澤村伊智のレビュー一覧

  • ぜんしゅの跫

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    ネタバレ

    鏡 田原秀樹(ぼぎわん)が浄瑠璃鏡の世界に取り込まれて、娘の未来の結婚式に参加する話。娘の将来に納得いかずに壊れかけたところを琴子に助けられる。
    わたしの町のレイコさん 誘拐された少年が陰部をきり取られて見つかった後、親に、陰部がないくらいなら犯人に殺されていたほうがましだったと言い続けられて、最終的に自殺して霊になった話
    鬼のうみたりければ 9歳の頃に行方不明になった双子の兄が38歳の時に帰ってきた。兄が邪魔な弟は2度殺すがその度に生きて戻ってくる。弟が嫁を巻き込んで兄を殺した時に、嫁が弟を殺したことになり、兄は行方不明となった。
    赤い学生服の女子 事故にあって昏睡中、夢の中の病院に入院中の患者たちは赤い学生服の女子に呼ばれて殺される。主人公も呼ばれて殺されそうになるが、亡くなった比嘉美晴の霊によって助けられる話
    ぜんしゅ(全鬚)のあしおと 鬚ひげのない未完成の絵から抜け出した怪物が、ひげを完成させてほしくて夜中に人を襲う話

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    2026年04月30日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    ポインティのおすすめ。

    情とか心だとか全部切り離して合理化したって感じの不気味な世界。
    それを当たり前と思えない人たちが主人公な話が多かったけど、周りがみんなこれが普通でしょ?って思い始めたら自分もそうなるんだろうなぁとか思ったりした。ただ、コンピュータ義母だけは絶対に嫌。
    世にも奇妙な物語的で映像化したら映えそう。

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    2026年04月29日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ホラーアンソロジー、どのお話も個性が立ってて飽きなかった!
    特にそそられたのは、初めましての岩井志麻子さん。代表作、ぼっけぇきょうてぃは知っていたけど読んだことなかったし、テレビの女豹の姿のイメージが強かった。笑
    こういうホラーを書かれるんだ!と尊敬。ぽっとでのニューカマーには書けない、重鎮たる雰囲気のホラー。また私の新しい扉が開けました。

    余談ですが、岩井志麻子さんは竹内志麻子さんの名前で、漫画花より男子とパッションガールズの小説を書かれていたとか。。
    昔々だけどめちゃくちゃ好きな漫画だったなぁ。。(世代バレるやつ。笑)

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    2026年04月29日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロジーで、シリーズものを知ってると更に楽しめる的な話もあった。
    リングの裏話的な話は本当にそうなのか信じそうになって、営繕かるかやシリーズは長くなってきて今更手を出しづらくと思っていたけどお試し的に読めてよかった。
    あとやっぱ澤村さん怖すぎるでしょ。

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    2026年04月27日
  • 呪いの☒☒

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    2026.04.23

    呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。

    でも。

    この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。

    上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。

    背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理がついたとき、妙なスッキリ感があった。いろいろと、深い。特に芦花公園さんは「キタコレ、よくわからん」からの怖っ。これも「いいぞもっとやれ」と思ってしまった

    「人を呪わば穴二つ」が全く通用しない本。

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    2026年04月27日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    この中では澤村先生流石です。と言うべきか。ユウマと都市伝説と妖怪が不気味に混ざっていく。ホラーと好奇心はやっぱりセットなんだなと確認する。これ以上は、、、まずい、、これ以上は、、でも見てみたいと思う。後一歩でやめようと思った時にはモウオソイ。

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    2026年04月26日
  • すみせごの贄

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    比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾。

    「たなわれしょうき」
    「戸栗魅姫の仕事」
    「火曜夕方の客」
    「くろがねのわざ」
    「とこよだけ」
    「すみせごの贄」
    6話収録。

