澤村伊智のレビュー一覧

  • ししりばの家

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    ネタバレ

    比嘉姉妹はいつもボロボロになって痛々しい、その原点になったといってもいい話。真琴ちゃんがあんなに自罰的で自己卑下が激しいのは(他の兄弟が不幸なことになってることも関係なくないけど)姉の背中を見てきたからなんだろう。だけど琴子があれだけストイックになるのも無理はない。
    「ししりば」は造語なんだけど、獣感ある語感だし、弱点から原形はカモシカかな、と思った。
    砂はなんとなく崖からパラパラ落ちる小石のイメージ?一番最初の怪異が実はただの◯◯だった、というオチはなかなかだった。
    ただ、ぼぎわんのときも感じたけど、クライマックスから終幕までのボリュームがもう少しあってもいいかなぁ、と思う。読んでて「え、こ

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    2025年11月19日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    「涸れ井戸の声」が印象的かな。どこかで読んだ「ない」方が印象的になるってのの、文章版だと感じた。「ない(わからない)」は想像力がとまらないし、逆にはっきり見える?のかな。

    人怖、超自然的な怖いが多かった印象

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    2025年11月16日
  • ぼぎわんが、来る

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    割と人気だから読んでみた。
    育児に積極的な夫、その妻の一章、二章が秀逸。
    客観と主観、考え方、捉え方のズレが見事で私の中ではお化けよりもホラー。
    そして、夫の同級生もだいぶぶっ飛んでいて人を呪うとか奥さんに執着する展開も含めてこちらもホラー。
    だからか、最後三章のお化け退治があまりにも軽く感じて(やはり人間の方が怖いとつくづく感じたし、バトル的な感じがどうも馴染めない。)少し私には残念に思えたかな。
    二章までは面白かったし怖かった!!

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    2025年11月15日
  • すみせごの贄

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    現実的な描写に心霊がいい感じに混ざりこんでくる、床代島みたいな場所そのものが霊現象になってるのは強いんだなって思った。

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    2025年11月14日
  • ししりばの家

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    学生の頃、研究室生活が辛すぎて、口から砂を吐く夢をよく見ていた。すすいでも歯茎と頬の間や舌の付け根に残るザラザラ感や、奥歯でガリっと噛んだ不快感はともかく、大量の砂を吐く経験などしたことないはずなのに妙にリアルだった。
    なんだか嫌だなと思い、「砂を吐く 夢占い」で検索すると「水分不足なので、寝る前に水を飲みましょう」と書いてあった。
    そのうち就職し、砂の夢は見なくなった。

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    2025年11月14日
  • ぼぎわんが、来る

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    映画『来る』公開時に読んで以来の再読。そこまででは…とそのときは思って、今回の再読でもそうだった。
    化け物の怖さ、人間の嫌らしさ、霊能バトルの派手さ、キャラ立ち、どれも映画の方が上回っている。
    怪異の民俗学的な由来については小説の方が詳しい。

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    2025年11月09日
  • 予言の島

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    なかなかインパクトのある設定。よんでいる途中で感じる違和感に従って考えてみたら、見破れたのかな?狂気を感じる一冊でした。

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    2025年11月09日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    1,2章はホラーとして得体の知れない怪異の恐怖が書かれてて良質なと感じた。
    3章後半からジャンルが変わったのが少し気になる。不快な恐怖を求めていたが、ラノベみたいな展開で駆け抜けたのが個人的に残念でした。
    でも、文章が読みやすくおすすめはできる作品かと

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    2025年11月08日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    初っ端の凄惨な事件の描写が衝撃でした。
    比嘉姉妹の活躍は主に真琴ちゃんでしたが、いつもクールで、本心を明かさない琴子さんが、実は寂しい家族思いの女性と分かり最後泣けました。

    凄惨な事件も全部夢だったら良かったのに。。

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    2025年11月06日
  • ぜんしゅの跫

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    2021年。短編集。
    こわさに慣れてきてしまった。文字とか段落で怖がらせるのは慣れてしまうってことかな('_')
    比嘉姉妹の距離が少し縮まったかな。琴子が真琴の社交辞令を真に受けてしまうのは、仕方ないと思う~。

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    2025年11月14日
  • などらきの首

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    2018年。
    「ゴカイノカイ」真琴が今の格安マンションに住めることになった事件。
    「学校は死の匂い」美晴の小学時代の事件。
    「居酒屋脳髄談義」居酒屋で。
    「悲鳴」大学のホラー研の事件。リホちゃんて。
    「ファインダーの向こうに」カメラマン。確かに今では少ないのかな。
    「などらきの首」切られた首を胴体が探す怪談。

