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Posted by ブクログ 2024年02月05日
イッキ読みをおすすめします。
とにかく、帯にある通りなんです。
囚われの少女を救う為に「子供」達が奮闘する。
…ただ、たくさん疑問に思ってください。
書き方、進め方、会話、行動、人、その他の諸々。
たくさんの違和感を覚えて読み進めてください。
最初の10ページで既に引き...続きを読む込まれる。
そんなサスペンススリラーでした。
Posted by ブクログ 2024年01月16日
表紙のインパクトと新興宗教モノとのことで惹かれた
カルト教に苦しめられた女の子を救ったのもまたカルト宗教…業が深い…
そして前半からずーっと違和感を感じ続けてその違和感から解放されてからの新たな展開
ラストはハッピーにもバッドにも捉えられる
個人的には彼がまた新たな主催者になっていたら後味悪いな…で...続きを読むも血は争えないし…
Posted by ブクログ 2023年11月26日
このまま筆者が主人公で団地に住んでいく話になるのかなぁと思いながら読む。
だが違っていて2部となっていて前半は教団本となる。
私の感想を読んで下さっているとは思わなかったのでネタバレを気にせず書いていた。
これからもネタバレを書くので見えないようにします。
この団地全体が信者が多く住んでいて一般の人...続きを読むと共存して信者ではない人も入信はしていないが受け入れている。
後半からテレビディレクターが取材という形で教団の生活に密着するが元信者の意味不明の証言や脱退後の精神錯乱、何かがおかしいと思いながらもその引っかかりが分からず取材を進めていく。
本人自体もその教団に母親が入信し祖父母に最低限の生活を送って幼少期を過ごしていた。
子どもらも教団で生活しているのに何故祖父母に預けられたのか??様々な疑問が読んでいて浮かんでくるが邪教に惑わされて私もこんなものかと常識が優先していた。が、本当は教祖が産んだ子で死産になった母親に預けて一般の生活に送り込まされていた。その時点からディレクターは仕組まれて内部に入ることが可能だった。
教祖は教団を大きくしたはいいが平和と平凡に嫌気がさしたのか凡人として暮らし、幹部はそんな教団の維持ができず利用し、毒ガスで信者を殺してもらおうと全て演技でディレクターを内部に誘い込む事に成功したがディレクターの方が一枚上手でカラクリに気づき毒ガスではなく催涙ガスで真相を知る事になる。
歌野晶午氏が好きな私にとって好きな作家の1人となる予感。
Posted by ブクログ 2023年08月27日
これも非常にエンターテイメント性が高くて面白かった。
前半の途中で気づいてはいたけど想定以上に読み手の裏を欠く新事実が暴かれていって、一気に読んでしまった
Posted by ブクログ 2022年12月09日
前半、拙い文章で今一つ筋道が通ってないストーリーに、読むのがキツくて(この先読むのを)断念しようか。と思ったら…そういう事ですか。
後半の読みやすさやストーリー運びも素直に楽しめた。
こんな風に書き手を表現し分ける事にちょっと感動した。
ラスト数ページで文中の細かい引っかかりが一掃されて、面白い本で...続きを読むした。
Posted by ブクログ 2023年12月03日
前半は薄々、この子達もなんか宗教入ってるんだろうな、という違和感を感じつつ読み進めていたら、入れ子式の話だった。
主人公は後半戦にやっと現れる。
でも最後の終わりがちょっとモヤモヤ。
この後どうなったの?そこが知りたい。
Posted by ブクログ 2023年04月13日
これジャンルなんなんでしょうねぇ。
作者さん割と好きなので色々読んでるんですが、知らん人が読んだら叙述トリックミステリ?と思うかも??ただし叙述トリックする気は特にない文章なので、この文章をもってどう展開していくかと思いながら読んでました。
びっくりするような展開はなかったけど、常に話が動くので退屈...続きを読むせずに、ただのエンタメ本として(ほめてる)ストレスなく読めます。
個人的には、比嘉姉妹シリーズは超えない。
Posted by ブクログ 2023年04月04日
「邪教の子」って誰なの?っていう謎に引っ張られて面白く読めました。
構成も凝ってて、ラスボス=邪教の子が誰なのか、わかりにくくなってます。
ハラハラする場面もあり、大変楽しめたんです。だけど、だけどね。
嫌ミス好き、すれっからし読者のニコとしては。
もっとエゲつない邪教っぷりを堪能したかったんす...続きを読むよ。
最後にやらかそうとしていたことは、確かに「戦慄」ものだけど。
二代目の会長がなんで普通になっちゃったのかも、よくわからないし。
最後の展開が、なにか不自然で残念でした。
Posted by ブクログ 2023年03月12日
