エッセイ作品一覧

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  • HANAと暮らす-愛犬がくれた団塊夫婦のアクティブな毎日-
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 団塊世代の夫婦に加わったラブラドール・レトリバー。犬を飼うのではなく、犬とともに暮らす日常へ。思いもかけない活動的な日々への変化を、軽妙な筆致でつづるフォトエッセー。
  • 記憶の引きだし
    -
    【第10回日本自費出版文化賞第一次選考突破作品】記憶には哀愁が伴う。「十八人目の熟女」や「あかずのノート」は涙なくしては読めない。この随筆集は愛妻に捧げる鎮魂歌。

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  • わが切抜帖より 昔の東京
    -
    新聞・雑誌などの記事や文章の切抜き、それらへの感想、ささやかな集積が、やがて永井龍男の美学と結びつき、精妙な確かなある空間と人生を静かに形成して行く。読売文学賞受賞の「わが切抜帖より」と、著者がかぎりなく愛する“昔の”東京にかかわる随筆群を併せて収録する、“昔の”東京の“背骨”と呼ぶべき1巻。
  • 世界平和はナマコとともに
    4.3
    “歌う生物学者”こと本川先生の待望のエッセイ集、第3弾! 「ゾウの時間ネズミの時間」だけじゃなく、「ヒトの時間」も「ナマコの時間」も、 生きものにはみな違う時間が流れている。目もなく心臓も脳ももたず、まるでお菓子の家に住んでいるようなナマコと、毎日虫かご並みの通勤電車にゆられてせかせか生きるヒト。 生きものにとっての本当の“しあわせ”とはなにか。ナマコを見つめて30年の著者が現代社会の大問題を生物学の立場から考えたエッセイ集。
  • おまけの人生
    3.3
    たった一度の生を、 丁寧に悔いなく生きるには―― スピード至上主義の始原をニュートンに遡り、 善く生きるヒントを『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』に探る。 現代社会を生物学の視点から縦横無尽に斬る、 『ゾウの時間 ネズミの時間』著者が贈る待望のエッセイ集!
  • 巡礼
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聖パウロの足跡を訪ねて私は旅に出た。老いて海外聖地巡礼を始めたキリスト教徒の記録。一行が伝道のために歩いた同じ天空を眺めながら、地の果てまでの旅に思いをはせ、イエス・キリストと聖パウロの捨て身の愛を感じ涙した。
  • 口福無限
    4.0
    「人間共通の口福に対する貪欲がなくならない限り、食愛による発明は無限に続くだろう。そして大きく展けるだろう。」梔子や薔薇や牡丹の二杯酢<花肴>、胡麻油粥に金木犀の花びらをふりかけた<心平粥>、鶏卵の黄身の味噌漬け<満月>、海老のしっぽや魚の骨へのこだわり……。酒と美味を愛した昭和の大詩人・草野心平が、生活の折々に親しみ味わった珍味美肴の数々を詩情で掬って綴る、滋味溢れるエッセイ集。
  • もぐら随筆
    4.0
    小田原の生家の物置小屋で、陋巷の隠者としてもぐらのように暮らしながらも大切に守り通した文学への情念の炎。抹香町の私娼窟へ通い、彼女達に馴染み、哀歓を共にし、白昼の光りには見えない底辺に生きる人間の真実を綴った。60歳にして得た若い妻との生活への純真な喜びが溢れる紀行随筆。宇野浩二、中山義秀、水上勉ら師友をめぐる思い出の記。川崎文学晩年の達成を予感させる好随筆集。
  • ソロモンの歌 一本の木
    4.0
    戦後日本の音楽批評をリードしてきた吉田秀和は、青春期に吉田一穂に私淑、中原中也との交遊や小林秀雄の影響を通してポエジーの精髄に触れた。音楽はもとより、文学や美術を論じた著作によって、豊饒なる批評精神を構築してきた著者が、幼児期から詩との出会いまでを綴り、その批評の原点を明かす表題作をはじめ珠玉の随想12篇を収録。巻末の荷風論は、日本近代の宿命を巡る鋭い洞察に満ちた文明論である。
  • 突然、9歳の息子ができました。 42歳、バツ3、自己破産男の気ままな育児術
    -
    4度目の結婚相手には9歳の息子がいた。マンガ家・倉田真由美と再婚し、露呈した“600人斬り”の過去、週刊誌でスッパ抜かれた前妻との離婚裁判、そして、追い打ちをかけた自己破産…。フツーじゃない環境の中で、フツーじゃない育児を綴った、「日本一まま父らしからぬ男」による、“がんばらない”子育てエッセイ。

