【感想・ネタバレ】東京公園のレビュー

あらすじ

写真家をめざす大学生の圭司は、公園で偶然に出会った男性から、奇妙な依頼を受ける――「妻の百合香を尾行して写真を撮ってほしい」。砧公園、世田谷公園、和田堀公園、井の頭公園……幼い娘を連れて、都内の公園をめぐる百合香を、カメラ越しに見つめる圭司は、いつしか彼女に惹かれていくが。憧れが恋へと成長する直前の、せつなくてもどかしい気持ちを、8つの公園を舞台に描いた、瑞々しい青春小説。

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ネタバレ

こころ温まる。
カメラを直接会って返してもらうのではなく、郵送で返してもらう。というのがなぜかすごくいいなと思った。
終わり方もよき。

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2021年05月30日

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ネタバレ

好きな人の幸せを願うこと。たとえ離れて暮らしていても。そうすることで温かい気持ちになる。

遠くからそっと見守ることは、その人の幸せを願うことなのかもしれない。たとえ横に並ばなくても。

映画”Follow me”のオマージュとのこと。映画も観てみたい。

お姉ちゃんのお母さんに対する思いが興味深かった。お母さんは別の人だしその生き方を認めることはできるが、同じような生き方はしたくないという思い。「お母さんに対する思い」について書かれた本についても読んでみたくなった。

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2020年08月15日

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ネタバレ

【あらすじ】
写真家をめざす大学生の圭司は、公園で偶然に出会った男性から、奇妙な依頼を受ける―「妻の百合香を尾行して写真を撮ってほしい」。砧公園、世田谷公園、和田堀公園、井の頭公園…幼い娘を連れて、都内の公園をめぐる百合香を、カメラ越しに見つめる圭司は、いつしか彼女に惹かれていくが。憧れが恋へと成長する直前の、せつなくてもどかしい気持ちを、8つの公園を舞台に描いた、瑞々しい青春小説。

【感想】
読み終えてまず、ふたつのことを思った。ひとつは、無性に写真を撮りたくなったということ。それも、人物の写真を。わたしも写真を撮るのは好きだけれど、普段は、空や花、飼っている犬、観光でいった場所くらいしか撮らない。でも、この本を読んで、人物を撮りたいと思った。人の表情や仕草、動きなどを追ってカメラに収めていくのも楽しそうだなと思った。もうひとつは、公園に行ってみたいと思ったということ。東京にはこんなにたくさん有名な公園があるんだなと知った。本を読み進めていくにつれて、それぞれの公園の特徴を知り、その公園に行って公園の様子も知りたいと思ったし、人間観察もしてみたいと思った。そんなことを思わせてくれたのは、この不思議な物語のおかげだ。奇妙な依頼を受けた圭司が、百合香とその娘を、カメラを携えて追い続ける。その姿を見ているこちらがまたハラハラして、でも楽しく読むことができた。

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2017年07月19日

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母のカメラで小さなころから家族写真を撮りつづける主人公がいつものように公園で写真をとっているときに出会う男性の妻を尾行するよう頼まれ、回を重ねるごとにどんどん恋の手前のような感情がお互いに生まれていく話。ちょっとはらはらしますが、とてもすっきりした最後でお話は気に入ってます。もどかしさとかうまく言い表せない感情に引っ張られます。

