【感想・ネタバレ】ぜんしゅの跫のレビュー

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地獄のような後日談

2024年02月03日

 比嘉姉妹シリーズ5作品目にして、短編集としては2作品目。
 この短編集で言及したいのは表題作ではなく、「鏡」のことについてだ。というか、それに尽きる。
 「鏡」は著者様のデビュー作である「ぼぎわんが来る」のその後、遠い未来(‥23年後?)のお話、後日談である。
 「鏡」を読んだ感想は、
 ここまで...続きを読む救われないのか!!どうなってんだ神様!!
 これに尽きる。
 もはや清々しかった。どうかこの未来が数ある未来の1つであり、まだ確定されてないものだと信じたい。いや、祈るばかりだ。

#タメになる #切ない #ドロドロ

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Posted by ブクログ 2023年09月21日

短編集2作目。
これは、どのお話も好みでした。
まさかの知沙が出てくる『鏡』
終わりが嫌な感じで好みな『わたしの町のレイコさん』『赤い学生服の女子』
結局のところ真実が不明瞭な『鬼のうみたりければ』
タイトルにある、ぜんしゅはよくある感じでまあまあかなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年01月31日

このシリーズは本当に面白い。
くどくなく、すっと読めるし、怖さもしっかり。
また、いろんな怖い話や都市伝説が出てくるため、懐かしさも感じれる。

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Posted by ブクログ 2022年11月25日

ついに比嘉姉妹シリーズ5作目まで読めました…!
個人的には前作短編集「などらきの首」よりツボでした。
前作同様、どの話も怖いの種類が違うのが凄いですが、特に表題作の「ぜんしゅの跫」は、それまでの口の奥が苦くなる感じの恐怖を緩和してくれ、疾走感と緊張感もあり読後感が爽やかになりました。
最近出た新作の...続きを読む長編も読むのが楽しみ!

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Posted by ブクログ 2022年09月27日

シリーズ5作目。現時点では最新刊。
短編が五つ。やはりホラーかつ面白くてぐんぐん先を読まされてしまうのは澤村伊智さん。
怖くまた悲しくも、その先を想像させる終わり方だったり、少し人間味も感じる話だったり、色々な楽しみ方ができると思う。
こわいから夜読むのにぴったり…

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Posted by ブクログ 2024年02月05日

やっと読めた比嘉姉妹シリーズ!
しばらく間があいてしまったのと、時系列がバラバラに進んでいるので混乱しながら読む。
「鏡」で、ぼぎわんの田原秀樹の相変わらずモラハラっぷりにびっくりした。

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Posted by ブクログ 2024年01月01日

色んな話で登場人物が繋がってて、にやにやしちゃう笑
もやもやゾクっとするホラーもいくつか面白かったけど、主要キャラの後日談とかも心温まる感じでいいよねぇ。最後もほっこりしたしなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年11月04日

美晴にまた会えたのは嬉しい。
歳をとった野崎にも。
真琴のことを思えば複雑だが…。

「鬼のうみたりければ」は
不思議な読み味で良い。

表題作は、
ラストがほのぼのしていて楽しい。

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

表題作、怪物が通り魔する理由の謎解きもハッピーエンドなのも面白かった

鏡で妊娠中で体がキツイと言ってる奥さんに朝飯作れという夫…そりゃぼぎわんに殺されるわー
と、思ってしまった

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

最近澤村さん祭りなのはたまたまです。比嘉姉妹シリーズ短編集。後味の悪い話に相変わらずスパイスの様にじわりと黒い不気味さが足を掴んでくる。30年前に神隠しにあった兄が突然帰ってきた「鬼のうみたりければ」招かれた者が死に誘われる病院の怪異「赤い学生服の女子」が特にじわじわきた。表題作までは比嘉姉妹+野崎...続きを読むは脇役ポジションだけど最後の表題作では大活躍。足音だけの見えない怪異が起こす通り魔事件に立ち向かう話が単なる怪異退治で収まらない所が良き。最初の「鏡」冒頭結婚式に出席する男の妻に対する態度の苛つき、どうも覚えがあるな?と感じていたら名前が明かされてお前かー!しかし鏡が本当にあの能力のある鏡だとしたら未来がやるせないぞ。