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  • 窓をあければ
    -
    恋、メイク、買い物にお酒や食事……女性がもつはずのあらゆるものに興味を失ってしまった。物に対しても、他人に対しても、さらに自分の生き方にも、めっきり色気もなくなった。何ものにもとらわれない心の軽快さをかみしめている今日この頃……。この心境の変化っていったい……?人気恋愛小説家の傑作ユーモア・エッセイ。
  • 陽だまりの午後
    -
    もうトシだなあ。ひとりでいるときは、素直にそう思っている。けれど一歩ひとなかにでた場合は、この言葉はとても耳ざわりなものに聞こえるらしい。もうトシだから、と口走っても、まわりから許してもらえる年齢は、一体いくつからなのか? 変化する女の20代から40代を、ユーモアあふれる筆致で綴った、大好評エッセイ。
  • 大人になったら淋しくなった
    3.7
    「これからの人生を考えると、私は深々とため息をついてしまう。どうやって生きてゆけばいいのだろう、と」。夫なし、子なし、趣味なし、人生の目標なし。けれど、むなしさのあまりため息をつく単調な日常が、自分にとってはむしろ心地よく変わってきたことに、ここ数年で気づいたのだ――。覚悟を決めた大人におくる、傑作エッセイ。
  • 私から愛したい。
    3.0
    「必死にならざるをえないときは、どんな人生にもある。私もまた同じそれをくぐってきたにすぎない」。恋、仕事、そしてひとりの時間。積極的に、自分から愛してゆくことで女の人生は大きく変わる。「恋愛運をまねくポイント」「男の見方」「寂しさからの脱却」を核に、“愛する者がゆえの幸せ”を追求する、エッセイ36編。
  • さりげなく、私
    -
    会社員から作家への転身――夢中で働いた広告代理店サラリー・ウーマン時代から一転、物書きとして日中ひとりで机に向かう淋しさを感じた頃。十代から詩や小説を書き続け、直木賞作家となり、今も多くの作品を世に送り出している女性の、もっとも変化の大きかった30代から40代をユーモアたっぷりに綴った名エッセイ。
  • 【カラー版】巨流アマゾンを遡れ
    3.9
    【電子版特別カラー写真収録】河口幅320キロ、全長6770キロ、流域面積は南米の4割にも及ぶ巨流アマゾン。地元の船を乗り継ぎ、早大探検部の著者は河をひたすら遡る。行く手に立ちはだかるのは、南米一の荒技師、コカインの運び屋、呪術師、密林の老ガイド、日本人の行商人…。果たして、最長源流であるミスミ山にたどりつけるのか。波瀾万丈の「旅」を夢見るあなたに贈る爽快ノンフィクション。電子版には特典写真29点を追加収録。
  • 怪しいシンドバッド
    3.8
    「何か未知のもの」に出会いたい。その一心で若者ならぬバカ者はアフリカで怪獣を、中国で野人を、南米で幻覚剤を探してさまよう。ついでにゲリラとお友達になったり、インドで一文無しになったり。喉元過ぎれば性懲りもなくまた出かけ、痛い目にあうのがこの男。笑って呆れて、でもなぜかまぶしい辺境冒険傑作。
  • 人生ごめんなさい
    -
    半村良の悩みごと半分相談室。人間、生まれてきたことがごめんなさいなんだ。だから謝らなきゃしょうがない。謝りながら強くなっていく。人生なんてそんなものじゃないかな。
  • 美は惜しみなく奪う
    3.5
    美女入門シリーズ・パート8が待望の文庫化!週に2回のパーソナルトレーニングにエステに顔筋マッサージ、友だちが薦めてくれた朝鮮人参生ジュースにロイヤルゼリー、ハワイの深海水に、ブルーベリージュース…。美容と健康にこれだけお金と時間と労力を使う人は日本広しと言えど、他にはいない。しかし、そのけなげな努力をあざ笑うかのように襲うリバウンドの恐怖…。anan連載15年を越え、ますますパワーアップする「美女入門シリーズ」。国民的美人作家・マリコのチャレンジは今日も続く。
  • 美か、さもなくば死を
    3.2
    “私はもののハズミという言葉が大好き。どうせ短い人生、計算外のことが起こったり、思いもよらない事件に遭うのはとても楽しいことじゃないか。”(本文より) おしゃれ、グルメ、旅行、合コン、ショッピング…。女の人生は楽しいイベントがめじろ押しのメリーゴーランド。楽しんだ女だけが、綺麗のパスポートを手に入れる。果たして、マリコを待ち受けるのはどんなサプライズ?
  • 随筆集 下駄の音
    3.0
    師の風貌に欠かせぬ下駄の音。白夜の旅に想うさまざまな感慨――移りゆく四季の実感、生まれ育った故郷のこと、旅のこと、家族のこと、文学への想い……日常の一齣に、芳醇な文学の香りをそえて、人生への深く、暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『下駄の音』『一尾の鮎』より達意の名文66編を精選収録。(講談社文庫)
  • 随筆集 春の夜航
    -
    ささやかな生活の断片に人生の一齣をすくいとり、友人や家族、故郷、文学への想いを滋味豊かな筆致で綴る名随筆集。『せんべの耳』『春の夜航』より63編を精選。(講談社文庫)
  • 幻獣ムベンベを追え
    4.0
    太古の昔からコンゴ奥地の湖に棲息するという謎の怪獣・モケーレ・ムベンベ発見を賭け、赤道直下の密林に挑んだ早稲田大学探検部11人の勇猛果敢、荒唐無稽、前途多難なジャングル・サバイバル78日。子供の心を忘れないあなたに贈る、痛快ノンフィクション。
  • ジェットコースターにもほどがある
    3.3
    東に凄いコースターがあれば行って乗り、西に珍しいマシンがあればそれも乗り、南に怖がっている人があれば行って乗せ、北につまらないマシンがあればそれも乗り……。ジェットコースターに深い愛情を捧げる著者が世界の100機種以上に乗って乗って乗りまくった、最高に爽快な暴走エッセイ! 濃すぎるマニア仲間との座談会『好きなマシン、乗りたいコースター、言いたい放題』も収録。
  • 洋食や たいめいけん よもやま噺
    3.7
    たいめいけんの初代店主が、洋食やで起こる日々の出来事、師匠や兄弟子に教わった心遣いなどを綴ったエッセイ。戦前、戦中、戦後と姿を変えていく東京の街、一軒の洋食やから、変わらぬ下町の人情を描き出す。
  • もっと面白い本
    3.8
    「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。大反響(悲鳴?)を呼んだ前作『面白い本』。火のついた読書欲に“もっと”が止まらない。「もっと面白い本はないのか」「もっと面白い本が読みたい」。人間、宇宙、歴史、芸術、科学。まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。

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  • 吉行あぐり102歳のことば
    3.0
    「人間は、生まれたときから死ぬ日が決まっているんだろうと思います」「頭の体操をし、終着駅まで自分の力で歩いていけるようにと、日々心がけています」「身老未心老、身は老いても心は老いず。このことば、素敵でしょ」「ものすごく不器用な人間です。だからこそ、美容師の仕事もここまでつづけてこられたのだと思います」「子どもたちの職業も生き方も自由。こうしなさいなど、ひとこともいいませんでした」あぐりさんから伝えたいことば。吉行あぐりさんの文章から、現代に生きる女性たちに知らせたい「ことば」を抜き出し、背景とともに伝える。困難な状況にも立ち向かう姿、長男淳之介、長女和子、次女理恵へのユニークな子育て、長寿の秘訣など、吉行あぐりさんの魅力のすべてを集大成した一冊。「私はたくさんのことを母・あぐりから学びました。102歳の母に感謝。ありがとう、あぐりさん! その母のことばを、やさしく伝えてくれたのが、この本です。(吉行和子)

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  • 逆風満帆
    -
    どんなに風が強くても、お天気はいつも晴れ!ビジネスを始めたいと考えているあなた、子供も仕事も愛したいと考えているあなた、そして、どんなに逆風が吹いても、人生を楽しみたいあなたに!

