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自分ブランド化計画
トヨタ自動車のレクサスをはじめ、数々の企業のマーケティング、ブランド戦略に参画した著者が「ブランドとは?なぜ今ブランドなのか?」に応える!主義主張のない生き方をする人は、今後ますます周囲に翻弄されるだけの人生を送ることになるだろう。自分の人生をブランド化するにはどうすればいいのか?そうした疑問に対し、世間の常識を一つずつ覆しながら、個人のブランド化の方法を丁寧に解説。また、今後の企業のあり方や日本国家の姿を予測しながら、ブランド価値を理解するために必要な「考え方」を伝授する。“オタク”を擁護し、芸術・哲学の重要性を説き、マイホーム主義を笑う、大胆で危険なブランド論×人生論×日本論。 -
絵が殺した
雨あがりの早朝、富田林市の竹林から死体が発見された。ほとんど白骨化していたため、身元の確認は難航するかと思われたが、意外にも、一年前に丹後半島で海に落ちたという日本画家黒田理弘とあっさり判明した。身辺捜査に駆りだされることになった吉永誠一刑事は、新米の小沢慎一とコンビを組み、事情聴取に着手する。黒田が二十年前の奥原煌春贋作事件に関与していたことが明らかになったが――。長篇推理。 ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
大富豪たちの美術館
西欧に匹敵する文化国家を目指しメトロポリタン美術館にコレクションを寄贈したJ.P.モーガン、“国民すべてに開かれた美術館”を願いナショナル・ギャラリーを建設したA.W.メロンなど、祖国アメリカを、世界屈指の文化国家へと導いていった大富豪たち。彼らの情熱を駆り立てたものは一体何だったのか。現在のアメリカを代表する美術館を築き上げた「現代のメディチ」たちの物語。 -
花嫁はプリンセス
ティファニーは少女のころからずっと父親の牧場の共同経営者であるキングに夢中だった。だが、三十代半ばになった今でも彼には家庭を築く気などなく、ティファニーはまったく相手にされていなかった。焦ったティファニーは自宅で開かれた誕生日パーティで、思いきりセクシーなドレスを着てキングを誘惑した。今日で二十一歳、何もためらう必要はない。ところがキングは彼女に熱いキスを浴びせたあと、冷酷に告げた。「ぼくはバージンと遊ぶつもりはないし、結婚する気もない」 -
非情な救世主
ギリシア人実業家アレクシス・ペトラキスがパーティに現れるのを、リアナは震える思いで待っていた。父の会社を救ってもらうために。遅れてやってきた彼の堂々たる姿に、リアナは息をのんだ。緊張を押し隠し、折り入って話がしたいと頼み込むと、アレクシスが宿泊している豪華なスイートルームに連れていかれた。だが彼の魅力に圧倒され、仕事のことなど切り出せなかった。そして、気づいたときには彼にすべてを捧げていたのだ。翌朝、ようやく事情を打ち明けると、アレクシスの表情が変わった。「ぼくはベッドでビジネスはしない」そう言い放つと、彼は紙幣をベッドにばらまき、振り返りもせずに部屋を出ていった。 -
麗しきレッスン
二十一歳になったら両親の遺産を相続し、修道女学校から出られる。カタリーナはその日を待ち焦がれていた。ところが両親はとんでもない遺言をのこしていた。後見人の選んだ相手と二カ月以内に結婚しなければ、遺産相続も、女学校から出ることもできないというのだ!誕生日当日、後見人のジェイク・ラミレスがやってきた。ハンサムなジェイクを前に、男性に不慣れなカタリーナは気圧されつつも、なんとか彼を説得し遺言を無効にさせようとする。その努力は裏目に出てしまい、逃亡を警戒されたカタリーナは、ネクタイで縛りつけられ、ジェイクと同じベッドで眠る羽目になった。 -
裏切られた情熱
ギリシアの島に娘とともに降り立ったヘレンは、迎えに現れた人物を見て息をのんだ。ミロス・ステファニデス!十七歳だったわたしを誘惑した男。身ごもっても、彼に知らせることはできなかった。妻のいる身だと、偶然知ってしまったから。ここに来たのは、母を捨てギリシア女性と再婚した父と和解するためで、ミロスに会うつもりなどなかったのに。昔よりいっそう男らしさを増した彼を見て胸を高鳴らせてしまう自分に、ヘレンは言い聞かせた。不実な男に、娘の出生の秘密を知られるわけにはいかないのよ。 -
二つの顔を持つ恋人
官能的なボサノバのリズムが流れるパーティ会場で、クリスティーナは信じられぬ思いで元恋人アントンを見つめた。まさか、こんなところで再会するなんて!~三百年続く一族の血を、あなたの血でけがされたくないの~六年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が脳裏によみがえる。愛しているからこそ、彼に別れを告げたつらい記憶が……。アントンは今や世界的に有名な銀行の頭取で、クリスティーナが経済的苦境にあることもすでに知っているらしい。「楽しかったあのころを再現しようじゃないか」復讐に燃える目でそう告げられ、クリスティーナは凍りついた。★〈ラミレス家の花嫁〉今回はミシェル・リードがお届けします。以前、愛した女性に裏切られたヒーロー。そんな彼のもとに届いた実父の遺言状が、止まっていた愛の歯車を動かします。★ -
