちにできることを考える。 -
新編 裏山の博物誌
陣馬山麓・相模湖畔に居を移した都会育ちの山岳写真家が、裏山の自然に学び、遊ぶ十二カ月。1989年に刊行された名著を加筆・再編集(序文・串田孫一)。 緑に包まれたウラヤマに、ひっそりと息づく草や樹々、鳥や小さな虫たち―。 相模湖をめぐる風光を舞台に、身近にありながら気を留めることも少ない生き物たちのユニークな生態や四季の移ろいを、鋭い観察眼と繊細な感性で綴った文学の香り高い自然観察エッセイ。 目次 序 好奇心を踊らせるために 串田孫一 はじめに 自然こそアート 一月 去年今年 (一月の誘い 初日を浴びて/初雪/フクジュソウ/初富士/冬銀河/ななくさ/霜なぎ) 二月 春隣 (二月の誘い 早春の賦/ふきのとう/風花/ウメにウグイス/スギ林/セツブンソウ/ヒラタケ) 三月 春風駘蕩 (三月の誘い 光溢れる桃源郷へ/啓蟄/スミレ/春の風/かすみ/ビンタボ/ダンコウバイ) 四月 復活祭 (四月の誘い 珊瑚鏤む春の空へ/シュンラン/春愁/聖少女/ヒトリシズカ/ヤマウド/二つ折りの恋文) 五月 限りなく美しき (五月の誘い 新緑の山路へ/青葉若葉に陽の光/山菜讃/裏山人生/コイノボリ/ナガムシ/金と銀) 六月 梅時雨 (六月の誘い 梅雨の晴れ間に/梅雨茸/鳥歌い、花笑い/山賊手配/鳥たちの春/うのはなくたし/雨男) 七月 梅雨のあとさき (七月の誘い 木陰に涼をとりながら/去年の虫/白昼夢/百合の花咲く/雑木林/ホタル/吸血鬼) 八月 星夜 (八月の誘い 昼は花、夜は星の山歩き/おきゃん芸者と喪服の蝶/マツムシソウ/雲の峰/白樺/蝉時雨/シシウド) 九月 小さな秋 (九月の誘い 郷愁の歌を求めて/赤い花なら/あれ、マツムシが……/露/クモ/マタタビ/アカトンボ) 十月 秋闌けて (十月の誘い 豊穣の秋/お月見/森の妖精/山の幸/カヤト/風の伯爵夫人/樹雨) 十一月 冬支度 (十一月の誘い 燃える晩秋の風物詩/紅葉/枯尾花/冬支度/竜胆/第三世界/小春日和) 十二月 冬景色 (十二月の誘い 宴のあと/フユザクラ/マゴジャクシ/炭焼き/シモバシラ/風景採集/冬木立) あとがき 緑と水と生命と 新編のあとがき 「裏山」のその後 -
「建築」で日本を変える
グローバル経済に席巻され経済合理性ばかりを追及した東京などの都市の建築は、町並みを無機的で均質な風景に変えてしまった。そこでは、地域独自の歴史文化や自然とのつながりは失われている。著者は近代主義的な建築に限界を見出し、地方にこそ人と人をつなぐ、自然環境と調和した新たな建築の可能性があると考えている。岐阜県「みんなの森 ぎふメディアコスモス」や愛媛県「大三島プロジェクト」といった著者の最新の建築プロジェクトの紹介を通し、脱成長の時代の新たな建築のあり方を提案する。【目次】はじめに/第一章 都市を向いた建築の時代は終わった/第二章 近代主義思想を超えた建築は可能か/第三章 地方から発信する脱近代建築――岐阜「みんなの森 ぎふメディアコスモス」/第四章 建築の始原に立ち返る建築――愛媛「大三島を日本でいちばん住みたい島にする」プロジェクト/第五章 市民が考える市民のための建築――長野「信濃毎日新聞社松本本社」/第六章 歴史文化に根ざした建築――茨城「水戸市新たな市民会館(仮称)コンペティション」/第七章 みんなの建築/おわりに -
宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る
138億年前、宇宙が誕生して僅か一兆×一兆×一兆分の1秒後に発せられた光を捉えることができたとしたら……。著者が率いる宇宙背景放射、原始重力波の観測プロジェクトは、ビッグバン以前の宇宙を描き出すインフレーション理論を実証する壮大な計画である。宇宙開闢の謎を解き明かすべく、本書は「波」「空間」「スペクトル」など物理学の基礎から「Bモード偏光」など最新の概念までを分かりやすく説き起こす。理論研究者たちが解説する数式の世界では味わうことのできない、最先端実験のスリリングな魅力が明らかに! 【目次】まえがき/第一章 宇宙の「ルールブック」を求めて――素粒子実験から宇宙誕生の瞬間を撮る実験へ/第二章 ビッグバンとCMB/第三章 「空っぽ」の空間/第四章 インフレーション仮説/第五章 原始重力波とBモード偏光/第六章 ポーラーベアの挑戦/第七章 戦国時代のBモード観測――ライバルとの競争、そしてライトバード衛星へ/あとがき -
ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎
無限の広がりを持つ宇宙と、極小を描き出した素粒子の世界。両者が実は密接に関連する様子を明らかにした宇宙物理学にあって、ニュートリノは宇宙創生の謎を解く最も重要な役割を担っている。「身の回りにおびただしい数が存在しているのに、未だ捕まえることのできた数はごく僅かである」「飛んでいる間に次々と別のタイプに変化する」……数ある素粒子の中でも、異彩を放つニュートリノ。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊に続き、著者は研究を主導し「ニュートリノ振動」などの世界的難問を解決した。第一人者が、最新の素粒子物理学とそのスリリングな実験現場を、数式を使わずにわかりやすく解説する。【目次】プロローグ 宇宙の謎を解く素粒子ニュートリノの「魔力」/第一章 ニュートリノとは何か/第二章 「ニュートリノ天文学」の扉を開いたカミオカンデ実験/第三章 ニュートリノに質量はあるのか スーパーカミオカンデとカムランドの功績/第四章 素粒子の統一と宇宙誕生の謎/第五章 これからのニュートリノ研究/あとがき -
面白くて眠れなくなる進化論
なぜ、世界はこんなにたくさんの生物に満ちているのか? 本書は、ベストセラー『働かないアリに意義がある』の著者が、進化論の歴史、可能性と限界、そして新たな展開について語った、進化論の超入門書です。「遺伝子の正体とは?」「カブトエビの危機管理」など、生物の多様性と適応をめぐる進化論の知的冒険について、やさしく解説。謎と不思議に満ちた、生物進化のはなしが満載の1冊! 「生物の多様性の魅力について知ってみたい全ての方々、特に専門家ではない人たちに向けて本書は書かれています。進化って面白そうだけど難しくてよくわからない。そう思っている皆さん、進化論の冒険の旅におつきあいいただきたいと思います」(本書「はじめに」より) (主な項目)●神の御業を見よ ●生きている間変化し続ける生物たち ●ダーウィンの冒険とフィンチとゾウガメ ●なぜ労働しないアミメアリは滅びないのか? ●進化論も進化する――一神教と多神教 etc. -
量子コンピュータ 超並列計算のからくり
