澤村伊智のレビュー一覧

  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    良かった。今っぽい。いわゆる昔からのホラーなのかというと少し疑問もあるけど、今っぽい現代を表現するホラーとしてはぴったりという印象。けれども決してギミックに逃げていない、それぞれしっかり短編小説であるところはすごく好感がもてた。ほかの作品をみてみたいと思う作者もいたし、背筋さんとか梨さんとか、こういうのも書けるのかと思うような作品もあった。

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    2026年01月15日
  • ばくうどの悪夢

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    とても面白かった!
    このシリーズの中で、ぼぎわんの次に好き。
    人に薦めるならぼぎわんとこれかな。間にぜんしゅを入れるかどうか。

    冒頭のとんでもない惨劇、途中のいや嘘だろ野崎、え?これは誰?、と次々展開していく感が良い。そしてどれもこれもしんどい展開ばかり。

    同窓会のシーンは、本当に久しぶりに会うのを楽しみにしていたのになあ、、が先に来て辛かった。

    すみせごの贄のとこよだけはこの話の後かな。

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    2026年01月14日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    ぼぎわんが、来る
    真琴と琴子。シリーズ1作目。
    映画「来る」の原作。

    各章で目線が変わり、特に第1章が面白かった。第1章で違和感のあった部分が2章3章で補完され、事実の見え方が変わる。

    ラストもホラー小説らしい終わり方でよい。

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    2026年01月12日
  • ぼぎわんが、来る

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    読み終えた直後、思わず部屋の静けさが気になってしまうほど強い恐怖が残った。明らかに夜に読むべき作品ではなく、ページを閉じたあともしばらく落ち着かなかった。『ぼぎわんが、来る』は単なるホラー小説ではなく、物語の中に巧みにミステリ要素が織り込まれており、「怖い」と感じながらも先が気になって読む手が止まらない構成になっている。

    特に印象的だったのは、少しずつ積み重ねられてきた違和感や伏線が回収され、謎が明らかになる瞬間だ。真相がわかったことで安心するどころか、むしろ得体の知れない不安や嫌悪感が一気に押し寄せてきて、背筋が冷たくなった。その「理解してしまったがゆえの怖さ」が、この作品の最大の魅力だと

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    2026年01月12日
  • 恐怖小説キリカ

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    ネタバレ

    初めて読んだ時、あまりの内容に混乱してしまって、ものすごくゾッとした事を今でも肌感確かに思い出します。
    まさかそんな、と思いつつも、それでも澤村伊智さんが「リアルな殺人犯」ではなく「想像力豊かな小説家」だということを確かめたくて、その他の作品に手を出し、もともとホラー苦手な私はトラウマ並みの恐怖を重ねてしまった事も含めて。 
     
    有村浩さんによる
    「正統派エンタメホラー小説」
    という評し方があってこそ、少し恐怖心が和らぐような…。

    時々怖いものにも手を出してみようかな?と思う時、真っ先に脳裏によぎるも、どうしても初見キリカの衝撃が根深すぎて、手にとっては戻す、チラッと読んでは戻す、を繰り返し

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    2026年01月11日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    ネタバレ

    数ページしかない短編。
    僕と大介くんが出会った黒い人で暴行を加えて遊んだが実は暴行を加えたのは僕と黒い人で暴行を加えられたのは大介くん、のような供述トリックのようなものも多数。
    短い話でも恐怖を与えてくる話が詰まった本だが、この作者の書く人間の抱える恐ろしさや優しさを見るには短編では足りない。やはり長編が読みたくなる。

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    2026年01月11日
  • ずうのめ人形

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    人生で初めて同じ小説を2回読んだ本。話の流れ、内容がテンポよく、先が気になる本だった。比嘉姉妹が別作品でどういう活躍をしているか気になるので他の本も読みたい。

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    2026年01月10日
  • ぜんしゅの跫

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    ネタバレ

    短編集。


    真琴と琴子。
    ぼぎわんのエピローグ。

    わたしの町のレイコさん
    シリーズ関係者。

    鬼のうみたりければ
    野崎。
    ぞっとする感があり良かった。

    赤い学生服の女子
    美晴。
    学校は死の匂いの男の子の話。

    ぜんしゅの跫
    真琴と琴子と野崎。
    表題作。短編ながらとても良かった。

    キャラクターへの愛着故かもしれないが、全体的によかった。

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    2026年01月14日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    今回読んだ短編集で初めて読んだのは「子どもを沈める」、「死神と旅する女」、「お祖父ちゃんの絵」、「七つのカップ」だった。どれもそれぞれ違う種類の怪談でバリエーション豊か。楽しめました。個人的に好きなのはシュマシラ、死神と旅する女、七つのカップです。最後の七つのカップはどこかほっこりして、でもどこか不思議に感じる話でした。良かったです。

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    2026年01月07日
  • 予言の島

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    どうにも陳腐な因習ミステリだなあ……と思いながら読んでいたところ、思わぬ一撃。違和感はあったからこそ、見抜けなかったのが悔しい。