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Posted by ブクログ 2023年07月26日

短編集になっていて、ところどころ比嘉姉妹や長編のキャラが登場するので、長編を読んだ方向け。

個人的には、「赤い学生服の女子」が怖くて最後の余韻も好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月23日

※これまでの比嘉姉妹シリーズの内容を含みます。

①鏡
正直悪趣味な話。ぼぎわんに出てきた田原知紗があんまりいい人生歩んでなかったり、比嘉真琴が若くして死んだりしている未来が暗示されているのかと思ったが、どうなのだろう。それならぼきわんの時に、琴子に会った田原(クソ旦那)はもう少し何かデジャヴめいた...続きを読むものを感じるくらいあってもいい気がする。こんなものをわざわざ書く作者はあらゆる方向でいじわるだと思うけど、真琴の未来の死を匂わせておいて読者を引っ張りたいのかな?と思った。そういう事にしておきたい。

②わたしの町のレイコさん
ずうのめ〜を含めて、噂話が本物になってしまう、ひとの口から口へと移っていく度になにか力を持ってしまう…そんな思想なのかなと思った。
レベルの低い都市伝説の亜種だったはすが、それは胸糞悪い現実の事件から来ていて、突き詰めると噂の通りでしたということだ。
この作者先生はとにかく男をよく殺す。クソ旦那も殺してくれるけどいい旦那も殺すしいい彼氏もこんな目に遭っちゃうのか…と悲しくなった。
結局オカルト雑誌なんてやっててもあんまりいいことないのかもね、当然魔に遭う可能性が高くなるし周りの人も自分も不幸になってる。
霊が必ずしも感謝して成仏するような、我々生者が考える行動観念で動いてないかもしれないよね…という考え方は一貫してるね。そこは父親に復讐を果たしたのだから成仏してほしかった…なんで手振ったのか教えてくれよ。

③鬼のうみたりければ
読み終わった後しばらく悲しく虚しくなったが、色々考えてしまうくらいには面白かった。夫が妻に「双子の兄が神隠しに遭っていなければ…」と言った次の日に現れた。現れた輝は上下スウェットでサンダル履きで健太郎と同じ背格好で髪型だった。そこから考えるに、少なくとも入れ物はベランダで話をした時の健太郎のコピーなのではないかと思う。神隠しに遭った輝の魂はどこかにいたのかもしれないけど、体はそのまま保存されていなかったのではないかな。でないと9歳から消えて教育も受けていない人間がいきなり教えられたからってスマホ使いこなしたり働いたり出来るはずがない。
殺しても殺しても戻ってきたのは、データがあれば複製は簡単だったのかも。コピペだから。ただ輝の記憶は(殺されたこと以外は)ちゃんと継続しているらしいから、魂だけは本物だったと思いたい。輝が現れた時も消えた時も(まぁまたこれから戻ってくるの可能性もゼロじゃないが)、奥さんが関わっているので彼女に何かしらの無自覚の力があったのかもしれない。
なんにせよ、旦那の親の介護に仕事に家事に頑張っていた彼女は何も悪くないし、輝も健気に戻ってきてくれていたのにもういなくなってしまったし、後味としては虚無感が強かった。琴子と真琴に解説してほしいし、野崎がこの後どうしたのかも知りたい。逮捕されてるからすぐ通報したのかな〜。奥さんかわいそうだね。

④赤い学生服の女子
多分患者たちが本当は重傷で、意識不明で、これは夢みたいなものなんだろうなまでは予想出来てた。美晴が悪玉になってなくて良かったし、死後も苦しんだりしてなくて良かった。ずうのめの時はやや尖って感じたけど、いい子なんだな。
蛍光灯が点く音を、りん、ぴきんと表現したのがとても好きだった。脳に光景が浮かぶ。夜中の病院で蛍光灯の下にいる真っ赤な学生服の女の子というのはビジュアル的に良い(ホラー的な意味で)。
ハッピーエンドっぽいのに最後が余計だな。退治出来たんじゃないのか?それとも主人公を助けるくらいが美晴には精一杯だったのかな?
そもそも美晴と関係ない病院なのにアレが美晴の形を作っていたのは何故なのか?主人公の記憶から作り出されたものだったのかな。
もう少しスッキリ終わらせてほしかった気はする。美晴の死の時点では親も下の子達も生きてたっぽい。いつ亡くなったんだろうな。これから分かるかな。