「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる? 莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ? まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
巨大地震はなぜ連鎖するのか 活断層と日本列島
2016年4月、熊本県及び九州一帯を襲った熊本地震は、地下にひそむ活断層がずれ動いたことで起きた。西南日本では、この年ほど内陸地震と火山活動が活発化しており、この状況は南海トラフ巨大地震までおさまらないと考えられる。日本列島に活断層が多い理由、列島が形成されたメカニズムをひもときながら、「プレートの交差点」に位置する日本列島の将来を専門家が易しく解説する。 今後の地震に備えて、知っておくべき基礎知識を多数掲載! ・ 熊本地震は想定内だった ・ 日本列島が過去に受けた古傷、それが活断層 ・ 活断層は日本国内で約2000見つかっている ・ プレートの沈み込みが内陸地震を引き起こす ・ 内陸地震の活発化が意味することとは? ・ 南海トラフ巨大地震の災害群にどう備えるか -
火山入門 日本誕生から破局噴火まで
日本人なら知っておきたい! 日本人は古来、火山の恩恵を享受するとともに、度重なる災害に脅かされてきた。列島誕生、地形形成、気候変動とのかかわりから、東日本大震災をはるかに超える被害をもたらす超巨大噴火の可能性まで。110もの活火山が存在する“火山列島・日本”に暮らすうえで知っておきたい「足もと」の驚異を、碩学が丁寧かつわかりやすく解説する。 [内容] 第1章 こうして火山が日本を作ってきた 第2章 日本を脅かしてきた噴火と火山災害 第3章 どんな大噴火がこれから日本を襲うのか 第4章 危ない火山は意外に近くにある 第5章 火山とともに生きていく -
スルメを見てイカがわかるか!
脳科学の大御所・養老孟司とクオリアのパイオニア・茂木健一郎がまじめに語った、脳・言葉・社会--。現代の見方が変わり、新しい常識が分かる、養老エッセイの決定版!! -
[新版]面白くて眠れなくなる元素
元素は現在、全部で118種類ありますが、天然にあるのは約90種類です。その約90種類の元素が、1億を超える地球上の物質や宇宙にある物質も含めて、さまざまな種類の物質を織りなしています。元素は結びつく相手や結びつき方を変えて膨大な物質(万物)をつくりあげているのです。本書は、天然にあるものとないもの計118種類、原子番号1「水素」から原子番号118「オガネソン」まで、すべての元素の世界を、身近で興味深い話題に結びつけながら、やさしく解き明かしています。学校で習った理科や化学が苦手だったとしても知的好奇心をもって元素の世界を知りたい人に、最適です。 ●太陽エネルギーの源は水素の核融合 ●天然塩(自然塩)のつくり方 ●鉛筆はなぜ「鉛の筆」というのか? ●タバコを吸うと被ばくする!? ●ローマ時代の水道管 など、というように、興味深い話が満載です。好評書籍の情報をアップデートして文庫化。読みだしたら止まらない一冊。 -
面白くて眠れなくなる解剖学
自分の体の中がどうなっているか、知りたくないですか? 本書は、TV「世界一受けたい授業」出演の人気の解剖学者が、人体の仕組みから謎までをやさしく解説。まるで人体解剖を疑似体験しているかのように感じられる1冊です。神秘とふしぎに満ちた体の中を覗いてみよう! ●人体を解剖するということ ●江戸時代の解剖事情 ●解剖学が西洋医学を変えた ●腹筋が割れるのはなぜ? ●心臓には骨組みがある ●あなたの肺は何色? ●人間のお尻はゴリラよりも立派 ●足に踵があるのはなぜ? ●眼球の周りには脂肪が詰まっている ●耳の中は複雑な迷路 etc. 「一般の人が人体を解剖することはできません。しかし、自分の体の中がどうなっているのか、ちょっと怖いけれど覗いてみたいと思いませんか。そんな皆さんに、人体解剖の様子をお教えしたいと思います。きっと体の不思議だけではなく、命の尊さを実感する貴重な探検になるのではないでしょうか」(本書「はじめに」より) -
西日本大震災に備えよ
「3.11が起こって、もう日本列島やプレートには地震を起こすエネルギーは残っていないのではないか」と思っている人がいるが、現実は正反対。3.11が引き金となり、大地変動の時代が始まったといえる。東北・関東沖で再度の大地震が起こる可能性があり、首都直下地震に至ってはいつ発生してもおかしくない。そして南海トラフ巨大地震による西日本大震災が、2040年までに確実に発生すると言わざるをえない。土地の隆起量の観測データが、そのことを如実に示している。さらに3.11以降、約100年ぶりに日本列島の活火山が活発化しており、懸念の対象には富士山も含まれている。今後日本人は、こうした大災害を迎え撃つため具体的な方策を立てなければならない。日本を代表する地球科学者が、日本人の生活や経済活動に決定的な変化をもたらす列島鳴動の情報を伝え、これからの生き方を考える。 -
なにが「脳」を壊していくのか
記憶を支配する海馬、運動を司る小脳など、脳のしくみや働きについては、一般的にもかなり知られるようになった。だが、記憶力を低下させ、判断力を奪う痴呆に見られる老化現象、人間を恐怖に陥れた狂牛病など、脳の働きを阻害するメカニズムについては、いまだ未解明な部分が少なくない。それでもやはり誰もが気になる、いわば、われわれの「脳を壊す」メカニズムの研究成果を話題の中心に、脳に関するさまざまな最新情報をやさしく解説してくれるのが本書だ。例えば、年をとるということは、脳における神経細胞が減少してしまう現象なのだという。とはいえ、神経細胞が減れば学習能力や記憶力が衰えてしまうかというと、そうではない。脳内で神経細胞どうしを結びつけているシナプスの数を増やせば、脳の老化を防ぐことになるからだ。そのためには、われわれは日頃からどのようなことに気をつければよいのか。人体最後の秘境に迫ったコラム集。 -
数学に秘められた無限の神話
イアン・スチュアートの有名な問題「無限の客室数をもつホテル、ヒルベルト・ホテル」──無限の客室数をもつホテルが満室になることがあるのか、あるとしてそれをどのように確認するのか、を皮切りに数学における「無限の神話」をあぶり出す。無限の視点から見ると、例えば、πを2で割り切れるのか、円錐を底面に平行な面で切ると2つの切り口は等しいのか等しくないのか、コンピューターに無限は扱えるのか等々、私たちが普段何の疑いも持たなかった数や図形が、それまでとは違ったものに見えてくる。そこには、著者のシステム・エンジニアならではの鋭い視点がある。巻末に数クイズ100問付き。 -