後半は少し失速というか、展開がイマイチ感があるけど、とてもおもしろく一気読み。二度読み返してみたくなる。映像では表現できない、本ならではの作品だなと思う。
Posted by ブクログ 2023年01月05日
ファンタジックな前半から、後半はドキュメントのような臨場感。前半から後半への転調感は素晴らしい。後半の潜入取材は面白く読めたが後半の終盤、ネタ明かしの場面でやや失速感を感じた。
Posted by ブクログ 2022年11月09日
途中までは面白かったです。前半から後半までの繋ぎが、そういう展開か!という驚きがあり、この先どうなるんだろうとワクワクしながら読みました。
その分後半はちょっと失速してしまった感があるかなあ。結末には不満はないのですが、書き急いでしまった印象を受けました。
登場人物を一人一人もう少し丁寧に描写してほ...続きを読むしかった気がします。
Posted by ブクログ 2022年07月31日
久々の澤村さん。
「新興宗教」が題材で読んだタイミングがタイムリーすぎて驚いた。
内容も驚きの連続。怪異の恐ろしさ、そして人の業の恐ろしさが描かれていてゾクゾクしながら読み進めた。
テーマがテーマだけに難しいかもしれないけれど、映像化して観てみたいなと思った。
Posted by ブクログ 2022年07月28日
違和感の続く第一部が、第二部でいきなり伏線回収が進み、邪教の子の正体が明らかになるのかと思ったら、終盤さらにどんでん返しが…
大地の民の描き方も、カルトの恐怖を感じないのと、終盤の展開が急なのが、ちょっとさつにかんじた。
Posted by ブクログ 2022年06月04日
クライマックスとラストが急展開すぎるのと、それまでに比べてボリュームが少ないのがちょっと勿体ない。でも、キモチワルイカルト集団がキモ面白かった。
Posted by ブクログ 2023年12月31日
新興宗教に関する話。
二転三転するストーリー展開に、
ドキドキしながら読めたのは良かった。
しかしラスト…なんだか呆気なかったなぁ。
「それで、次は…?」と思ってページをめくったら
解説だった(泣)
Posted by ブクログ 2024年03月17日
最初からずっと不穏な中ストーリが進んでいく。同級生の「設定」と言われる男の子、怪訝な顔をしてくる大人。邪教の子とは誰なのか。気になって一気に読んだ。
どういう終わり方になるのかな…と思っていたがちゃんと伏線が回収されていて気持ちよかった。
茜や慧斗は宗教の中にいても自分の道を割と自由に出来る存在だっ...続きを読むたが、お金をむしり取られた上に死別した子供の悲しみを残したまま他人の子育てをさせられた矢口さんの方に感情が向いてしまった。
Posted by ブクログ 2024年03月11日
邪教の子とは誰のことか⁉️
邪教とな何のことか❓
最後まで謎を持たせるために読み進めにくい小説になってしまった感じがします。
信仰宗教に囚われた親によって外界と隔たれていた少女茜。彼女を助けるために奔走する慧斗と祐仁、朋美。
彼らの関係性も謎を持たせるためのトリックがある。騙されて読み進めるが、騙さ...続きを読むれて良かったという気がしない読後感でした。
Posted by ブクログ 2023年12月24日
この作者が、こんな話を書くとは思っていなかった。
「平凡なニュータウンで起きる異常な事件」とあって、そのニュータウンにカルト教団の信者の家族が引っ越してくる。その家族は周囲から浮き上がっていて、母親は車いすを使う娘の茜を連れて寄付を募って歩いている。
茜の現状を見かねて救出に乗り出すのが慧斗なのだが...続きを読む、初めは慧斗の性別もよく分からない。まあ、分からないように書いているのだろうが。
新興宗教が起こす事件ではあるのだが、いまひとつ面白みに欠ける。
Posted by ブクログ 2023年09月12日
「祝祭」に隠された真実が驚愕だった…。そういうこと?って思わせられるポイントが意外と早かったので、最終的にどういうオチなのかめちゃめちゃ気になったけど、壮大なドッキリ感というか。
でもやっぱり澤村さんの作品、ドンデン返しが本当にうまくて好き。
Posted by ブクログ 2023年03月02日
正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義。
真実は見るものの目によって違う。
澤村ファンとしては、途中で展開が読めてしまい、ラストに向かって多少の物足りなさは感じるが、それでもやはり、前半で感じた違和感が解消される辺りの持っていき方は流石…
何度もページを戻らざるを得ない状況に、してやられたと思い...続きを読むながらも、それがまた心地よかったりするのがGOOD
何にせよ、澤村作品は映像化しづらいものが多いので、活字の醍醐味を味わえるのが嬉しい❗️
Posted by ブクログ 2023年02月17日
皆が怪しい。
不自然な言動と、どんどん膨れ上がる違和感に気持ちがざらつく。
物語の舞台は光明が丘ニュータウン。
