澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレアウターQのライターたちの話。主人湾沢さん、先輩の井出さんを中心にした短編。個々でも読めるというか、1話完結だが、最後繋がる様になっている。
笑う露死獣
公園に書かれた落書き(露死獣の呪文)の謎をネタにしようとする話。落書きを解読すると次の落書きの場所がわかる。追っていくと一軒の家の電話番号とパソコンのパスワードにつながる。パソコンの中身は児童虐待。
歌うハンバーガー
摂食障害だがハンバーガーの店の取材をやり遂げたい女性記者。ハンバーガーの店で食事をする事に成功し記事もアウターQで公開されるが、食事風景と記事内容がややずれる。女性記者は交通事故で亡くなって幽霊として店を訪れており、記事は女 -
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ネタバレ短編。怖ガラセ屋という存在が各話に出てくるがつながりはない。
人間が一番怖いかも
後輩夫婦の家に招かれ、怪談をみんなで話す会。様々な怪談が話されていく中、最後の後輩の妻(怖ガラセ屋)が話す内容は主人公の過去の行いと現在進行系で何か起きることを示唆する話をする。人間が一番怖いと思っている人でもそれは自分の身に起きるとは思っていない人がそういう危険にさらされる話。
救済と恐怖
新興宗教に母親がはまってしまった家族とそれを裏で手引きしていた人の話。
最後は立場が逆転する。分かっているが救済がそこにしかないため抜け出せない恐怖。
子どもの世界で
仲のよかった友達のうちの1人がいじめられるようにな -
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購入済み
読み返したくなるの意味
話としては、比較的小さく纏まった話なので、スッと読めて良かった。
私は基本的に本を読み返さないタイプですが
物語最後の最後のどんでん返しで、これは読み返さないといけないと思わされる話で面白かったです -
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ネタバレ「たなわれしょうき」と「戸栗魅姫の仕事」が面白かった。後者は「怪と幽」に掲載されていたのを読んでいた。琴子が出てくると安心感がすごい。琴子にはできないけどインチキ霊能者にしかできないことがある理由を上手く落とし込んでいると思う。
「火曜夕方の客」はなんとなく予想できる展開だったので可もなく不可もなく…「くろがねのわざ」は現実感なくて微妙。霊とか怪異とかで怖いと思うのは「本当にありそうな理由があってこういう現象が起きている」ということなのでそれがなかった。自殺した人の理由に共感できなかっただけかもしれない。
この本を読む前にすみせごを検索すると「真琴 死亡」って出てきて恐々読み始めたのだけど -
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ネタバレすみせごもこの後に読んで思ったけど、この作者さんは長編でこそ輝くタイプだと思う。短編も面白くないわけじゃないけど何かが足りないように感じる。
「母と」はお得意のというか小説ならではのトリッキーさがあったけど、タクミという名前の女の子の名前はネタばらしをされてもピンと来なかった。全くいないことはないかもしれないけど、女の子に「琢」の字を使ってる名前は見たことがない。ヒカルとかユウキじゃ駄目だったのか…
りーたんこと辻村ゆかりはこのシリーズ屈指のクズキャラなので、ある意味では好きだけど割と嫌いなんだよな。またこいつ出てきた…と思ってしまった。作者こいつ好きすぎるだろ。
前後関係を知りたくて「な -
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姉妹シリーズの短編集。
姉妹も出てくるけれど以前のキャラクターそれぞれ登場の感が強い。
ホラー感は薄くミステリー色の強さを感じる。ただ最後の1行があることでホラーへと連れ戻された。嫌な想像とまではいかない予感ぐらいのものをふっと湧かせることはやはりうまい。
好きなのはとこよだけとすみせごの贄。
とこよだけの何故にひらがな?の違和感と会話の噛み合わなさからくる気持ちの悪さから湧き上がる怖さへと移り変わりは気持ちよささへある。
すみせごの狭いグループの中でのヒエラルキーと丁寧な口調での悪口、昔話と現実がジッパーのように噛み合い破裂するのはこの作者の持ち味で大好き。 -
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ネタバレオカルトライターの野崎と、比嘉姉妹が出てくる短編集。
1話目の「たなわれしょうき」がいちばん怖かった。ある地方に伝わる昔話、善良な村人が、文字にするのを躊躇うほどの理不尽な目に遭った‥その怨念が、村人を1人ずつ呪い殺していく。野崎の同業者が犠牲になり、特に解決せずに話が終わってしまい、私はドキドキ感を残したまま、読み進めていく。
しばらくは、まあ怖いけど普通かな、と、おやつを食べながらのほほんと読んでいく。最後から2つ目の「とこよだけ」は、無人島で幻影を見てしまう話。野崎は危機一髪のところを琴子に救われるのだけど、一緒に無人島に来たと思っていた真琴が幻影だったとは!(野崎は自覚してた。読者が