    タイトルから不穏だが内容はその想像を軽く超えてくる。

    四本の手を持つ鍾馗。
    毎週火曜に現れ、一口だけ食べたカレーを持ち帰る女性。
    正体の知れない“すみせご”。

    どの物語も説明のつかない気配が滲み、読みながら世界が歪んでいく。

    恐怖が折り重なり気づけば澤村ワールドに呑み込まれていた。

    怪異の奥には人の欲や怨念、切なさが潜む。
    先の読めない展開に翻弄され、本を閉じたあとも余韻が残る。

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    2026年04月26日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    ライトめな怖いお話でした。個人的には光文社文庫から出てる異形コレクションの方が好き。怖い話がそんなに・・・という方には優しめでいいのではないかと。
    最後の芦花公園さんの短編はメールの文面が読みにくかった。

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    2026年04月25日
  • さえづちの眼

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    「母と」
    「あの日の光は今も」
    「さえづちの眼」
    三話収録。

    長く積んでいたが、5月に比嘉姉妹シリーズの最新刊『ざんどぅまの影』『ととはり屋敷』が二冊刊行されると知り、慌てて手に取った。

    やはり澤村さんと言えばホラー、ホラーと言えば澤村さんだ。
    著者の描く恐怖はいつも独特で背筋がひやりとする。

    一話目「母と」では、脳内で人物像を完全に組み立てていたはずなのに、見事に裏切られてしまう。

    三話目の表題作「さえづちの眼」は、終始不気味さが漂う。

    比嘉真琴の登場をひたすら待ちながら読み進め、深夜に読まなくて良かったと心から思った。

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    2026年04月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    8人の方々のアンソロジー。1話ごとに頓花聖太郎さんの解説が入ってました。

    主人公はみんな子ども。
    最初はそのことに全然気づかず、でも子どもが続くことになんとなく違和感は感じてて。数話進んでやっと気づきました、「14歳の世渡り術」ってちゃんとタイトルに書いてあったね〜。。

    子どもが、特に幼子が辛いめに遭うの、かなり苦手です。
    子どもと動物とお人形が、理不尽に痛い思いやいじめなんかに遭うお話は、できる限り避けて来たのに… タイトル見て気づきなよ私(泣)

    雨穴さんのお話が辛くて、途中で離脱しようかと思ってました。
    でも次が五味さんで、五味さんの小説って珍しいなぁって結局は読んで…また辛くなってしまった(泣)
    これって、先生も加担してますよね…ハア

    なんとか最終話まで読み進められたのは、瀬名秀明さんのお話が良かったからで。
    こういう形のお話もホラーの範疇に入るんだ…
    グロくなく、定型的な怪異が出てくる訳ではない、でもあの不穏ともとれる終わり方、良かったです。

    最終話の梨さんも良かった。
    梨さん、安定の意地悪さで(笑) 理不尽なようでいて、でもこの方が選ばれた理由がもしかしたらあるのかもしれない…
    とか、色々想像させるような終わり方が良かったです。

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    2026年04月23日
  • などらきの首

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    2026/04/22 オーディブル
    軽めのホラーが詰め合わさった短編集。
    ぼぎわん、ずうのめの登場人物の過去も話もあり、スピンオフ的な感じ。

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    2026年04月22日
  • 予言の島

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    再読率100%!という謳い文句に釣られて買ってみたが、なるほど…

    初めて読む作家だったけど
    こういうの思いつく、というか書ける人って
    凄いよなぁ。


    これから読む方、
    口コミとかあまり目を通さずに読んだ方が、きっと楽しいと思います。



    完璧に、とは言わないまでも
    割と序盤でオチが読めてきたのもあって
    読み返そうとまでは思わない。


    1周目はミステリー
    2周目はホラーとのことだが、

    ミステリーとしてもホラーとしても
    少しライトな印象。

    エピローグは全カットした方が
    逆にホラー感増したんじゃないかなと、素人ながらに思った。

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    2026年04月22日
  • ししりばの家

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    常日頃、家の中が一番落ち着くなあ…と思っている人間からすると、今回の話はかなり怖い。
    砂まみれというのも嫌だし、住まいは清潔かつ安心できる空間であって欲しいなあ。
    ただ、若き日の琴子は人間味があって、そこが新鮮で良かった。
    三津田さんの解説にもあったけど、聞き慣れない“ひらがな4文字”ってホント不気味よね。

