あらすじ
時空概念を一変させたアインシュタインの相対性理論。その考え方の基本はすべて、最初の論文「動いている物体の電気力学」に述べられている。この論文の邦訳に加え、一般読者の理解のために、原論文の論旨展開を忠実・平易に再現した解説をほどこした。アインシュタインが創出した思考過程にそって相対論が理解できる得難い一冊。
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Posted by ブクログ
アインシュタインが1905年に、特殊相対性理論を世界に初めて発表した第一論文『運動している物体の電気力学について(独: Zur Elektrodynamik bewegter Körper)』の翻訳と、その解説が文庫本になったものです。
正直、この本で相対論を勉強するのは難しいです。相対性理論を理解するためだけならもっといい本が世の中に沢山あります。だけど、原論文が文庫サイズで読めるの感動しますよね。
自分が教鞭をとる講座では、「せっかく理系学科を卒業するなら、この文庫本をぜひ読めるようになって卒業してください」と伝えて、学生に薦めています。
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アインシュタインが1905年に発表した特殊相対性理論の原論文が収録されている一冊。(原論文以外に訳者による解説も載っています)
アインシュタインの論文のタイトルは、「運動している物体の電気力学」といいます。
正直言って、一般の方が読んで面白いものではありません。なにしろ『論文』ですから。
しかしながら、アインシュタインの自著ですから、感慨深いですよ。アインシュタイン、26歳の時の著作です。それを思えば、凄いの一言。
Posted by ブクログ
アインシュタインの第一論文の翻訳と、その解説(論文を解読したものとも言える)です。うーん、そうはいっても、やはり難しいですね、これを理解するのは。
ただ、この論文が文庫サイズで読めるという点が感動です。
Posted by ブクログ
「相対性理論」というと言葉だけが先行し、なんだかよくわからないなあ、という感想を抱いていたのですが、現代人の教養として、原典は抑えておこうと思い、読んでみました。 B解説→本文(時々、A補注)という流れで読みました。 たぶん、本書はこの流れで読むのが正しい順序だと思います。 19世紀末~相対性理論登場までのあいだ、物理学界における大いなる矛盾の源だった「光速の不変性」を、 逆に原理として定式化し、それを基準に時間と空間を考えれば矛盾が発生しないじゃない!?という大胆な発想をしています。 この大胆すぎる発想は、正直おどろくべきものがあります。 #たぶん、私が20世紀初頭に生きていて、いきなりそれを聞いたら、 「またすごいトンデモが現れたもんだ・・・」 と思ったと思います。 そんな、一種トンデモみたいな発想が、実際に観測値、実験値に適合しているというのだから、すごいものです。 一般教養レベルとして相対性理論を知りたいなら本書一冊でいいような気がします。なんといっても薄くて、安いし。 ただし、大学教養レベルの数学・物理が前提知識となると思います。。
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相対性理論を知り直すきっかけとして、やはりアインシュタイン本人の言葉を聞いて見たかった。僅かなページであるが新しい理論をこれほど簡潔にまとめ上げる彼はやはり尊大。ってアインシュタインへのレビューですが。
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相対性理論が重要な点は、今までの時間を例外の別次元としてとらえてきたニュートン力学体系の崩壊にある。ニュートン力学上では、時間は絶対的なもので変化させることができない。世の中の次元数が、3次元+1次元であったのだ。それが、時間も相対的なもので、物質の性質によって変化しうるのだ、という点が明らかになったことだ。カントのように、ニュートン力学に縛られた哲学の人間は21世紀の今でも非常に多い。本自体は、数式も難しくなく(高校レベル)、読みやすい。薄いし。非常に良い本!
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一般相対性理論を理解しようと思ったが、すごく難しかった。。
GPSに応用されていたり、タイムマシーンを創れたりも出来る(過去も行けるらしい)という点を知って少しだけ前進。
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後半の解説だけ終った。解説は高校程度の数学で計算できると書いてあるが、計算だけなら中学程度のものしか使っていない。でもミンコフスキーの時空みたいのを思い描くのがまだまだ苦手だ。前半の論文部分は力学だけなら分かるけど電磁気がさっぱり。賢くなってから再チャレンジを期す。
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全然この本のレビューじゃありません、アインシュタイン先生ありがとうございました。
相対性理論の前身バンド、通行方向別進行区分のレビュー。
相対性理論もそうだけれど、歌詞センス・作曲センスがすごい。こんなバンド出来たらすごい楽しそう。
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「日本への原爆投下を後押ししたのはアインシュタイン!?」
アインシュタインの生涯を書いた一冊。
どんな生涯を送り、その時代背景、彼がどんな人物、どんな功績を上げたかが細かく書かれている。
アインシュタインを知りたいならこれ一冊でOK。
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相対性理論
(和書)2009年10月07日 19:43
1988 岩波書店 アインシュタイン, 内山 龍雄
基本的なことが良く解らなかった。エーテルが何故必要なくなったのかが理解できなかった。他の本を読んでもうちょっと勉強します。
「物理学はいかに創られたか―初期の観念から相対性理論及び量子論への思想の発展 (下巻)」を読む前に参考になればいいなって思いました。こっちの方が説明が親切で分かり易そうです。
Posted by ブクログ
もう少し理解できるつもりで読んだのだが、難しかった。
物理を学んでいた時期に既に出版されていたので、その頃に読んでいればもう少し理解できたかもしれない。
内容は難しかったが、当時の物理学を再構築した思考の飛躍と、それを理論にまとめ上げたことの素晴らしさはわかった。
E=mc²の書かれた論文も出版して欲しい。
Posted by ブクログ
アインシュタインの言葉で書かれた論文。
アインシュタイン自身の思考過程をたどることができるとのこと。
しかし、理系の自分にも難しかった。
ノートに数式を書きながら再読してみる。
なお、内山龍雄教授の名訳と解説にも感動。
本来は他人の翻訳など望まない日本の天才教授がエゴを抑え全力を尽くしてくれたことが分かる。
薄い本だがアインシュタイン氏、内山龍雄氏両氏による素晴らしい名著となった。
Posted by ブクログ
この相対性理論の本にm=E/c^c2がかかれてあったと勘違いしていた。この次の論文であった。ということは皆この論文を読んでいるのであろうか?
前書きでアインシュタインの論文は特殊な用語を使わずに誰でもわかるように書いているとあるが、それほどやさしいものであろうか。
Posted by ブクログ
相対性理論の導出過程が良くわかった。実は結構シンプルな過程の積み重ねだから、無理なく読めた。が、理系の大学生でないとやっぱり数式等は理解しがたいのではないか。
光速度は任意の観測者に対して常に不変であるという大前提が結構大事。
Posted by ブクログ
大学院でのレポート資料として。
相対性理論をわかりやすく説明している、ということだったが理系大学生以上じゃなければ理解は難しいと思う。もっとわかりやすい物はたくさんあるのでそちらの方がお勧め。
Posted by ブクログ
「光の速度は超えられない」をスタート地点にしていますが、何故光の速度は超えられないのか。
そりゃ光を用いて物体の速度を測ってたら、光の速度を超えられないだろと思いました。
双子のパラドックスとか、古典になりましたね。