⑤ぜんしゅのあしおと
また野崎死にそうになってる…。琴子は好きだけどそこまで萌えを感じてるわけじゃないので、そうなんだ…くらいのテンションで読んでた。琴子にずうのめの顛末話さないのww?美晴の死の真相とか、真琴から伝えないのかな?姉妹のほんわかよりそこが知りたかった。
話は面白かったけど、死人出さないでほしかったかな。そしたら髭描いてほしかったのか〜!かわいい!ってぜんしゅにもっとほっこり出来たのにな。200円のポストカードは欲しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月27日

タイトル話よりも面白いと思ったのが
赤い学生服の女の子
三ツ角中?
ショートカット、膝丈のスカート??

あまり登場人物の名前とか出てくる場所名とか覚えるのが得意じゃないからうっすらの記憶だけど
ずうのめ人形で真琴が自分が通ってた中学の名前言ってたよな…と思って読み返してみたら…
ミハル…

ページ...続きを読むを捲るたび心臓がバクバクする、続き見るの怖いけど早く読み進めたい、ってなるお話だった。
違う世界でミハルが幸せだといいな。
悲しいけど読みたかったお話が読めて満足!少しほっこりした気持ちで読み終えようとしたら
え…

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Posted by ブクログ 2023年06月24日

大好きな比嘉姉妹&野崎が登場する作品。表題作品は安定の面白さだった。あと、鬼のうみたりければも面白かった。澤村作品は短編集が読みやすい❗

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ネタバレ購入済み

レディゴー♪

2023年06月14日

琴子がカラオケでアナ雪を歌ったそうですよ?冗談だったみたいですが。映画版で琴子を松たか子が演じたうえでのエピソードかな?

というわけで、短編集の中で最終話は琴子が活躍するエピソードでした。結局真琴に良い場面はかっさらわれましたが、琴子的には納得行く結果だったみたいで良かったです。

最後のエピソー...続きを読むド以外の短編では、後味が悪いエピソードもありました。けど、ミハルのエピソードがあり、また、一篇は後に真琴が関わるような事がうかがえるセリフがあったり。
先が楽しみです。
早速次の巻を読みますよ。

#怖い

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購入済み

その後の比嘉姉妹

2023年05月25日

『ぼぎわんが来る』や『ずうのめ人形』で活躍したフリーライターの野崎といわゆる霊能力者である真琴、琴子の比嘉姉妹。その後の三人や作品に登場した人物のエピソードを交えた短編集。
そのほとんどが「スッキリしね~」っていう締めだったが最後のエピソードは凄く良かったです。ただ、このダークさが澤村先生の持ち味な...続きを読むのは間違いないし...。
姉妹の関係性も少しずつ変わってきているし、決して琴子が無敵の力を持っているわけではない為、適度なピンチに陥るのもスリルを盛り上げてくれるので楽しめます。
ネタバレになるのでどのエピソードかは書きませんが、『ずうのめ人形』に関わる人物が登場した時にはかなり嬉しかったです。
まだ読んでないシリーズもあるので少しづつ読み進めて行こうと思います。

#ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

比嘉姉妹の謎は深まるばかりです…が、そこがスパイス。

私事ですが、この文庫買うの2回目でした…
そういうのを防ぐ為のこのアプリだったのに…(涙)

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Posted by ブクログ 2023年04月01日

シリーズ第5弾の短編集。
化け物の恐怖もさることながら、そこに人間の持つ負の感情を散りばめており、ただのホラーにしていないところが変わらず面白い。
その設定上、どうしてもパッピーエンドにはなりづらいが、そんな中、表題作はこれまでの澤村作品とは異なる後味があり、これはこれでいいのかも、と思えた作品だっ...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2023年02月17日

序破急の話の構成に膝を打ちながら読み進めました。短編集なので1話毎は短いですが、ひねりがきいていて面白かったです。

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Posted by ブクログ 2023年01月15日

比嘉姉妹シリーズ5作目の短編集。やっぱり比嘉姉妹、それも3人共が出てくるのは良い。赤い学生服の女子は泣きそうになるわこんなん、と思ったら嫌な最後……。でもまたこうやってちょこちょこ彼女を出して欲しい。タイトルのぜんしゅの跫はメインに相応しい展開、ただし意外とほっこりするのが良かった。この流れで次の長...続きを読む編読みたいですね。