海洋資源大国めざす日本プロジェクト! 海底油田探査とメタンハイドレートの実力
日本は、長いあいだ「資源小国」を自認してきた。だが、状況は変わりつつある。それは、現在の石油埋蔵量1位の国がベネズエラであることからも見て取れるだろう。中東ではなく南米の国がもっとも石油を埋蔵している事実は、これまで取り出せなかった石油が取り出せるようになったことを示している。すべては技術の進歩。探査から採掘まで、資源開発の技術が格段に進化したのである。本書は、こうした技術が日本にも影響を与えている様子を記していく。これまで探し出せなかった海底深くに眠る石油を探せるようになり、島国日本は国をあげてのプロジェクトをいくつも進めているのだ。それは、石油だけでなく、天然ガス、そしてメタンハイドレートなどにも及ぶ。果たして、日本は資源大国になれるのか。 -
勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること
脳は、肉体を動かす司令部である。一流アスリートの驚異的パフォーマンスは、脳との絶妙な連携によって可能となる。アスリートたちの厳しい練習は、肉体だけでなく、脳を鍛えるプロセスなのだ。本書は、錦織圭をはじめとする超一流テニス選手の事例を中心に、運動=肉体と脳との具体的な関連を解き明かす。スポーツの現場で集めた証言と、神経行動学の最新の知見が結び合わされることで、脳と肉体をめぐる知られざるメカニズムが明らかになる。また、トラウマやイップスなど、いわゆる「メンタル」の問題にも新たな視点を提示する。【目次】はじめに/第1章 脳とは何か?――鍛えられ、変化し、強化される司令部/第2章 脳に生まれるプログラム――練習とモチベーション/第3章 脳が肉体を裏切る時――トラウマやイップスはいかに克服すべきか/第4章 世界を知覚する力――未来を知り、次の世代へ手渡すトーチ/おわりに/引用文献・参考文献 -
すべての疲労は脳が原因3<仕事編>
過労や長時間労働が問題となっている今、苦痛を伴わずに、脳を休息させながら仕事のパフォーマンスを上げる方法が求められている。疲労を防ぐ、脳の「トップダウン処理」、「メタ認知」という情報処理能力、「ワーキングメモリ」を生かして仕事の効率を上げる方法、人間関係のストレスへの具体的な対処法など、“疲れずに仕事をする方法”を丁寧に解説する。疲労のメカニズムを科学的に解説した第一弾、食事・睡眠・生活環境での疲労予防や解消法を具体的に示した第二弾につづく、『すべての疲労は脳が原因』シリーズの第三弾。 【目次】はじめに 脱脳疲労で仕事を効率化する/第一章 疲れない脳を作る/第二章 疲れない脳を作る鍵は「記憶」にあり/第三章 疲れを溜めない働き方を身につける/第四章 ビジネスシーンで脳疲労を予防する方法/第五章 職場で疲れない人間関係を築く/第六章 脳疲労とストレス・不調の深い関係/おわりに -
宇宙論と神
古来、宇宙とは人々が住む村の界隈のことであった。そこで語られる宇宙創成神話が彼らの宇宙観を形成し、やがて太陽や月、惑星などが織り成す秩序立った美しい世界が明らかになると、人間は天と神の存在を結びつけていく。そして望遠鏡の発明を機に、人々が認識できる宇宙は太陽系を越え、銀河宇宙へと広がっていった。天は幾層にも重なった構造を持つことが分かり、そこに鎮座する神は次々と居場所を変え、容易にその姿をつかませない。本書は、宇宙と神の関わりをひもとき、天文学の歴史の中で科学者たちが積み上げてきた宇宙論の変遷をたどる。【目次】はじめに/第一章 宇宙における神の存在/第二章 神ならざる神―神話の世界/第三章 神の啓示―中国、日本、インドの宇宙観/第四章 神に頼らない―古代ギリシャの宇宙観/第五章 神は複雑―アラビアの宇宙観/第六章 神の仕掛け―錬金術と自然魔術/第七章 神の居場所―天と地の交代/第八章 神の後退―無限宇宙の系譜/第九章 神を追いつめて―島宇宙という考え/第十章 神は唯一なのか? 多数なのか?―大論争/第十一章 神のお遊び―膨張する宇宙/第十二章 神の美的な姿―定常宇宙とビッグバン宇宙/第十三章 神の跳躍―インフレーション宇宙/第十四章 神はどこに?―わけがわからないものの導入/おわりに -
東海・東南海・南海 巨大連動地震
日本列島、そして環太平洋地域が地震活動期に入った今、いつ次の大災害が発生してもおかしくない。とりわけ、東海・東南海地震は今後数年~数十年のうちに襲来すると考えられており、さらにそれらが連動するケースでは、東日本大震災を凌駕する大惨事になると想定されている。本書は、関東、東海、近畿、四国、九州におよぶ広範な被害対象地域で発生する「最悪の事態」を、客観データをもとにリアルにシミュレーションし、「その日」への備えを喚起するものである。【目次】はじめに/第一章 東海・東南海・南海地震とは/第二章 日本水没の危機/第三章 来たるべき未来に向けて/おわりに -
挑戦する脳
日本を取り巻く困難はより深いものになっており、私たちは先の見えない日常を送っている。だが、このようなときにこそ、人間の脳が持つ「挑戦」の素晴らしい能力が生きてくる。脳はオープンエンドなシステムであり、試練に直面したときにこそ新たな力を発揮するのだ。私たちの日常の中に「挑戦」は偏在している。人間は誰もが、経験したことのない新たな世界と出合い、自分の存在を確立しようと奮闘して生きている。困難さを力に変えて生きるために、私たちはどうすればよいのか?さまざまな事象をもとに論じる、著者渾身の書。【目次】まえがき/1 暗闇の中を手探りで歩く/2 発見の文法/3 「挑戦」の普遍性/4 非典型的な脳/5 誰でも人とつながりたい/6 偶然を必然とする/7 盲目の天才ピアニスト/8 欠損は必ずしも欠損とならず/9 脳は転んでもただでは起きない/10 笑いが挑戦を支える/11 日本人の「挑戦する脳」/12 アンチからオルタナティヴへ/13 挑戦しない脳/14 死に臨む脳/15 臨死体験/16 自由と主体/17 「自由」の空気を作る方法/18 地震の後で/19 できない/20 リヴァイアサン -
世界を変えた暦の歴史
古代マヤ文明や古代オリエント文明では驚異的な天文知識があり、暦に関する仕掛けや工夫が多く存在した――そう聞くと、すごい! と感じてしまうほど現代は暦の常識から遠ざかっているが、暦によって農業の生産力を高められたし、暦を司るものは権力を確実にした。つまり、集団を統治するうえで重要なものだったのだ。それらが構築され、洗練されることで集団は「社会」へと発展していく。では、暦は社会とどのような関係があったのか。歴史的には古代に遡る。世界各国で影響を与えていたが、たとえば古代ギリシャでは、リュディア軍とメディア軍が、太陽が隠れたのを見て両軍はおののく。そして武器を捨てて和平に合意した。これは科学者タレスが日食を的中させ利用したものだった。暦が果たす役割を歴史学的にはあまり重要視されてこなかったが、本書では社会誕生のプロセスに焦点を当てて、暦の影響力を考察する。 -