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2015年04月27日

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大学生の主人公がひょんなことから人妻の浮気調査(?)を頼まれ、東京のいろいろな公園へ写真を撮りに行くおはなし。
写真を仕事にしていた亡き母、離れて暮らす建築の仕事をする父、その再婚相手の義母と連れ子の義姉。ルームシェアをしている友人。幼馴染で初恋の相手でもある女友達。バイト先のゲイのマスター。それぞれのキャラクターが丁寧に、あくまで主人公との関わりの中で見える範囲で描かれていて生き生きとして感じ、そしてその皆に違った形で愛されている主人公もまた派手ではないけれど好感の持てる作品。
登場するいくつもの実在する公園は行ったことのある場所もそうでないところもあり、知っていればはっきり思い浮かぶけれど知らないければ情報不足に感じる描写量。タイトルこそ『東京公園』ですが話の中心が必ずしも公園そのものではないので、しつこく描写すると冗長になるのかもしれないし、そのあたりのバランスは難しい。
また登場人物が映画(のDVD)を観るシーンが多々あり、その内容がおそらく本作の内容ともリンクしているのだと思いますが、私は映画に詳しくないので、知っていればもっと楽しめたのだと思います。そう考えると登場人物は(私から見て)みんな多趣味で知識が広い。若くてもそれが不自然には感じません。主人公は写真が好きで仕事にしたい、友人たちも少し変わり者だけれど視野が広く常識にとらわれない性格で、口だけじゃなくやりたいことのために努力して、偏らない経験や知識を得ようという姿勢だからだと思います。キャラクターたちのひとつひとつの行動が矛盾せず、ちゃんと人生の積み重ねの上で存在している感じが素敵。
マスターが先立たれた妻の命日にビルの屋上へ友人や常連客を呼んで星空観賞をするシーンがとても好きです。

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2014年11月11日

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いいなぁ、こうやってわたしも東京中の公園をこどもとお散歩したいよ!いいなぁ、いいなぁ!
いい本だった。求めていたのは、これです、これ。
メヒコで読み始めて、コスタリカのトランスファー待ちで読み終わる

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2013年07月03日

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はじめからすごく優しい文章が最後まで続いている。
恋の行方は白か黒かではなくて主人公の圭司らしい素敵な選択だなと思いました。

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2021年10月14日

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カメラ好きの大学生
ある日の出来事をきっかけに ある写真を撮り始める。
日々淡々と 依頼を受けて写真を撮る続ける
不思議な充実感を感じながら
ゆっくりと時間が過ぎていく。
それは当然のように
結末に向かっていく。

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2021年10月03日

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格式の違う家に嫁し、その重圧感から逃れるように娘と公園を訪れる美貌の女性。
彼女の行動に疑いを持った夫は学生カメラマンに妻の監視を依頼する。
「東京バンドワゴン」のコンセプトと同様、日常生活ミステリーの味わいを出しつつ、カメラマンである主人公の青春と成長の記録でもあるところが私自身のそれと重ねる事ができた。
ストーリーからとは直接関係はないが気に入ったセリフがある。
「昔は悪かったってのを売り物にしているような奴。ああいうのを見ると思うんだ。お前に迷惑をかけられた人間がどういう思いでいるか、そういう人たち全員に許してもらってお前はそこにいるのかってさ」
ほんと、ほんと。同感!
この作品いつか映画で観た。
映画のキャストは忘れたけれど、作品を読むと夫の役は吉田鋼太郎しか思い浮かばないが、多分違うだろう。

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2020年03月15日

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ネタバレ

「芯」のある人
束縛であったり、他人を信じないことは自分の弱さにつながる。ほんとの強さを持っている人はお金でもなく地位でもなく自分の心が求めるものを最優先するのだろう

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2018年09月09日

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写真家を目指す学生が男から妻の尾行を依頼される。東京の色々な公園を子供とともに訪れる妻を写真に収めていく。血のつながらない姉との関係を絡めながら、男の妻の真意にたどり着く。

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2018年02月11日

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ネタバレ

都内の公園が出てくるから読んでみようと軽い手に取った。
が、とても良かった。
出てきたのは、水元公園、日比谷公園、砧公園、洗足池公園、世田谷公演、和田堀公園、行船公園、井の頭公園。
ーーー
写真家をめざす大学生の圭司は、公園で偶然に出会った男性から、奇妙な依頼を受けるーー「妻の百合香を尾行して写真を撮ってほしい」。砧公園、世田谷公園、和田堀公園、井の頭公園……幼い娘を連れて、都内の公園をめぐる百合香を、カメラ越しに見つめる圭司は、いつしか彼女に惹かれていくが。憧れが恋へと成長する直前の、切なくてもどかしい気持ちを、8つの公園を舞台に描いた、瑞々しい青春小説。

