すみせごの贄

すみせごの贄

814円 (税込)

4pt

怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾!

◆たなわれしょうき
いじめによって不登校になった中学2年生の翔太は、父の仕事の関係者である野崎昆の滋賀県での取材に同行することに。その土地では鍾馗の像を門柱に置く習俗があり、手が四本あるその独特な鍾馗は「たなわれしょうき」と呼ばれていた。翔太は取材中に不気味な影を目撃し、その夜、物言わぬ影に襲われる。この地には「ナニカ」がいるのだろうか――。

◆火曜夕方の客
比嘉真琴に持ち込まれた相談事。とあるカレー専門店に、毎週火曜日に不思議な客がやってくるという。彼女は1000円札でカレーを二人前買い、一口だけ食べるとすべてを持ち帰るらしい。不思議に思った店主が後をつけると、彼女は墓地の近くで姿を消した。この客の正体は、“幽霊”なのか――。

◆すみせごの贄
ある日「外出する」と言ったまま失踪した高級料亭の元料理長の男。彼の教室に通っていた生徒たちや、アシスタントを務める娘によると、失踪前から奇妙な“予兆”があったらしい。生け垣から覗く不気味な人影、傷つけられた門柱の表札、男が教室で零した「すみせご」という譫言。代理の講師として教室にやってきた一人の女が解き明かす真相とは――。

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  • 映画化

    「来る」

    2018年12月7日公開
    出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈

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比嘉姉妹シリーズ のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • ぼぎわんが、来る
    748円 (税込)
    映画化決定!!! 映画「来る」 監督:中島哲也 出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈/松たか子/妻夫木聡 幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!! 最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
  • ずうのめ人形
    836円 (税込)
    オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!
  • などらきの首
    704円 (税込)
    父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。貸事務所の問題を解決するために、私は「ヒガマコト」という霊能者に依頼をするが……。比嘉姉妹シリーズ最新作にして初の短編集!
  • ししりばの家
    748円 (税込)
    夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――?
  • ぜんしゅの跫
    704円 (税込)
    妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。 しかし、新婦の佐川知紗は思わず二度見してしまうほど器量の悪い娘だった。 式の最中、野崎という男性が知紗にある画像を見せたことから、彼女は錯乱し、鼻水を垂らしながら秀樹に縋りつき「お父さん」と呼ぶ。 こんな娘は嫌だ――汗がどっと噴き出た瞬間……。映画「来る」へのアンサー的短編! ――「鏡」 真琴と野崎の結婚式。姉の比嘉琴子は祝いに駆け付けるが、誤って真琴に怪我をさせてしまう。 猛省する琴子は、真琴に代わり、彼女が請け負っていた事件「見えない通り魔」の調査に乗り出す。 夜な夜な通行人を襲って引き摺り回し、建造物を破壊する巨大な化け物の正体とは……!? 論理的にして大胆な霊媒師・比嘉姉妹が活躍する、書き下ろし表題作! ――「ぜんしゅの跫」 造形制作/萬歳淑
  • さえづちの眼
    836円 (税込)
    長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。 ◆あの日の光は今も 1981年に大阪府東区巴杵町で2人の少年がUFOを目撃した、巴杵池(はぎねいけ)事件。 母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。 事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライターが事件の記事を書きたいと旅館を訪ねてくる。 昌輝は湯水と宿泊客であるゆかりに向けて、あの日何が起こったかを語り始めるが――。 ◆母と 真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。 彼女が暮らす民間の更生施設・鎌田ハウスに「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、結果的に住人たちがおかしくなってしまったらしい。 杏を救うために真琴と野崎は、埼玉県にある鎌田ハウスへと向かう。 ◆さえづちの眼 郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。 「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。 何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。
  • すみせごの贄
    814円 (税込)
    怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾! ◆たなわれしょうき いじめによって不登校になった中学2年生の翔太は、父の仕事の関係者である野崎昆の滋賀県での取材に同行することに。その土地では鍾馗の像を門柱に置く習俗があり、手が四本あるその独特な鍾馗は「たなわれしょうき」と呼ばれていた。翔太は取材中に不気味な影を目撃し、その夜、物言わぬ影に襲われる。この地には「ナニカ」がいるのだろうか――。 ◆火曜夕方の客 比嘉真琴に持ち込まれた相談事。とあるカレー専門店に、毎週火曜日に不思議な客がやってくるという。彼女は1000円札でカレーを二人前買い、一口だけ食べるとすべてを持ち帰るらしい。不思議に思った店主が後をつけると、彼女は墓地の近くで姿を消した。この客の正体は、“幽霊”なのか――。 ◆すみせごの贄 ある日「外出する」と言ったまま失踪した高級料亭の元料理長の男。彼の教室に通っていた生徒たちや、アシスタントを務める娘によると、失踪前から奇妙な“予兆”があったらしい。生け垣から覗く不気味な人影、傷つけられた門柱の表札、男が教室で零した「すみせご」という譫言。代理の講師として教室にやってきた一人の女が解き明かす真相とは――。
  • ばくうどの悪夢
    1,188円 (税込)
    東京から父の地元に越してきた「僕」は、何かに追われる悪夢に悩まされていた。夢で傷付いた箇所に、現実でも現れる謎の痣。急死した同級生の遺体にも同じ痣を見つけた「僕」は、父の幼馴染の野崎と妻の真琴に助けを求める。彼らの調査と対策で「僕」や同級生らが件の悪夢を見ることはなくなり、事態は解決したかに思われた。しかし、今度は「僕」の夢に「比嘉琴子」と名乗る女性が現れ――。

