澤村伊智のレビュー一覧
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胸糞悪い惨殺シーンから始まり、田舎の嫌な近所付き合い。この作家はこういうの得意だなと感じさせる。夢から覚めてもまた夢で何が現実かもわからなくなる。こんな夢は以前に度々見たな。金縛りからやっと解けて目が覚めたと思ったらまだ夢の中で、また金縛りになっての繰り返しで息も吸えなくなって、やっと夢から解放された瞬間でもまだ疑ってしまう。起きたときはもう寝たくないほど。今は見なくなったけど、たまに懐かしくもある。仰向けで寝ると金縛りにあっていたので、横向きで寝るのが当たり前となっているが、いつか寝たきりになって仰向けでしか寝れなくなった場合はどうなってしまうのだろう。怖くもある。何を書いているんだろう。
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ネタバレ非常に非常に気持ちの悪いオチです。(褒め言葉)
縦軸の仕掛けは奇想天外で、やや反則気味ですが、実は冒頭20ページあたりまでで気づくようになっておりフェア。ただし、仕掛けに途中で気づくまで「読みにくい地の文だなあ」と思っていたので、まんまと作者の手のひらの上です。文章の不自然さが読み進める内に慣れてくるので、早い内にピンと来ないと逆に種明かしまで気づかない作り方は見事です。
仕掛けがアクロバティック過ぎるので、それに気づいた時点でもう一度読み返したくなること請け合いです。
縦軸の鮮やかさに比べて横軸の物語が弱いのは残念。呪いの正体も、それが自然現象かそうでないのかは別にしてもかなり最初の方で見当がつきます。これ自体は冒頭の自殺騒ぎが伏線になっているので作者の想定でしょうが、その割に引っ張る。最初の殺人も動機の無理やりさなどツッコミどころは多く、正直ミステリとしてもホラーとしても引きは弱いです。ここが残念。典型的なワンアイディアものです。
もうひとつ、終章の種明かしが少しくどいかも。そこは読み返す読者の楽しみに取っておいていい部分です。
あと島民の老人の中にミステリ・ホラー好きがいます。疋田某の病気は蔵六の奇病オマージュなのかなw -
Posted by ブクログ
カルト集団に洗脳された母親から虐待されている娘の茜を助け出す少年少女の冒険譚から物語は幕を開け、本の真ん中くらいにエピローグが現れる
エピローグ後は主人公がマスコミ記者に入れ替わり、少年少女のその後と冒険譚に隠された秘密が暴かれていく
物語が二転三転するのは歓迎だけどちょっと強引すぎたかも(´ε`;)ウーン…
The story opens with an adventure about a group of boys and girls who set out to rescue Akane, a young girl being abused by her mother, who has been brainwashed by a cult. Around the middle of the book, an epilogue unexpectedly appears.
After the epilogue, the narrative shifts to a journalist who takes over as the protagonist, uncovering the truth behind the children's fates and the hidden secrets of their adventure.
I do like how the story keeps taking unexpected turns, but maybe it got a bit too forced in places... (´ε`;) Hmm. -
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お気に入りの比嘉姉妹シリーズ第6作。
このシリーズももう6作目かと思うと感慨深い。
最近は短編〜中編を複数収録した構成が続いているけれど、個人的には初期の『ししりば』『ずうのめ』のように、表題作が長編でしっかり読み応えのある形のほうが好み。
今回は中編3本構成で、テーマは家族や親子の絆、育児放棄やネグレクトといった重めの題材が中心だった。
過去作の登場人物や、解決役として比嘉姉妹を配置することでシリーズ作品としての体裁は保っているものの、正直なところ「比嘉姉妹シリーズでなければ手に取ったかな?」と少し考えてしまった。
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「母と」
育児放棄やネグレクトなど問題を抱える家庭の子どもを無償で預かる〈鎌田ハウス〉。
人知れず邪悪な存在と戦う鎌田のおっさんの姿が印象的。
啄海(たくみ)というキャラクターでミスリードを狙っているのはわかるものの、この手法は同シリーズの『ずうのめ』ですでに使われているため、驚きはやや薄めで残念。
杏という少女も過去作に登場していたようだが、時間が空いていたこともあり記憶が曖昧だった。
外から“善人の顔”をして邪悪なものが侵入してくる描写は不気味で、そこは良かった。
真琴担当回。
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「あの日の光は今も」
日本版ロズウェル事件の目撃者と、その後の人生を描く一編。
UFOや宇宙人は本当に存在したのか?という題材は面白い。
ここでも推理探偵のように考察を語る少し不自然な人物が登場するが、どうやら彼女も過去作の登場人物らしい。
……が、正直ほとんど覚えていなかった。
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「さえづちの眼」
明治〜昭和初期を思わせる時代背景。
住み込みで働いていたお手伝いさんの手紙を手がかりに、田舎の旧家で起きた行方不明事件や呪いの謎を解き明かしていく。
じっとりとした因習と閉塞感があり、雰囲気はこの一編がいちばん好み。
琴子担当回。