情熱だけの関係
結婚披露宴で、アラナは夫リースの友人とダンスを踊っていた。すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。結婚紹介所〈求む、妻〉を通じて愛情抜きの結婚をしたアラナは、リースにとって、飾り物の妻でしかなかった。二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?それを確かめることはできなかった。翌日、アラナは交通事故に遭い、夫の記憶を失ってしまったからだ。 -
彼が結婚する理由
「木曜のプレミア試写会には、ぼくがエスコートしよう」突然のニックからの申し出に、テスは動揺した。彼とは仕事上の関係に徹するようにしてきたのに、なぜ?しかもニックは、公然とテスと腕を組んで赤絨毯を歩くために、いまの女性関係まで整理すると言うのだ。戸惑うテスの脳裏にある考えがよぎり、彼女は凍りついた。まさかニックは、知ってしまったの?わたしが子どもを産んだことを。たった一夜の情事でできた、彼の子どもを……。 -
かたくななレディ
リバティーはわが身の不運を呪った。恋人の浮気現場を目撃したうえに、今度は不注意な運転のせいで最新型のメルセデスベンツと接触事故を起こしてしまったのだ。車から降りてきた男性は、弁償するという彼女の連絡先もきかず自分の名刺を渡すと、さっさと立ち去ってしまった。いったいどういう人なのかしら?疑問はその夜すぐに解けた。父と出かけたロンドンの高級ナイトクラブで、あの男性カーターが有名モデルと親しげにしていた。彼はここの経営者で、ロンドンの半分を手中に収める人物だという。彼女に気づいたカーターは、大胆にも誘いを仕掛けてきた。「もしディナーにつきあってくれたら、保険のことは忘れよう」 -
強いられた結婚
スペインの伯爵である祖父の支配から逃れるため、リアは十八歳で恋人とアメリカに駆け落ちした。不幸な結婚の末に夫は事故で亡くなり、娘とふたり残された。今の貧しい生活では、心臓病を患う娘の手術費など賄えるはずもなく、スペインに戻って祖父に援助を請うしかなかった。だが祖父は手術費を払う代わりに、実業家のダミアン・マルケスと結婚しろと言う。先日出会ったばかりで、私にキスしてきた男性とですって?リアの胸は一瞬ざわめいたが、すぐに現実に返った。結婚なんてできない。妻の務めを果たせないのだから……。★昨年の日本デビュー以後、読者の熱い支持を受けているルーシー・モンローの新作は、身体的なコンプレックスを持つ女性に捧げられた意欲作です。物語の最後には、彼女から読者への温かいメッセージもありますので、ご期待ください。★ -
罪深き娘
レイチェルは自分が美しく完璧に見えるよう、念入りに装った。ファルネステ産業を率いるヴィートを魅了しなければならない。レイチェルの母は、彼の父親の愛人だった。そのせいで、母もレイチェルもヴィートから蔑まれてきた。彼はレイチェルを巧みに誘惑し、純潔を奪いさえしたのだ。今ヴィートは、母が手に入れたファルネステ家の由緒あるエメラルドを何がなんでも取り戻そうとしている。「エメラルドが欲しいなら、わたしと結婚して」彼のオフィスに乗り込んだレイチェルは、果敢に取り引きを持ちかけた。でも、自分から結婚を迫った理由は、口が裂けても言えないわ。★2004年に鮮烈な日本デビューを飾ってから、ますます筆の冴えるジュリア・ジェイムズの新作をお届けします。レイチェルのプロポーズの裏には、悲しい事情がありました。★ -
一夜の波紋
ティナは結婚の誓いを終えたあとも、ニック・レアンドロスの妻になったことを実感できずにいた。彼の異母弟バシリさえ事故で亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかっただろう。いま、ティナのおなかにはバシリの子がいる。その子にレアンドロスの姓を名乗らせ、安定した生活を与えるべきだとニックに強く説得され、ティナは結婚に踏み切ったのだ。いまだ残る、選択を誤ったのではという不安を抑えつけ、これが最善の策なのだとティナは自分に言い聞かせた。だが結婚生活が始まると、思わぬ苦悩が生じた。 -
禁じられた喜び
リアダンは家政婦として大きな屋敷に住み込みで働くことになった。主であるエイドリアンは有名なミステリー作家で、隠遁者のような生活を送っている。横柄で気難しい彼の言動に戸惑いながらも、心の奥を垣間見たいという思いが募り、リアダンは惹かれていくのを止められなかった。だが、その思いはのちに手ひどく裏切られることになる。エイドリアンが求めているのは彼女の愛などではなく、家政婦と愛人としての役割だけだったのだ。 -
愛と疑惑の協奏曲
メルボルンの法律事務所で働くリアンは、ある大物の依頼人を担当するよう上司に言われた。その依頼人が現れたとたん、リアンは心臓が止まりかけた。離婚係争中の夫のタイラーがどうしてここに?有名モデルと夫の関係を知り、ニューヨークの家を出て、故郷で新しい生活を始めたのに……。彼がこの法律事務所を選んだのは、偶然とは思えない。欲しいものはなんとしても手に入れる男性なのだから。リアンの背筋に震えが走った。タイラーはどんな忌まわしいゲームを仕掛けるつもりかしら? -
