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誰かに話したくなる怖い話
あなたの隣にも、ほら…。 身の毛もよだつ48の最恐実話 毎晩街灯の下に佇む母子の目的は?…「この子にあげてください、その目」。 教室で始まった怪談話に次々人が加わり…「とっておきの恐い話」。 いるなら出ておいでと言ってしまったばかりに…「墓地での肝試し」。 ナムコ・ナンジャタウン(現ナンジャタウン)で、かつて恒例だった「怖い話コンテスト」。 そこに全国から寄せられた膨大な数の霊体験談から、とびきり怖い話を厳選収録。 48の最恐実話! 第一章 きわめつけの超怖い話 第二章 怨霊がひそむ歪んだ空間 第三章 心に染み入る怖い話 第四章 恐怖へ誘う魔のスポット 第五章 世にも不思議な怖い話 -
アイアングランマ
女優、室井滋・大竹しのぶがダブル主演でスリリングなアクションを繰り広げたNHK-BSプレミアム連続放映のサスペンス1作目。(1)ソルト&シュガー、(2)ピンクトラップ、(3)表と裏の3話(NHK-BSでは6話)を収録。タイトルのIRON GRANDMA(鋼鉄のおばあちゃん)とは何者? それは世界の裏社会で暗躍した二人の特殊工作員。引退後還暦を越えた今、佐藤直美は孫が大好きなおばあちゃん、塩谷令子は企みを巡らす小学校の理事長。そんなおばあちゃんの二人が、再び裏社会の工作活動に呼び戻された。グランマ故の意外性とカモフラージュはお手の物。豪腕な男集団とまさかの格闘、銃弾をかいくぐり、任務を完遂。奇想天外な大活躍。2015年にはNHKのBSプレミアム(全6話)として放映。アイアングランマ、佐藤直美役は室井滋が、塩谷令子役は大竹しのぶが演じ大きな話題に。そして2018年6月、第2ステージ『アイアングランマ2』がNHK-BSプレミアムで日曜日夜に放映(連続6話)。本書中「ソルト&シュガー」(1~28)の種本は双葉文庫、2014年12月11日初版、ISBN9784575517439。続きの「ピンクトラップ」(29~57)および「表と裏」(58~83)は本書初出。 -
リアルフェイス
(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。金さえ積めばどんな要望にも応える彼のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ、ある男を別人にしてほしいなど。さらに、整形美女連続殺人事件の謎が……。予測不能の一気読み医療サスペンス×ミステリー!『崩れる脳を抱きしめて』で本屋大賞ノミネート!! 今いちばん勢いに乗るミステリー作家が贈る自信作。あなたも顔を変えますか?(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿) -
姿三四郎 合本版
明治、文明開化と欧化政策により、日本の伝統が失われようとしていた時代。柔道の天才児、姿三四郎。古い柔術を統合し、新たに柔道として発展させようとしていた。三四郎の修行の日々、苦悩、葛藤、恋の葛藤、青春を描く。紘道館の矢野正五郎との運命の出会いと稽古の日々。宿敵桧垣源之助、その兄弟との戦い。ボクサーとの試合はまさに猪木対アリ戦を思わせる。必殺技山嵐が炸裂する。三四郎を慕う可憐な乙美との恋は実るのか。戦うたびに成長するが三四郎の苦悩は深まる。一冊にまとまって一気に読める全巻セット。過去何度も映画化、ドラマ化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
霊 誰かに話したくなる怖い話
