澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ比嘉姉妹はいつもボロボロになって痛々しい、その原点になったといってもいい話。真琴ちゃんがあんなに自罰的で自己卑下が激しいのは(他の兄弟が不幸なことになってることも関係なくないけど)姉の背中を見てきたからなんだろう。だけど琴子があれだけストイックになるのも無理はない。
「ししりば」は造語なんだけど、獣感ある語感だし、弱点から原形はカモシカかな、と思った。
砂はなんとなく崖からパラパラ落ちる小石のイメージ?一番最初の怪異が実はただの◯◯だった、というオチはなかなかだった。
ただ、ぼぎわんのときも感じたけど、クライマックスから終幕までのボリュームがもう少しあってもいいかなぁ、と思う。読んでて「え、こ -
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2018年。
山村貞子と鮎井侑介へって(#^^#) これだけでオマージュなのかな期待してしまた。前作リングに似ている、言われたことから、リングぽくしたらしい。強気の姿勢が良い。
「サダコ」中学生の里穂の鬱々毎日と、現代の呪いで殺される話が交差する。ずうのめは小学生ユカリの作り話だったのだが・・・
「ミハル」里穂と同じ学校に比嘉美晴(琴子の妹。真琴の姉)がいた。そしてずうのめにやられていた。
「ユカリ」現在の里穂。そうくるか、というオチかなぁ。そういわれれば伏線あったな。この親にしてこの子あり、みたいな感じでちょっとなぁ。
あいかわらずコワイ。夜中に読むのがオススメ。 -
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ネタバレ初めて読む作家さん。他の読書アプリで話題になっていたので、興味を持っていた。ひとつひとつが短いので進みが早い。怪談、というより、都市伝説?みたいに感じた。昔、夢中になって読んだ「新耳袋」を思い出した。
「名所」 なるほど、こうきたか。人間が怖い、というオチだな。
「みぞ」 少し閉所恐怖症のところがあるので、とても怖い。人物入れ替わりについては不思議な感じしかしない。
「せんせいあのね」子どもが純粋っていうのは思い込みだと思う。
「君島くん」洒落怖で有名になった「コトリバコ」に関連した話で、昔は持ち回りで集落で回していたものがあった、という話がちょっと出てきたことがある。そんなことを思い出した -
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幽霊、怪奇現象、人怖、モキュメンタリーなど、様々なホラーの掌編が集められた作品集でした。短いのでサクッと読めます。
今作の中で一番好きだったのは『さきのばし』という話です。
トロくてなかなか言いたいことを言えない肥後ちゃんという女性が出てきます。
肥後ちゃんは、中一のときのテストの採点ミスを先生に言おうとしながら、やっと言えたのが中三の卒業式だった…という、とんでもなくトロい性格です。主人公は最初は肥後ちゃんになんとか親切にしようとしますが、とあるきっかけで、肥後ちゃんのあまりのトロさに怒りが爆発してしまいます。ここまでは、まさにコントのような展開なのですが、油断して笑っていると、ラストに向 -
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澤村さんの ホラーのネタはどこから溢れてくるのかしらというぐらい、怖さに幅と引き出しがあります。
「ひとんち」
ひとんちとじぶんちでは、ちょっと話がズレることがあります。仕方ないです。
でも、そのズレの中に、誰かの家の「当たり前」が潜んでいる。そしてその「当たり前」が、ある日ふと、自分の家の常識を脅かしてくる。
「夢の行き先」
僕らの夢の行き先。
二つの夢が 出会った先に起こったトラブル。
「闇の花園」
学校の先生もいろんな家庭があって大変ですね。
闇が深すぎると、手が出せません。
守ったはずの子供の闇は深い。
「ありふれた映像」
ありふれた映像の中に、何か見つけてしまったら―それは怖