感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
表紙のインパクトと新興宗教モノとのことで惹かれた
カルト教に苦しめられた女の子を救ったのもまたカルト宗教…業が深い…
そして前半からずーっと違和感を感じ続けてその違和感から解放されてからの新たな展開
ラストはハッピーにもバッドにも捉えられる
個人的には彼がまた新たな主催者になっていたら後味悪いな…でも血は争えないし…
Posted by ブクログ
このまま筆者が主人公で団地に住んでいく話になるのかなぁと思いながら読む。
だが違っていて2部となっていて前半は教団本となる。
私の感想を読んで下さっているとは思わなかったのでネタバレを気にせず書いていた。
これからもネタバレを書くので見えないようにします。
この団地全体が信者が多く住んでいて一般の人と共存して信者ではない人も入信はしていないが受け入れている。
後半からテレビディレクターが取材という形で教団の生活に密着するが元信者の意味不明の証言や脱退後の精神錯乱、何かがおかしいと思いながらもその引っかかりが分からず取材を進めていく。
本人自体もその教団に母親が入信し祖父母に最低限の生活を送って幼少期を過ごしていた。
子どもらも教団で生活しているのに何故祖父母に預けられたのか??様々な疑問が読んでいて浮かんでくるが邪教に惑わされて私もこんなものかと常識が優先していた。が、本当は教祖が産んだ子で死産になった母親に預けて一般の生活に送り込まされていた。その時点からディレクターは仕組まれて内部に入ることが可能だった。
教祖は教団を大きくしたはいいが平和と平凡に嫌気がさしたのか凡人として暮らし、幹部はそんな教団の維持ができず利用し、毒ガスで信者を殺してもらおうと全て演技でディレクターを内部に誘い込む事に成功したがディレクターの方が一枚上手でカラクリに気づき毒ガスではなく催涙ガスで真相を知る事になる。
歌野晶午氏が好きな私にとって好きな作家の1人となる予感。
Posted by ブクログ
前半は薄々、この子達もなんか宗教入ってるんだろうな、という違和感を感じつつ読み進めていたら、入れ子式の話だった。
主人公は後半戦にやっと現れる。
でも最後の終わりがちょっとモヤモヤ。
この後どうなったの?そこが知りたい。
Posted by ブクログ
これジャンルなんなんでしょうねぇ。
作者さん割と好きなので色々読んでるんですが、知らん人が読んだら叙述トリックミステリ?と思うかも??ただし叙述トリックする気は特にない文章なので、この文章をもってどう展開していくかと思いながら読んでました。
びっくりするような展開はなかったけど、常に話が動くので退屈せずに、ただのエンタメ本として(ほめてる)ストレスなく読めます。
個人的には、比嘉姉妹シリーズは超えない。
Posted by ブクログ
久々の澤村さん。
「新興宗教」が題材で読んだタイミングがタイムリーすぎて驚いた。
内容も驚きの連続。怪異の恐ろしさ、そして人の業の恐ろしさが描かれていてゾクゾクしながら読み進めた。
テーマがテーマだけに難しいかもしれないけれど、映像化して観てみたいなと思った。
Posted by ブクログ
新興宗教に関する話。
二転三転するストーリー展開に、
ドキドキしながら読めたのは良かった。
しかしラスト…なんだか呆気なかったなぁ。
「それで、次は…?」と思ってページをめくったら
解説だった(泣)
Posted by ブクログ
最初からずっと不穏な中ストーリが進んでいく。同級生の「設定」と言われる男の子、怪訝な顔をしてくる大人。邪教の子とは誰なのか。気になって一気に読んだ。
どういう終わり方になるのかな…と思っていたがちゃんと伏線が回収されていて気持ちよかった。
茜や慧斗は宗教の中にいても自分の道を割と自由に出来る存在だったが、お金をむしり取られた上に死別した子供の悲しみを残したまま他人の子育てをさせられた矢口さんの方に感情が向いてしまった。
Posted by ブクログ
「祝祭」に隠された真実が驚愕だった…。そういうこと?って思わせられるポイントが意外と早かったので、最終的にどういうオチなのかめちゃめちゃ気になったけど、壮大なドッキリ感というか。
でもやっぱり澤村さんの作品、ドンデン返しが本当にうまくて好き。
Posted by ブクログ
本編は大きく二つに分かれている。
とある少女が新興宗教団体にとらわれている少女を助け出す前編。
しかし、教育者らしからぬ振る舞いをする「先生」や、やけに少女の家族と親しげな「会長」などに違和感を感じながら読み進めると、主人公である少女も別の宗教団体に属しているとわかる。つまり、新興宗教から抜け出した少女は別の新興宗教団体に入っただけだったのだ。
後編では前編の少女がリーダーとなった新興宗教団体にライターが潜入する。
どちらの話も、前編の話はあくまで少女の主観であるというのがミスリーディングのポイントとなっている。少女から見たら新興宗教内での生活が「普通」なので、常識的にはおかしいこともまるで当然のように書いてある。
Posted by ブクログ
2部構成ということ、また帯や第一部の端々から、先が読めてしまって、少し物足りなかった。
超自然的な話を期待していたこともあってそこも少し残念。
ただ引き込まれて一気に読んでしまう。話の内容もそうだが文章力があるのだと思う。
Posted by ブクログ
あえて今読んで、「おもしろかった」と言う言葉で片付けていいのかわからないけど、エンタメとして楽しんだ。たぶん、今読んだことで平時に読むより興味深く読み進めることができた部分もある気がする。