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  • 人間的
    4.0
    世界は劇的に変化しているのに私たちは一向に変わろうとしない。変化に弱いのは人のもってうまれた原質でしょうか? ベストセラー『思考の整理学』の著者が綴る、世の中の根っこにある「ひとの方則」を見すえるエッセイ集。

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  • 恥の美学
    -
    恥ずかしがり屋さん必見。「恥」と知りつつアート・パフォーマンスとして、東京都知事選にも立候補したことのある秋山祐徳太子が説く「恥の心得」。キャッチフレーズは「恥を知れ、そして恥を味方につけろ!」現代美術家であり、「恥のファンタジスタ」が綴る爆笑エッセイと、祐徳太子の「恥の十七条憲法」を収録。

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  • 世界出張料理人
    4.2
    食材と人との出会いを求め、パリの三ツ星レストランの副料理長から転身、出張料理を始めた著者。口コミが広がり顧客は大統領夫人を始め世界のセレブも名を連ねた。仏、米、カナダ、日本…空飛ぶ女性シェフの奮闘記!
  • 迷宮行き
    -
    〈BEAMS〉クリエイティブディレクター、選曲家、DJ、執筆など多方面で活躍する青野賢一が、音楽やアート、ファッション、日々感じることを綴った珠玉のコラム&エッセイ集。アリスを導くウサギのように、あなたを感性豊かな迷宮<ラビリンス>へと誘います。
  • マリコ・ストリート
    -
    林さんが美しく女らしくなった秘密は? 「『アンアン』は後ろから開く」という伝説ができたほどの評判の連載エッセイ! 皮肉屋の編集担当・テツオとの軽妙なやりとりが最高です。
  • 私という小説家の作り方
    4.2
    小説中の「僕」とは誰か? ジャーナリズムや批評家をアテにせず小説を書いていくには? なぜ多くの引用をするのか? 失敗作はどれか? ――『奇妙な仕事』以来40年に及ぶ小説家生活を経て、いまなお前進を続ける著者が、主要作品の創作過程と小説作法を詳細に語り、作家人生を支えてきた根源の力を初めて明かにする。文学を生きる糧とする読者へ贈る「クリエイティヴな自伝」。
  • 人生について、父から学んだ大切なこと
    -
    ジャーナリストであった父・山谷親平が家族に必死で伝えようとした“人生の美学”とは何だったのか?「優雅にやせ我慢できる人間は上等だ」「絶望は愚か者の結論なり」等、数々の残された言葉を通して、父への思いを綴る。ユーモアと郷愁あふれる珠玉のエッセイ。

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  • 小説のたくらみ、知の楽しみ
    3.7
    障害のある息子との共生を祈念したこの二十年、無力な父親は、小説のたくらみを通じて初めて、現在ここにある自分をのりこえ、新しい自分を達成して、生き方の定稿を作ることができた……。日々の読書から、また創作の現場から、かつてなく自己の生活と精神の内情をさらけだした注目の長編エッセイ「小説のたくらみ、知の楽しみ」に、「核時代のユートピア」他の手紙と提言を併録。
  • 電化文学列伝
    3.9
    作品中の家電製品の描かれ方を軸に文学を語る、新しくて深い書評エッセイ。小川洋子『博士の愛した数式』のアイロン、吉田修一『日曜日たち』のリモコン、花輪和一『刑務所の中』の電気カミソリなど、作家が作品世界をどう構築するのか、その秘密が明かされる。書き下ろし短編小説、「導線」収録。『電化製品列伝』を改題。(講談社文庫)
  • 藤原定家の熊野御幸
    -
    熊野詣は、苦しければ苦しいほど来世の御利益が約束されるという非常に困難な旅であった。二流貴族の藤原定家が、不平不満を抱きながら後鳥羽院に同行した折の記録から、彼の人間的側面に迫った定家考。
  • オープン・ハート あなたの地獄を天国に変えるために
    5.0
    まずありのままの自分を肯定する――。レイプで処女を失った美菜。父親から性的虐待を受けて育ったなつみ。華道、極道を経てAV業界に流れ着いた著者・代々木忠。三人の人生から浮き彫りにされる、心と性と生の関係とは? 「かくあるべき」という概念に縛られた現代人のための特効薬。長年を性の現場で過ごしてきた著者による癒しのメッセージ。
  • 北海道室蘭市本町一丁目四十六番地
    4.2
    父ヒロシには、右手の親指がない。若い頃、鉄を延ばす機械でマンガみたいに広げちゃったから。笑わせてばかりの父に昔話をせがむと、知らなかった両親の姿がそこにあった。兄が生まれた時、大喜びして母に菊の花束を贈ったこと。初めて買ったステーキ肉を、緊張した母が黒焦げにしたこと……。貧乏だったが、いつも笑顔と幸せがあった。俳優・安田顕の感性が光る、家族愛エッセイ。
  • 前向き。 93歳、現役。明晰に暮らす吉沢久子の生活術
    3.6
    日々の暮らし、月日の流れの中、50歳を過ぎたあたりからからだや頭のめぐりの衰えを感じ、愕然とします。せわしなく漫然と過ごし、気持ちがざわつくとき、ふと立ち止まって手にしたくなる本、心暖まる、心寄せる言葉の主が吉沢久子さんです。 1月に93歳になられた吉沢久子さん。たくさんの著書、インタビューをとおして、わたしたちにていねいに暮らす生活のひとこまひとこまを伝えてくださいます。まわりの人たちとバランスのいい関係を保ち、ときにサポートを受けながら、年齢を感じさせない自立した生活を自分で作り上げ、新しい出来事や出会いに喜びを見いだす日々。 今もなお現役として仕事をし、明快に生き、元気に暮らす秘訣はいったい何なのだろう。私たちが今の吉沢さんの年齢になったとき、どうしたらその明晰さを失わずにいられるのだろう。憧れの先輩から生活のヒントを得たいと思い、長年、吉沢さんと親しくお付き合いをされている生活研究家の阿部絢子さんに聞き手となっていただき、さまざまな角度から答えを探ってもらいました。 「認知症にならないためには料理。自分を甘やかさず、気を抜かず」「怖い思いも不安も切り抜ける“仕方がない”の効用」「大震災を経験した今こそ、欲望の整理ができるとき」「ものを大切にして生きるのはエコではなくマナー」「おいしいものは何でも食べたい。食べることは生きることだから」「夕食は昔から6時30分が決まり。眠れない夜は朝ごはんの下準備をする」……。 いつの時代も明るく、前向きに生きる吉沢久子さんのパワーは、あなたの来るべき未来のためにきっと役立つはずです。
  • スカトロジー・フルーツ
    -
    濃密な空気、ただよう芳香、さまよう筆致、読むたびに繰り返し立ち現れる回想のバグ!? 00年代の俊英が2010年代におくる思考のオブジェクトとは? カルチャー、思想誌を中心に発表した文芸/映画批評を編んだ初の論考集。
  • みさちゃんのこと JOJO広重ブログ2008-2010
    -
    結成から30年にわたり世界のノイズ・シーンを牽引する「非常階段」のJOJO広重が音楽、映画、本、日々の雑感に、恋と友情を綴ったブログの初の集成は、読者への箴言集であると同時に著者の知られざる側面を垣間見せる短篇集の趣も。未発表原稿多数収録。
  • 悩ましくて愛しいハングル
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 韓国生活の謎、すっきり解き明かします! 「スープの冷めない距離」と「冷蔵庫の中身まで把握される距離」、どちらを幸せと感じますか? 韓国生活19年の経験をユーモアたっぷりに披露するエッセイ集! ※本書は月刊「スッカラ」2006年6月号から連載しているコラムに加筆訂正したものと、新たに書き下ろしたもので再編集したものです。
  • 納豆の快楽
    4.3
    納豆をこよなく愛する「発酵仮面」こと小泉先生が、日本が誇るスーパー食品の秘密を徹底解明! 「納豆はなぜうまい?」「糸の正体」「ミネラルたっぷり男の武器」「食中毒防止に携帯納豆」など、盛りだくさん。正しい練り方から納豆デザートまで、小泉流怪食レシピも紹介した、読んで納豆食う=納得の食エッセイ。(講談社文庫)
  • 青春再訪
    -
    60歳を過ぎ、自分の死をはっきりと意識するようになり、無性に昔愛読した本を読み返したくなった。すると、学生運動が華やかなりし頃の'60年代と変わらない自分と、変わった自分があった。そこで、自分の人生を振り返り、青春時代に心を引かれた文学作品を読み返すことで、一生を総括してみることにした。本は奥浩平『青春の墓標』、アラン・フルニエ『さすらいの青春』、『新約聖書』、ロマン・ロラン『ベートーヴェンの生涯』、小松左京『日本沈没』の4冊。そこには、ひたすら内省する自分と、社会に「反抗」する熱い青春があった。