その場所に存在するのは「コスモフィールド」という胡散臭い宗教団体。
虐待を受けていた少女を、そこから救い出す所から物語は展開するが待ち受けていたのは更に怪しげな宗教団体。
そのカルト...続きを読む集団「大地の民」に乗り込み真相を追及するテレビ局員の矢口と共に知りたい欲求が加速して行く。
にゃはは笑いの茜や、裏山に掘られた大きな穴が不気味だ。
終盤の反転に驚愕し、ダークコメディの様なオチに脱力しつつも邪教の世界観を堪能した。
Posted by ブクログ 2023年01月10日
ほうほう、そう来るかという意外性がとてもよかったです。ちょっとした違和感を感じながら文章通りに受け取って読み進めていくといい具合にひっくり返してくれます。
Posted by ブクログ 2023年01月05日
久々の
澤村伊智作品
てっきり
ホラーかと
思ってたので
ミステリー展開には
驚いた
今実際にも
宗教問題は
国の問題にもなってるけど
シンコウシューキョーは
ホラーより
怖い存在なのかもしれない
Posted by ブクログ 2022年12月31日
本編は大きく二つに分かれている。
とある少女が新興宗教団体にとらわれている少女を助け出す前編。
しかし、教育者らしからぬ振る舞いをする「先生」や、やけに少女の家族と親しげな「会長」などに違和感を感じながら読み進めると、主人公である少女も別の宗教団体に属しているとわかる。つまり、新興宗教から抜け...続きを読む出した少女は別の新興宗教団体に入っただけだったのだ。
後編では前編の少女がリーダーとなった新興宗教団体にライターが潜入する。
どちらの話も、前編の話はあくまで少女の主観であるというのがミスリーディングのポイントとなっている。少女から見たら新興宗教内での生活が「普通」なので、常識的にはおかしいこともまるで当然のように書いてある。
Posted by ブクログ 2022年11月09日
同じ感想を書いてる人がいますが、ラストに向かっての失速感が……
あと、まったく個人的なことだけど「にゃはは」がどうも無理でした…内容とは無関係なんですけどね。
Posted by ブクログ 2022年10月22日
とあるニュータウンに引っ越してきた新興宗教の信者である家族。娘は車椅子生活で母親に虐待されている。その娘を救い出そうと奮闘する子供たちも実は…。最後の最後にどんでん返しがあり、それはそれで楽しめたのですが、今まで読んだ澤村作品「ぼぎわん」「ずうのめ」「ししりば」なんかのイメージが強すぎて、ちょっと期...続きを読む待しすぎちゃったのかな。あっさりし過ぎていて、やっぱり澤村さんにはドロドロのホラーを描いてもらいたい。
Posted by ブクログ 2022年10月09日
2部構成ということ、また帯や第一部の端々から、先が読めてしまって、少し物足りなかった。
超自然的な話を期待していたこともあってそこも少し残念。
ただ引き込まれて一気に読んでしまう。話の内容もそうだが文章力があるのだと思う。
Posted by ブクログ 2022年09月11日
あえて今読んで、「おもしろかった」と言う言葉で片付けていいのかわからないけど、エンタメとして楽しんだ。たぶん、今読んだことで平時に読むより興味深く読み進めることができた部分もある気がする。
Posted by ブクログ 2022年08月30日
茜が慧斗を神聖視して大地の子を理想化しすぎて、でも慧斗がそうじゃなくなってしまった事に耐えられず事件を起こした。つまり百合ですかね(多分違う)
Posted by ブクログ 2022年05月29日
オカルトホラー作家としてデビューした澤村氏の長編ホラーミステリー。
前編の「慧斗編」と、後編の「矢口弘也編」の2部構成になっている。
* * * * *
カルト教団と呼ばれる新興宗教団体をテーマにしていますが、随所に澤村氏らしさが出た作品だったと思います。
その傾向は特に前...続きを読む編で顕著です。
例えば序盤の「脱会屋」や、中盤からの慧斗たちの活躍譚、クライマックスで明かされる慧斗たちも属する新興教団「大地の力」というように、次々と目先を変える展開にしているところ。
さらに家庭や学校、地域などのさり気ない描写の中で、おどろおどろしさとともに感じる拭いがたい違和感などもそうです。
それらはすべて伏線であり、後編できちんと説明されるのだけれど、そこまで我慢して読み進めるのが正直たいへんではありました。
また、後編では力を失った慧斗に代わり教団を支配する人物をきちんと登場させて欲しかったなど、不満が残るのも残念でした。
それでも前編で「産土神」を巧みに匂わせつつ、後編でオカルト色を排除した種明かしを持ってきています。
『予言の島』でも同様でしたが、これはミステリー分野に進出した澤村氏の心意気で、京極夏彦氏の『巷説百物語』にも通ずるところがあり、個人的には好もしく感じました。
だからミステリー作家としての新境地、早く開花して欲しいと思っています。