涙から生まれた恋
シャーロットは空港で呆然と立ちつくしていた。明日、挙式の予定なのに、婚約者が現れなかったのだ。あまりのことに、人目もはばからずにしゃくり上げていると、ダニエルと名乗る男性に声をかけられた。彼はシャーロットの話をひとしきり聞いたあと、食事に誘ってきた。不誠実な男性とは、二度と関わりたくないわ!シャーロットは彼に渡された名刺を突き返すと、くるりと背を向けて歩き去った。翌日、ダニエルと結婚式を挙げることになるとは夢にも思わずに。★ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2100号を迎えました。読者の皆さまに心より感謝いたします。2003年に来日したときのミランダ・リーのコメントもあわせてお楽しみください。★ -
愛なきウエディング
フライト・アテンダントのルーシーはマルディビノ公国のプリンス、グイドと交際していた。世界各地で気ままな逢瀬を重ねるようになってから一年ほどたったある日、初めてグイドのアパートメントに招かれ、マルディビノ公国でおこなわれる彼の甥の洗礼式に招待された。身分が違いすぎると、彼との将来を悲観していただけに、ルーシーの喜びはひとしおだった。もしかして、わたしは愛されているの?だが、彼女の期待とは裏腹に、グイドの誘いにはある企みがあった。★地中海に浮かぶ島国マルディビノ公国の三人の王子たちの恋を描く三部作〈地中海の王子たち〉。二作めのヒーローは、公国を出て気楽な独身生活を送る第二王子のグイドです。★ -
ボスは意地悪
仕事で参加した地元企業の交流会議で、シェリーはボスのレイフとチームを組むことになった。レイフは今でこそ女性社員の憧れの的だが、シェリーは彼の正体をよく知っていた。幼いころから彼にばかにされ、意地悪をされ続けてきたからだ。案の定、シェリーと一緒に働くと知り、レイフは反感をむきだしにした態度を見せた。先行きを憂えていた矢先、企画の一環として、なぜかシェリーがレイフの上司として指揮を執ることになった。これまでの借りを返す願ってもないチャンスだわ!シェリーの胸は躍った。 -
いつかかなう夢
従妹の結婚披露宴で、一人ダンスの輪から外れていたマティは、そばでもの思いにふける男性が気になり声をかけた。彼はセバスチャンといい、ニューヨークの銀行家だった。男性とは楽しくつき合い、決して深入りをしないのが、マティのいつものスタイルだ。悲しいけれど、わたしみたいな人間にはそれがふさわしい。ハンサムなうえに、ウィットに富んだ会話のできるセバスチャンは、この場かぎりの話し相手としては最高だ。だがマティは考えてもいなかった。自分が彼の心に、強烈な印象を残してしまうことまでは……。★RITA賞はじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディングが、交通事故で車椅子生活を余儀なくされた女性をヒロインに据えて描く心温まるストーリー。★ -
仮面の花嫁
セバスチャン・フィオルキスと結婚しろですって?アリージアは冷酷な祖父の言葉に、耳を疑った。私の父はフィオルキス一族のせいで亡くなったというのに、その跡取りの男性の妻になるなんて、とんでもない話だ。億万長者のセバスチャンと結婚しさえすれば、病気の母に手術を受けさせることができるのは確かだが……。葛藤の末、アリージアは覚悟を決めた。これは完全な政略結婚よ。夫婦になるといっても、名前だけのこと。しかし、二人の結婚が実現すると、セバスチャンは言った。「君は僕のものだ。そのすばらしい体の隅々まで」★2003年に日本語版デビューし、ハーレクイン・イマージュで活躍中のサラ・モーガン。今月はギリシア人男性をヒーローに据えた結婚物語をお届けします。★ -
初恋を抱きしめて
幼なじみのハリーが、一年ぶりに故郷に帰ってきた。彼と顔を合わせるなり、エマはいつもどおり、抱えあげられてくるくる振り回された――久々に会った小さな妹みたいに。いまや大富豪になったというのに、彼は昔とちっとも変わらない。少年のような瞳も、くしゃくしゃの髪も、私との接し方も。歓迎の笑みを浮かべながら、エマは決意を固めた。長いあいだ、彼への思いは胸に秘めてきたけれど、そろそろ私が大人の女性だってことをわからせなくちゃ。長すぎた初恋を実らせるときがきたのよ!★大都会メルボルンを舞台に、せつない初恋を描いた物語。ロマンチックな展開に胸がきゅんとします。★ -
公爵のプロポーズ
ジョアンナは遺跡調査のため、古い宮殿を訪れた。ここは元婚約者、グスターヴォの領地だ。何年も前、親の決めた結婚相手に、彼女はひと目で恋をした。だが式の直前、グスターヴォはほかの女性に夢中になった。彼の幸せだけを願って、ジョアンナはそっと身を引いたのだった。あのとき私の世界は音をたてて崩れ落ちたけれど、彼が今も輝いているなら、それでいい……。しかし再会したグスターヴォは、ひどく悩んでいるように見えた。ジョアンナは再び願った。彼の力になりたい、と。★RITA賞を二度も受賞しているルーシー・ゴードン。練りあげられた珠玉の物語で、熱い注目を集めています。本作では、ひたむきな女性の心を打ち砕いてしまったイタリア人公爵の葛藤を描きます。★ -