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

文章が読みやすい。もはや飲物。一気にシリーズ全書読んだうちの一冊。
タイトルの話は最後に収録されていて、兄弟のわだかまりが解決する、爽やかな読後感だった。琴子の意外な一面も見れて楽しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月29日

最近このシリーズ一気に読んでいるが、どんどん読後感が嫌な感じになっていく気もする。
長編の方が好みなのかもしれない。
今回も後味の悪さが気になって、ちょっとしんどくなってしまった。

表題作はほっこり感があって良かった。
ただ相変わらず犠牲者は何も悪い事していないのに、、個人的にはそこが1番怖い。
...続きを読む


他の方のレビュー見て気づいたけど、一作目「鏡」に出てくるちさちゃんとお父さんはぼぎわんのキャラクターだったのね!気づかなかった。
なんか単にしんどい話としてしか印象付かなかったけど、そういう目線で見てみたら変わるのかもしれない。
今度もう一回読んでみよう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月23日

あれ…?こんなにイヤ~な内容のノリだっただろうか??
短編だからその他のアクションとか考察部分との割合が合わなくて「イヤ」が前面に押し出されてるんだろうか…?
他の人が書いてるように表題作だけは、のほほん日常系(←なんか違う?)でよかったけど、こんなに天然系のキャラだっただろうか…

相変わらずこの...続きを読むシリーズはおもしろいです。

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購入済み

姉妹がそろって

2021年08月18日

短編の本作ですがラストの表題作は1作目、依頼の姉妹がそろって問題解決に当たる読み応えタップリのストーリー展開で一気読みでした。次作はそろそろ長編を期待しています。

#怖い #ダーク

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購入済み

もう少し長編が読みたい

2021年02月21日

比嘉姉妹の続編。他の登場人物の以前、その後もあって良かった。個人的には、琴子と真琴が登場する話の長編が読みたかったが、短編集なので仕方ない。次回作に期待します。

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

面白かった。
『鏡』はぼぎわんみたいに人間の罪が書かれてて良かった。『わたしの町のレイコさん』も胸くそだけど面白い。『鬼のうみたりければ』は着地が見事。『赤い学生服の女子』は最後に安心させてくれないところがいい。
『ぜんしゅのあしおと』は一番面白くなかったけど、比嘉姉妹の関係が良くなって良かったなぁ...続きを読むと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年02月22日

【2024年42冊目】
比嘉姉妹や野崎が出たりでなかったりする短編集4つ。どのお話も異なる世界観で読んでて楽しかったです。

「鏡」
過去のシリーズで知った登場人物が出てくると嬉しくなるのはなぜなのでしょう。例えそれがモラハラ男だとしても。きっちり片鱗があったとしても。知紗ちゃんは幸せになって…
...続きを読む
「わたしの町のレイコさん」
人間が一番怖いってのは、ホラー小説読んでるとたびたび抱く感想なんですが、このお話もそうでした。そして、彼、気の毒やな

「鬼のうみたりければ」
一人称で語られる神隠しのお話。果たして彼は本当にいたのか、それとも全て幻だったのか。関西弁で語られる語感が心地よくて読んでいて楽しかった

「赤い学生服の女子」
良かった、めでたし、めでた、さない…!一つ絶望を示して、それでも前を向こうとしているのに更に畳みかけてくる結末!人の心とかないんか。どう足掻いても絶望、SIRENか

「ぜんしゅの跫」
表題作。互いにツンデレな姉妹にニコニコする話でした。本質は違うんですけど、ニコニコしました。せざるを得ない。悪を悪として決めつけるのか、違った見方もでかるのか。物事の側面は一方向だけではないと思わされるお話でもありました。

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シリーズ二作目の短編集

2024年02月02日

これまでの作中キャラがたくさん出てきて興味深く読みました。個人的には美晴の話が良かったです。あー、あの子か、という楽しみがある作品集でした。ラストにホラーらしい嫌さがあるのはご愛嬌なのかな。今までの作品のあちこちと繋がっているのでシリーズ愛読者にはオススメです。真琴と琴子がかわいくて良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月04日

