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Posted by ブクログ
日本ホラー小説大賞を受賞した『バイロケーション』の
続編に当たる作品だが、前作に比べると
作り込みが甘いと感じてしまう。
前作では、画家、刑事、医者、秘書といった
一般的な職業の範疇に入る人がバイロケーションに
悩まされるという内容だったが、
今回は料理人の顔をかぶった殺し屋という設定になっており
リアリティに欠ける人物像になったことで
ギリギリのところで保たれていた設定が
荒唐無稽の方に寄ってしまったのが痛かった。
また、オリジナル⇔バイロケーションという関係に加えて、
本作ではスプリット=分裂という概念が出てきたことで
複雑さが増しており、殺し屋設定と相まって
設定に溺れてしまったように思う。
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