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Posted by ブクログ
アインシュタインが1905年に、特殊相対性理論を世界に初めて発表した第一論文『運動している物体の電気力学について(独: Zur Elektrodynamik bewegter Körper)』の翻訳と、その解説が文庫本になったものです。
正直、この本で相対論を勉強するのは難しいです。相対性理論を理解するためだけならもっといい本が世の中に沢山あります。だけど、原論文が文庫サイズで読めるの感動しますよね。
自分が教鞭をとる講座では、「せっかく理系学科を卒業するなら、この文庫本をぜひ読めるようになって卒業してください」と伝えて、学生に薦めています。
Posted by ブクログ
「相対性理論」というと言葉だけが先行し、なんだかよくわからないなあ、という感想を抱いていたのですが、現代人の教養として、原典は抑えておこうと思い、読んでみました。 B解説→本文(時々、A補注)という流れで読みました。 たぶん、本書はこの流れで読むのが正しい順序だと思います。 19世紀末~相対性理論登場までのあいだ、物理学界における大いなる矛盾の源だった「光速の不変性」を、 逆に原理として定式化し、それを基準に時間と空間を考えれば矛盾が発生しないじゃない!?という大胆な発想をしています。 この大胆すぎる発想は、正直おどろくべきものがあります。 #たぶん、私が20世紀初頭に生きていて、いきなりそれを聞いたら、 「またすごいトンデモが現れたもんだ・・・」 と思ったと思います。 そんな、一種トンデモみたいな発想が、実際に観測値、実験値に適合しているというのだから、すごいものです。 一般教養レベルとして相対性理論を知りたいなら本書一冊でいいような気がします。なんといっても薄くて、安いし。 ただし、大学教養レベルの数学・物理が前提知識となると思います。。
Posted by ブクログ
Zur Elektrodynamik bewegter Körper
(動いている物体の電気力学)
アインシュタインの第一論文。特殊相対性理論の内容。学術論文を一種の芸術として捉えるとは筆者もなかなかセンスが良い。
色々な前提のもと、ある座標系の早さvが光速cに近づく時、異なる座標系(観測者)から見た場合、空間は収縮し時間の経過は遅くなるという。その関係式であるローレンツ変換の公式の導出が披露されている。エネルギーと質量の関係式(E=mc^2)や一般相対性理論は後の論文に記されているよう。
片手で読める文庫のはずがもう一方の手には紙とペンが必要になるとは。でも後半では解説もあるので実際には不要か。
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