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    2025年11月13日
  • ずうのめ人形

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    2018年。
    山村貞子と鮎井侑介へって(#^^#) これだけでオマージュなのかな期待してしまた。前作リングに似ている、言われたことから、リングぽくしたらしい。強気の姿勢が良い。
    「サダコ」中学生の里穂の鬱々毎日と、現代の呪いで殺される話が交差する。ずうのめは小学生ユカリの作り話だったのだが・・・
    「ミハル」里穂と同じ学校に比嘉美晴(琴子の妹。真琴の姉)がいた。そしてずうのめにやられていた。
    「ユカリ」現在の里穂。そうくるか、というオチかなぁ。そういわれれば伏線あったな。この親にしてこの子あり、みたいな感じでちょっとなぁ。
    あいかわらずコワイ。夜中に読むのがオススメ。

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    2025年11月07日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    ネタバレ

    初めて読む作家さん。他の読書アプリで話題になっていたので、興味を持っていた。ひとつひとつが短いので進みが早い。怪談、というより、都市伝説?みたいに感じた。昔、夢中になって読んだ「新耳袋」を思い出した。

    「名所」 なるほど、こうきたか。人間が怖い、というオチだな。
    「みぞ」 少し閉所恐怖症のところがあるので、とても怖い。人物入れ替わりについては不思議な感じしかしない。
    「せんせいあのね」子どもが純粋っていうのは思い込みだと思う。
    「君島くん」洒落怖で有名になった「コトリバコ」に関連した話で、昔は持ち回りで集落で回していたものがあった、という話がちょっと出てきたことがある。そんなことを思い出した

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    2025年11月02日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    幽霊、怪奇現象、人怖、モキュメンタリーなど、様々なホラーの掌編が集められた作品集でした。短いのでサクッと読めます。

    今作の中で一番好きだったのは『さきのばし』という話です。
    トロくてなかなか言いたいことを言えない肥後ちゃんという女性が出てきます。
    肥後ちゃんは、中一のときのテストの採点ミスを先生に言おうとしながら、やっと言えたのが中三の卒業式だった…という、とんでもなくトロい性格です。主人公は最初は肥後ちゃんになんとか親切にしようとしますが、とあるきっかけで、肥後ちゃんのあまりのトロさに怒りが爆発してしまいます。ここまでは、まさにコントのような展開なのですが、油断して笑っていると、ラストに向

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    2025年11月01日
  • ばくうどの悪夢

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    比嘉姉妹シリーズの新刊が文庫になったということで、嬉しく読みました。
    力作ではあるけれど、整理されきっていなくて解りづらいかったです。次回作に期待。

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    2025年10月31日
  • ひとんち 澤村伊智短編集

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    澤村さんの ホラーのネタはどこから溢れてくるのかしらというぐらい、怖さに幅と引き出しがあります。

    「ひとんち」
    ひとんちとじぶんちでは、ちょっと話がズレることがあります。仕方ないです。
    でも、そのズレの中に、誰かの家の「当たり前」が潜んでいる。そしてその「当たり前」が、ある日ふと、自分の家の常識を脅かしてくる。

    「夢の行き先」
    僕らの夢の行き先。
    二つの夢が 出会った先に起こったトラブル。

    「闇の花園」
    学校の先生もいろんな家庭があって大変ですね。
    闇が深すぎると、手が出せません。
    守ったはずの子供の闇は深い。

    「ありふれた映像」
    ありふれた映像の中に、何か見つけてしまったら―それは怖

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    2025年10月29日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    民俗学的にひもといていくところや、話が進み視点が変わることで人物の他の一面が見えてくるヒトコワ要素があること、複数の裏面を見ることや琴子になりすました電話で疑心暗鬼にさせる部分がよかったです。
    すりガラス越しに分かるぼんやりとした存在、自分のことを把握し迫りくる状態が一番怖く、直接対決はちょっと怖さが薄まった気がします。
    非科学的・超常的なものにも論理や理屈は必ず存在するという考え方も良かったですが、この怪異に筋が通っていたかどうか疑問に感じる部分もあったかなと思います。
    余韻を残す最後も良かったです。

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    2025年10月28日
  • さえづちの眼

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    ネタバレ

    面白かった、、、
    気がするけど、話全部忘れちゃった。

    でも、メインの話(最後の話)のラストは、小林泰三の本で読んだ覚えがあるのとまったく一緒だったからちょっと残念。

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    2025年10月27日
  • すみせごの贄

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    澤村さんのはだんだんわかってきたのでどこで反転するのか考える癖がついてきた。今回は短編なので予測しやすい。ドロリとした終わりが少なめなのがちょっと残念だった。

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    2025年10月25日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    7つの不思議で奇妙な短編が収録されている。どれも日常の隙間に潜む怖さがあり、読んでいて少しぞくりとした。
    特に「高速怪談」「こうとげい」「涸れ井戸の声」はリアルで不気味。静かな恐怖がじわじわ迫ってくるような感覚が印象的だった。

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    2025年10月25日