となりのハト 身近な生きものの知られざる世界
ハトの世に知られていない豆知識がたくさんつまった、身近な生きものの世界を見る目が変わる一冊! 馬鹿っぽい、汚い、何考えているのかわからない……など、マイナスイメージも多く、時には害鳥として駆除もされる身近な鳥、ハト。 そんなハトには、知られざる驚きの能力と、人との深いつながりがあった。 オスもメスもお乳を出して子育てする、水を下をむいてごくごくと飲めるのはハトだけ、人類の最速の通信手段として活躍していた過去、世界中の権力者からペットとして愛されていた、日本や世界のユニークなハト、絶滅したハトのエピソードなど、思わず誰かに話したくなる秘密が満載。 知ってしまえば、もうハトのことを無視できなくなる? ■内容 第1章 ハトという鳥 第2章 日本のゆかいなハトたち 身近編 第3章 日本のゆかいなハトたち 遠方編 第4章 世界のハト、絶滅したハト 第5章 ハトはいつでも人のとなりに ■著者について 柴田 佳秀(しばた・よしひで) 1965年、東京生まれ。東京農業大学卒業。テレビディレクターとして北極やアフリカなどを取材。 「生きもの地球紀行」「地球ふしぎ大自然」などのNHKの自然番組を数多く制作する。 2005年からフリーランスとなり、書籍の執筆や監修、講演などをおこなっている。 主な著書・執筆に『講談社の動く図鑑MOVE鳥』(講談社)、『日本鳥類図譜』(山と溪谷社)、『カラスの常識』(子どもの未来社)などがある。 -
したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界
近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。この分野の国内第一人者である昆虫学者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見までを明らかにする。より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直す。受精、つまり「愛の成就」に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛行動への示唆にも富んだ、目からうろこが落ちる一冊。 【目次】はじめに/第1章 ドーパミンが生き方と求愛を決める/第2章 がんばるオス/第3章 オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?/第4章 そして「性的対立」が生じる/第5章 愛の最終決定権を握っているのはメスである/第6章 愛はタイミングで決まる/第7章 オスとメスの決別/終章 性的対立とは何か?/おわりに/参考文献 -
天文の世界史(インターナショナル新書)
西洋だけでなく、インド、中国、マヤなどの天文学にも迫った画期的な天文学通史。神話から最新の宇宙物理までを、時間・空間ともに壮大なスケールで描き出す。人類は古来、天からのメッセージを何とか解読しようと、天文現象を観察。天文学は、地域や文化の壁を越えて発達し、政治や宗教とも深く関わってきた。本書は、天体を横軸に、歴史を縦軸に構成。学者たちの情熱、宇宙に関する驚きの事実や楽しい逸話も織り込んでいる。 -
非線形科学
自然界の秩序は、どのように生み出されているのだろうか。すべてのものがエントロピーを生成し崩壊に向かう物理法則のなかで、どのように森羅万象が形づくられているのだろう? 自然にでき上がる模様などのパターン、自ずと同期するリズムや振動――実は、意思を感じざるを得ないような不思議な自然現象にも、複雑で手のつけようのなさそうな現象にも、明解な法則・能動因が潜んでいる。そして、非線形科学は、これまでの科学とは異なる視点から、その動的な機構を明らかにする。私たちに新たな自然観を与える非線形科学について、第一人者が分かりやすく解説した、知的好奇心を刺激する入門書。【目次】まえがき/プロローグ/第一章 崩壊と創造/第二章 力学的自然像/第三章 パターン形成/第四章 リズムと同期/第五章 カオスの世界/第六章 ゆらぐ自然/エピローグ -
科学の危機
かつて毒ガス兵器の開発者がノーベル賞を受賞した。その後も科学の軍事利用は止まるところを知らず、原子力、遺伝子ビジネスなど、研究はさらに未知の領域へと踏み込んでいく。本書は科学史と思想史を手がかりに、〈科学の古典的規範〉がいかに崩壊したかを明らかにする。さらに、専門家ではない人々が、科学の暴走に歯止めをかけるために必要な〈感覚〉について論じる。危機に瀕する科学に対し、どこに問題の本質があるのか核心を突く画期的論考。【目次】まえがき/第一章 科学の自覚/第二章 科学の変質/第三章 ある科学者の肖像/第四章 科学批判の諸相/第五章 科学の文化的批判に向けて/あとがき -
非線形科学 同期する世界
何万匹ものホタルが同時に明滅する、吊り橋を歩く集団の歩調が自然に揃って橋が大きくたわむ……これら驚くべき現象はすべて「同期(シンクロ)現象」によるものだ。同期現象は単に奇妙な現象というだけではない。心拍や体内時計といった生命維持活動にも関与し、最新ロボット制御システムの鍵を握るなど、実は我々の生命や社会を形作る上で欠かせない物理現象なのだ。しかし従来の科学の手法では解くことができず、「非線形科学」の最新研究によって明らかになったのだ。著者は同期現象を記述する「蔵本モデル」を編み出したこの分野の第一人者。本書は我々の身近に起こる同期現象を数式を使わずに解説しつつ、世界を支配する知られざる法則を解き明かす。【目次】はじめに 第一章 身辺に見る同期/第二章 集団同期/第三章 生理現象と同期/第四章 自立分散システムと同期/おわりに -
マンガ ダーウィン進化論入門
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間を創造したのは神か、それとも猿が人間の祖先なのか――。19世紀、西洋キリスト教世界の人々を仰天させた「進化論」の提唱者ダーウィン。22歳の青年ダーウィンを乗せた軍艦ビーグル号が世界一周の航海へ。ガラパゴス諸島での不思議な生物たちとの出会いは、若き生物学者に大いなる感動とインスピレーションを与えた。『種の起源』出版から約150年。今も欧米社会では、信仰か科学か百家争鳴は尽きない。大発見? 神の摂理への冒涜? 異端視された異才の苦悩と喜びの生涯をマンガで読み解く! -
