青木奈緒の作品一覧
「青木奈緒」の「動くとき、動くもの」「うさぎの聞き耳」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
幸田家に代々伝わる言葉について、幸田露伴の曾孫であり、幸田文の孫である青木奈緒さんが語っている。
全部で40近くの言葉が挙げられているが、祖母である幸田文の言葉が多い印象。
そのため、それぞれの言葉の説明部分では、幸田文の作品が多く引用されているが、併せて実際に祖母や母が、その言葉を使った場面も回顧されている。そこはやはり親族ならではの視点だ。
そして何より、現代の方だから言葉が分かりやすく、幸田文の言葉を通訳してくれている感じもある。
この本を残してもらえてよかったと感謝したくなる。
先日、幸田文の随筆も読んだが、奈緒さんが思い出す祖母・幸田文と、本人の書く文章から受ける印象とまた違う
Posted by ブクログ
幸田文...明治生まれの随筆家
その孫が編纂している...本書
『しつけ帖』でその文体に惹かれてまた手に取る。
いい文体です。そしてやっぱり心のひだに入り込み琴線に触れます。
書かれた当時は現代と違い「老い」を意識する年齢が今よりずっと早い(若い)のもそれぞれのエッセイ一編の最後に書かれた時の年齢が載せてあるのも興味深かった。
なんていうのかなぁ〜
心に秘めた、何かいい意味での塊がちゃんとあって、それを通して見聞きして感じたもの、自らの体験をこれまたしみる文章で書かれていて...なんだかとっても「人」なんだよなぁ〜と感じてしまう。
もしかして、これてファンなのかなって...思ってしまう(