今宵何かがやって来る……。 おぞましさに血も凍る50の怨恨実話 貸したものを返してください…「午前3時20分の恐怖メール」。 だから絶対に出てはいけない…「死を招く非通知電話」。 肩を揺さぶられて目を覚ますと…「目に見えない何かがいる!」。 死してなお彷徨い続けるものたちが、次に狙うのはあなたかもしれない――。 かつてナムコ・ナンジャタウン(現ナンジャタウン)に寄せられた、膨大な数の霊体験実話から、怖すぎて一人では読めない50話を厳選収録。 第一章 身の毛もよだつ戦慄の実話 第二章 怨霊の潜む歪んだ空間 第三章 地も凍る死者からのメッセージ 第四章 冥界につながるミステリー・スポット 第五章 闇にうごめく霊魂の恐怖 -
虚線の山
山岳ミステリーの第一者の作家人生、充実期の山岳ミステリー集だ。意表をつく見事な展開を繰り広げる3つの中編からなり、いずれの作品も筆が冴え渡っている。表題の『虚線の山』は、槍ヶ岳から戻るはずの夫を待っていると、深夜、見知らぬ女から、衝撃の知らせを受けた。夫は、女の部屋で急死したという。夫の死の原因は何か、本当にその死は病死だったのか。悲しみに暮れる中、妻は動き出す。 『氷の密室』は、生活苦からやむなく自分の臓器を売ろうと決めた男にもちかけられた怪しいバイト。「臓器を売る気になったんだから」、どんなことでもできるはずだといい、100万円を振り込んできた。男はそれが罠と気づいたが、すでに抜けられなくなっていた……。 『殺人・クリヤ谷』は、母が亡くなる寸前、一人娘の浩子は金を貸していたと教えられる。その額、1500万円。借金をしている、下町で印刷会社を営む東川は、小狡かった。 返済する気がないとわかり、浩子はある危険な申し出を東川にしたのだった……。 -
凍血樹林
ちょうどその日、冬の上高地で、カラマツの木に寄りかかるようにして立つ、氷に閉じ込められた遺体が発見された。いったい誰が、手間をかけた遺体をつくったのか。警察官の妻の射殺と関連ははたしてあるのか。稀にみる難事件に、長野県警豊科署の道原伝吉が挑む!一月下旬の朝、警視庁刑事の妻射殺事件のニュースで持ちきりだった長野県警豊科署に「妙な遭難者を発見」の通報が入った。現場は上高地の小梨平。遭難者は若い男性で、氷柱の中に閉じ込められた形で木の幹に添って立っていた。所持品から身元は割れたが、脇腹を二か所刺されていたため他殺と断定、殺人事件へ。手がかりも殺害動機も掴めず、捜査は難航。担当の道原伝吉刑事も、これだけ犯人像が浮かばない事件も珍しい―と。山岳ミステリーの第一人者・梓林太郎の渾身作。 -
パンドラ・アイランド
職業、保安官。41歳の元刑事が、孤島の島で遭遇した事件とは。柴田錬三郎賞受賞作! 東京から七百キロ、小笠原の先にある一見平和でのどかな南の楽園・青國島。その島に、一人の男がやってきた。高州康彦、41歳、元刑事。彼の仕事は“保安官”。司法機関のないこの島での治安維持が任務だ。都会での生活に疲れ、妻とも離婚し、平穏な暮らしを求めてやってきた。そんな高州の願いは、一人の老人の死によって打ち破られた。泥酔して海に転落した草引の死に疑問を抱く高州。島特有のしきたり、排他的な島の人々……さまざまなものが捜査の行方を阻む。第十七回柴田錬三郎賞受賞作。 -
P+D BOOKS 黄昏の橋
全共闘世代のバイブルだった高橋和巳の長編。 博物館に勤める青年・時枝正和は機動隊と学生の衝突で、一人の学生が橋から転落する様を偶然目撃する。 煩雑な人間社会から逃れるように古美術世界に沈潜していた時枝だったが、この出来事により、閉ざしてきた外界に対する怒りと悲しみが再び覚醒する。事故死と報道された学生の死――だが、時枝は死んだ学生のガールフレンドに会い、事件の深層に迫ろうとするのだった。 全共闘世代に多大な影響を与え、早世した作家・高橋和巳が、その晩年、理想と現実に引き裂かれる内面の荒野を描き、未完のまま絶筆した長編小説の復刻。 -
