澤村伊智のレビュー一覧

  • ぜんしゅの跫
    やっと読めた比嘉姉妹シリーズ!
    しばらく間があいてしまったのと、時系列がバラバラに進んでいるので混乱しながら読む。
    「鏡」で、ぼぎわんの田原秀樹の相変わらずモラハラっぷりにびっくりした。
  • さえづちの眼
    「母と」は自分にも無意識にバイアスがかかっているんだなとよく分かる一篇。そういう引っ掛けが随所にある。結局、わたしは真琴と野崎が頑張る話が一番好きなのかも。琴子はちょっとチート過ぎるので。
  • 超怖い物件
    来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。

    書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座...続きを読む
  • わたしの名店
    28人の著名人が、大好きなお店をそれぞれのエッセイで教えてくれる素敵な一冊でした。

    みなさん心が休まるいきつけのお店を求めている。でも常連さんがワァワアというところはちょっと、、、
    すごく共感しました。

    食べるって元気の源ですよね。何があってもおなかはすく。食べれることは本当に幸せだ。

    龍朋、...続きを読む
  • 怖ガラセ屋サン
    タイトルに惹かれて読んでみました。
    ホラーは苦手なのですが、この作品はあまり怖さは感じる事なくサクサク読めました。面白かったです。
    なんか笑ゥせぇるすまんを思い出しましたw
  • 恐怖小説キリカ
    キリカはきっと存在していないかもしれない、とは早々に気がついたけれども、とんでもない展開に驚いた~。
    レビュー、書きにくい…笑
  • うるはしみにくし あなたのともだち
    自分の容姿、他人の容姿についての価値観というのは、いつの時代も一定数の人の生活を脅かす。
    他人の容姿にとやかく言う人は、とても不用意。
    本の内容はとても面白かった。
  • うるはしみにくし あなたのともだち
    著者は、「比嘉姉妹シリーズ」を代表に、現在のジャパニーズ・ホラー・ノベル界の一線で活躍する作家・澤村伊智。著者のファンではあるが、本作はまだ読めていなかったので、文庫化のタイミングで手に取ってみた。

    四ツ角高校三年二組、クラスで一番の美しい容姿を持つ羽村更紗が、突如自殺する。告別式では、家族が断固...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    「14歳の世渡り術」というシリーズで(たぶん)はじめて編まれた小説のアンソロジー。
    ホラージャンルを「5W1H」に分け、今をときめくホラー作家たちに執筆を依頼、編者の株式会社闇代表・頓花聖太郎(とんかせいたろう)さんが、各短編に解説をつけた。
    ホラーのジャンルというものは細分化されていて、読者の好み...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    本書を含むシリーズ『14歳の世渡り術』の対象読者層が中学生以上なので、内容も―この執筆陣としては―若干の手心が加えられた感はあるものの、執筆陣自体は言うなれば―いささかズレた喩えかもしれないが―今年のNPBのオールスター第1戦のスターティングオーダー級の顔ぶれで、とてもジュニア向けとは侮れない。

    ...続きを読む
  • などらきの首
    祓魔師・比嘉姉妹シリーズ第3弾。短編集。
    『ぼぎわん』『ずうのめ』に続くホラーミステリー。時系列的には『ぼぎわん』の前になる。

    真琴、琴子、美晴(!)、野崎などお馴染みの面々が、やはり怪異に遭遇する。

    身の毛もよだつほどの怖さは本作にはないが、短篇だからこその切れ...続きを読む
  • ずうのめ人形
    姉妹シリーズの2作目。
    感染する呪いとタイムリミットに追われながら。呪いの元を探すお話。
    やな奴の描写とその後に待ち受けるものを想像できるので、怖いと言うよりワクワクしてしまう場面もあった。
    呪いが作られる事への思い込みのせいか、感染とタイムリミットから想像してしまったアレのせいなのか、呪いの元がわ...続きを読む
  • わたしの名店
    28名の方が紹介するお店の全てが魅力的に感じました。人によってお店に関わる思い出をメインに伝えたり食事そのものの良さを書いたりと、紹介の仕方も様々なので面白かったです。

    食事では宇垣美里さんの「鍋焼きうどん」がとても美味しそうに書かれていて、ぜひ味わってみたくなりました。
    思い出では藤岡陽子さんの...続きを読む
  • ぼぎわんが、来る
    「ぼぎわんが、来る」(澤村伊智)を読んだ。
    
これはね、すでに映画観てしまっているので、役者さんの顔が脳内再生されてしまうのですよ。
(琴子は格好良かったですね)
    
基本的にホラー小説は(根が臆病なので)あまり読まないのだけれど、程よい怖さで良かったな。
あっという間に読んでしまった。
    
『その辺の...続きを読む
  • わたしの名店
    “ちょうどいい”本がないかなと入った駅のお土産屋さんに併設されている小さな本屋さんで買い、そのまま新幹線で読み終えた。リズムよく読める感じが逆にありがたく、思わず左手に本を開きながら右手はGoogleマップを検索していた。年始の隙間にぴったりな本、おいしい食べものって、あたたかくてしあわせな描写が多...続きを読む
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集
    小林泰三さんと宮部みゆきさんは、このアンソロジーでなく読んでいたのですが、改めて、う! (ーー;)

    岩井志麻子さんは日本らしい、湿気たっぷりのホラーで、やはりうまいですよね。

    去年から読みはじめて、ようやく完読。
    ことしは去年よりも読みたい本がたくさんあるので、出だしは順調でうれしいかも。
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集
    「名所」と「冷たい時間」は、語り手の使い方が面白く、ぞくぞくする怖さがあった。「君島くん」は、一体何者なのか、後ろから追っかけてくるのは、どんな生き物なのか、このルールを立ちきる生徒が現れるのか!?「さきのばし」は、仕事してるとよく先延ばしはしないようによく言われてたけど、誰でもあり得そうな習慣が少...続きを読む
  • ひとんち 澤村伊智短編集
    「ひとんち」「宮本くんの手」「死神」が印象に残った。 特に、宮本くんの手は自分も手荒れが悪化することがあるので話の中の状況と重なり、痛さがわかってるから余計にトリハダ。 「じぶんち」は世にも奇妙〜とかでありそうな話しで、あまり私は響かなかった。それよりも「ひとんち」の最後にはあなたもだったの!?っと...続きを読む
  • ずうのめ人形
    比嘉シリーズ2作目! ずうのめの人形の話を読んだ者は、4日後に死ぬ。 ミステリー要素が強め。 小説では隠されていた、人間の裏の顔が怖かった。 1作目同様面白かったです!個人的に戸波さんが好きでした。
  • ぜんしゅの跫
    色んな話で登場人物が繋がってて、にやにやしちゃう笑
    もやもやゾクっとするホラーもいくつか面白かったけど、主要キャラの後日談とかも心温まる感じでいいよねぇ。最後もほっこりしたしなぁ。