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いつも見る、あの空を飛ぶ夢。 そこで一緒に風をつかまえ、飛翔する「彼」は誰なんだろう。 突然の自殺で、恋人トモヤを喪った女子高生サキは、トモヤの「ほんとうの心」を探して、街を彷徨う。 そして出会った、トモヤの生き写しのようなユウキ。 ユウキこそ夢で見る「彼」なのか?現在形の少女の切なさを描く恋愛小説。
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Posted by ブクログ
かなりのインパクトでした。 桜井亜美という作家の名前は知っていましたが、若い女性作家が同世代相手の本を書いている位の認識しかありませんでした。 インターネットで調べたところ、桜井亜美さんは覆面作家だそうですが、他の人も書いていたように、かなり老練な(とはいってもそれなりに若い)作家さんのように思...続きを読むえます。特異な文体。ストーリーやプロットの正確さ。感性だけで書き上げられるものではなく、その上にちゃんと計算が乗っています。 とは言え、丁度私たちが若い頃の庄司薫や柴田翔のように、新しい感性と手法をもって登場した作家さんのようです。なかなか楽しく読ませてもらいました。 こういった新しい作家さんに会えるのも古本屋の良さですね。 何せ100円。当たらなくてもイイや!と勢いで購入できます。
謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。本を読むのも、原宿を歩くのも、同じ騒音が聞こえるようなリアリティの匂いがする本。人によっては嫌悪感を抱くかも…。
ちょうど失恋した時に読んだ本だった。 大切な人を失った時って自暴自棄になったりしちゃう。 自分自身を否定して、自己嫌悪に陥ったり。 自分が自分であるコトに変わりはないはずなのに。 だけどそぅなってしまうのはきっと、 相手が自分の中に確かに存在し後ろで後押ししてくれてたから。 別れたとして...続きを読むも、 その人と過ごした日々は永遠に変わるものではなく。 自分を確かに影響し形作る要素になる。 大切な人を失った哀しみから、 前に歩き出す主人公にすごく考えさせられました。
主人公の女の子「サキ」は、いつも空を飛ぶ夢を見る。 恋人だったトモヤが自殺してしまったサキは、本当のトモヤの心――自殺した理由をsだがして彷徨う。 そして、そんな時にトモヤそっくりなユウキという男の子に出逢う。 サキの見る夢に出てくる男の子とはトモヤじゃなく、ユウキなのか? そんな話。 ...続きを読む でもさ、この話、終わり方がものすごく中途半端なんだ……頼むから続きを書いてくれよ……って思うんだけど……。 きっと続きなんてないんだよね……(苦笑) まぁ、いいんだけどさ……。 すっごい、すっごい、思い入れ強くなっちゃったからどうしようもなく切ない。 あぁ、びっくりした。 久々に読むと、ラスト忘れてるからいろいろビックリ(爆)
結局殺すのかよ、っていう微妙な終わり方。 主人公は実在するらしいが、著者本人ではないので内容はノンフィクションとフィクションが混ざり合っているのだろう。 著者の名が実名だったら、きっと主人公から連絡が来るだろう。 著者は、実体験や周りの人間の話ばかりを物語にしているのだろうか。 恋人のトモヤが死んだ...続きを読む。トモヤの友人ミズホは医学生でレイプ好きだが同性愛者。トモヤの恋人であるサキはキシワダタカシという男の愛人に。日記風のメールを送り続ける。サキはあるゲームをしている。優しい妻とかわいい子供がいる恵まれた家庭を持ち、それを平気で裏切りながら、決して自分を汚れているとは思わない男をずたずたにするというゲーム。トモヤに良く似たユウキが現れるが、次第に惹かれあうユウキとサキを良く思わないミズホが行動を開始。この著者は自分の体験みたいなものを書くことが多いらしい。サキというのは友達らしい。
突然の自殺で 恋人トモヤを失ったサキ サキは トモヤのほんとうの心を探し 日々を過ごしていた そんな時、トモヤの生き写しのような ユウキと出逢う. 最後の終わり方の捉え方は 人によって違うと思います.
読んでるとどっかにトリップしてまいそうな一冊。 みんなの激情。 ぶつかり合って傷つけあって結局は人はヒトリ
自殺によって恋人トモヤを失った女子高生サキが、トモヤに生き写しのようなユウキと出会った。彼は一体・・・? ちょっとXファイルみたいな部分が好き。
ありがちな設定ではあるけど、文の書き方が面白いから形に成ってました。 サキが送るメールの内容も面白い。
なんか・・・エロさ・グロさ・退廃具合を全面に押し出した感じ。救いようがない。 桜井亜美って読んだ本全部こんなイメージなんだよなぁ
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