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2016年06月01日

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あたたかい陽だまりの様にフワフワした世界観の小説でした。あまり恋愛をテーマとした小説には共感できない事が多いのだけれども、この小説を読むと思わずほっこりとした気分になりました。

世界観と公園というシーンがマッチしているとても素敵な
世界観の小説でした。

一緒に生きていく

何気に重い言葉です。

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2016年03月11日

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なんか知ってる気がすると思ったら映像化したのを観てた。
それだけに設定の違いに驚くという二重の楽しみ。

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2015年04月29日

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ネタバレ

パートナーとの関係、将来のことについてこんな風に話しあうことができる仲間がいることってとても素敵だって思いました。

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2014年04月22日

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小路さんは大好きな作家さんの一人。
東京の公園で家族の写真を撮る大学生の圭司。
幼い子どもを連れた女性(百合香)の写真を撮ろうとしたところ、その夫から頼みごとをされてしまう。
ファインダーを通した言葉のない会話。圭司の気持ちは揺れる・・・
木漏れ日の中で読書しているような感じを与えてくれる本でした。
ただ、ちょっと結末が想像していたのと違ったかな・・・
この作品も2011年に映画化されているですね。
主演が三浦春馬さん。このキャスティングには文句ありません。
百合香が井川遥さん。井川遥さんと言えば昨年の「ガラスの家」のイメージがしっかり残っているので???なのですが・・・
井川さんがとても美しく、演技が良かった!という評価も多々あり・・・
この映画、ぜひ観てみたい!!

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2014年02月07日

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よいお話。
そして、お話の中に出てくる映画がどれもこれも観てみたい気がする作品。
なんでだろう?特に詳しく説明している訳ではないのに、登場人物たちがDVDを鑑賞している雰囲気が、凄く落ち着いた空気だからなのかもしれない。

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2013年12月25日

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公園好きな私にはたまらない一冊だった。映画化もされていたんだな。
心が温まる。登場人物がみんないい人で安心する。

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2019年05月26日

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暖かくて優しくて切なくて、舞台となる公園の陽だまりの中で読みたくなる。
出てくる人々がみな優しい人なのは小路さんらしい。
勝手なイメージだけど東京バンドワゴンが6頭身だとしたら東京公園は8頭身かな。

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2013年05月22日

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ネタバレ

(メモ)
ホームタウンが良かったから、引き続き。
アクアラインマラソンの帰りの電車で一気読み。
どうやら小路さんの雰囲気が好きみたい。
ストーリーも好きだし、読み終えた後の気分が良い~。

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2013年01月04日

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「誰かを探した方が幸せなんだろうなってさ」
「幸せ?」
「そこには幸せの匂いがあるって本能なんだよきっと。
 人間が生きていく上でのさ。
 いちばんの根っこにある本能」



妻を尾行して写真をとってほしい。

晴れた公園で、
カメラをかまえていた大学生のケイジは
突然そんなことを頼まれる。

母親がカメラマンだったこともあり、
ケイジは自分が今と思った瞬間をカメラにおさめていく。

そんなケイジに突然の依頼。

ケイジは戸惑いながらも、
ふたりの親子の写真を撮りはじめる。

どうしてそんなことを頼んだのか?
次第に被写体である妻・百合香に惹かれ始めていくケイジ。
そんなケイジを優しく見守る姉。
助け船をだしてくれる同居人のヒロ。
いびつな愛で世界を愛する元彼女・富永。

