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みんな死ぬよ 誰も帰れない――。ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。元アイドルのバスツアー参加者たちが語る戦慄の一夜。保育士と母親の連絡日記から浮かび上がる歪んだ日常。小学生時代の不穏な事件に隠された薄気味悪い符合。恐れと禍いの最高到達点。どこまでも不気味で、どうしようもなく愉しい、暗黒奇譚集。
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Posted by ブクログ
にんげんの異形への愛が感じられる澤村伊智らしい本 以下短編タイトル 禍、またら2010年代の恐怖映画 ゾンビと間違える 縊、または或るバスツアーにまつわる五つの怪談 頭の大きな毛のないコウモリ やまねこ、または怪談という名の作り話 くるまのうた 鬼、または終わりの始まりの物語 自作解説
最後の最後までめちゃくちゃおもしろかった!あー、こんなの読みたかったんだ私は!怪談独特のゾワゾワ感に新しさが沢山あって全話すごく楽しめた
ホラー小説って久しぶりに読んだなー 小説というメディアだからこそ表現できる恐怖がありますよね 表題作の「頭の大きな毛のないコウモリ」と「くるまのうた」が特に怖くて面白かったです。 あと自作解説も良かったなあ
日常に潜む異形・怪異が詰まった作品。どれも好きだけれど「ゾンビと間違える」はスカッとしつつ言いようのない感情を植えつけられました。ゾンビものはあまり好きではないから自分でも意外。表題作もインパクト大!まさしく日常系ホラーといった感じで、じわじわ来る怖さがたまらないです。そしてぜひ、「自作解説」まで読...続きを読むんで…!
"異形"がこわいのは何故なんだろう 見慣れたものと異なること、グロテスクな見た目(グロテスクだと判断する基準は?)が恐怖を生むなら、人は未知のものに恐怖を感じるのかも 世の中の森羅万象を分析して研究して"分かる"ものにしていった人間の知性は、恐怖から遠ざかるた...続きを読むめに培ったものなのか ただ、"分かる"ものが増えれば増えるほど"分からない"ものは稀少になり、そのこわさは増していくのでは そしてその恐怖が殺戮を生むこともあるのでは と、部屋に侵入してきた虫に殺虫剤を撒きながら思いました 異形が主軸なだけに現実からかけ離れた感を持ってしまったけど、最後の「自作解説」が一気に現実に近づいてきて、その遠近感が恐怖だった 「自作解説」まで読んで完食な短編小説集でした
もうタイトルのワードセンスが最高。 どこにもそう書いてないのに、明らかにフルボッコの残虐もの。 7篇の短編+自作解説の構成なのですが、 この7話の短編が、シングルB面集かと思うくらいになかなか盛り上がらない。 モキュメンタリー的な澤村さんにしてはチャレンジングな構成かもだが、なんかどっかにある話の...続きを読むようなものばかり。 表題作も、悪くはないけど…的な… で、澤村伊智が終わるわけがない。 5話目からじわじわ上がってきて、最後の、 「鬼、あるいは終わりの始まり」 見事なマッシュアップ。読後感も最高。 タイトルが見事に回収。 川から流れてきたあいつが退治するのは… そして、自作解説もまた良い。 毒とユーモアを併せ持たせた最後はやはりホラーの名手。 やはり澤村伊智はやめられん。
程よい怖さの短編集で安心した。「縊 または或るバスツアーにまつわる五つの怪談」が印象的。「自作解説」は最後まで楽しんだ人へのご褒美。
一口で言えばホラー短編集でありますが、一作一作非常に独特で強烈な味わいなのが面白いなと思いました。 全作甲乙付け難いのですが、「禍〜」の現場の狂気と怪奇現象がスピードと共にスケールアップする様(と過去類似作へのオマージュ)、「ゾンビと〜」の現代批判とゴア描写の気持ち良さ、「縊〜」の他の証言者との整...続きを読む合性の無さ、「貍〜」のあれ?と気付いてからのツイスト、「自作解説」のメタっぽい作りから伏線回収してのホラーな落ち、辺りが非常に好みでした。 初出を見ると「自説解説」以外テーマに沿ったアンソロジー収録作のようなので、そのテーマに振り切った作品が集められたからここまでバラエティ豊かなのでしょうが、でもそれは澤村さんの想像力、技術があってこそだと思いますので、やはり澤村伊智は只者ではないなと再確認した次第です。 また「現実と虚構」「語り/語られ」の境界が曖昧な作品を多く感じました。この辺りホラーと相性が良さそうだし、深掘りできそうなのでもっとホラー作品に触れたいなと思いました。
短編集、表題作が良かった。 世界にマッドな指導者達が蔓延る時代… ウイルスや生物兵器として人為的に彼らを作り出そうと考える者がいたとしても、違和感はない。 一握りの奴らが世界を分断していく中、 電線からぶら下がる彼ら親子の方がよほど固く結びついている。
異形短編集ってなんだろう?普通の恐怖小説短編集ではいけないのか。そのあたりは良くわからなかったのだが、どの短編も一ひねりしている印象。単純に異形が現れて、怖かったといったストレートなホラーはひとつもない。特に最後の「自作解説」は、フィクションにどこまで真実が混ざっているのか邪推しながら読むと面白い。
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頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集
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澤村伊智
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