澤村伊智のレビュー一覧
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誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いをかなえてくれる不思議な存在「怖ガラセ屋サン」。
怪談は作りものだと笑う者、他人の不安や恐怖に付け込む者、いじめを隠す子供た
ち……。「怖ガラセ屋サン」に狙われたが最後、あの手この手で闇に引きずり込まれる。
恐怖の連作短編集。
「怖ガラセ屋サン」という都市伝説にまつわるホラー連作短編集。
ストーリー紹介を見るとヒトコワ系? と思ってしまいますが、どちらかと言えば怪異系ホラーです。人間も怖いけど。
ひどい目にあう人間は大概悪人(もしくは、過去に悪事を働いたと示唆されている)なので、それほど後味悪い感じもしなかったです。
また、 -
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ネタバレ比嘉姉妹シリーズ3作目
今回はお待ちかね琴子姉さんが主になってました。
『ぼぎわんが、来る』では圧倒的安心感を醸し出してたものの今回は幼少期が描かれ、後半でのししりばとの対決にはハラハラさせられっぱなし。
作中通して描かれる砂の扱い方がまとわりつく不快感や、見えない物を知覚させるアイテムとして活きていてとても良かった。
ししりばは《暴走する最強ホームセキュリティ》と聞くと、抜けた感じがするものの実際は他の怪異や呪いも寄せ付けず歪な家族構成を維持するだけの存在で間接的ではあるものの比嘉家の崩壊の根底にいるともいえるのでぼぎわん、ずうのめ人形と比べても格は十分。
最強に育った琴子さんですらし -
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ネタバレ株式会社Tの研修の実態を知るため小田 和真は参加者であった水野 鮎実に取材をする。
鮎実が語るのはTのセミナーでの洗脳。施設の火事をきっかけに逃げだし、他の参加者と共に森を彷徨ううちに起こる数々の不可解で悍ましい出来事。
話に聞き入る小田は、、、。
鮎実の話に引き込まれるように一気に読んでしまいました。ズルズルと洗脳の深みにはまっていく恐怖。やっぱり人って恐いわ〜と思っていたら、森でのグロテスクな出来事の連続と人ならざるものを感じる恐怖。えっ!?恐いけどどういうこと!?の連続でした。
そして、明かされていく真実。これを受け入れてしまっているのがまたなんとも、、、。
やっぱりこわいのは人か、、 -
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ネタバレ普通を装った異常がほんとに怖い
ししりばはなんか可哀想な存在な気がしてきちゃった
爆弾を食い止めてから、暴走する最強のホームセキュリティなんだけどやっぱり家主?に使われてた訳で
ししりばがおかしくなるまでは代々敬い奉ってたとはいえ利用してきた訳で、、
最後は銀に萎縮して眠ったところを爆弾で爆発させられたと
それで存在が消えたのかは書かれてなかったけどどうなんだろう。
いやまじ利用されるだけ利用されて、最後ビビらされて爆発して、ししりば可哀想すぎる。むしろ可愛い存在とまで思ってる。はちゃめちゃに怪異なんだけど哀れ。うちにおいでちゃんと可愛がってあげるから。
とにかく銀が傷つかなくて良かった! -
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ネタバレテーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。
イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。
①氷室
家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)
②倒福
軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。 -
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14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね...... -