頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

1,980円 (税込)

9pt

みんな死ぬよ 誰も帰れない――。ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。元アイドルのバスツアー参加者たちが語る戦慄の一夜。保育士と母親の連絡日記から浮かび上がる歪んだ日常。小学生時代の不穏な事件に隠された薄気味悪い符合。恐れと禍いの最高到達点。どこまでも不気味で、どうしようもなく愉しい、暗黒奇譚集。

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頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    にんげんの異形への愛が感じられる澤村伊智らしい本

    以下短編タイトル
    禍、またら2010年代の恐怖映画
    ゾンビと間違える
    縊、または或るバスツアーにまつわる五つの怪談
    頭の大きな毛のないコウモリ
    やまねこ、または怪談という名の作り話
    くるまのうた
    鬼、または終わりの始まりの物語
    自作解説

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    最後の最後までめちゃくちゃおもしろかった!あー、こんなの読みたかったんだ私は!怪談独特のゾワゾワ感に新しさが沢山あって全話すごく楽しめた

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    ホラー小説って久しぶりに読んだなー
    小説というメディアだからこそ表現できる恐怖がありますよね
    表題作の「頭の大きな毛のないコウモリ」と「くるまのうた」が特に怖くて面白かったです。
    あと自作解説も良かったなあ

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    日常に潜む異形・怪異が詰まった作品。どれも好きだけれど「ゾンビと間違える」はスカッとしつつ言いようのない感情を植えつけられました。ゾンビものはあまり好きではないから自分でも意外。表題作もインパクト大!まさしく日常系ホラーといった感じで、じわじわ来る怖さがたまらないです。そしてぜひ、「自作解説」まで読

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    "異形"がこわいのは何故なんだろう
    見慣れたものと異なること、グロテスクな見た目(グロテスクだと判断する基準は?)が恐怖を生むなら、人は未知のものに恐怖を感じるのかも
    世の中の森羅万象を分析して研究して"分かる"ものにしていった人間の知性は、恐怖から遠ざかるた

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    もうタイトルのワードセンスが最高。
    どこにもそう書いてないのに、明らかにフルボッコの残虐もの。

    7篇の短編+自作解説の構成なのですが、
    この7話の短編が、シングルB面集かと思うくらいになかなか盛り上がらない。
    モキュメンタリー的な澤村さんにしてはチャレンジングな構成かもだが、なんかどっかにある話の

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    程よい怖さの短編集で安心した。「縊 または或るバスツアーにまつわる五つの怪談」が印象的。「自作解説」は最後まで楽しんだ人へのご褒美。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    一口で言えばホラー短編集でありますが、一作一作非常に独特で強烈な味わいなのが面白いなと思いました。

    全作甲乙付け難いのですが、「禍〜」の現場の狂気と怪奇現象がスピードと共にスケールアップする様(と過去類似作へのオマージュ)、「ゾンビと〜」の現代批判とゴア描写の気持ち良さ、「縊〜」の他の証言者との整

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    短編集、表題作が良かった。

    世界にマッドな指導者達が蔓延る時代…
    ウイルスや生物兵器として人為的に彼らを作り出そうと考える者がいたとしても、違和感はない。

    一握りの奴らが世界を分断していく中、
    電線からぶら下がる彼ら親子の方がよほど固く結びついている。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    異形短編集ってなんだろう?普通の恐怖小説短編集ではいけないのか。そのあたりは良くわからなかったのだが、どの短編も一ひねりしている印象。単純に異形が現れて、怖かったといったストレートなホラーはひとつもない。特に最後の「自作解説」は、フィクションにどこまで真実が混ざっているのか邪推しながら読むと面白い。

    0
    2025年04月05日

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