大人のための高校化学復習帳 元素記号が好きになる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 化学反応はどうして起こる? 高校化学でここまでわかる! 身の回りの物質の性質や反応のしくみを知るのが化学。電池に電気が蓄えられるのはなぜ? 洗剤に「まぜるな危険」とあるのはなぜ? 使い捨てカイロはなぜ熱くなるの? そんな日常の不思議が高校化学で理解できてしまうのです! 役立ち感満点、大人だからこそ知っておきたい高校化学のエッセンスを、身近な現象を切り口に解説。学び直しに最適化した知的実用書! (ブルーバックス・2013年5月刊) -
大栗先生の超弦理論入門
【第30回講談社科学出版賞受賞作】ベストセラー『重力とは何か』の著者があなたの世界観を根底から覆します! 私たちは「どこ」に存在しているのか? 物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論によって、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く時空概念の「第三の革命」が始まった。現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」にはなぜ「ひも」が必要なのか? 「空間が九次元」とはどういうことか? 類のない平易な説明の先に待ち受ける「空間は幻想」という衝撃の結論! (ブルーバックス2013年8月刊) -
ヤマケイ新書 北方四島の動物たち 日露隣接地域の生態系とその保全
北方四島(択捉島・国後島・歯舞群島・色丹島)とオホーツク海を中心とする周辺海域に残る大自然をオールカラーの写真を交え紹介する。 同地域に生きるヒグマやラッコ、クジラ類などの野生動物たちの興味深い生態や現状、知床半島を中心とした北海道本島との動物たちの関りなどを7名の研究者が報告する。 ■内容 第1章 北方四島周辺の豊かな海 ―海洋環境と水産資源 第2章 国後島・捉島のヒグマ ―伝説の白いヒグマと知床半島との比較 第3章 陸の中小哺乳類、とくにコウモリについて ―地史を反映した日露隣接地域の哺乳類相 第4章 クジラ類とアザラシ類 ―流氷がはぐくむ豊かな海 第5章 トドとラッコ ―漁業との軋轢が懸念される海の哺乳類 第6章 オオワシとオジロワシ ―陸と海の生態系の豊かさの指標 第7章 北方四島のこれからを考える 流氷南限生態系の保全 -
ヤマケイ文庫 アゲハ蝶の白地図 知られざる怪蝶の謎を追う
「行く手には言語を絶する艱難辛苦が待ち受けているのであったが、同時にそれは私にとって七色に彩られた未知の世界でもあった。どうせ探検に困難はつきものだ。」(本文より) 会社員のかたわら大好きな蝶の生態を探るため、世界の未踏の地を訪れて調査・採集を行った稀代の研究者がいた。インドの山で遭難しかけて水牛のフンが浮いた泥水を飲む、イラクでスパイと疑われる、巨大な水たまりにいっせいに発生する魚・鳥・トンボの不思議、宝石箱のようなシジミチョウの産地でイラン人の怒号を浴びる、ラオスで生死をさまよった謎の疫病。 蝶の魔境・インド/ベンゲットの道・フィリピン/熱砂の国・イラク/エルブルツの高峰・イラン/雨と蛭と原生林・インド/蒼きブータンの山河・ブータン/朧気の地・中国/彩に満ちる島・スラウェシ/疫病満ちる半島・ラオス/遠い国・オーストラリア 空前絶後のフィールドワークエッセイ! 解説/仲野徹。 ■内容 第一章 蝶の魔境・インド 怪蝶テングアゲハのこと/熱心な英国人研究家/マハデオポカリにテングアゲハを見ず/ネパールから撤退/ダージリンへ/イスラエル兵士の話 第二章 ベンゲットの道・フィリピン ベンゲットの道/美しい新種の発見/日本軍の認識票 第三章 熱砂の国・イラク バスラへ/砂漠は死んでいる/花の北国/バグダッドの街角で/シロタイスアゲハを採る/イラク人の家/異形アゲハの谷/オオカミの出る責め苦に耐えて/ついに黄色い皇帝を採る/また起きた事故/みじめな敗退/宮殿にすむシロチョウ/砂漠のシロチョウに挑む/黄色い皇帝を手に/珍蝶チビマドタテハの幼虫を発見 第四章 エルブルツの高峰・イラン カスピ海から吹く風/ヒメクモマツマキチョウとの出会い/宝石箱のようなシジミチョウの産地/怒るイラン人 第五章 雨と蛭と原生林・インド 時間を味方として/蛭の絨毯/タイガーヒルの食物/ただ一頭のテングアゲハの雌を採る/人工産卵に挑む/テングアゲハ孵化の朝/成功を世界に打電 第六章 蒼きブータンの山河・ブータン ヒマラヤの貴婦人/夢の国ブータンへ/霧の湧く絶壁/シボリアゲハ全滅/依怙地な付き添い役人シャモ/ブータン賛歌/帰国、飼育成功 第七章 朧気の地・中国 春冷えの四川省/雲南航路/現代風シャングリラとヤクの味/蝶博士への贈物 第八章 彩に満ちる島・スラウェシ その島の蝶たち/悪天候で引き返す/墜落、火災、脱出/スパイ騒動/蝶の村、バンティムルング/少年モンキーの忠誠/天然水洗便所 第九章 疫病満ちる半島・ラオス 絶壁にすむジャコウアゲハ/トラの糞/不気味な国境地帯/疫病の夜/病気快癒/眼鏡を失う 第十章 遠い国・オーストラリア 意外に遠かったオーストラリア/ウスバジャコウアゲハの産地に直行/病をおして産地に進撃/賭けには勝ったが……/最後の二時間で勝機を掴む 第十一章 驟雨と老酒・シンガポール マレーコムラサキとの出会い/屋根のない夕食 解説 仲野徹 -
空飛ぶ微生物 気候を変え、進化をみちびく驚きの生命体
上空数万メートルを旅して、雲をつくり雨を降らせ、ときに宇宙まで飛び出す……? 驚きの生命体「大気微生物」の世界へようこそ! 人が吸いこむ微生物の数は、1日平均125万個にも達する。 目には見えないが、空気中には多くの微生物が飛び交っているのだ。 人類に最も身近な微生物である彼らは、我々の健康のみならず気候にすら影響を与え、 砂漠と海を繋いで物質循環にも貢献し、生命の起源と進化にも重要な役割を果たしてきた。 さらには宇宙に飛び出し、新たな惑星の生命誕生のきっかけになる可能性すらあるのだという。 いま、様々な研究分野で注目される「大気微生物」とは一体何者なのか? 「空飛ぶ微生物ハンター」の異名を持つ、研究の第一人者が徹底解説! 【本書の内容】 第1章 大気微生物とは何者か――もっとも身近な微生物の正体 第2章 大気微生物はどこから来てどこへ行くのか――砂漠・海・森からはじまる過酷な空の旅 第3章 気候を変える大気微生物――雲をつくって生息域を拡大する生存戦略 第4章 物質を循環させる大気微生物――砂漠と海をつなぐ配達人たち 第5章 人類と大気微生物――新型コロナから納豆菌まで 第6章 宇宙を旅する大気微生物――生命の起源と進化に果たした役割 -
電子を知れば科学がわかる 物質・量子・生命を司る小さな粒子