花嫁の孤独
あのホイットが、ついに身を固めることにしたんだわ。独身生活を謳歌していた、テキサス一のプレイボーイが。そう悟って、イーディは激しく胸が痛んだ。彼は身近にいる平凡な女には目もくれなかったけれど、私はホイットをずっと愛し続けてきた。この思いを永遠に封じ込めなくてはならないなんて。ところが、ホイットは思いもよらない言葉を口にした。「僕が結婚したい女性は君なんだよ」イーディの心は天まで舞い上がった――すぐさま無残に打ち砕かれ、絶望の淵に沈むとも知らずに。★揺れ動く乙女心を緻密に描いた物語で、熱い注目を集めているスーザン・フォックス。今回もヒロインのときめきと悲しみが最後まで読み手を引きつけます。2004年7月刊「花嫁の契約」(I~1689)、2005年9月刊「花嫁のためらい」(I~1772)の関連作です。★ -
帰ってきた初恋
恋もキャリアも失って茫然としたまま、ジュリエットはなんとか故郷にたどりついた。ずっと抜け殻のように暮らしているわけにはいかない。少しずつでも前に進まなければ。そう思いはじめた矢先、彼女は意外な人物と再会した。グレガー――あの白馬の騎士!彼は昔、いじめられっ子だった私を救ってくれた。けれどある日突然、町から姿を消してしまった。いつ戻ってきたのだろう? あのときいったいなにがあったの?闇に埋もれていたジュリエットの心が、静かに息を吹き返した。★RITA賞をはじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディング。話巧者らしい味わい深い物語です。★ -
聖なる恋
キリスト生誕の像が落書きされる事件が起き、警察官のマチルダは現場へ急行した。けしからぬ不敬行為に胸を痛めつつ教会に足を踏み入れると、通報者である牧師のデイヴィッドが彼女の到着を待っていた。マチルダは瞬時に胸のときめきを覚え、うろたえた。この危険な職業に就いたときから、生涯独身と心に決めている。それに聖職者に恋などしていいはずがない。だが、デイヴィッドに意味ありげな罪深い視線を送られ、彼女の決意は風前の灯火となり……。 -
秘書の片想い
タラは魅惑的なスーツを身にまとい、テキサスの拘置所にいた。無実の罪で拘留されたボス、ジョナスの保釈手続きのため、サンフランシスコから飛んできたのだ。鉄格子の向こうのジョナスの姿に、タラの胸は熱くなった。彼ははっとして、魅せられたようにこちらを見つめている。ピンクのスーツを着てきたかいがあったかしら。五年前、ジョナスは困っていた私に秘書の仕事を与えてくれた。今度は私が彼を助けて、一緒にいてあげる番。いいえ、それどころか今こそ彼の心を知る絶好のチャンスだわ。私がすべてを捧げたいと言ったら、彼はどうするかしら? -
強引な結婚
吹雪の中、レスリーはとある家に避難する。そこでは、体に傷を負った男性ジェイソンが療養していた。彼は予期せぬ訪問者を迷惑がり、無礼な言葉を次々に吐いた。男性的な容姿には惹かれるけど、頭にくる人だわ!だが、彼女はほかの場所へ行くこともできず、やむなく空いているベッドを借りることにする。翌日になってさまざまな話をして過ごすうちに、ジェイソンは心を開き始め、レスリーは純粋に喜んだ。その晩、彼に同じベッドで寝ようと誘われ、胸のときめきを覚えた彼女は、思わずイエスと答えていた。★テキサスの名門クレンショー家の四兄弟の物語をお届けします。ただ一人独身の末弟ジェイソンが純真なヒロインと繰り広げるロマンスと冒険をお楽しみください。★ -
ボスへの想い
バイオレットは弁護士事務所で秘書として働いている。一年前からボスのブレイクに密かに恋をしていたが、ある日、ささいな発言で彼を怒らせてしまう。ブレイクは私生活に口出しされる覚えはないと息巻いたうえ、彼女が太り気味だということを暗に指摘した。バイオレットはボスの態度に傷つき、つらい気持ちや彼への想いを同僚にもらした。するとその会話をブレイク本人に聞かれていたことが発覚する。あまりの恥ずかしさに耐えきれず、意を決した彼女は辞表を手にボスのオフィスへ向かった。★今月はあの大人気ミニシリーズ『テキサスの恋』の最新刊をお贈りします!★ -
再会のクリスマスから
闘いもせずにあきらめたりしない。七年間の結婚生活と子供たちを守らなければ。夫からの突然の離別宣言をそのまま受け入れるわけにはいかないと、ロウィーナは夫の浮気相手に会いに、勤務先に出かけた。ところが会社に着くなり、最も会いたくない人物に出会ってしまった。夫の会社の社長、そして十一年前にロウィーナを捨てた男、キアだ。キアとロウィーナの兄は一緒に車に乗っていて事故にあい、兄は亡くなり、キアは重傷を負って、手術のためにアメリカに渡った。それきり連絡はとだえ、去年のクリスマスに再会したときには、世界がひっくりかえるのではないかというほどショックを受けた。それ以来、できるだけ彼から離れて暮らしてきたというのに……。近づいたらうっかり秘密を口にしてしまうかもしれない。三人の子供のうち一人は夫の子ではなく、実はキアの子だということを。 -
冷たい独身貴族
