澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ同著者の短編『ほらあな』が収録されている本を読んだ流れで、“比嘉姉妹”シリーズ待望の続編に突入。やっと長編が来ましたね。映画館のロビーで読み始めたら、BGMが『葬送行進曲』で笑いました。ピッタリすぎる。
幕間終わって頁をめくると「現実の登場人物」ってどーゆーこと!? 東川西市は実在しないけれど、川西能勢口をはじめとする地名はほぼすべて実在。私が生まれ育った隣駅・池田も出てくるから怖いのなんのって。この夢に翻弄されました。
しかし本作は澤村さん至上最高のグロさなのでは。眠らないためにそこまでさせないで。どっちみち、読んだら眠れない。 -
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ネタバレなんて言うか、話の構造がミルフィーユというか、重なりまくっていて凄かった
何処までが夢で何処までが現実なのか
確かに第一章読んでて、孝朔やたら上から目線で、親父お前何様だよ、そしていやいや野崎が犯人な訳ないだろうし真琴さんもそんなふうにはならんでしょ流石にと思っていたら、なるほど
そういう事!?と分かったあとに、3章読む途中で前半に戻って、僕の名前出てないのか、とパラパラ見直したら確かに僕、は名前で呼ばれてなくて片桐くんとか、なんかこう上手くかわされてて、なるほど、と思った
そしてその前半片桐の夢の話で劉は何故か松葉杖突いてたけど、まさかのちゃんと伏線になっていた事に驚いた
これは本当に小説だから分からなかったけど、そうか〜と、なった
予言の島の時も読んでて思ったけど映像化は難しい話
てか、魂喰われたかもしれないけど、あれだけやっといて片桐は都合のいい夢見て死ぬのちょっと酷くない?とは思ったけどそういう物なんだろうな
しかし琴子姉ちゃんはなんとか生還したけど、真琴さん、どうなってしまうんだろう……
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ネタバレ8つの短編集。タイトルに「異形短編集」とあるように、大半のお話の初出が「異形コレクション」でした。
「頭の大きな毛のないコウモリ」が好み。
「頭の〜」は子どもと共に歩む道を選んだ母親に気持ちが持っていかれた。
(最後のふたつの何かの表現のところで、そうなっても一緒にいられてることにほっとしました)
逆に「鬼 または終わりの始まりの物語」は
子どもに願いを託してしまった母親にちょっと嫌悪感。
圭さんがいなくなるまでは良かったんだけどね。
(例の力に頼ってしまうその状況、分からないでもないけど…でもやっぱり子どもに託したくはないなぁ)
どっちも本来の趣旨とは違うところに注目してしまった、的外れな感想だと思うけど…
そんな感じです。 -
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ネタバレ短編で読みやすい怪談が複数収録されていて、スラスラと読み進めることができた。
王道のホラーに見えて少しアレンジがきいた物。2ページも使わずにゾッとさせてくれる物。新しい視点から怪談を描いてくれる物。
様々なタイプの怪談があってとても楽しめた。
特に「通夜の帰り」がとても好みだった。
死んだ人間が自分が死んだ事に気がついていないというのは結構ある話だが、それに対して幽霊に会った側が同情の心を持っているのがとても良かった。
たまには出てきても……やっぱりごめんだなぁの心の動きがなんだか少しだけクスッと笑えて、ほんのりと寂しい気持ちになった。
本当に短い話だったが、登場人物それぞれがどういった人間でどんな人生を歩んでいるのか、想像が膨らむ(怪談なのに)素敵な話だった。