あらすじ
本当のあたしなんて、何の価値もない――。
家でも学校でも自分を殺して優等生を演じる十七歳の憧子。
自分とは対照的に奔放なクラスメート宙へ想いを寄せていたが、宙が親子ほど歳の離れた女とホテルに入るのを目撃してしまう……。
憧子はどんなに傷ついても錆びない心=クロム・ハートを手にすることができるのか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。『どんなに傷ついても錆びない心』を求めるお話。人によっては嫌悪感を抱くかも…。
Posted by ブクログ
私の知らない単語。読めない漢字などイッパイあったのでぐあああ;;となりました。推測を一生懸命してがんばって読みました。…(´・ω・`)共感するとこが何個かあったなぁ
Posted by ブクログ
人間らしく生きようとすれば誰かを必ず傷つける。我慢すれば人間らしさをなくしてしまう気がする。どうしたらいいか分からない、正しい選択が出来ない、と言った、トウヤのお母さんの台詞が一番印象的です。話自体としてはまあ、何だかなぁ…という感じでしたが、この人の本はそういう「はっとする一言」があるんだよなぁ。
Posted by ブクログ
言いたいコトは伝わったけれど、
何だか後味が悪くて好きになれない作品。
誰もがただ幸せになりたいだけなのに、
残ったのは永遠の傷跡だけ。
蝶はドコへ還ったんだろう。