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  • 向田邦子の陽射し
    3.8
    「それでも僕は語りたい。向田邦子の何処が特別なのか」(太田光) 爆笑問題・太田さんの向田邦子に対する尊敬が詰まっているのが本書です。「こんなことを向田さん以外の誰が書けるだろう」と太田さんに言わしめる向田邦子の傑出した魅力を、その小説、エッセイ、シナリオにおける奇跡のような表現を採り上げて綴ります。太田さんの選ぶ「読む向田邦子」「観る向田邦子」ベストテンも掲載。向田ファンであることの幸福を存分に味わえる、最高の入門書にして最強の向田論です。
  • ちびっことニコニコな毎日。
    5.0
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 写真共有アプリ instagram(インスタグラム)でフォロワー10万人以上を誇るいま話題になっている前髪ぱっつんのちびっこの本。晴れの日でも、なぜか長靴を履いて傘をもちがたるちびっこ。英語カードを見ながら、eggを「たーまごーぅ」、potatoを「じゃがーぃもぅー」と発音するちびっこ。「ママ、助けてごっこ」なのに、すぐに助けちゃうとやり直しさせるちびっこ。トトロに出てくる、ネコバスのまねをするメイちゃんのまねをする、ちびっこ。お皿を割ってしまったママに「はちみつでぎゅーぎゅーってくっつけてあげるから大丈夫」と励ますちびっこ。お出かけになぜか水玉の水着を着ていきたがるちびっこ。……と、2歳から3歳になるまでの前髪ぱっつんのちびっこの日常がかわいい写真と、クスッと笑えてホロリと泣ける文章で綴られています。ほかにも、にこにこマークのパンケーキの作り方、布用チューブインクの楽しみ方、トイレトレーニングのかわいい頑張り方、おしゃれな器や盛りつけのごはん時間、ペットのミニチュアダックスフントとの時間などママライフが楽しくなる情報も満載です! 主婦と生活社刊。
  • 遅れてきた青年
    3.7
    地方の一山村に生れ育ち、陛下の勇敢な兵士として死をえらびえた筈の、あの戦争に間に合うことが出来なかった一人の野心的な青年が、やがて都会に出て、外面的には社会的な成功を充分にかちえていながらも、その内面においては、限りない絶望感と失落感にさいなまれざるを得ない、言わば現代の「赤と黒」的な主題を中心に、戦後世代に共通する体験を描出する、半自叙伝的小説。
  • Dr.明橋の生きるのが楽になるたったひとつの言葉
    4.5
    あなたが漠然と感じている「生きづらさ」や「人生への不安」。その原因は「自己肯定感」にあるのかもしれません――。大ベストセラー「子育てハッピーアドバイス」シリーズの著者で精神科医の明橋大二先生が贈る、「心がすーっと軽くなる、幸せに生きるために大切なこと」の本。自己肯定感とは自分を肯定的に評価できる気持ち、自分は生きている価値があると思える気持ち。大人になったいま、それを高めるには…? イラスト/ほりみき、主婦と生活社刊。
  • [新訳]方丈記 乱世を生き抜くための「無常観」を知る
    4.3
    「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」で始まる有名な本著は、人の世のはかなさを主題とした日本古典の三大随筆の一作。1185年に京都を襲った大地震の経験を初め、大火、地震、飢餓などで命を失う無数の人々の運命が描かれた「無常」の文学とされている。しかし、併せて著者が20代から約40年間に目の当たりにした災害について、「男女死ぬるもの数十人」「飢え死ぬるもののたぐい、数もしらず」など、被害の惨状を映しだす「災害の文学」でもあった。 『方丈記』が誕生したのは建暦2(1212)年、今年で800年を迎える。災害日本から生まれた厳しい諦観であり、自然と共生するための独自の思想といえる「無常」が感じられる1冊である。

