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小説 11位
長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。
◆あの日の光は今も
1981年に大阪府東区巴杵町で2人の少年がUFOを目撃した、巴杵池(はぎねいけ)事件。
母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。
事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライターが事件の記事を書きたいと旅館を訪ねてくる。
昌輝は湯水と宿泊客であるゆかりに向けて、あの日何が起こったかを語り始めるが――。
◆母と
真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。
彼女が暮らす民間の更生施設・鎌田ハウスに「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、結果的に住人たちがおかしくなってしまったらしい。
杏を救うために真琴と野崎は、埼玉県にある鎌田ハウスへと向かう。
◆さえづちの眼
郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。
「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。
何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年04月12日
比嘉姉妹シリーズ中編集。どれもこれもがなんともいえない気味の悪さと、そして謎が解かれる楽しさとを併せ持つホラー小説です。
やはり表題作「さえづちの眼」がいいなあ。架守家の娘の失踪の謎と、降りかかる呪いの正体。途中までは論理立ったミステリとしても読めたのだけれど、恐ろしい真相とさらにこの結末……なんと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月17日
タイプの異なる少し不思議な3つのストーリー。一番好きなのはやはりタイトル作かな。前半は、旧家で起こる蛇にまつわる不思議な出来事が、想像力を掻き立てられます。そして後半は解決編のストーリー。琴子が相変わらず、サバサバしていて、かっこよかったです!あとの2篇はあまりホラーチックでなく、個人的にはちょっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月21日
ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ、7冊目。初の中篇集。
収録されているのは、以下の三編。1.個人運営の更生施設「鎌田ハウス」を侵す怪異に真琴と野崎が挑む―――『母と』。2.UFOを目撃したという証言をしたことで、人生を狂わされることとなった元少年。事件から約38年が経った今、明かされるそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月02日
表題作を含む三遍の短編集。
どの作品もオバケなんてないさと向かわせつつ、やっぱりおる。の結末。そうだよねホラー小説だものねと、怖いとゆうより安心してしまった。
ぞわとぞわと来る怖さという意味では好き。
一番好きなのは一作目、なんだか印象はほっこりと撮ろうとして、飾ったら恐怖になった写真のような。そこ...続きを読む
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