義経暗殺
1189年、兄頼朝に追い詰められ、平泉に逃げ込んだ義経。頼朝の圧力を受けて、奥州藤原氏・泰衡が衣川で義経を討ち取ったというのが歴史の定説である――しかし、この物語は通説を覆し、義経が妻子とともに自害したところから始まる。ただ、自害とするには現場の状況、義経の心理面などを洞察すれば不自然なことも多い……この謎に「吾妻鏡」に驚異の博覧強記としてその名が上がる、“頭脳の人”清原実俊が挑む。中級の文官である実俊だが、たとえ泰衡相手でも、強気の姿勢を崩さない豪放な性格である。それを苦心して諫めているのが従者の葛丸(男装しているが、実は女性)。泰衡、頼朝の刺客、弁慶、藤原一族。実俊がさまざまな“容疑者”を調べ、推理していく、傑作歴史ミステリー小説。 -
浅草和裁工房 花色衣 ~着物の問題承ります~
イケメン和裁士が解く、着物に隠された秘密。 ファッション雑誌から、着物専門誌の編集部へ突然異動になった陽菜子は、体力だけが自慢の新米編集者。極度の着物嫌いな母親の影響で、アンチ着物派だった陽菜子は、思いがけない事態に戸惑いを隠せない。さっそく取材を任されて向かった浅草で、美形の和裁士・桐彦にインタビューすることになるが、知識のなさを思い切りさらして大失敗! 桐彦はそんな陽菜子を「ねこちゃん」と呼び、未熟さをからかってきた。『会いたくない男ナンバーワン』に認定した桐彦と、その後もたびたび顔を合わせる陽菜子は、いつも余裕な態度で陽菜子に意地悪する桐彦にムッとするばかりだった。 そんなある日、母親と違い着物を愛する祖母に教えを請おうと、祖母の古い着物を見せてもらうことになった陽菜子。だが、美しい着物たちの中に一つだけ、無残な保存状態の着物が。祖母の様子に疑問を感じた陽菜子は、着物の専門家である桐彦に相談をすることになって……。 いじっぱり女子と眼鏡着物男子な和装士が、着物にまつわる謎と秘密を解き明かす! じれったい恋の行方も気になる、浅草着物ミステリー!! -
小説 北の街で吹雪の一夜、私に吹きよせる夜の雪は
舞台は港を擁する北の街。厳冬。その街で、感染症が疑われる病気、そして病院で使われていた廃棄予定の医療機器の盗難が前後して発生する。新聞記者が、その事件を地元新聞に短い記事で報道する。 小説の中心に据えられているのは街の高台にあるホテルの宴会場であり、そこではこの二つの事件の他、進行中の高血圧大規模臨床試験も医師たちの間で話題になっている。 20の場面から構成されている小説の各場面は、「話者/書き手」をめぐる部分(語っている私/書いている私)と、「出来事」(語られている内容/書かれている内容)をめぐる部分に二分割されている。20の場面の「出来事」の時間的な前後関係は必ずしも定かではない。視線を追うことで描写される場面は分裂し、その細部は増殖し、変奏される。小説は断えず言い直され、書き直される。 -
泣いたらアカンで通天閣
〈おとうちゃん、おおきに、ありがとお。うっとうしいほど、愛してくれて……〉大阪・新世界のどん詰まりに店を構えるラーメン屋「味(み)よし」。亡き妻から店を引き継いだ店主のゲンコは、商売に身を入れず遊蕩三昧、かつて評判だったラーメンの味もガタ落ちで、閑古鳥が鳴いている。OLをしながら店を支えるしっかり者の一人娘センコは頭を抱える毎日だ。そのうえ、最近、ぼんやりしてきた店番のおばあやんも気にかかる。そんなある日、この町を嫌って東京に出て行ったセンコの幼馴染、質屋の息子カメヤがひょっこり帰って来た……。痴話喧嘩も色恋沙汰もみんな筒抜けのご近所さん。浪速のシンボル・通天閣が見下ろす下町商店街でデコボコ父娘が繰りひろげる、鬱陶しいけどあったかい、抱腹と感涙のとびっきりの人情物語。TVドラマ化、舞台化もされた評判作、待望の電子化! -