弁護士のケリーは、仕事を終えて郡庁舎から出てきたとたん、車中にキーをつけたまま、ドアをロックしていたのに気づいた。急ぎ、守衛に処理してもらおうとなかに引き返すが、守衛の姿はどこにもない。この風雨で、どうしたらいいのだろう?途方にくれて建物のなかをさまよっていると、やり手の判事のグレイ・コルトンと鉢合わせした。法廷で彼にいつも冷ややかな視線を向けられているため、ケリーは居心地の悪さを覚えずにはいられなかった。だが天候はどんどん悪化していき、やむをえず二人は庁舎で過ごすことに……。★シルエット・コルトンズは本作で大団円を迎えます。ラストシーンでは一族が勢揃い。後日談もお楽しみいただけます。★ -
仮面の女
仮装パーティーの会場で、カーリーはいたたまれない思いだった。こんなハーレム風のエロチックな衣装を着せられるなんて!仮面をつけてはいても、恥ずかしくてたまらない。そっと抜けだすと、プレイボーイのタイラーが追いかけてきた。いつもは私になんか見向きもしないくせに……。これがあの“冴えないカーリー”だとは気づいていないんだわ。タイラーは強引に迫ってくる。「君が欲しい。今すぐに」情熱的な言葉に舞いあがり、信じられないことにカーリーは、そのまま彼と愛し合ってしまう。そして翌日――。 -
愛は時空を越えて
6年前に最愛の夫と娘を事故で失って以来、メアリーは運命を呪い、まるで抜け殻のように生きてきた。そんなある日、ふと立ち寄ったアンティークショップで彼女は不思議と心ひかれるブルートパーズの指輪に出合う。何かに導かれるようにして指にはめると、突然世界が回りだし、意識が急速に遠のいていった……。気がつくと目の前には、事故に遭う直前の家族の姿があった。夢でも現実でもかまわない――夫と娘を救わなければ。わが身の危険も顧みず、とっさにメアリーは駆けだした。 -
南国の花嫁
深い眠りから覚め、カレンは目を開けた。そこはロンドンの自宅ではなく、太陽の光あふれる見知らぬ部屋だった。手を握られていることに気づき視線を上げると、ハンサムな浅黒い肌の男性がこちらを見つめている。「やっと戻ってきたね」男性が言った。どういう意味? それに、この人はいったい誰なの?カレンがその質問をぶつけると、彼は一瞬言葉を失ってから言った。「僕は君の夫だ」カレンは凍りつき、目を見開いた。■“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。 -
奇跡の再会
★どうしてあの人がここにいるの?彼を忘れたくて町を出たというのに。★友人の結婚式に花嫁付添人として出席したキャシーは、雰囲気に流され、花婿付添人のキールと情熱的なキスをした。彼はキャシーが勤めるラスベガスのホテルの支配人で、公爵夫人を母に持つ、オコンネル家の御曹司だ。心惹かれるけれど、住む世界が違うのよ。キャシーは新たな職を得て別の土地へと旅立つ決意をした。ところが、運命は皮肉な結末を用意していた。「君が新しい支配人だって? 信じられない」冗談でしょう? キールがここにいるなんて……。あのキスを忘れたくて、キールも新しい人生を歩もうとしていたのだ。 -
よみがえる情熱
テキサス州ヴィクトリアは、アマンダが愛してやまない故郷だ。久しぶりにその小さな町に降り立ち、彼女は過去に思いを馳せた。上流階級の令嬢として何不自由なく育った幸せな少女時代。隣家に住むジェイスに手ひどく振られた16歳の誕生日……。その後、一家は悪質な詐欺に遭い、すべてを失ったのだった。町を去る日のジェイスの冷酷な仕打ちを思うと、今も胸が痛む。いつか私が彼の呪縛から逃れられる日はくるのだろうか?沈んだ気分で顔を上げると、銀色に光る瞳が彼女を凝視していた。ジェイス! アマンダは凍りつき、なすすべもなく彼を見返した。 -
燃える砂丘
モデルのセーラは不運な落馬事故によって片足が不自由になり、仕事を失ったうえ、薄情な婚約者にも捨てられた。ある日、偶然開いた上流階級向けの雑誌に奇妙な広告を見つける。“資産家のコンパニオン話し相手として外国で暮らせる、若い英国人女性求む”なんでも広告主は砂漠の地ベニ・ザインの首長ということだ。ちょうど、つらい現状から抜け出したいと思っていたセーラは、新しい人生への期待を胸に、未知なる異境に降り立った。だがそこには、謎の男からの思わぬ出迎えの言葉が待っていた。「君はわれわれ砂漠の男に襲われたくて、ここまで来たのか?」 -
キスは罪の味
マディ・モンゴメリーは深く傷ついていた。今までまじめに生きてきて男性経験が少なかったばかりに、婚約者に浮気され、幸せな家庭を築くという夢が打ち砕かれた。これからはたっぷり経験を積み、男性を見る目を養わなければ!そのための最初の相手としてマディが白羽の矢を立てたのは、街でも有名なプレイボーイ、マックス・ソーヤーズだった。噂では、ありとあらゆる女性を楽しませてきた愛の達人らしい。マディは彼を誘惑する計画を練り、首尾良く二人きりになった。だが思いがけずマックスは、真摯な表情でマディの誘いを断った。 -
愛だけが見えなくて