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  • 明日もいち日、ぶじ日記
    3.5
    喧嘩する朝もある。天災が来る午後もある。あいまいな夢を見る夜もある。けれど、歌う明日が来るかもしれない。何が起きようと、一日いち日をきちんと積み重ねてさえいけば……。話題の料理家が、五感と五味をたっぷり効かせた文章で日々の儚さと輝きを掬い取る、滋養満点風味絶佳な日記文学。ファン垂涎、毎日の献立つき。
  • ハコバン70’s
    4.0
    あの時代があったから、僕は歌い続ける。「ドラマティック・レイン」「クリスマスキャロルの頃には」などのヒット曲で、日本を代表するボーカリストとして、今も活躍する稲垣潤一がはじめて明かす、ノスタルジーあふれる青春の日々。歌謡曲の黄金時代を迎えた1970年代。阿久悠が沢田研二やピンクレディーなど数多くの歌手に曲を提供し隆盛していたとき、潤一は仙台のクラブの箱バンメンバーとして仲間たちと夢を追い続けていた。
  • 古風の研究
    5.0
    時代の先端を切って革新的なことをしている人や組織は、常に世の脚光を浴びてもてはやされている。古くなったものには飽きるという性向が、人間にはある。しかし、古いものに対しては心の落ち着きを感じる。人間は生きていくという最も基本的な部分においては、食べて寝ることを繰り返している。繰り返しは、人間の宿命である。激動の世界であるといわれて、知らないうちに「変化」はよいことであるという錯覚に陥っているが、人間の行動様式に関しては、古いものにはそれなりの存在理由がある。本書には、「古きを温ねて新しきを知る」ような、人生を豊かにしていくヒントがちりばめられている。人はいま、古風を見直すべきである。

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  • フランス夢見ごこち
    3.0
    とっておきの美しい夢、素敵なフランスをあなたに贈ります。20年以上もファッション誌のパリ支局長として活躍した著者が、選びに選んだ自分だけのお気に入りのフランス。最先端のファッション、カルチャーから文化人たちがたむろした素敵なカルチェまで情報満載。
  • 読書の死と再生
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま、書物の生命は死に瀕し、読者の精神は荒廃に委ねられている…。ニーチェやアランたちに拠りながら、精神鍛練としての読書の再生を説く、硬質な読書論。

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  • ブラック・ミュージックさえあれば
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 音楽が、語りが、踊りが、噴き出す街ニューヨーク・ハーレム。ブラック・ミュージックとの出合い、しなやかであたたかな身体をもつ人々との交流──ブルーでソウルフルなリズムに励まされるように生きることの意味を語るエッセイ。

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  • 恋する「小倉百人一首」
    値引きあり
    4.1
    百人一首には、恋の歌と秋の歌が多い。平安時代の歌風を現代に伝え、切々と身に迫る。ただのかるたと思うなかれ。人間関係、花鳥風月、世の不条理と、歌は深い世界を内蔵している。ゆかいに学ぶ、百人一首の極意。
  • シェリィー
    -
    自然災害や様々な社会問題が混沌としている現在の日本社会において、単なる成長記録ではなく「命の共生」を感じ、シェリィーと共に生きた時間を振り返ると、この世に生まれてきた役割や命の尊さ、人としてどうあるべきか、今をどの様に生きるべきか、心のよりどころや未来をどう生きていくべきなのかを改めて考えさせられる作品。
  • 狐狸庵うちあけばなし
    -
    ユーモアいっぱい、ちょっぴりトボけた狐狸庵先生こと遠藤周作がグータラで、純情だった中学生時代、アルバイトに明け暮れた大学時代の思い出話や、さてまた中年男のお洒落についてのうんちく話しなど、そっとあなたにうちあけます。
  • ぐうたら社会学
    3.8
    敬虔なクリスチャンにして、『沈黙』ほか、文学史に残る数々の名作を遺した遠藤周作。そのもうひとつの顔は、大仏の掌で「アア、コリャコリャ」と踊る酔っ払いに親愛の情を感じ、「お前にはマメ狸が憑いとる」と占い師のご託宣を受けて落ち込み、庭のアヒルとにらみあう、かわいらしくも可笑しい「狐狸庵先生」であった。含羞とエスプリがにじむ、極上のユーモアに満ちた狐狸庵のエッセイの真骨頂。
  • 勇気ある言葉
    4.5
    溢れんばかりのユーモア、該博なる知識の所有者・狐狸庵山人が、古今東西、森羅万象の名言、格言に、自由奔放、縦横無尽、手当り次第に挑戦。迷える心、鬱屈した精神、卑属な心情をものの見事に解き放つ。笑いと諷刺のうちに人生の諸相を皮肉る、おかしなおかしなエッセイ集。
  • 正しい欲望のススメ
    3.5