ミステリー in the コッツウォルズ 「華やかな三ツ星の陰に」
世界でもっとも美しい田園とも称されるイギリスのコッツウォルズ地方を舞台にした小説です。平和そのものの田舎村に住む日本人カップル夏希とノブが、次々に起こる事件に偶然巻き込まれていきます。それが「ミステリー in the コッツウォルズ」シリーズです。 ミステリーと名が付いていますが、イギリスとヨーロッパの生活の紹介に重きを置いて物語が進められています。コッツウォルズに在住する著者の毎日の暮らしからプロットのヒントを得て、日本人の目からだけでなくヨーロッパ人の視点も含めて書かれています。 シリーズの第2作目にあたる「華やかな三ツ星の陰に」は、ミシュラン三ツ星レストランとバカンスに出かけた南フランスのコートダジュールが舞台になっています。 -
あやかし恋手紙~不思議な社務所の代筆屋さん~
拝啓 あの頃のあなたは 今の奇跡を信じていましたか? ツンデレ妖狐とドン底元OLの甘く切ない恋物語! 「あやかし恋古書店」著者の最新刊! 【あらすじ】 その手紙が二人を繋いだ――失業と失恋でお先真っ暗の元OL・碧梨(みどり)は、亡き祖母からの謎の手紙に導かれ、新潟の寂れた神社を訪れる。そこで出逢ったのは、口の悪い美形の妖狐・琥珀(こはく)。弱みを握られた碧梨が、同居の傍ら手伝うことになったのは、妖怪と人を結ぶ不思議な手紙の「代筆」だった。手紙が解き明かす、秘められた因縁とは? 二人の同居生活の行方は? 手紙の起こす奇跡に涙する、甘くて切ない恋物語! 【文庫書き下ろし】 優しい想いのこもった手紙に涙が出ました。 自分の本当の気持ちを相手に伝えることの大切さを気が付かせてくれる1冊です。 (蔦屋書店ひたちなか店 小林様) この物語を読み終わった後、大切な人に手紙を書きたくなりました。人と人の心をあやかしたちに教えてもらったような気がしてあたたかい気持ちになりました。 (紀伊國屋書店 梅田本店 中川様) なんとなく、うつむきがちな碧梨がだんだん積極的になっていく所がこちらも嬉しかったです。そのきっかけになる手紙を琥珀がこそこそやっているのを想像するとニヤニヤします。ツンデレ狐はやっぱり最高ですね。もちろんポンちゃんも癒しです。そしてこのSNSの世の中手書きの手紙というのが、「心」を感じて温かくなります。 (紀伊國屋書店 広島店 藤井様) 自分の気持ちを伝えるのが苦手な碧梨が、代書の仕事や祖母との思い出を通じて成長し、琥珀に相対するまで、悶々と楽しく読ませてもらいました。 (知遊堂 上越国府店 野池様) 著者について ●蒼井紬希(あおい・つむぎ) 2011年に別名義でデビュー。著書および担当シナリオは多数。 蒼井紬希名義で発行された「あやかし恋古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~」が続々重版(6刷)。現在も様々なジャンルで精力的に活動中。 ホームページ:君に捧げる言の花 http://tsumugi.mimoza.jp/ -
小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~
本作は、シリーズ脚本家の福田卓郎氏の完全書き下ろしストーリーで、テレビシリーズ&劇場映画の補完と、Vシネマ「ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター」の後日譚となります。また、巻末には「仮面ライダーゴースト」のストーリー世界の全史を解説した『仮面ライダーゴースト 魂の記憶』も掲載。。 -
猫ミス!