物理学の基本がよくわかる、入門的なまさに科学への入口ともいうべき一冊。 「電子」の発見から、その基本的な性質、量子力学からみた電子のありさまとそのふるまい、あらゆる化学反応の主役ともいうべき電子のはたらき、われわれの生活技術を支える、金属・半導体と電子、そしてヒトをふくむ生物の体の中でも活躍する電子など、世界に充ち満ちている「電子」の性質、その不思議なふるまい、ま支えている支えているその多岐にわたるはたらきを余すところなく解説していきます。 著者は、上智大学で「身近な物理」の講義を受け持ち、科学雑誌ニュートンの監修などでもおなじみの江馬一弘先生。難しいテーマもわかりやすく、面白く伝えてもらいます。 目次 プロローグ 電子はこの世界の主役 第1章 電子は自然界の「最小部品」 第2章 電子の謎の解明が「量子力学」を生んだ 第3章 電子が見せる量子力学的なふるまい 第4章 化学の主役としての電子 第5章 金属と絶縁体、そしてIT社会を支える半導体 第6章 生物の体の中でも電子が大活躍 エピローグ 電子の物理学とその未来 -
工作チャレンジまとめ読み! 1982~1986【合本】4冊セット
「無ければ自分で作ってしまえ」のDIY魂が結実したラジオライフの名物連載『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ』。その初期5年分をイッキ読み! 『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1982-1983』『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1984』『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1985』『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1986』の4冊がセットになったオトクな合本です。 《主な内容》 『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1982-1983』 ●電子コントロールアンテナ切替器 ●署活系h形アンテナ ●PLLシンセサイザユニット ●TTL・ICを使った水晶マーカー発信器 ●ニッカド電池専用充電器 などなど 『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1984』 ●微弱な署活波をガッチリとらえる360MHz帯用プリアンプ ●これは便利! 音で確認できる回路チェッカー ●簡単製作! 高性能! ワンチップFM受信 ●無線機をパソコンで制御する「パソ・コントロール」 ●警察無線用秘話解読装置をハンディ機に組み込み などなど 『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1985』 ●TH-21専用カセットケース型充電器 ●Pchの呼び出し音を検知! セルコールデコーダー ●PC-6001mkII用パソコンキーヤー ●エアーバンドから署活系まで! 広帯域AWXアンテナ ●ダイヤル回線にプッシュホンを接続「パルスダイヤラ」 などなど 『エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ CLASSICS 1986』 ●中国・ソ連の放送を視聴できるTVコンバータ ●ニッカド電池用充電器を自作する! ●輸出仕様IC-03Nにタッチトーンを組み込む ●エアーバンド用受信機R-537をワンポイント改造 ●パーソナル無線のATIS信号をPCで視覚化 などなど これらは『月刊ラジオライフ』(毎月25日発売)に掲載された記事を電子版として再編集したものであり、記述は掲載当時の情報にもとづいています。そのため、価格・仕様が変更されていたり、販売・サービスが終了していたりする場合があります。なお、各記事の初出は以下のとおりです。記事中で参照ページが指定されている場合は、各特集内のページ数に対応しております。 ・エレクトロニクス工作チャレンジシリーズ(1982年5月号~1986年12月号) 一部記事や画像の削除等、紙版とは異なる場合があります。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 本書はあくまで報道の見地から「事実」を掲載したものです。「事実」を実際に行い、万が一事故やトラブルに巻き込まれた場合でも、小社および筆者は一切の責任を負いかねます。本書に掲載された情報の取り扱いはすべて自己責任で行ってください。 -
水の惑星「地球」 46億年の大循環から地球をみる
太陽系の中でも、液体の水をたたえた惑星は、現在地球だけである。地球という惑星の進化は、水のはたらきを抜きにしては語ることができない。地球の大きな特徴である生命の存在も、「水」に支えられている。また、水は地球の表層だけではなく、プレートテクトニクスと共に、地球の内部に取り込まれ、地質学的なスケールで大循環している。しかも今後、6億年で、海の水はすべて地球内部に吸収され、海は消失してしまうという。本書では、地球の歴史を振り返りながら、「水」が地球の環境のなかで、どのような働きをしているのか? を見ていきながら、私たちにとっても欠かせない「水」を地球規模のスケールで解説していく。 主な内容 第1章 原始海の誕生海の誕生 第2章 地球上で生命を育む水 第3章 地球表層での海の役割 第4章 地球内部での水の循環 第5章 地球内部へと吸収される海 第6章 海が消える日 -
宇宙が見える数学 結び目と高次元――トポロジー入門
宇宙はどんな形をしているのか? <どんどん進むと「もといた場所」に戻る!> <大きさは有限。しかし境界はない。> 宇宙論や究極物質を探す最新物理学研究に用いられる数学「トポロジー:位相幾何学」。 超弦理論との関係がますます注目される「結び目理論」や4次元、5次元以上の「高次元の幾何学」を、掲載数約150点!の豊富な図とともに楽しく解説します。 4次元の世界は誰にでも見えるようになるし、今まで見えていた宇宙が違う形に見えてくる! 次のクイズを考えてください。 「地球から宇宙線で宇宙に出発します。方向をひとつ決めて、宇宙をどんどんまっすぐに進みます。どこにたどり着くのでしょうか?」 ・無限に遠くまで進むことができるのでしょうか? ・宇宙の端までたどり着いて終わりでしょうか? ・端の先には何があるのでしょうか? これから「数学」を道案内にしながら、皆様と一緒に宇宙に飛び出し、「宇宙の涯て」へと旅に出たいと思います! -
宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学