「鏡」最初読んだときは気づかなかったですが、「ぼぎわん」の田原と知紗ちゃんだったのか。知紗ちゃんなんでこんな未来なの?真琴も写真なのが気になる。
「わたしの町のレイコさん」怪異を追いかけちゃダメだって。飛鳥のせいで匠が不幸すぎた。
「鬼のうみたりければ」「赤い学生服の女子」二話目のレイコさんもそうだ...続きを読むけど、後味が悪い話が続きますね。最後にゾクっとするのは面白いですが、「学生服」のほうは美晴が助けに来てくれたのだから、そのまま丸く収まった方が良かったなあ。
「ぜんしゅの跫」これが一番面白かったです。ただ一話目の「鏡」を思うと、真琴と野崎がこれからどうなるのか不安。

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Posted by ブクログ 2023年08月31日

スキマ読書には短編集がぴったり。
1つめの「鏡」は、ぼぎわん序章といっていいのでしょうか。情景が言葉の密度をもって繰り出される系のホラー。
怖いと思うものが怖い系のホラーも。
この一冊はぼぎわんから順に読んでいた方が人間関係が掴めてよみやすいでしょうね。

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Posted by ブクログ 2023年07月31日

比嘉姉妹シリーズ~。どこまで読んだか分からなくなる・・・時系列もばらばらだし。
「鏡」でぼぎわんの彼が出てくるあたりはうまいな~と思ってしまう。

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Posted by ブクログ 2023年06月07日

このシリーズ、読みやすいし勢いというかヒキが上手くて長編でも短編でも一気に読んでしまう。飽きさせない。ホラー感は薄いがエンタメとして書き方が上手い。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

比嘉姉妹シリーズ第五弾。

「鏡」「わたしの町のレイコさん」
「鬼のうみたりければ」「赤い学生服の女子」
「ぜんしゅの跫」
五話収録の短編集。

『鏡』は第一弾『ぼぎわんが、来る』の重要人物・田原秀樹が再登場。
ぼぎわんの前日譚にあたるが、この時から既にヤな奴オーラを撒き散らしていた。

『わたしの...続きを読む町のレイコさん』は学校の怪談もの。
阿部定を思わせる展開にゾッとする。

『鬼のうみたりければ』と『赤い学生服の女子』は王道ホラー。
説明のつかない現象が一番恐ろしい。

表題作は、琴子と真琴、野崎が揃い踏み。
巨大な化け物との対決を見逃すな。

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Posted by ブクログ 2023年01月13日

怖さを楽しみつつ読んだけれど終わり方が後味の悪かったのがなあー。怖さが残ります。最後「ぜんしゅの跫」はいい感じに終わったのでホッとした。

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Posted by ブクログ 2022年10月29日

ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ、5冊目。『などらきの首』に続く短編集で、表題作を含む5篇のSSが収録されている。

本書だけでも楽しめないことはないが、登場人物の人間関係等を把握しておいた方がより楽しめるし、また、収録作である「鏡」などは、第1作『ぼぎわんが、来る』の前日譚であったりする...続きを読むので、シリーズ長編は通読しておいた方が良いだろう。(まあ、本書から本シリーズに入る人の方が稀だと思うが。)

短編集なので、長編レベルの面白さを期待するのは難しいことは承知の上だったが、それにしても恐怖度も意外性もイマイチな内容であった。良かったと思えたのは「赤い学生服の女子」くらいか。この作品のような読後感がもっと欲しかったなあ。

来月には待望のシリーズ最新作の長編、『ばくうどの悪夢』が発売される。今回の不完全燃焼感を浚ってくれることを期待している。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月18日

おなじみの比嘉姉妹はもちろん、澤村さんホラーの登場人物が各話顔を出していて今までのスピンオフ的なホラー短編集。
「赤い学生服の女子」のあの人の思いもよらない登場の形に驚いたのも束の間、ラストで背中に冷水を浴びせられる。
真打ち登場の表題作は意外にも一番平和で穏やかな決着でまさかまさかwでも琴子さんと...続きを読む真琴ちゃんのこんな時間も悪くない。
一話目の「鏡」が怖さもインパクトも強かったなぁ。我が子のいたたまれない未来を見るのは親としてかなり辛いものがある。真琴ちゃんの未来も…。どうか鏡が見せた悪夢でありますように。

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