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すみせごの贄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大好きな比嘉姉妹シリーズ!短編が5編入っていて、どれもじんわり怖く、まとまっていて読み易い。著者の澤村さんが好きな特撮ネタなども盛り込まれていて思わずニヤリとしちゃう。
    切なく、後味の悪さの残る絶妙さがとても良いです✨
    表題作の「すみせごの贄」は比嘉姉妹出てこなかった?にしても凄く読み易く楽しめまし

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズの短編集
    安定の恐怖
    怖いだけではなくて哀れみや悲しみも

    澤村先生の作品はビジュアルでくる
    「すみせごの贄」は寒気がした
    そしてひらがなのタイトルも恐怖をかき立てる

    小学生のとき琴子の同級生だったらしい新キャラのエセ霊媒師、戸栗魅姫の今後の活躍に期待

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    口伝や民俗学、フォークロアを日常に落とし込んで
    ゾワッとする怖さの演出がほんとにおもしろい
    短編集だと読みやすさもあるので、シリーズとして
    登場人物がふえてきたなぁ、
    時系列はいつなんだろうと想像するのもまた面白く。
    琴子さんがだんだん丸くなっている気がするのも
    野崎と真琴の影響なのか。
    そして、お

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズの短編集。

    今回は恐怖と言うよりも、ちょっとしんみりする話が詰め込まれていました。救いようがないことでもないけれど、人によっては許せないことをしてしまった人とか、助けを求められなかった人とかが、悪さと言うよりも、死にすがりついている。そんな感じの物語でした。
    ぼぎわんやずうのめが『

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズ7作目。
    6篇が入った短篇集。
    比嘉姉妹と野崎が主役だとしたら準主役はあの人なのではと思うくらい登場する。
    そして、推理能力が高いのが面白い。
    シリーズ全部読んでしまったので少し寂しいが、次回作を楽しみにして待ちたい。

    0
    2024年12月09日

    購入済み

    怖かった

    とこよだけは、ばくうどの悪夢の後のお話ですかね。それぞれの短編は時間軸が違うようです。最後のすみせごの贄は怖かった。やはり、辻村さんの霊能力の正体は具現化?個人的には琴子が活躍する話が面白かった。

    #ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

    0
    2024年05月03日

    購入済み

    雨が降ると…

    霊能力者・比嘉姉妹の真琴さんは、その能力を隠す為に、日中は雨の日でないと、出歩かない。
    彼女は頼りになる優しい人。
    その人が、雨が降ると動き出す。
    雨が降ると…
    イヤな事が起こる場合がある…

    #ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

    0
    2024年03月28日

    Posted by ブクログ

    6つの短編集
    これが現時点で最新で琴子は未だ眠り続けてます

    短編は時系列がわからないので内容からいつ頃なのか推察するのだけど…難しい

    まんまと騙される話もあり、琴子が祓う話ありで相変わらずバラエティにとんだ短編集でした

    「火曜夕方の客」はとても悲しいホラー(゚´Д`゚)゚。

    「戸栗魅姫の仕事

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    短編集であるが登場人物は過去作品の人々なのでなかなかユニバース感が出てきてファンとしては嬉しい限り。カレー屋の話は昔の怪談を現代風にアレンジした要素もあり楽しめる。表題作はあまり印象に残らなかった・・・。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    比賀姉妹シリーズの短編集。
    短編なのでストーリーの重厚さはあまりないけれど、色々な面白さがある一冊だった。
    後味がすっきりしているものもあり、じっとりと嫌な感覚が続くものもあり。どの話がどうとはいえないけれど、それぞれなかなか面白かったなぁと思う。

    一番インパクトが強かったのはタイトルの「すみせご

    0
    2025年08月01日

すみせごの贄 の詳細情報

  • 映画化

    「来る」

    2018年12月7日公開
    出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈

閲覧環境

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