澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ鏡 田原秀樹(ぼぎわん)が浄瑠璃鏡の世界に取り込まれて、娘の未来の結婚式に参加する話。娘の将来に納得いかずに壊れかけたところを琴子に助けられる。
わたしの町のレイコさん 誘拐された少年が陰部をきり取られて見つかった後、親に、陰部がないくらいなら犯人に殺されていたほうがましだったと言い続けられて、最終的に自殺して霊になった話
鬼のうみたりければ 9歳の頃に行方不明になった双子の兄が38歳の時に帰ってきた。兄が邪魔な弟は2度殺すがその度に生きて戻ってくる。弟が嫁を巻き込んで兄を殺した時に、嫁が弟を殺したことになり、兄は行方不明となった。
赤い学生服の女子 事故にあって昏睡中、夢の中の病院に入院中の患者たちは赤い学生服の女子に呼ばれて殺される。主人公も呼ばれて殺されそうになるが、亡くなった比嘉美晴の霊によって助けられる話
ぜんしゅ(全鬚)のあしおと 鬚ひげのない未完成の絵から抜け出した怪物が、ひげを完成させてほしくて夜中に人を襲う話 -
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2026.04.23
呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。
でも。
この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。
上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。
背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理がついたとき、妙なスッキリ感があった。いろいろと、深い。特に芦花公園さんは「キタコレ、よくわからん」からの怖っ。これも「いいぞもっとやれ」と思ってしまった
「人を呪わば穴二つ」が全く通用しない本。
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ネタバレ8人の方々のアンソロジー。1話ごとに頓花聖太郎さんの解説が入ってました。
主人公はみんな子ども。
最初はそのことに全然気づかず、でも子どもが続くことになんとなく違和感は感じてて。数話進んでやっと気づきました、「14歳の世渡り術」ってちゃんとタイトルに書いてあったね〜。。
子どもが、特に幼子が辛いめに遭うの、かなり苦手です。
子どもと動物とお人形が、理不尽に痛い思いやいじめなんかに遭うお話は、できる限り避けて来たのに… タイトル見て気づきなよ私(泣)
雨穴さんのお話が辛くて、途中で離脱しようかと思ってました。
でも次が五味さんで、五味さんの小説って珍しいなぁって結局は読んで…また辛くなってしまった(泣)
これって、先生も加担してますよね…ハア
なんとか最終話まで読み進められたのは、瀬名秀明さんのお話が良かったからで。
こういう形のお話もホラーの範疇に入るんだ…
グロくなく、定型的な怪異が出てくる訳ではない、でもあの不穏ともとれる終わり方、良かったです。
最終話の梨さんも良かった。
梨さん、安定の意地悪さで(笑) 理不尽なようでいて、でもこの方が選ばれた理由がもしかしたらあるのかもしれない…
とか、色々想像させるような終わり方が良かったです。 -
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アンソロジーの良いところは、今まで読んだことのない作家の作品に触れられるところ。6人のホラー作家のうち、私はなんと4人が未知の人。映画化作品ではよく知っているのに原作は未読だったりして、今さらながら「読んだことなかったわ」と自分で驚く。
「最恐」を謳っているけれど、さほど怖くはありません。でも登場人物たちの確実に潰えて行くさまは感じ取れます。個人的には『にえたかどうだか』にドキドキしました。
そういえば、私の勤務先の博物館にも「見える人」「感じる人」はやっぱりいて、そういう人たちが「絶対近寄れない」という場所があるんですよね。憑いていてもおかしくないものを収集してきているわけだから当たり前のことですが、そんな話を聞くたびに、私は霊感がなくてよかったと思います。怖いもん。 -
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わたしは澤村先生が本当に大好きだということを、この本を読むことで改めてしみじみと実感いたしました。どうしてこんなに面白く、怖い話が書けるのでしょうか。どこへ並んでいても先生のお話が一番好きです。コンビニで、スーパーで、デパートで、田舎で都市部で、わたしは一筋の光明を見るでしょう。それが澤村先生です。夜の海にも朝の山にも、新しく見つけられる気がします。はい?どういうことですか?さっぱり分からない。まぁだからあの、それほど先生のお話は近くに生きているということです。
この本ではその澤村先生を一発目に置いているわけですが、初手王手すぎます。お願いしますと挨拶を交わした直後「はい、王手」とされるということですね。いや、いやいやいやって。それをぜひみなさんにも味わっていただきたいです。
もう一つ、原浩先生の感想は身から出た闇の方にあげていますが、828-1、本当に素晴らしいお話ですので、広く読んでほしいです。この二つが読めるというだけでこの本は星5に値します。短編でこの質の高さ、異常です。大変恐ろしいです。 -
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”斬首の森”を舞台にジャンル大渋滞!!!!
ミステリーなの!?
サスペンスなの!?
ホラーなの!?
サバイバルなの!?
因習なの!?
SFなの!?
一体全体なんだったの!?
【あらすじ】
森の奥にある施設で、Tという会社の怪しい自己啓発セミナーに参加した人々。
しかしセミナー中に死者がでる。
セミナー参加者に手際よく遺体を片付けさせる社員。
疑問を感じた矢先、施設内で火災が発生し、これを期と5人の参加者が森の中に逃げる。
何とか森から出ようとする5人だが、1人の参加者の生首が発見されて…。
【感想】
文字が詰まった文章ではなかったので、さくさく読めます。
表紙とタイトルから、サスペンスホラーかな?と思って読みましたが、色んなジャンルが大渋滞してて、「どういうこっちゃねん!」となりました。
でもこれはこれで面白かったです。