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    2026年04月19日
  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

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    物足りなかった。怖さとかオチとか。恐界とサイコロあそびはまぁまぁ面白かった。イオは展開が読めすぎて笑ってしまった。短編で良いオチって難しいんだなぁ。

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    2026年04月18日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    アンソロジーの良いところは、今まで読んだことのない作家の作品に触れられるところ。6人のホラー作家のうち、私はなんと4人が未知の人。映画化作品ではよく知っているのに原作は未読だったりして、今さらながら「読んだことなかったわ」と自分で驚く。

    「最恐」を謳っているけれど、さほど怖くはありません。でも登場人物たちの確実に潰えて行くさまは感じ取れます。個人的には『にえたかどうだか』にドキドキしました。

    そういえば、私の勤務先の博物館にも「見える人」「感じる人」はやっぱりいて、そういう人たちが「絶対近寄れない」という場所があるんですよね。憑いていてもおかしくないものを収集してきているわけだから当たり前のことですが、そんな話を聞くたびに、私は霊感がなくてよかったと思います。怖いもん。

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    2026年04月08日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    わたしは澤村先生が本当に大好きだということを、この本を読むことで改めてしみじみと実感いたしました。どうしてこんなに面白く、怖い話が書けるのでしょうか。どこへ並んでいても先生のお話が一番好きです。コンビニで、スーパーで、デパートで、田舎で都市部で、わたしは一筋の光明を見るでしょう。それが澤村先生です。夜の海にも朝の山にも、新しく見つけられる気がします。はい?どういうことですか?さっぱり分からない。まぁだからあの、それほど先生のお話は近くに生きているということです。
    この本ではその澤村先生を一発目に置いているわけですが、初手王手すぎます。お願いしますと挨拶を交わした直後「はい、王手」とされるということですね。いや、いやいやいやって。それをぜひみなさんにも味わっていただきたいです。
    もう一つ、原浩先生の感想は身から出た闇の方にあげていますが、828-1、本当に素晴らしいお話ですので、広く読んでほしいです。この二つが読めるというだけでこの本は星5に値します。短編でこの質の高さ、異常です。大変恐ろしいです。

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    2026年04月05日
  • 予言の島

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    最後の方はん?え?どういうこと?ってなった、色々見逃してるところとかありそう、あと表紙に3つの謎があるらしいんだけど分からない、1つはこれかな?みたいなのあるけど…

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    2026年04月02日
  • などらきの首

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    久しぶりのホラー短編集。
    最後のなどらきの首が一番好き。どれも中々よき。
    また重た目のホラー読みたいなぁ。。短編集でホラー欲を触発されてしまった。

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    2026年03月30日
  • 斬首の森

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    ”斬首の森”を舞台にジャンル大渋滞!!!!
    ミステリーなの!?
    サスペンスなの!?
    ホラーなの!?
    サバイバルなの!?
    因習なの!?
    SFなの!?
    一体全体なんだったの!?

    【あらすじ】
    森の奥にある施設で、Tという会社の怪しい自己啓発セミナーに参加した人々。
    しかしセミナー中に死者がでる。
    セミナー参加者に手際よく遺体を片付けさせる社員。
    疑問を感じた矢先、施設内で火災が発生し、これを期と5人の参加者が森の中に逃げる。
    何とか森から出ようとする5人だが、1人の参加者の生首が発見されて…。

    【感想】
    文字が詰まった文章ではなかったので、さくさく読めます。
    表紙とタイトルから、サスペンスホラーかな?と思って読みましたが、色んなジャンルが大渋滞してて、「どういうこっちゃねん!」となりました。
    でもこれはこれで面白かったです。

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    2026年03月23日
  • すみせごの贄

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    今回も短編集だった。
    50ページほどで完結する話が収められているので読みやすい。5つ話があるが、1番印象に残った話は火曜夕方の客という話だ。この話を取り巻く悲しい背景がやるせなさと共に胸に残った。

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    2026年03月16日