パリで人気モデルとして活躍するアレクサンドラは、妊娠したのに気づいて愕然とした。相手のギリシア人富豪ディミトリとは、一年前からつきあっている。結婚はしていなくても、彼に知らせなくては。ところが一カ月ぶりに会ったディミトリは、ほかの女性と結婚すると言い、いきなり別れを切りだした。「妊娠したの。あなたの子供よ」思わず打ち明けたアレクサンドラに、彼は冷酷に言い放った。おなかの子供は僕の子であるはずがない。きみはほかの男と寝ていただろう、と。 -
冷酷な口づけ
父の死後すぐに義母が家を売りに出していると知り、リビーは隣人のジョーダンに相談した。彼は、何かと力になってくれ、途方に暮れるリビーを支えた。そんな彼の優しさに、以前から抱く憧れはつのるばかりだ。ある日唇を求められてリビーは思った。もしかしてこの恋はかなうかもしれない……。だが、淡い期待はすぐにしぼんだ。ジョーダンは洗練された令嬢とつき合い始めたのだ。 -
嵐が丘
アーンショウ家の主人に拾われ、嵐が丘へやってきた孤児のヒースクリフ。主人が亡くなるや、彼は若主人ヒンドリーによって使用人に格下げされ、虐げられるが、亡き主人の娘キャサリンとはいつしか深く愛しあうようになっていた。ところが、キャサリンはヒースクリフを裏切って、資産家の息子エドガーと婚約してしまう。それを知ったヒースクリフは絶望に打ちひしがれて嵐が丘を出る。そして数年後、彼は莫大な金を手に嵐が丘へ戻ってくるが、その胸には激しい復讐心が渦巻いていた……。子の代にまで及ぶ、ひとりの男の愛と憎しみを描いた、究極の恋愛小説。 -
ガラスの花嫁
会って1週間で婚約したイタリア人の恋人と挙式するため、ビクトリアは彼の故郷であるピエモンテの田舎町にやってきた。こんなに美しい町で家庭を築けるなんて、想像以上の幸せ……。ところが彼女を出迎えたのは、恋人の兄マウリツィオだった。家業を継いだ敏腕実業家で、誰も逆らえないと聞いている。彼は挨拶もそこそこに、弟とは結婚できないと彼女に告げた。幼なじみの女性を身ごもらせたため、責任をとらせるのだという。あまりの仕打ちに絶句するビクトリアに、彼はさらに言った。「僕はきみを侮辱した家族の長だ。償いとして僕が結婚しよう」 -
カサノヴァの素顔
ミッシェルのもとに、結婚式の招待状が送られてきた。差出人はなんと、彼女の10年来の恋人ではないか。ひどいわ、いきなりほかの女と結婚するなんて!泣き崩れる彼女を慰めてくれたのは、友人のタイラーだった。お金持ちで有能でハンサムで、あまりにも完璧すぎる彼に、かえって反発を感じて、昔から喧嘩ばかりしていたのに。彼のやさしさに触れたミッシェルは、ある計画を思いつく。タイラーに頼んで、一緒に式に出席してもらおう――とびきりすてきな、私の新しい恋人のふりをして。 -
野の花に寄せて
酒癖の悪い父が亡くなり、牧場主サムに引き取られてからも、リオは父の噂を十字架のように背負い、人々に蔑まれて成長した。今、唯一の理解者だったサムが心臓を患い、死を目前にしている。サムの息子ケインが牧場を継げば、わたしは追い出されるだろう。ケインもまた、いつもわたしを厄介者のように扱い、身寄りのない哀れな女だと言わんばかりの態度をとるのだ――わたしがひそかに彼を愛していることに気づきもせず。だがある夏の晩、ケインは突然リオを抱きすくめ、唇を奪った。激しい情熱、そして不可解な怒りと軽蔑を瞳に宿して。 -
鏡の中の迷宮
天涯孤独のクリスティは亡き養父母の思い出をたどるため、二人がハネムーンを過ごしたパリの高級ホテルを訪れた。自分が他の客に比べて見劣りする服装をしているのは確かだが、それにしても従業員たちが彼女を見てうろたえる様子は不可解だ。ふとロビーを見回すと、気品と男らしさが漂う男性に目が留まる。気づけば、まるで彼を知っているかのように強烈に惹きつけられ、そばの女性に嫉妬すら覚える不思議な感覚にとらわれていた。すると突然、彼が振り返って怒りも露わにクリスティを凝視した。初めて会う人なのに、いったいなぜ私をそんな目で見るの? -
花嫁の値段
ミアは血も涙もない父親に道具として利用されようとしていた。ギリシア人大富豪アレクサンダー・ドゥーマスとの契約結婚――父はある島と引き換えに、跡継ぎにする男孫を得るつもりなのだ。かつて衰退したドゥーマス一族が父に売り渡したその島を、いまアレクサンダーが取り返そうと狙っていることにつけ込んで。ミアからすれば父の提案は野蛮きわまりないものに思えたが、島を買い戻すつもりでいたアレクサンダーにとっても同じだった。それでもやむなく条件をのんだ彼は蔑みを込めてミアに宣告した。「夫婦でいるあいだ定期的にきみを抱く。悪魔の子ができるまで」 -
献身
元見習い看護師のマーリンは、美しい南の島に降り立った。この島には、かつて彼女が働いていた病院で外科医として活躍していたポール・ファン・セタンが住んでいる。天才の名をほしいままにした彼だったが、それももはや昔のこと。正看護師が調合し、マーリンが手渡した点眼液のせいで、彼は視力と、外科医としての将来を失ってしまった。世間の冷たい目にさらされ、彼女は罪の意識に苛まれ続けた。そのポールが今、著作をまとめるための秘書を募集している。マーリンは身元を隠して彼のために尽くすことを決心するが……。 -
恋の計算いたします
