ししりばの家

ししりばの家

748円 (税込)

3pt

夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――?

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  • 映画化

    「来る」

    2018年12月7日公開
    出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈

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比嘉姉妹シリーズ のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • ぼぎわんが、来る
    748円 (税込)
    映画化決定!!! 映画「来る」 監督:中島哲也 出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈/松たか子/妻夫木聡 幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!! 最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
  • ずうのめ人形
    836円 (税込)
    オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!
  • などらきの首
    704円 (税込)
    父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。貸事務所の問題を解決するために、私は「ヒガマコト」という霊能者に依頼をするが……。比嘉姉妹シリーズ最新作にして初の短編集!
  • ししりばの家
    748円 (税込)
    夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――?
  • ぜんしゅの跫
    704円 (税込)
    妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。 しかし、新婦の佐川知紗は思わず二度見してしまうほど器量の悪い娘だった。 式の最中、野崎という男性が知紗にある画像を見せたことから、彼女は錯乱し、鼻水を垂らしながら秀樹に縋りつき「お父さん」と呼ぶ。 こんな娘は嫌だ――汗がどっと噴き出た瞬間……。映画「来る」へのアンサー的短編! ――「鏡」 真琴と野崎の結婚式。姉の比嘉琴子は祝いに駆け付けるが、誤って真琴に怪我をさせてしまう。 猛省する琴子は、真琴に代わり、彼女が請け負っていた事件「見えない通り魔」の調査に乗り出す。 夜な夜な通行人を襲って引き摺り回し、建造物を破壊する巨大な化け物の正体とは……!? 論理的にして大胆な霊媒師・比嘉姉妹が活躍する、書き下ろし表題作! ――「ぜんしゅの跫」 造形制作/萬歳淑
  • さえづちの眼
    836円 (税込)
    長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。 ◆あの日の光は今も 1981年に大阪府東区巴杵町で2人の少年がUFOを目撃した、巴杵池(はぎねいけ)事件。 母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。 事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライターが事件の記事を書きたいと旅館を訪ねてくる。 昌輝は湯水と宿泊客であるゆかりに向けて、あの日何が起こったかを語り始めるが――。 ◆母と 真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。 彼女が暮らす民間の更生施設・鎌田ハウスに「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、結果的に住人たちがおかしくなってしまったらしい。 杏を救うために真琴と野崎は、埼玉県にある鎌田ハウスへと向かう。 ◆さえづちの眼 郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。 「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。 何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。
  • すみせごの贄
    814円 (税込)
    怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾! ◆たなわれしょうき いじめによって不登校になった中学2年生の翔太は、父の仕事の関係者である野崎昆の滋賀県での取材に同行することに。その土地では鍾馗の像を門柱に置く習俗があり、手が四本あるその独特な鍾馗は「たなわれしょうき」と呼ばれていた。翔太は取材中に不気味な影を目撃し、その夜、物言わぬ影に襲われる。この地には「ナニカ」がいるのだろうか――。 ◆火曜夕方の客 比嘉真琴に持ち込まれた相談事。とあるカレー専門店に、毎週火曜日に不思議な客がやってくるという。彼女は1000円札でカレーを二人前買い、一口だけ食べるとすべてを持ち帰るらしい。不思議に思った店主が後をつけると、彼女は墓地の近くで姿を消した。この客の正体は、“幽霊”なのか――。 ◆すみせごの贄 ある日「外出する」と言ったまま失踪した高級料亭の元料理長の男。彼の教室に通っていた生徒たちや、アシスタントを務める娘によると、失踪前から奇妙な“予兆”があったらしい。生け垣から覗く不気味な人影、傷つけられた門柱の表札、男が教室で零した「すみせご」という譫言。代理の講師として教室にやってきた一人の女が解き明かす真相とは――。
  • ばくうどの悪夢
    1,188円 (税込)
    東京から父の地元に越してきた「僕」は、何かに追われる悪夢に悩まされていた。夢で傷付いた箇所に、現実でも現れる謎の痣。急死した同級生の遺体にも同じ痣を見つけた「僕」は、父の幼馴染の野崎と妻の真琴に助けを求める。彼らの調査と対策で「僕」や同級生らが件の悪夢を見ることはなくなり、事態は解決したかに思われた。しかし、今度は「僕」の夢に「比嘉琴子」と名乗る女性が現れ――。

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ししりばの家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    怖いけど読みやすくてスルスル読めてしまうので、スルスル読み終わりました。「当たり前」が家庭ごとにあるのは怖いことではないけど、その異常性を認識出来なくなることはすごく怖いなと思います。
    語り手の視点が複数から進んで行くので、今読んでいる場面は時系列が前なのか後なのか、どっちなんだろう、とドキドキハラ

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズの4作目。
    今回は長女の幼少期にスポットが当てられている作品。
    これまでのシリーズで1番ゾワゾワした。
    もちろん面白いことは間違いなし。

    0
    2024年11月20日

    購入済み

    暮らす場所

    ずるずると引き込まれる物語でした。
    その場所に導かれる運命だったのか。
    そこに行かなければ「普通」の中にいられたと思うと…

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    安定に面白い。もうほんと比嘉姉妹大好き。
    今回はお姉さんのことが知れてもっと好きになった。
    時系列的にはぼぎわんが来るを読んでたら、もっと深みが出ると個人的には思う。物語としてはホラー(怪異、幽霊)ってよりもヒトコワとか胸糞悪さ的なものを感じたかも。もちろんホラー要素が主軸で話は進んでるんだけど、そ

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズ第4弾。今作の舞台は、いわゆる“幽霊屋敷”。
    そしてこれは、姉・比嘉琴子が霊能者として覚醒した事件でもあります。

    「ししりば」は、その家、そして家族形態そのものを守ろうとする存在。
    砂を自在に操るこの怪異は、家庭内に潜む異質さや閉塞感を象徴しているようにも思えました。

    ホラー作品

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    前半むっちゃ怖くて後半アツめ(でもこわい)
    ので、モキュ好き考察好きには刺さらないかも
    私は謎解明されるホラーが好きなので刺さりました
    文章でこんないろんな表現できるんだ?と思う
    たのしい

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

     語り手が訪れた家で耳にする「さああ」という謎の音、部屋中に散る砂、何も異常を感じない住人、不気味な存在『ししりば』など様々な恐怖が詰め込まれた比嘉姉妹シリーズ4作目で、幽霊屋敷ともいうべき家で起こる怪異の恐ろしさは勿論、作中の「『ししりば』がどのようなものか」の喩えが秀逸だった。三津田信三先生の解

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズ第4弾
    怖かったー。そして気持ち悪かった。さらに面白かった。
    あとがきが大好きな三津田信三先生で最高!
    あとがきまで楽しめました。

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    ホラーだけど、ただ怪物とか幽霊がこけおどしで終わるのではなく、ミステリ的な終盤もあり満足しました。

    2888冊
    今年116冊目

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    それぞれの家庭というブラックボックスに潜む悪意や不条理そのものを題材にホラーに仕立て上げた名作。これ、なかなか映像映えしそうで情景を想像しながら読み続けていくのが楽しかった。

    0
    2025年04月15日

ししりばの家 の詳細情報

  • 映画化

    「来る」

    2018年12月7日公開
    出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈

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