宇佐美誠の作品一覧
「宇佐美誠」の「気候崩壊 次世代とともに考える」「法哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇佐美誠」の「気候崩壊 次世代とともに考える」「法哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
作品紹介文で冒頭から「『気候崩壊』は防げるか?」と書かれているところから、誤解が生じないかと心配になった。
なぜなら、現代の人類の知見では、気候崩壊に関する抜本的な防止策または解決策を残念ながら導き出せないところに、この問題の難しさがあるからだ。ストレートに言えば現時点では誰もが“お手上げ”なのだ。
だから現状において防止策または解決策を探すことを優先順位の筆頭にしてしまうと、迷路におちいって時間だけが無駄に過ぎてしまうし、楽観論、気候変動否定論や無関心層に対して自分たちに都合のいい安心材料を与えてしまう。
著者はそれがわかっているので、「次世代とともに考える」とサブタイトルを付けている。
Posted by ブクログ
【全体的にわかりやすいです。CP最高】
多様な学説を多く提示して多角的に考えられるように配慮されています。気になった論者については次の本、というようにスムーズに進めそうです。
「法となにか」と「法とは何であるべきか」という区別でまとめられているので、論点が理解し易い。
前半は、論点整理が秀逸で、これ以上ないくらいの要約ではないでしょうか。欲を言えば、正義の章をもう少し多角的にしてほしかったですね。
後半は、自然法論と実証主義の対比が秀逸です。そこからその後の展開を関連付けるので、全体像が把握し易いのは助かります。ただ、遵法義務と批判理論については紙面が足りていない印象を受けたので、別の本に進み
Posted by ブクログ
大学で学ぶ「法哲学」の教科書の一つ。
法哲学は、法の根幹を問う学問であるがゆえに、面白い部分もたくさんあるのですが、似て非なる概念や高度な概念、目新しい概念がたくさんあるため、一読ですべてを理解するのは、なかなか難しいです。
ときには、屁理屈としか思えないような主張や議論についていく必要があり、ちょっとしんどい(面倒くさい)部分もあります。
ただ、法哲学を学ぶことは、法や政治、社会に対する新たな視点を獲得する上で、とても役立つと思いました。
また、個人的には、生命科学に関する知識をある程度持っていると、法哲学の学びは、より深い(味わい深い)ものになると感じました。