ジェーンは今年の初めに交通事故にあった。車を運転していた父親は亡くなり、同乗していた彼女も体を痛めてしまった。数々のロデオ大会で優勝してきた彼女は、競技生活から引退するほかなくなったのだ。父が遺した牧場を引き継いだものの、経営は赤字続き。そんなとき彼女はトッド・バークという男性に出会い、牧場の経理係として雇うことにした。彼がある目的で彼女に近づいてきた大富豪だとは知りもせずに。 -
愛を知る日まで
★スペインの家の、プールサイドでのキス。あの日からあなたを忘れたことなどなかった。★ゾーイは幼いころに両親を亡くし、祖母の手で育てられた。厳格で冷淡な祖母は、愛情を示してくれたことなどない。そして亡き父の共同経営者の息子であるハビエは、ゾーイの淡い恋心を無惨にも踏みにじった――彼に抱きついてキスをした私を拒絶して。だが十九歳になった今、私はちゃんと自立してみせる。手に入らないものを追いかけるのはやめて、男友達のオリバーのプロポーズを受け入れよう。決意を口にしたゾーイに、ハビエは意外な提案をした。「そんなに結婚したいなら、僕としよう」 -
忘れえぬ情熱
受賞式に出席したウィローは、熱い視線を感じたほうへ目をやり、凍りついた。テオ・カドロスとここで会うなんて!十八歳のとき、ウィローはパーティで出会ったテオに一目で惹かれた。ギリシア人男性らしく情熱的に求められて純潔を捧げたけれど、翌朝、テオの婚約者の存在を知ってしまう。そして恥ずかしさに震えながら、逃げるように屋敷を出た。苦い経験は癒しがたい傷となった。二度と恋などするものですか。今、彼は瞳をきらめかせ、自信に満ちた足取りで近づいてくる。ウィローは恐怖と当惑を気取られないよう、視線を引きはがした。★新しい命の存在を伝えたくても伝えられないヒロインの、切ない愛の物語。断ち切れない絆を描きます。 -
スペインの愛人
突然鳴った一本の電話が、残酷にもいとこの事故死を告げた。声の主はドン・ルイス・デラカマラ、いとこの夫である大富豪だ。悲しみと思い出がないまぜになり、ソフィーは激しく動揺した。数年前、ロンドンで初めてルイスに会ったソフィーは、彼の魅力とあからさまな誘惑の視線に思わず反応してしまった。直後に彼がいとこの婚約者だと知ってときめきは封印したものの、今、またルイスの声を聞いただけで、熱い想いがあふれ出す。いとこへの罪の意識とほとばしる情熱をかかえて、ソフィーは葬儀に出席するため、真夏のスペインへ旅立った。 -
パートナーは億万長者
マギーは最近、ヘルスクラブで見かけるゴージャスな男性に憧れ、彼とのロマンスをひそかに夢想して楽しんでいた。そんな折、長年町を出ていた高校時代の友人マットから突然電話がかかってくる。彼は父親から条件つきで会社と巨額の遺産を相続するらしく、弁護士であるマギーを雇いたいと言うので、話を聞くためにマットと会うことにした。だが待ち合わせ場所で彼女を待っていたのはあの憧れの男性だった。彼は呆然とするマギーに言った。「やあ、来てくれて嬉しいよ」■“億万長者との恋物語”――リッチで傲慢なヒーローの華やかな輝きと、隠れた素顔の魅力を描いた、ゴージャスな恋物語。 -
愛なき砂漠
22回めの誕生日プレゼントとして、クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の好意だ。しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらもクレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。 -
風少女
赤城下ろしが吹きすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女性の妹・川村千里と偶然に出会う。彼女の口から初めて聞かされる、姉・麗子の死。睡眠薬を飲んで浴室で事故死、という警察の見解に納得のいかない、亮と千里は独自に調査を開始する。最近まで麗子と付き合いのあった中学時代の同級生を、訪ねるが――。調査の過程で再会する、中学時代とは変わってしまった同級生の姿に困惑しながらも、亮は真相に辿り着く。著者の地元、前橋を舞台に、一途な若者たちを描いた青春ミステリの傑作。約20年ぶりの大幅改稿で贈る決定版。 -
プラスチック・ラブ 柚木草平シリーズ8
枯れた公孫樹の葉がアイスダストのようにふりそそぐ十二月、中学の同級生・竹田寛子が、ラブホテルで殺害された。高校二年生の木村時郎は、かつて一日だけデートしたことがあった寛子が、最近どうしていたのかが気にかかり、彼女の高校の同級生を訪ねる。すると寛子は、交際中の相手について、“プラスチック・ラブ”という謎の言葉を残していた。その帰り、時郎は事件を調査している柚木草平と出会う――。『刺青白書』に先駆け柚木草平の姿を客観的に描写した表題作「プラスチック・ラブ」など、時郎の目から八つの事件を綴った連作短編集。青春私立探偵シリーズ番外編。 -
晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