    「欲望」とは自分の内から噴出する、我慢できない感情。有ると無いとでは人生の色が違う。目先の快楽だけでなく、胸を張って生きたいと思うのも、大事な人の幸せを願うのも、また欲望。仕事も自分磨きも努力を惜しまぬ人気漫画家が、デビュー40周年を機に自身の欲望の変化を振り返る。恋愛や人生における欲望と正しく向き合うヒント満載の自伝的エッセイ。代表作『有閑倶楽部』『プライド』等の創作秘話も。
  • 日本人の背中 欧米人はどこに惹かれ、何に驚くのか
    3.5
    日本人を妻にもつ欧米人に休日出張を頼むと「女房に聞かないと」。個人主義の彼らも、かかあ天下になるという。親子で風呂に入ったり、一緒にこたつを囲んだり、時に煩わしいと感じる身内づきあいも、外国人には謎であり魅力的でもある。日本人は、個人ではYes or Noをはっきり言わず遠慮がちなのに、チームプレイで強さを生み出すのはなぜか? 内と外から見た日本人の可能性を軽快に解き明かす。
  • 未来の歴史 カフェ吉祥寺金融道徳編
    -
    「これからは未来から見た金融の歴史が必要になる」 銀行員なら共感できるようなお話はもちろん、サラリーマンなら誰もが経験するようなエピソードが多く、共感しながら楽しめる作品になっています。
  • オリンピック選手の宣言力
    -
    4年に1度開催されるオリンピック。このドラマの“主人公”である彼らの宣言に共感できれば、しめたものです。その宣言によって背中を押され、明日への勇気が生まれてくることは間違いありません。
  • 隠居学 おもしろくてたまらないヒマつぶし
    4.5
    森羅万象、世の中はおもしろいことだらけ。なにかを知って、ああ、おもしろいねえ。きょうも物知りになった、と夜、寝る前に満足感にひたりながらニヤニヤできれば、それでいいのだ。現役をはなれて自由になった隠居には目的なんかなくてよろしいのである――人生を味わいつくした碩学(せきがく)による極上随筆集。(講談社文庫)
  • バイオリニストに花束を
    4.0
    だれも信じてくれないが、私は十歳でバイオリンを始める前は、一日に一言も口をきかないような、青白い子供だった――「スーダラ節」に救われた修業時代、もぐりで聴いたカラヤンの「とてつもない何か」、愛憎こもった指揮者の思い出、感動のフィナーレに客席デビュー。元N響バイオリニストがのびやかな筆致で綴る音楽的日々雑記。
  • 有吉佐和子の中国レポート
    -
    「どうぞいい面も、悪い面も見てください」――予想外の中国要人の言葉に驚きながら、著者は予定された見学コースを外れて、前人未到の人民公社に泊りこむ。農民と寝食を共にし、語り合い、農薬の害を説き、監視労働の旧地主との会見に成功する――。人間へのつきぬ好奇心と優しい洞察力、バイタリティー溢れる行動力によって、激動する中国の深層をすくい上げた大胆率直な体験記。
  • 女地獄の歩き方 女の人生に待ち受ける地獄巡りのノウハウをご案内!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たとえば、こんな女地獄があなたを待ち受けています! 女地獄その一 プレアラサーから要注意! 自意識肥大の「恋人待ち受け地獄」 女地獄その二 リア充女子に潜む甘い罠! モテを勘違いの「恋愛数珠つなぎ地獄」 女地獄その三 主婦やフリーターを待ち受ける「まずは資格地獄」の渇望感 女地獄その四 中身なし実力なしでもドヤ顔の上から目線「勘違いキャリア地獄」 女地獄その五 アラサー女子の時間を食い潰す! 一生後悔が続く「不純不倫地獄」 女地獄その六 分別あるアラフォーこそが危険な一方通行「困惑デキ婚地獄」 女地獄その七 名声欲と野望ストレスが招く異形の中年女「無自覚メンヘル地獄」 女地獄その八 パパ・ママの立場逆転が生んだ悲劇! 愛憎渦巻く茶番劇「離婚訴訟地獄」 女地獄その九 無駄にした卵子は戻らない 終わりなき迷宮「不妊治療地獄」
  • AV黄金列伝
    3.0
    ワタシは、なぜあの場所にいたのだろう。なぜ裸になったんだろう。アンダーグラウンドな現場で、必死にモノを創り続けた女たち男たち。彼女、彼らは何を失い、何を得たのか。エロスの向こうにどんな風景を見たのか。林由美香、森下くるみ、小室友里、秋元ともみ、速水健二、太賀麻郎、ヘンリー塚本……。 その黎明期から今日まで、伝説と呼ばれた20人を、四半世紀業界を見続けてきたライターが、哀切ともに描いたドキュメンタリー・ノンフィクション。
  • 好きと言えたらよかったのに。(大和出版) 世界で一番せつない62のメッセージ
    4.0
    きっと彼は振り向いてくれないだろう……けど、好き。 同性愛者の歌人が贈る、恋のときめきからうまくいかないつらさ、痛みが詰め込まれた短い言葉で織りなす恋愛フォトエッセイ。 「ちょっと大人になったとき、また読み返したい」(女性・17歳・高校生) 「遠くて近い、私の恋の代弁者」(女性・19歳・大学生) 「誰もが求めていた、生きる糧になる言葉があります」(男性・24歳・大学院生) 「涙が出た。そのとき、まだ彼のことが好きなんだと気がつきました」(女性・25歳・会社員) 「友達の日記を盗み見るような、緊張感と親近感」(男性・25歳・会社員) 「すごく自然と心に響く。はまりそうな予感」(女性・39歳・主婦) 「切なさと性愛を同時に詠うことのできる、稀有な歌人」(女性・42歳・会社員) など共感の声、続々! 片思いの甘くて苦い気持ちによく効きます。