恋愛が軸にあるようで、家族がある。

恋とか愛とかぢゃなくて、
もっと深いトコで大切に思う。
ちがう角度からのぞいてみる。

そんなコトを思える一冊。
優しい気持ちになれる一冊。

帯に映画化の写真がついており、
三浦春馬さんたちが頭のなかで動いていました。苦笑

文章も、仕草も、ぜんぶが穏やかでやさしい。

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2012年08月16日

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季節なら春かなぁ。
暖かで優しい日差しが一杯溢れる風景を、大きなガラス越しに見ている。そんな感じのするお話でした。
裏表紙のあらすじを見ると、もう少しドロドロした感じの話かとも思ったのですが、柔らかく爽やかな話。登場人物もひたすら優しい善人たち。特に同居人のヒロ(男性)や友人(?)の富永(女性)の造形とか関わり方は秀逸です。この辺り、映像化に向いているように思います。
小路さんは良いですね。

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2016年08月05日

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小路幸也の文章が好きだな。
情景描写も、心理描写も、会話のリズムも、ユーモアも。

いつになくスローな滑り出しで始まったこの物語。
どんなに名作だと謳われようとも“不倫愛”は絶対に肯定できない自分には“人妻”や“恋心”という単語が散見されるあらすじを読んだ時点で嫌な予感がして・・・

実際途中まではそんな方向で進んでいて・・・

ああ、こりゃ、小路作品初の“ハズレ”を引いたか、ついに!!と、一瞬頭を抱えた。



が、終わってみればそれは杞憂に過ぎず、“人妻”の件は爽やかな感動で無事解決

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2024年12月25日

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人は弱く、近くに居る人を見失ってしまう。
自分の妻を見失い疑心暗鬼になる夫。
一番近くの人を愛して自分を見失う人。
ファインダー越しに見える人間模様。
見失った人に届けられるのか。

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2024年05月07日

Posted by ブクログ

人はいつも誰かを探している。
一緒に歩いてくれる誰かを、本能で探しているらしい。

人が人に惹かれる瞬間に理由なんてないというのは、そういうことなのかもしれない。

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2022年08月28日

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ほっこりするお話。自分の大事な人に置き換えて考えてもいいかなと思いました。
久しぶりに公園に出向いて世の中の喧騒から離れてみる機会も作っていいかなと思いました。

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2020年11月03日

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なんか映画とはちょっと違うような・・・・

実は以前、映画をちらっと見て、?しかうかばなかった・・・
でも原作を読んでみてなんだかちょっとほっとした。
読み終わってはっきりする部分ばかりではないけど、でも、ほっとした作品だった。ちょっと公園にカメラを持って出歩いてみようかななんて思ったりして・・・・

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2013年11月01日

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「妻の百合香を尾行して写真を撮って欲しい」.奇妙な依頼を遂行する圭司だったが,いつしか圭司は百合香に惹かれていく.この物語はどこに進んで行くのだろう,そう感じながら読み進めてました.憧れが恋へと成長する直前の切なくて,もどかしい気持ちを綴った瑞々しい青春物語.すべての謎が解かれたとき,ちょっとウルッとしてしまいました.おススメします.

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2013年08月15日

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公園ってのはパブリックな空間だけど、そこには色んなドラマが生まれるね。
日比谷公園、砧公園、井の頭公園、洗足池公園などなど、実名で登場。

とても爽やかな一冊。
どことなしに石田衣良氏に近いかなとも感じた。

誰かを見守る、か。
染み入るよ。

これを読むと、写真を撮りたくなるよ、きっと。

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2013年07月31日

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しばらく読んでから、あれ?これって映画でみたなあと、思い出した。

井川遥さんが、カメラとの距離感を残したまま、カメラに向かって微笑むのがミステリアスで色っぽくって。
ちょっと危なげな女性に見えたっけ。
原作の方がもっと淡彩なのね。

壊れるかもしれない。まだ極々小さな家族のひび割れ。
それをこんな形で第三者を巻き込んで解決しちゃうのは卑怯だなあと、思わなくもないが、ラストが美しかったので良し。

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2013年05月31日

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