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    2026年01月07日
  • ぜんしゅの跫

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    披露宴に出席するホテルで見かけたー鏡
    どこにでもある町の怪談ーわたしの町のレイコさん
    神隠しって本当にあるんやー鬼のうみたりければ
    魅入られると必ず死ぬ病院の幽霊ー赤い学生服の女子
    姿の見えない通り魔の正体はーぜんしゅの跫

    比嘉姉妹シリーズの短編集。
    鏡は奇妙な味わい
    鬼のうみたりければは哀しい
    ぜんしゅの跫は野崎さんも真琴さんも相変わらず身を削っていて痛々しい。優しくて思いやり深い彼女は美しいですね。霊能者として格段に上の琴子さんはとても彼女を愛しているけど、真琴さんにとってのお姉さんはそれだけじゃない思い。次巻の「さえづち~」がどうにもきなくさそうなので読みたいけど読みたくないけど読みた

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    2026年01月06日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    人が何に対して"怖い"と感じるかは人それぞれとして、私は"ぼぎわん"と呼ばれた怪異そのものが如何様にして生み出され、使われ、恐れられてきたかという疑問を、民俗学的な観点から推察してたどり着いた一つの仮説が恐ろしく、悍ましいと感じた。

    かつては飢饉の折に食糧の確保と称して、赤子や老人を口減しに殺していたという話はよく聞いたことがあるが、その先の子や親を殺した側の人間がその後どう生きてきたのか?という観点まで見据えたことはなかった。

    手をかけてしまった罪悪感からなのか"ぼぎわん"という怪異に子宝を奪われたというストーリーを想像し、

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    2026年01月05日
  • ぼぎわんが、来る

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    先に映画を観てストーリーを知っていても、普通に楽しめる。
    というか原作の方が断然面白いと思うなあ。
    ホラー作品だけど恐怖よりも面白さが勝った。
    個人的に“ぼぎわん”の正体が徐々に明らかになっていく過程が好きなんだよねえ。
    そこに繋がるのか!と驚かされたい人間なので。
    最終決戦もどうなるのか予想がつかず、ドキドキしながら一気に読んだ。
    このシリーズ、追いかけます。

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    2026年01月01日
  • ぼぎわんが、来る

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    【一言感想】
    自分の"解釈"での幸せを相手に求めることは、自分の"エゴ"を押し付けるようなもの

    【感想】
    どんな関係でも他人と良い関係を作っていこうとする中で、「こうなったら幸せ」や「こうあって欲しい」という理想は出てくると思います

    しかし相手の理想とは乖離している場合や、実情とは程遠い状況では、「自分の中の幸せの理想」というエゴを押し付けている場合があり、その中で相手は耐えきれなくなり亀裂が生まれてしまうのだと思いました

    誰しも自分の中の間違いを認めたくないという思いは、大なり小なりあると思いますが、自分の中の弱さや醜いとも思える部分に目を向ける

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    2025年12月31日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ヒトコワなのか、心霊なのか。 読み進めてみてもはっきりわからないこの不気味さに引き込まれてしまいました。

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    2025年12月31日
  • ぼぎわんが、来る

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    ぼぎわんが怖すぎる。映画から入ったけどすごく面白かった、オムライスの国ってなんやねんという疑問が解決されてよかった。

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    2025年12月29日
  • ぜんしゅの跫

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    さて、今回は短編集。小話的なものはなく、どれもがっつりとした物語だったので読み応えあったな。

    どれも面白かったけど、やっぱり書き下ろしのぜんしゅ、かなー。あー、いやどれも捨てがたいかなー。と、ゆらりゆらり。

    しかし頭の中でそれぞれ主要キャラのビジュアルが固まりつつある。変にこのタイミングで「来る」とか観ないほうがいいかなー。まぁ触りだけ観たけど覚えてない、が正しいけども。

    順番的に次はばくうどか。あと3冊で既刊も終わっちゃうなー。年またいじゃうだろうから何か軽めの本を挟もうかな。

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    2025年12月23日
  • ぜんしゅの跫

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    人は怖いね、いなかったものが、帰ってきたら、こうなる。帰ってきたものがいたら、元いたものはこうなる。
    寂しさは、人と人ならざるものに共通か。
    と思ってたら、最後の短編では、琴子の熱く、重い援助笑。があったりと、日常を垣間見えて、ほっこり。

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    2025年12月21日
  • などらきの首

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    スピンオフみたいだった。
    皮肉がきいてるのもあれば、ほっこりもあった。
    出版順に読んでいればよかったと後悔もある。
    美春さんが特に。

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    2025年12月21日
  • ずうのめ人形

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    ネタバレ

    主観を替えてくる構成に、最後はなるほど、そうかぁと唸った。それだけ、作品に引き釣り込まれて、これはあの人主観だよねって、章変わりにこちらが確認してた読み方が、後につながるとは。。
    そうだよ、言及はなかったけど、こちらの勝手な思い込みだった。それだけに、読後の余韻は大きい。
    最後のある人物からの主観として、琴子の後ろ姿、野崎の深い礼、真琴の泣いてる姿のちょっとした描写は、ストーリーには関係ないけど、嬉しかったなぁ。

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    2025年12月21日