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  • 幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。
    4.1
    1巻1,257円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たぶん、本を読んでも救われない。 けれど、耐えられるかもしれない。とは思う。 ブックディレクター幅 允孝、初めての雑文集。 ブックディレクターとして活躍中の著者が贈る、88冊のとっておきの本。いま読むべき小説、エッセイ、写真集、マンガなどなど。これまで雑誌に発表したものに新たな書き下ろしを加えた。ただの書評ではなく、ビジュアルも含めた新しい書評の在り方を探求する。
  • 随筆集 愛の道しるべ
    -
    人生とは心の中に道しるべを建てる旅であり、 美しい愛の花を咲かせる旅である。 国民詩人・坂村真民が遺した幻の随筆集・三部作。四半世紀の時を越え、新装版として、ここに完結。 生きることのかなわなかった亡き長女への想い、尊敬してやまない一遍上人の生き様、自身を形成するバックボーンなど。 これまで以上に内面に踏み込んだ話の数々は、多くの人や教えに触れながら流れてゆく著者の人生を、ときに悲しく、ときに美しく描き出す。 *目次より ● もっとも美しかった母 ● お地蔵さまとわたし ● 旅終い ● はまゆうの花 ● つゆくさのつゆが光る時 ● 印度の石 ● 足の人 ● 生きている一遍 ● こんにち、ただいまに立つ人
  • 星を撒く
    値引きあり
    3.5
    「たのしきわが家」にするには、主婦が幸福でいなくてはならない。私は「いい気分」でいられるための処方を書いてみたつもりであった。……(「あとがき」より)。独特のお化粧、明かるいおしゃべり、ユニークな発想、やさしい思いやり――些細な日常のただごとも他の人にない特徴で彩られると、とても魅力的になる。フツーに生きてるけどすこぶる個性的であれたらどんなに素敵なことか。「たのしきわが家」にする工夫を星のようにちりばめた、達人のエッセー。
  • 女の目くじら
    値引きあり
    -
    来し方行く末をじっくり思いきわめ、人生のきびしさを感得する旅の楽しみ。又、町並みの激しい移ろいに比べ、町人の町・天下の台所として栄えてきた歴史が生き生きと息づく生まれ故郷大阪の今昔。そして、友情から出発した結婚がもたらしたさまざまな感慨など。知的で柔軟でしたたかな女の目がとらえた身辺雑事を、しっとりとさりげなく綴った第一エッセイ集。
  • 残花亭日暦
    値引きあり
    4.3
    関西の瀟洒な家で、車椅子の夫、老母、パート夫人、ミド嬢、数数のぬいぐるみと共に忙しく暮らす田辺さん。ある日、夫に新たな病が発覚。別れの時を予感しながら、看護と介護と作家仕事を切り盛りしていく。毎日の食卓、原稿執筆、夫の憎まれ口、お葬式、納骨――。作家のありふれた一日から主婦の一大事まで、日々の思いをユーモラスに書き留めた人生日記。発表時、感動の声が続々届いた話題の書。
  • 花より結婚きびダンゴ
    3.0
    人が生きるということは、大変なわずらわしさと汚濁に満ちている。しかし、そういうものを味わわない限り、もう一方で用意されている喜びや幸せの味もまた理解することはできない。結婚だって同じこと。こぎつけるまでの苦労が大きければ大きいほど、幸福だって大きくなる。結婚にはなにしろ女たちの人生がかかっているのだ。アルトマン・システムに入会するのもいいし、見合いだって見直そう。あの手、この手を使って目指す男を果敢にアタック。とにかく、みんな結婚しようよ! そもそも若い女が結婚に憧れなくて一体なにに憧れるんじゃ。抱腹絶倒の中から浮かび上がる、せつなく甘い「結婚」の真実――。
  • 究極のいい女
    4.0
    話せば話すほど寝たくなる女は沢山いるが、寝れば寝るほど話したくなる「いい女」は少ない。そんな女を目指しているのに、なぜか「寝たくはないが、語り合うだけで楽しい女」と称されてしまう著者。世間の常識や価値観に縛られることなく、しなやかな知と自由な感性で暮らす彼女が「恋すること」「生きること」の意味と覚悟を綴り尽くした珠玉エッセイ。脚本・小説の話題作を次々と生み出す源がここに!
  • 歌がるた小倉百人一首
    値引きあり
    3.9
    いまから七百数十年前、当時、最高の歌人だった藤原定家が十冊の和歌集の中から一人一首ずつ百首選りすぐったものが、小倉百人一首。そこには四季の美しさ、人間の悲しみ、喜び、恋の悩みが鮮やかに豊かに描かれています。私たちのこころのふるさとであるこの百首について、成り立ちから味わいまで田辺聖子がわかりやすく解説した楽しい入門書。索引リンクが充実。
  • 花失せては面白からず 山田教授の生き方・考え方
    3.8
    『この三年ほどの正月、わたしは不思議な、そして精神的にはとても贅沢な過ごし方をしている。学生時代の教授と二人だけのゼミナールで元日の午後を過ごす、のである。教授は今年九十三歳、わたしは六十八歳。』忠君愛国以外に生き甲斐なしと信じ、海軍の少年兵に志願入隊した著書は、敗戦によって価値観の根本的な考え直しを迫られ、東京商大に入学。そこで出会った理論経済学の山田雄三教授こそ、著者の生涯を決めた人物であった。出会いから四十余年。探究心で結ばれた、心洗われる“人間の絆”を通して著者自身の精神形成史を綴った感動の一冊。
  • 東京少女歳時記
    -
    “特別”にあこがれながら、“普通”を抜け出せなかった少女・酒井。そんな普通の女子高生が、突如「東京女子高分類」なるものを書き出した。友達はとても面白がって読んでくれる。よし、雑誌に送ってみよう! そうしたら、なんと泉麻人氏から連絡が入ったのだ。――「マーガレット酒井」の誕生である。コラムニストとして活躍しだした女子高時代から、社会人になるまでの多感な頃の心の内を日々の出来事とともに、一枚一枚綴っていく、自伝的エッセイ集。
  • 女の旅じまん
    3.0
    財力、人数、そして持ち前の自己中心性にものを言わせ、世界各地の重要拠点を破竹の勢いで次々と制覇しているOLたち。言葉の通じない国でもオドオドすることなく、「だって日本人なんだもーん!」とばかりに郷に入っても郷に従わずマイペースで行動し、体当たりのボディランゲージでコミュニケーションをとってしまう…。成田出発から税関での攻防、旅先での友情決裂、土産話の苦痛まで、“緊張しない”“躊躇しない”“遠慮しない”と海外で快進撃を続けるOLたちの旅姿を詳細にレポートした爆笑エッセイ!
  • 頭は帽子のためじゃない
    3.0
    脳細胞っていう奴は、元来怠け者なんです。少しでも暇があると、すぐ休もうとするんです。それでなければ、「頭は使えば使うほど、よくなる」と言われる訳がありません。とくに最近は、面白い頭の使い方をする人が少なくなってきました。それでこの本のタイトルの登場です。独自の発想と着想をする著者が、頭の使い方を考えてみました。御一読を!!
  • 愛の名言集 あなたへの囁き
    4.5
    著者のデビュー作「氷点」を始めとする数十点の作品から、心にひびく名言名セリフを収録した、ことば集です。三浦文学の本質であるそれらは、人間への深い洞察と共感にあふれ、説得力をもって読む者を強く魅きつけます。信仰や結婚という喜びや、闘病という苦難を経験してゆく中で養われた著者の、生きることへの信念は、私達に確かな指針と大きな勇気を与えてくれる。