気まぐれでミステリアスな〈相棒〉をめぐる、豪華執筆陣による全8篇――新井素子×黒猫の独白、秋吉理香子×野良猫見守り隊、芦沢央×少年名探偵と仔猫、小松エメル×猫になりたがる妹、恒川光太郎×妖怪猫ケシヨウ、菅野雪虫×オッドアイと「死神」、長岡弘樹×高齢者とペットロス、そにしけんじ×探偵ニャンロックホームズ。いつでもどこからでも手軽に猫を愛でることができる、バラエティ豊かなアンソロジー。 ◆収録作と主な登場猫物◆ 新井素子「黒猫ナイトの冒険」(自称「名前は、ない」野良猫) 秋吉理香子「呪い」(白い野良猫のシロなど) 芦沢央「春の作り方」(黒と茶のサビ猫) 小松エメル「一心同体」(黄色い瞳の黒猫) 恒川光太郎「猫どろぼう猫」(水色の瞳のサバ虎) 菅野雪虫「オッドアイ」(虹彩異色症の白猫) 長岡弘樹「四月のジンクス」(シャム猫のハナ) そにしけんじ「猫探偵事務所」(助手のニャトソンくん) -
血涙十番勝負
将棋ファン必読の書、伝説の真剣勝負が甦る。 文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ、1972年のユニークな自戦記。 軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句、胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで、身体は七転八倒……、まさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも今回、新たに収録。 -
恋虫
『恋』を知っていますか? 正式名称は「感情性免疫不全症」。ウイルス性の病で、感染すると、驚くほど人が変わってしまい、自我がなくなってしまう事から、『恋虫』と呼ばれ、恐れられている。この病に感染すると、身体のどこかに特徴的なピンク色の痣が現れ、他者の感染を防ぐため、駆除される運命にある――。 四ノ宮美季は、念願の『恋虫駆除隊』に入隊した。治療薬の存在しない『恋虫』に感染した人を駆除する部隊だ。上官になったのは冬野花火というこの世界の救世主。入隊して初の出動で、四ノ宮は対象者を目の前にして駆除できなかった。今まで恐れていた『恋』という病が、本当に悪いものなのか疑問を抱いてしまったからだ。叱咤されるのを覚悟で連れられて来られた冬野の部屋で、四ノ宮は彼の秘密を知ることになり……。 『恋』に堕ちる切なさと、脆い感情を彩り豊かに描いた、泣けるラブ・ストーリー。 -
季節はうつる、メリーゴーランドのように(角川文庫)
夏樹と冬子は、高校時代、男女だけれど「親友」だった。 お互い、日常の謎を解くことを趣味として、一緒に居て誰よりも心地良い存在だったあの頃。 やがて社会人となった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。 町を散策しながら、昔と同じく、冬子と日常の謎ときを楽しむ夏樹だが、 夏樹には心に秘めた想いがあった。 冬子への恋心。もう、ごまかせない。 けれど冬子はなかなか、夏樹の想いを伝えるチャンスをくれなくて……。 もどかしくも、季節はうつる。夏樹の焦り、冬子の戸惑いをのせて。 そして……。 それは、最高で最低の片想い……。 優しく穏やかなな日常の謎ときから一転、驚愕のエンディングに、誰もがきっと目を瞠る。 青春ミステリの名手、岡崎琢磨が送る、究極の青春恋愛ミステリ。 -
夏の情婦
みずみずしい感性が光る永遠の恋愛小説集。 「ひとつ例にとると、『傘を探す』という作品。僕はこの、失われた雨傘を探して夜の街を、人から人へとめぐり歩くストーリーをいまでも面白いと思います。 もし若い佐藤正午がこれを書いていなければ、いま僕の手で新たに挑戦してみたいくらいです。 短編集『夏の情婦』を読み返して、この五編がいずれも、書くべきときに書かれた小説である、と三十年後のいま思える、それが僕の率直な感想です」 (本書「三十年後のあとがき」より) 「鳩の撃退法」、「月の満ち欠け」と、次々に小説読みたちを唸らせる傑作を発表し続けている著者が、「永遠の1/2」でのデビュー直後に執筆した恋愛小説五編を収録。 「傘を探す」の他には、小説賞を受賞した三十一歳のぼくがネクタイを介して大学生の自分と年上女性との恋愛を追憶する「二十歳」、男と女のフラジャイルな関係を気だるい夏の残暑のなかに再現してみせた「夏の情婦」など。 いずれも恋愛をテーマにしているものの、その語り口は変幻自在で、すでに「小説巧者」の片鱗をうかがわせる作品ばかりだ。 【ご注意】※集英社より一九九三年三月に刊行された文庫をもとにして、新たに著者が書き下ろした「三十年後のあとがき」を加えて、再文庫化したものです。 -