謎の「ナノヘルツ重力波」は、宇宙誕生の痕跡なのか!? 2023年、世界に衝撃を与えた国際研究チーム「ナノグラフ」の報告。 それはある重力波の存在を捉えたというものでした。 発見された重力波は、ナノヘルツ(ナノ=10のマイナス9乗)、つまり数年もの非常に長い周期の、超長波長の重力波でした。 この観測プロジェクトで使われた手法は「パルサー・タイミング法」というものです。 電波星ともいわれる「パルサー」から送られてくる電波を観測することで、宇宙の空間の歪みを検出するという手法が、この「パルサー・タイミング法」です。 では、このナノヘルツ(超長波長の)重力波はどこで生まれたのか? ・宇宙のはじまり、ビッグバンより前に起きたとされる「インフレーション」によって空間が引き延ばされたさいの痕跡「原始背景重力波」。 ・銀河の中心「活動銀河核」に存在する太陽質量の数万倍といわれる「超巨大なブラックホール」が合体した。 といった候補が考えられています。 これまで謎とされていた「宇宙のはじまりの姿」。 その痕跡を見ることが人類にとって現実のものとなりはじめました。 本書では、その背景にある宇宙論を、重力とは何か? アインシュタイン方程式とは? そして宇宙のはじまりはどのように考えられてるのか? ひとつずつ段階を踏みながら解説し、「ナノグラフ」によって行われた「パルサー」を用いた宇宙空間の精密観測「パルサータイミング法」と今後の観測計画。そして15年以上にもわたる「パルサー・タイミング・アレイ」による観測の結果から、この謎の超長波長の重力波「ナノヘルツ重力波」の正体に迫っていきます。 宇宙の誕生に迫る宇宙論と観測の最前線をていねいに解説します! 序章 ナノヘルツ重力波の衝撃 謎の重力波とパルサー・タイミング・アレイ 1章 重力とはなにか……空間そして時間の歪み コラムメジャーリーグ投手の放つ重力波 2章 重力波望遠鏡……宇宙を見る新しい目 3章 連星パルサーの謎……電波天文学と中性子星 コラム 重力波に縦波成分は存在するのか? 4章 宇宙誕生の痕跡とは……インフレーション理論と原始背景重力波 5章 巨大ブラックホールの謎……宇宙の歴史を探る コラム 「特異点定理」の数理 6章 超波長重力波を捉えるには……パルサータイミング法と宇宙の謎 7章 もう一つの重力波観測……位置天文学で見える宇宙 8章 宇宙のはじまりを見る……超長波重力波の正体と未来の宇宙観測 -
植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま
知っているようで実は知らないことだらけ。 植物にまつわる60のナゾに、専門家集団が最新の研究成果をもとに徹底回答! ・ダイコンの辛さが場所によって違うのはなぜか? ・吉田兼好の『徒然草』に出てくる落葉の描写は正しいのか? ・葉の縁のギザギザにはどんな役割があるのか? ・植物細胞で世界最大のものはなにか? ・樹木の根がアスファルトを持ち上げられるのはなぜか? ・大気中の二酸化炭素濃度の上昇は、植物にどんな影響を及ぼすのか? 日本植物生理学会のWEBサイト(https://jspp.org/)の人気コンテンツ「植物Q&A」には日々様々な植物にまつわる質問が寄せられ、植物科学の研究者がボランティアで回答しています。 本書では小学生から大学院生、趣味で植物を育てるひとから植物に関わる職業のひとまで、幅広い人からこれまでに寄せられた3000を超える質問とその回答の中から60問を厳選。 植物に興味がある大人の方はもちろん、小中学生の自由研究のテーマ探しにもピッタリです。 ※本書には2007年刊行の『これでナットク! 植物の謎』および2013年刊行の『これでナットク! 植物の謎 Part2』の内容も一部抜粋、改訂のうえ盛り込みました。 -
免疫「超」入門 「がん」「老化」「脳」のカギも握る、すごいシステム
パンデミックによって感染症や免疫に関する情報を目にすることが多くなり、私たちの知識も増えたように見える。ただ、そこで出てきた情報は、曖昧なものや誤った情報、感情的なものなどもあり、玉石混淆ともいえる。本書ではあらためて、ウイルスなどの病原体がどのように感染を起こし、免疫がどのように働くのか、その複雑なしくみを、基本から正しくわかりやすく解説する。 また、身体を守るための免疫が、アレルギーの原因となるなど、ときには自分に攻撃的にもなるメカニズムについて解説。免疫が低い場合についてはもちろん、過剰な場合の脅威にも触れる。後半では、さまざまな病気との関連、特にがんとの関係について、期待される免疫療法を軸に展開する。 さらに、免疫は、老化と脳にも深く関わっているという研究が進んでおり、今後の医療への応用も期待できる。認知症や脳梗塞などを、免疫という視点からひもといていく。 -
大量絶滅はなぜ起きるのか 生命を脅かす地球の異変
2億150万年前(三畳紀末期)の地球で、陸も海も関係なく、80%もの生物種が一斉に消えた。世界中の地層に記録されたその大事件を「三畳紀末大量絶滅」という。このとき、いったい何が起きたのか? 気鋭の地質学者が、まったく新しい「絶滅論」を提唱する。 【おもな内容】 プロローグ 大地 1980年代、ヨーロッパやアメリカから鳥たちの異変の報告が相次いだ。殻が不完全な卵の産卵率はなぜ急上昇したのか? その原因は大地の変化にあった。 第1章 異変 ニューカレドニアには、三畳紀末の海で形成された地層がある。三畳紀末に起きた異変の謎を解く、最初の手がかりだ。生物が小型化し、絶滅した世界「スモールワールド」が見えてきた。 第2章 混沌 ロッキー山脈の東端、ブラックベアリッジという丘陵地にも三畳紀の海の地層がある。そこでは、海退、酸性化、無酸素化という多様な環境変化の記録が見つかった。この混沌の中に大量絶滅の原因が隠されているのだろうか? 第3章 犯人 三畳紀末のさまざまな環境変化を引き起こした有力な容疑者は、巨大隕石と史上最大規模の火成活動。広範囲で見つかる海底地滑りの証拠は、犯人特定につながるか? 第4章 指紋 世界中の地層を対比するには、時間の物差しが必要だ。その目盛りとして、炭素同位体比という「元素の指紋」が使える。海洋の異変、生物の小型化と絶滅、そして地層から見つかった3つの目盛りはどのような順で並ぶのか? 第5章 連鎖 三畳紀末大量絶滅を説明する美しい理論が発表された。それは、二酸化炭素が形を変えながら大気・大地・海洋を変化させていく「連鎖モデル」だ。謎はすべて解けた……のか? 第6章 疑惑 オーストリア・タトラ山脈で見られる三畳紀末の地層には、生命活動の豊かな海と突発的絶滅が記録されていた。連鎖モデルへの疑惑が湧く。二酸化炭素のリレーでは「遅すぎる」! 第7章 消失 化石に記録された三畳紀の海水温が、驚くべき温暖化を示した。温暖化は生物の小型化をもたらしうる。さらに、2つの新しい異変が見つかる。海で生物が小型化したとき、陸地では森と土壌が消失していた。 第8章 限界 どれだけ暑く、湿度が高ければ、生き物は死にはじめるのか? スモールワールドは、極端な温暖化が生命の限界を超えた世界だったのかもしれない。 第9章 境界 現在の地球では、「第六の大量絶滅」が進行中だという。それは本当なのか。環境変化がどの境界を越えると、大量絶滅が起きるのだろうか。 エピローグ 深海 岐阜県の木曽川沿いには、三畳紀末の深海で形成された地層がある。そこで見つかる化石は、何かがおかしい。新たな謎が立ち上がる。 -