  • 丸の内の空腹 OLお食事物語
    3.0
    外食・ストレス・おつき合い…ダイエットの敵と共存するには?中華料理の円卓におけるベスト・ポジション。彼の家でご馳走になる夜、「親の顔が見たいわ」と言われないために。コンビニ・リフレッシュの快楽。ご馳走してくれる上司の「可愛がりたい欲」を満足させる秘訣。――おいしいものを、幸せに食べるための努力は尽きない…。OLの〈食〉をめぐる生態を鋭く描いたコラム24編+書き下ろし。
  • 会社員で行こう!
    3.0
    ダサくて、いつも疲れた顔で、たいてい酔っ払っている会社員。外からは、そんな風に見えるけど、実際会社に入ってみると、彼らが最も格好いいのは、会社にいるときの姿だった!もてる名刺、もてない名刺。キャリアと美意識のせめぎ合い、会社員ファッション。挨拶の微妙な距離感。会議必修用語集。〈噂〉の流通ルート…など。全ての女性部下を持つ上司と、若きビジネスマン、そして男社会に働くOLに捧げる会社生活必勝エッセイ。
  • お年頃 乙女の開花前線
    3.0
    問題は、自意識!――男の子に好い印象を与えたか? 友達は、本当は私の事をどう思っているのだろう? ひと一倍それに悩んでいた私は、はたと気づいたのです。みんな思っていることは同じなんだって。おしゃれや雑貨にこだわるのも、男の子に恋するのも自意識があるからこそ。 せっかく女の子に生まれたんだから、楽しまなくては損ってものだわ。肩の力を抜いて、平凡さに胸をはりましょ。人気上昇中、女の子たちの代弁者、酒井順子が放つ、新感覚エッセイ。
  • アナタとわたしは違う人
    3.3
    子供にお受験させる女vsさせない女、内股の女vs外股の女、パンツをはく女vsパンティーをはく女、和式便所を使う女vs洋式便所を使う女…。「この人って私と別の人種だわ」と内心思いながらも、なぜか器用に共存してしまう女たち。ならば二種類に分類してみようではありませんか。すると、その嗜好や態度の裏に隠された、女の本音が垣間みえてきて…。斬新な角度から現代女性を二通りに分類し、その素顔を浮び上がらせてゆく、痛快エッセイ!
  • 愛だからいいのよ
    3.3
    3人目の子どもを妊娠したまま、2人の子どもを連れて出てはじめた、著者の新しい生活をつづったエッセイ。“慰謝料上等!”の覚悟で調停に臨んだ前夫との離婚、現在の夫ユーヤとの結婚。そして、第4子出産直前にはじめた新しい家族のための家探し……。すべては「愛」だから、何が起こったって幸せなのだ! (講談社文庫)
  • 人生の目的 【五木寛之ノベリスク】
    -
    人生の目的は、「自分の人生の目的」をさがすことである。自分ひとりの目的、世界中の誰ともちがう自分だけの「生きる意味」を見出すことである。(本文より)──冒頭の、1977年に東京の団地で起きた、父親と小学生二人の心中事件に対する思いに始まり、肉親や金銭、信仰、絆などの話を経て、著者は「出会うためには、生きなければならない」という考えに到達する。「他力」の思想にも通じる、人生を見つめ直すための書。
  • 食欲の奴隷
    4.0
    「食べてはいけない、太るのよ!」とつぶやきながらの真夜中の台所。たくあんの音と格闘した、漬物の嫌いな彼との食卓。領収書をもらう男の気持ちを測る、レストランでのデート。いろんなことがあるけれど、やめられない食の快楽、飽くことのない食べ物への好奇心。そう、食べている時にこそ、女の成熟度が現れる。食事にまつわる、この42の事柄が、あなたを大人の女に変える! 書下しを含む、42の食卓エッセイ。あなたの食欲の奴隷度をチェック。
  • さかさま博物誌 青蛾館
    3.0
    奇人、奇声、奇癖、奇書珍書、珍品、そして少年の日の憧憬、想い出など、詩人の想像力で蒐集した、ありとあらゆる「私有財産」を、物語というオブラートにくるんで披露する。寺山ファン待望の、不思議に謎めいてバラエティに富んだ幻想博物誌。好評“さかさま”シリーズ、第4弾!
  • さかさま文学史 黒髪篇
    4.5
    天才詩人中原中也と女優長谷川泰子のロマンスの実相、近代文豪島崎藤村と姪こま子の恋の後日譚、彫刻詩人高村光太郎と妻智恵子の愛情物語の虚構など。――文学史上に燦然と輝く文豪たちの波乱に満ちた一生を陰に陽に彩る女たち。彼らの創作の秘密をときあかす鍵としてさまざまな位置にあった女たちにスポットをあて、著者自らの文学的体験を織りまぜながら語る、ユニークな、女のためのもう一つの文学史。
  • かわいい顔して……
    4.0
    渡る世間はエセ面ばかり。誰もがかぶるガラスの仮面――。子供のころは誰でも感情と表情が直結しているものですが、大人になったら感情をそのまま表情に出すわけにはいきません。時には本当の気持ちを表情によって隠したり、適当とされる表情を作ってみたり……。そんな複雑怪奇な大人の面々を眺め、「なんでこの人は今、こんな表情をしているの?」「この顔の裏にはどんな気持ちがあるの?」と勝手に憶測し、表情に隠されたドラマと本音を鋭くえぐる、爆笑辛口顔面エッセイ!
  • 真理子の夢は夜ひらく
    -
    理想の彼とこんな恋がしたい。恋におちるのはもう一人の私……。北軽井沢のサナトリウム、不治の病にかかった患者と情熱的な担当医の悲恋。絶世な美を誇る高慢なプレイボーイ・メイトとカメラマン。政治家二号、外交官夫人に、アイドル歌手。想像の翼を自由自在に羽ばたかせ、夢とロマンスの世界へ――。エッセイなのか、小説なのか、はたまた妄想か――。読み始めたらとまらない、女の子の願望を描いた夢見るエッセイ。
  • 街角に投げキッス
    -
    シティ・ホテルに泊りたいけれど、男がいないからつまらない。素適なバーに飲みにいったら、緊張のあまり息ができなくなって気絶した。キラー通りのブティックで試着したパンツは、太り過ぎで、入らなかった。ならばと出かけたスポーツ・クラブ。たった5分間で死ぬかと思う程つらかった。どうすりゃいいのさ、このワタシ。 おまけにタクシーまでが私を避ける。 嗚呼、哀れ真理子はひとりぼっち。さらば、恋人達が肩を寄せ合う幸せ色の街角よ。振り返って、思いっきり投げキッス。だが、気をつけろ、恋人達よ、街角よ。真理子のキッスは殺しのサイン!
  • どこかへ行きたい
    -
    おいしいもの、買いもの、知らない場所への好奇心。女の子に共通の三大好物を追求して、パリ、香港、カナダ、オーストラリアなどなど世界各地へと出かけます。旅先での出来事と帰ってからの、恋や仕事の身辺記。真理子さんの楽しい、「旅と日常」です。敏感で、ユニークで、ユーモアがちりばめられた、素敵なエッセイの花束!
  • どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?
    3.9
    所詮人生は、理不尽で虚しい。いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。
  • さかさま世界史 怪物伝
    3.5
    ほんものの人間を見つめる寺山修司の目には、偉人、天才も欠陥だらけに見える。母親のエゴイズムにあやつられ、暴君への道を歩んだネロに幼時の自分を感じて共鳴。一方、大気汚染のためにのびる都会人の鼻毛は進化か? とダーウィンを皮肉る。体験と今日的問題に例を取りながら、世界史上の大人物を真っ向うから斬ってみせる。ユニークな筆が冴えるやぶにらみ怪物伝!

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