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本当のあたしなんて、何の価値もない――。 家でも学校でも自分を殺して優等生を演じる十七歳の憧子。 自分とは対照的に奔放なクラスメート宙へ想いを寄せていたが、宙が親子ほど歳の離れた女とホテルに入るのを目撃してしまう……。 憧子はどんなに傷ついても錆びない心=クロム・ハートを手にすることができるのか?
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。『どんなに傷ついても錆びない心』を求めるお話。人によっては嫌悪感を抱くかも…。
私の知らない単語。読めない漢字などイッパイあったのでぐあああ;;となりました。推測を一生懸命してがんばって読みました。…(´・ω・`)共感するとこが何個かあったなぁ
錆びない心というか、傷心していくばかりのような気もした。錆びない心を手に入れるには、たくさん傷付くことも必要なのかも。
人間らしく生きようとすれば誰かを必ず傷つける。我慢すれば人間らしさをなくしてしまう気がする。どうしたらいいか分からない、正しい選択が出来ない、と言った、トウヤのお母さんの台詞が一番印象的です。話自体としてはまあ、何だかなぁ…という感じでしたが、この人の本はそういう「はっとする一言」があるんだよなぁ。
言いたいコトは伝わったけれど、 何だか後味が悪くて好きになれない作品。 誰もがただ幸せになりたいだけなのに、 残ったのは永遠の傷跡だけ。 蝶はドコへ還ったんだろう。
Posted by ブクログ 2010年01月28日
ずっと本棚に入りっぱなしで読んでなかったのをようやく読み終えました。17歳の憧子は優等生を演じているのだけど、奔放に生きていきたいとも思っていて、そんな自分を隠さずに生きている宙に想いを寄せている。傷つきやすいから自分を作ってしまう切なさや、思い通りにならない空虚さが悲しい。亜美さんの本を読むと浮か...続きを読むんでくる色は決まってブルー。 ご本人もキアノス色がお好きだとか。本音で生きていくのはいつでも難しい。人目を気にせず生きていける強い心を持っていきたい。
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