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写真家をめざす大学生の圭司は、公園で偶然に出会った男性から、奇妙な依頼を受ける――「妻の百合香を尾行して写真を撮ってほしい」。砧公園、世田谷公園、和田堀公園、井の頭公園……幼い娘を連れて、都内の公園をめぐる百合香を、カメラ越しに見つめる圭司は、いつしか彼女に惹かれていくが。憧れが恋へと成長する直前の、せつなくてもどかしい気持ちを、8つの公園を舞台に描いた、瑞々しい青春小説。
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Posted by ブクログ
母のカメラで小さなころから家族写真を撮りつづける主人公がいつものように公園で写真をとっているときに出会う男性の妻を尾行するよう頼まれ、回を重ねるごとにどんどん恋の手前のような感情がお互いに生まれていく話。ちょっとはらはらしますが、とてもすっきりした最後でお話は気に入ってます。もどかしさとかうまく言い...続きを読む表せない感情に引っ張られます。
大学生の主人公がひょんなことから人妻の浮気調査(?)を頼まれ、東京のいろいろな公園へ写真を撮りに行くおはなし。 写真を仕事にしていた亡き母、離れて暮らす建築の仕事をする父、その再婚相手の義母と連れ子の義姉。ルームシェアをしている友人。幼馴染で初恋の相手でもある女友達。バイト先のゲイのマスター。それぞ...続きを読むれのキャラクターが丁寧に、あくまで主人公との関わりの中で見える範囲で描かれていて生き生きとして感じ、そしてその皆に違った形で愛されている主人公もまた派手ではないけれど好感の持てる作品。 登場するいくつもの実在する公園は行ったことのある場所もそうでないところもあり、知っていればはっきり思い浮かぶけれど知らないければ情報不足に感じる描写量。タイトルこそ『東京公園』ですが話の中心が必ずしも公園そのものではないので、しつこく描写すると冗長になるのかもしれないし、そのあたりのバランスは難しい。 また登場人物が映画(のDVD)を観るシーンが多々あり、その内容がおそらく本作の内容ともリンクしているのだと思いますが、私は映画に詳しくないので、知っていればもっと楽しめたのだと思います。そう考えると登場人物は(私から見て)みんな多趣味で知識が広い。若くてもそれが不自然には感じません。主人公は写真が好きで仕事にしたい、友人たちも少し変わり者だけれど視野が広く常識にとらわれない性格で、口だけじゃなくやりたいことのために努力して、偏らない経験や知識を得ようという姿勢だからだと思います。キャラクターたちのひとつひとつの行動が矛盾せず、ちゃんと人生の積み重ねの上で存在している感じが素敵。 マスターが先立たれた妻の命日にビルの屋上へ友人や常連客を呼んで星空観賞をするシーンがとても好きです。
いいなぁ、こうやってわたしも東京中の公園をこどもとお散歩したいよ!いいなぁ、いいなぁ! いい本だった。求めていたのは、これです、これ。 メヒコで読み始めて、コスタリカのトランスファー待ちで読み終わる
はじめからすごく優しい文章が最後まで続いている。 恋の行方は白か黒かではなくて主人公の圭司らしい素敵な選択だなと思いました。
カメラ好きの大学生 ある日の出来事をきっかけに ある写真を撮り始める。 日々淡々と 依頼を受けて写真を撮る続ける 不思議な充実感を感じながら ゆっくりと時間が過ぎていく。 それは当然のように 結末に向かっていく。
格式の違う家に嫁し、その重圧感から逃れるように娘と公園を訪れる美貌の女性。 彼女の行動に疑いを持った夫は学生カメラマンに妻の監視を依頼する。 「東京バンドワゴン」のコンセプトと同様、日常生活ミステリーの味わいを出しつつ、カメラマンである主人公の青春と成長の記録でもあるところが私自身のそれと重ねる事が...続きを読むできた。 ストーリーからとは直接関係はないが気に入ったセリフがある。 「昔は悪かったってのを売り物にしているような奴。ああいうのを見ると思うんだ。お前に迷惑をかけられた人間がどういう思いでいるか、そういう人たち全員に許してもらってお前はそこにいるのかってさ」 ほんと、ほんと。同感! この作品いつか映画で観た。 映画のキャストは忘れたけれど、作品を読むと夫の役は吉田鋼太郎しか思い浮かばないが、多分違うだろう。
写真家を目指す学生が男から妻の尾行を依頼される。東京の色々な公園を子供とともに訪れる妻を写真に収めていく。血のつながらない姉との関係を絡めながら、男の妻の真意にたどり着く。
あたたかい陽だまりの様にフワフワした世界観の小説でした。あまり恋愛をテーマとした小説には共感できない事が多いのだけれども、この小説を読むと思わずほっこりとした気分になりました。 世界観と公園というシーンがマッチしているとても素敵な 世界観の小説でした。 一緒に生きていく 何気に重い言葉です。
なんか知ってる気がすると思ったら映像化したのを観てた。 それだけに設定の違いに驚くという二重の楽しみ。
小路さんは大好きな作家さんの一人。 東京の公園で家族の写真を撮る大学生の圭司。 幼い子どもを連れた女性(百合香)の写真を撮ろうとしたところ、その夫から頼みごとをされてしまう。 ファインダーを通した言葉のない会話。圭司の気持ちは揺れる・・・ 木漏れ日の中で読書しているような感じを与えてくれる本でした。...続きを読む ただ、ちょっと結末が想像していたのと違ったかな・・・ この作品も2011年に映画化されているですね。 主演が三浦春馬さん。このキャスティングには文句ありません。 百合香が井川遥さん。井川遥さんと言えば昨年の「ガラスの家」のイメージがしっかり残っているので???なのですが・・・ 井川さんがとても美しく、演技が良かった!という評価も多々あり・・・ この映画、ぜひ観てみたい!!
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東京公園
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小路幸也
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