漱石「こころ」の言葉

漱石「こころ」の言葉

794円 (税込)

3pt

4.3

辛くなったら漱石先生に聞こう!
代表作「こころ」が朝日新聞に連載されたのは1914年。それからちょうど百年にあたる2014年、またまた夏目漱石はブームの様相を呈しています。漱石は小説家であると同時に、人生を探究する哲学者であり、文明批評家であり、さらには頑固で短気で癇癪持ちといったイメージとは裏腹に、若い門弟や友人の相談にのって的確なアドバイスや励ましを与える慈父のような存在でした。彼の遺した小説、随筆、評論、書簡、俳句、漢詩などにも、百年後を生きる私たちの指針となる言葉があふれています。
「人を観よ。金時計を観るなかれ。洋服を観るなかれ。泥棒は我々より立派に出で立つものなり」「余計なことをいわずに歩行いていれば自然と山の上へ出るさ」「本を読むばかりで何にもできないのは、皿に盛った牡丹餅を画にかいた牡丹餅と間違えて大人しく眺めているのと同様だ」「あなたの生涯は過去にあるんですか、未来にあるんですか。君はこれから花が咲く身ですよ」「夫婦は親しきを以て原則とし、親しからざるを以て常態とす。君の夫婦が親しければ原則に叶う。親しからざれば常態に合す。いずれにしても外聞はわるいことにあらず」……。
本書は、ユーモアと真理に満ちた234のメッセージを厳選した名言集です。ご一読いただけば、文豪が「あなたの心の師」と感じられることでしょう。

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漱石「こころ」の言葉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の『こころ』刊行から百年、らしい!
    ということで、漱石のこころに触れるための、名言が作中や書簡などから抜粋されて掲載されている。

    読んだことのないものも多数あった。
    心を打たれるものもあれば、反面、内容の解釈ができないものも多数あった。

    本書の構成として、言葉の注釈は幾つか加えられている

    0
    2014年07月21日

    Posted by ブクログ

    先日、恥ずかしながら初めてまともに漱石の文に触れ、感動し、何から読み進めていこうかという時にこの本に出会いました。
    読みたいものがたくさん見つかりましたし、あたまから読み進めてこの本に出てきた言葉に再び出会った時、その言葉の重みがどのように増すのか楽しみです。

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の著作から集めた名言集。現代にも通じる言葉が多いのは、それだけ人間社会や人間の生き方には時代を超えた共通のものがあるのだということなんだと思います。夏目漱石の言葉を借りれば、自分自身、真面目に生きたいです。

    0
    2016年12月10日

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