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Posted by ブクログ
『もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに』
隣の芝生は青く見える。
どちらかに転んだとしても、幸せで不幸せかは一概に言えないし、自分の人生なんだからましてや他人にとやかく言われる筋合いはない。
傷つくこともまた自分を成長させてくれてる。
今日はどんなに最悪で嫌で逃げたいそんな日だったとしても、もしかしたら明日は楽しいことが待ってるかもしれない。
背中からポンと後押ししてくれるような心がじんわりと温かくなる一冊でした。
唯川恵さんの世界観が本当に好き。
他の作品も読みたくなった
Posted by ブクログ
会社の同期だった2人が、1人は寿退社、もう1人は独身バリキャリという道を進んでいく。そんな2人の約40年の軌跡を描いた小説。
少し時代が古く、極端な描写に感じるところもあるものの、女子同士の嫉妬や同情、戸惑い、優越感など心に渦巻くものをリアルに描写しているなぁと女の1人として面白く読んだ。
共感したのはこの言葉。
「どうして誰しも、人を、どちら側の人間かとやたらに決め付けようとするのだろう」
特に女はこれを感じているんじゃないのかな。
結婚している、していない。
子供がいるか、いないか。
仕事をしているか、していないか。
幼稚園か、保育園か。
パートか、正社員か。
親は近くに住んでいるか、遠方か。
時短を取っているか、取っていないか。
こんなのどうでもいいよね!
みんなそれぞれ生きてて、それだけじゃだめなのかな?
全部同じカテゴリーの人じゃなかったら仲良くできないのかな?
違うからって気後れする必要はない。
個として付き合いたいのにって思う時がある。
でも「失礼がないように」カテゴリーを確認したい気持ちもわかる。失礼ってなんだろう、子供がいない人に子供の話をしたら失礼なんだろうか、それこそ失礼なんじゃないか。人によって考え方が大きく違うから自分でも答えが見つからない。
Posted by ブクログ
過去、単行本でも読んだ本。
文庫になっていて再読。
乃梨子と薫。
同期で広告代理店に就職した2人の、同じ歳のお互いの様子を交互に描いてある。
比較対象になりやすい、専業主婦とバリキャリ。
どっちががうまくいっている時は、もう1人はうまくいっていなくて、…という繰り返し。
どっちの人生の出来事も、誰にでも起こってもおかしくないようなことが多く(起業はそんなに多くはないかもしれない)わたしは数々のエピソードに共感した。
あの時こっちを選んでいたら、そう思うことは、もちろん何度も何度もあった。
でも、選ばなかった方は、その時は青い芝でも、次のシーズンでは、また次の何かが起こってる。
人生の分岐点は、いくつもあり、進むルートは数えきれないほど、想像できないほどあるのだろう。
読む時々によって、感じ方も変わるのだろう。
選んだことを正解にする
敬愛するジェーン・スーさんがよく言っているが、わたしはこれを指針にしていこうと思っている。
Posted by ブクログ
女性の生態のほぼ全てが分かるといっても過言ではない作品。
結婚か仕事か。
どちらの選択をしたかによって、女性はそれぞれの派閥に分かれることになる。自分の選択こそが正しい選択なのだと思いつつ、自分とは反対の選択をした女性を羨ましいとも思う。
さらに面白いのは、選択する前の女性の多くが、私は両方手に入れる、と本気で信じていること。
結局のところ、どちらを選んでも、それなりに楽しくて、それなりに辛いことがあるのだろう。
実は、女性はいつだってそういう経験をしていて、
例えば色違いのバッグを前に、どちらを購入しようか迷う。自分の意思で選択して、そこに後悔なんて微塵もないはずなのに、ある日自分が選ばなかった方のバッグを持っている人を見かけて、あーやっぱりあっちにすればよかったかな、と思う。でも、それを認めることは敗北を意味するから、自分の選択を正当化することに躍起になる。
女性の人生なんて、そんなことの繰り返し。
“あっちを選べなかった”ではなく、”こっちを選んだ”。
そんな人生を歩きたいなぁ。
小説の中に、それぞれの言い分として数多くの名言が出てきます!そばに置いておきたい作品です。
Posted by ブクログ
ずーっと探してようやく丸善で発見!
嬉しさのあまり1日で読破してしまった。
アァ…感じたことが多すぎて書ききれないけどチマチマ書いていきます。
郁夫さんなら仕事をする妻をちゃんと認めてくれる、そう思って仕事も捨てて結婚した薫がまずすごい。そんな人に巡り合ってみたい。けれど年々郁夫は変わっていくし、薫も変わっていく。
素敵な殿方に出会えたらなーと、どこかで思っていた私の自己中さ加減に嫌気がさした。
一人で生きていけるように仕事するのかな…それともやりたいことを仕事にしていくのかな…乃梨子さんは社長の立場になると従業員の生活を守る責任が生まれてくるって言ってたのも考えさせられる。
乃梨子が渉と付き合ってる時に、まるで自分が男みたいと言ったことに、衝撃を受けた。専業主夫になりたい男の人に会ってみたい!どんな考えなんだろう?
ってか皆当たり前のように浮気しすぎじゃないか…?結婚すればこんなにするもんなの?
あ、あとあと乃梨子が石田さんとは喧嘩をしないって話で、私も喧嘩なんて数えるほどしか、(あれ?もしかしてしたことないかも?嘘だろ)したことないのは、喧嘩したら関係が壊れるかもって思って怖くて自分の意見が言えてないんだな、と痛感。情けな…
60歳になっても、平均寿命まで25年あるって…日本人の寿命長すぎじゃない?80になっても自分のこれからを考えて、することを選べるような人になれるかな
でも60になっても、もっと60歳はしっかりしてると思ってた、とか考えるなんて。今でも思ってるのに…
あれ、ちょっと書きすぎたかな、恥ずかしくなってきた。
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