孤独のいいなり
35歳になったフリーライターの真弓子。元彼のDVのトラウマから過食嘔吐を繰り返す。 新しい彼〈蛍さん〉は、結婚してしまったが、彼との不倫関係は続いている。 ライターとしての仕事に窮した真弓子は、風俗雑誌のライターとして働き始める。取材に訪れたプチ風俗店で、青い瞳の男「グンジョー」に出会う。彼は渋谷あたりでうろつく少女たちを風俗店に売り飛ばす男だった。 グンジョーと出会ったことから、彼女の生き方は次第に転落の一途をたどる。一方グンジョーは正体不明の女「藍」の幻を追いかける。「藍」は救われない男たちに無償の奉仕をしている女だ。 リアルでファンタジックで、愛と性の狭間で壊れていく女、再生していく女を描く物語。 -
渋谷にて行方不明
若者を引き付ける刺激的な魅力にあふれる街・渋谷。ともに中学三年生の田村知佳は茨城から家族と、市橋友香は山梨から友達と、憧れの渋谷に遊びに来た。少女の面影を残す彼女たちは、それぞれ別の男にナンパされ、監禁されてしまう。そして二人は秘密のパーティで、オークションにかけられ中年男の餌食となる寸前の窮地に。一方、彼女たちが宿泊を予定していた人気ホテル「ステイ渋谷」のオーナー寺泊新吉は、二人が危険な状況に陥ったことを察知。かつて渋谷の自警団を作っていた、古き良き渋谷を愛する老人やオヤジたちと協力しあって、二人を救おうと立ち向かっていく。ロリータたちの危機的状況の描写や秘密パーティで繰り広げられる官能の世界は、読者の期待を裏切らない。大活躍するオヤジたちのキャラクター設定と相まって、神崎作品の中で異彩を放つ佳作。 -
奈良町ひとり陰陽師
古都・奈良にあって、歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。奈良町の一角にある「くすば菓子店」の息子・楠葉シノブは、奈良ではもう最後となる、由緒正しい陰陽師だった。シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神様、走る大黒様まであらわれる奈良町で、猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、シノブは今日も不思議を解きほぐす――歴史薫る古都から贈る、優しいあやかしファンタジー。 -
モーリス・ルヴェル作品集 合本版
【モーリス・ルヴェル】日本の多くの作家に影響を与えた。フランスのポオと呼ばれた鬼才。恐怖と残酷の短編集。一度読んだら病みつきになること請け合い。容赦ない結末に驚愕。「或る精神異常者」「幻想」「犬小屋」「孤独」「誰?」「麻酔剤」「闇と寂寞」「生さぬ児」「碧眼」「麦畑」「乞食」「青蝿」「フェリシテ」「ふみたば」「暗中の接吻」「ペルゴレーズ街の殺人事件」「老嬢と猫」「小さきもの」「情状酌量」「集金掛」「父」「十時五十分の急行」「ピストルの蠱惑」「二人の母親」「蕩児ミロン」「自責」「誤診」「見開いた眼」「無駄骨」「空家」「ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海」の31本を収録。値段もお得な合本版。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
P+D BOOKS アニの夢 私のイノチ
中上健次の盟友が模索し続けた文学の可能性。 「それにしても、言い争いばかりしてきたような気もする。そして、私にとって、はじめて出会った時に思い決めた“中上健次”への徹底的大反論はまだ、これから先のことだったのだ。 (中略)いずれにせよ、私の“中上健次”という名の目標は、今更、なにが起ころうと変えようがない。中上さんも、それは承知のうえだ、と私は信じている」 <「“中上健次”という存在」より> アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学――急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探ったエッセイ集であり、中上とデビュー以来盟友として深く関わった津島佑子の1990年代の文学的軌跡でもある。
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