計算力を強くする 完全版 視点を変えれば、解き方が「見える」
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本書は2005年8月に小社より刊行した『計算力を強くする』と、2006年12月に刊行した『計算力を強くする part2』の内容を厳選・再編集の上、新たなトピックを一部加えたものです】 難しい計算問題も、「視点」を変えれば解き方が見え、頭の中でスラスラ解ける! 日常生活から人生大一番の受験、はたまた商談などのビジネスシーンまで、他と差をつける「計算力」を手に入れよう。的確な判断力や先を読む力も身につくベストセラー「計算力を強くする」シリーズの完全版! 第1章 かけ算は計算力の基本 第2章 足し算はかけ算の応用 第3章 損得勘定も計算力のうち 第4章 先を読むための計算力 第5章 計算間違いをなくす 計算力を身につける25のコツと多数の問題を掲載! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在
宇宙に「命の星」はいくつあるか? 宇宙物理学者が、この宇宙における「生命の発生確率」を真剣に考えると――。 これまでも生命の発生については、「ミラーの実験」や「ドレイクの式」など、さまざまにそのアプローチが提唱されてきました。 それではビッグバン理論、インフレーション理論などの最先端の宇宙論・物理学をもとに、RNAの合成、生命活動のはじまり、それらの発生頻度をあてはめたとき、我々の知る138億年の宇宙には、地球以外にも生命は存在するのでしょうか? 2023年4月17日、木星氷衛星探査計画 ガニメデ周回衛星「JUICE」が打ち上げられました。 日進月歩で進展していく宇宙探査・理論をもとに考える「生命」とはなにか? 本作のもとになるものは、2021年、2023年に同著者より発表され、世界的にも大きな話題となった論文です。 なぜ、われわれは存在するのか? われわれは孤独なのか?――その究極の問いに迫る! -
からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界
「からだの錯覚」を通して人の身体や脳の実態に迫る、認知科学研究者である著者が、からだに起こる不思議な現象を徹底解説します。「自分」という、もっとも身近にありながら、つかみどころのないもののイメージが、脳や五感などによってどんなしくみで作られているのかが語られていくと共に、錯覚を感じるさまざまな方法も紹介。読者も簡単な方法で、不思議な錯覚の世界を体験をできるかもしれません。 自分が感覚としてとらえている自分の体と、実際の体が乖離していることを感じたりすることは、誰にでもあること。また、ケガで体の一部を失ったときにないはずの部分に痛みを感じたり、拒食症の人が実際にはやせているのに自分は太っていると感じていたり――そんな例も聞いたことがあると思います。それ以外でも身近にあまり意識しないところで、ちょっとした錯覚を感じることは、実は多いのです。乗り物酔いも、金縛りも、自分の感覚と意識の不一致のようなことから起こる錯覚の視点から説明できます。こういったことがどうして起こるのか、その謎に迫ってみると、生きるために必要な脳の働きなどが見えてくるのです。心と体が離れる「幽体離脱」も科学的に説明できる現象です。オカルトではなく誰しもリラックスしたりするときに起こることがあり、ここでも脳と体に備わったくみが関係しています。 そのような事例を紹介しながらからだに起こる不思議を解説していく1冊。読み進めると、自分が「錯覚」の産物であるように思えてくるのではないでしょうか。身体とはなにか、感覚とはなにか、自分とはなにか、についてふだんとは違った見方で考えるきっかけに。 序章 錯覚体験 第1章 「からだ」とはなにか~自分として感じられる身体と物体としての身体 身体と触覚がバラバラ/身体の感覚とはなにか/自分の「からだ」はどこまでか ほか 第2章 目で見る視覚と頭の中にある視覚――目を閉じることで広がる「からだ」の感じ方 錯覚しやすいかどうか、試すならこの2つの方法/触覚だけで「自分の身体を見つける」!? ほか 第3章 弾力のある身体――空想の世界にも想像しやすいものとそうでないものがある アバターを自分の身体のように感じる錯覚/腕や脚が伸び縮みするVR錯覚 ほか 第4章 からだの錯覚は思い込みと何が違うのか――錯覚が生まれる、その時脳は…… 第5章 「身体」なのか「モノ」なのかーー自分のような自分じゃないような「きもちわるさ」の由来 外傷のない痛み/スライムハンドの衝撃 ほか 第6章 幽体離脱を科学する――不思議な現象が導く、さまざまな可能性 多角的な視点からイメージできる人は、幽体離脱が起こりやすい/リセットされる夢、リセットされない幽体離脱/とりかえしのつかない遊び ほか -
宇宙検閲官仮説 「裸の特異点」は隠されるか
すべての物理法則が破綻する「特異点」は、ふつうの宇宙であれば必ず発生する。物理学者にとってショッキングな この事実を証明したのが、ロジャー・ペンローズの「特異点定理」だった。 しかし彼は、一方ではこんな「仮説」も提唱したーー本当に厄介な「裸の特異点」は、宇宙検閲官がブラックホール で覆い隠してくれている、だからきっと大丈夫だ! はたしてこの仮説は、定理となりうるのか、それとも願望にすぎないのか? 物理学の存亡をかけた検証が始まった! 2020年ノーベル物理学賞の対象となった「特異点定理」を一般書で初めて解説し、一般相対性理論はみずから破綻する「宿命」であることを示しながら、宇宙検閲官仮説が本当に成立するか否かをスリリングに検証! そこからは、宇宙創成の謎解きにつながる数々の最先端の理論も「副産物」として生まれてくる! 映画『インターステラー』に描かれたブラックホールと特異点のリアルな姿がここにあります。 (本書の内容) 第1章 一般相対性理論とは 第2章 アインシュタイン方程式の解 第3章 特異点定理 第4章 宇宙検閲官仮説 第5章 特異点定理と宇宙検閲官仮説の副産物