駅ビルの書店で働く杏子のもとに、かつての同僚・美保から一通の手紙が届いた。長野に戻り、地元の老舗書店に勤める彼女からの手紙には、勤務先の「まるう堂」こと宇津木堂書店に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機だということが書かれていた。ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。気が進まぬながらも多絵を連れて、信州へ赴いた杏子だったが、そこで彼女たちを待ち構えていたのは、二十七年前に弟子の手によって殺されたという、老大作家の謎だった……!元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、本格書店ミステリ。人気シリーズ番外編。 -
スタジアム 虹の事件簿
観客席で不審な行動を連発し、遂には風に舞う紙吹雪の中で無数の一万円札をばら撒き始めた男の真意は? 自分が高校教師殺害事件の真犯人だと唐突に名乗り出た青年の運命は? アルバイトの女の子が遭遇した奇妙な出来事の意味は? そして、“結婚”の二文字を前にして揺れ動く女性が巻き込まれた事件の行方は? プロ野球球団・東海レインボーズのスタジアムで、不思議な事件を次々と解決に導くのは、筋金入りの野球音痴の球団オーナー虹森多佳子。優勝の夢に向かって走り始めた万年最下位球団の奮闘と、安楽椅子探偵の名推理を軽やかに描いた愛すべき本格ミステリ。ユーモアミステリに新風を吹き込む青井夏海のデビュー作。 -
キャッツアイころがった
滋賀県北部の余呉湖で身元不明の死体が発見された。顔が潰された上、指が切り取られ指紋もない。唯一の手がかりは、胃の中にあった一粒の宝石――キャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者が連続して殺害され、ともに口にキャッツアイを含んでいた。三府県での合同捜査は混迷を極める。事件の鍵は殺された美大生が旅行していたインドにあると、その同級生の啓子と弘美は一路彼の地へと飛び立つ……。果たしてキャッツアイの意味と、連続殺人事件の真相を探りだせるのか。第4回サントリーミステリー大賞を受賞した著者初期の傑作。 ※本作品は東京創元社、文藝春秋で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
象の背中 完全版
著者初の新聞連載、映画もヒットした長編小説の電子化。肺ガンで余命半年と宣告された48歳の男は残された時間を何に費やすか―。死ぬことより忘れられることが怖いと考えた男は、思いを伝えられなかった初恋の人や、ケンカ別れした旧友をはじめ過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく。主人公を亡くした家族らの心情を産経紙上に書き下ろした短編6編を特別収録。 -
お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい
15年間を精一杯生きた、脳性マヒ児の「いのちの詩」。『ごめんなさいね おかあさん/ごめんなさいね おかあさん/ぼくが生まれて ごめんなさい/ぼくを背負う かあさんの 細いうなじに ぼくはいう/ぼくさえ 生まれなかったら かあさんの しらがもなかったろうね』。母への感謝の気持ちを綴ったこの詩は、今でも多くの人に「生命の大切さ」を訴え続けています。 -
憂鬱な花嫁
ついにこの日が来てしまった。今日は私の結婚式。でも、ソフィアは幸せどころか憂鬱で仕方なかった。なぜならお腹の子の父であるゴドフリーではなく、その弟ジョナサンと結婚するから――。彼は死の床にあった兄を慰めるため、結婚してお腹の子と私を守ると誓ってしまったのだ。そんな結婚で幸せになれるのかしら? それに穏やかでやさしかった兄にひきかえ、ジョナサンは無愛想で威圧的。彼の前に出ると、なぜだかいつも胸がドキドキしてしまうのよ…。 -
美女と悪魔
貧しくも心やさしい娘アンジェラの前にある日、隣の伯爵家の跡継ぎダヴェントリ卿が訪ねてきた。戦場で負った醜い傷のある顔を仮面で覆い隠し、人目を避ける彼は村人から“悪魔”卿と恐れられていた。そのダヴェントリ卿が私にいったいなんの用だろう? アンジェラが警戒しながら用件を尋ねると、ダヴェントリ卿は重い口を開き、唐突に結婚を申し込んだ。死が迫る祖父を喜ばせるため、期限つきの偽りの婚約を…。心を閉ざした男に惹かれるとも知れず、アンジェラは承諾した。 -
侵触プラトニック - きづきあきら+サトウナンキ短編集2 -
「シロクロ」 ある日いきなり、なんでも願いを叶えてあげると言われた普通の高校生・明石俊平。 気になる女の子ふたりから、同時にアプローチされた彼は増長してしまい… 「SWEET SCRAP」 機械のセクサロイド人形少女を拾ってしまった男。 彼は、機械と人間の違いに苦悩するが… 「ココロ・SOS」 心の不安定な人にできる出来物“ヌース”ができてしまった少女は… 気鋭・きづきあきら、サトウナンキの視点が、あらゆる「不思議」な現象、事物をテーマに鋭く切り込む5編の作品集!! 描き下ろし漫画収録。 ※2017/5にタイトルを追記、内容は追記前と同じです。
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