澤村伊智のレビュー一覧

  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    異形のものにまつわるホラー短編集。
    『ゾンビと間違える』はおぞましいのに爽快感のあるラストで好き。
    『貍(やまねこ)〜』はいじめられっ子からの壮絶な復讐は怖いけど途中であの国民的漫画のオマージュに気付くと怖いのに面白さを感じてしまう謎の感情に陥った(笑
    そして巻末の自作解説で、作者のあまりの書きぶりに不安になってなってから、これもホラーの一部だと気づいて安心して怖がれました。
    全体を通してホラーなのにユーモアが感じられた。

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    2026年01月18日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    良かった。今っぽい。いわゆる昔からのホラーなのかというと少し疑問もあるけど、今っぽい現代を表現するホラーとしてはぴったりという印象。けれども決してギミックに逃げていない、それぞれしっかり短編小説であるところはすごく好感がもてた。ほかの作品をみてみたいと思う作者もいたし、背筋さんとか梨さんとか、こういうのも書けるのかと思うような作品もあった。

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    2026年01月15日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    とても面白かった!
    このシリーズの中で、ぼぎわんの次に好き。
    人に薦めるならぼぎわんとこれかな。間にぜんしゅを入れるかどうか。

    冒頭のとんでもない惨劇、途中のいや嘘だろ野崎、え?これは誰?、と次々展開していく感が良い。そしてどれもこれもしんどい展開ばかり。

    同窓会のシーンは、本当に久しぶりに会うのを楽しみにしていたのになあ、、が先に来て辛かった。

    すみせごの贄のとこよだけはこの話の後かな。

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    2026年01月14日
  • 恐怖小説キリカ

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    ネタバレ

    初めて読んだ時、あまりの内容に混乱してしまって、ものすごくゾッとした事を今でも肌感確かに思い出します。
    まさかそんな、と思いつつも、それでも澤村伊智さんが「リアルな殺人犯」ではなく「想像力豊かな小説家」だということを確かめたくて、その他の作品に手を出し、もともとホラー苦手な私はトラウマ並みの恐怖を重ねてしまった事も含めて。 
     
    有村浩さんによる
    「正統派エンタメホラー小説」
    という評し方があってこそ、少し恐怖心が和らぐような…。

    時々怖いものにも手を出してみようかな?と思う時、真っ先に脳裏によぎるも、どうしても初見キリカの衝撃が根深すぎて、手にとっては戻す、チラッと読んでは戻す、を繰り返し

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    2026年01月11日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    ネタバレ

    数ページしかない短編。
    僕と大介くんが出会った黒い人で暴行を加えて遊んだが実は暴行を加えたのは僕と黒い人で暴行を加えられたのは大介くん、のような供述トリックのようなものも多数。
    短い話でも恐怖を与えてくる話が詰まった本だが、この作者の書く人間の抱える恐ろしさや優しさを見るには短編では足りない。やはり長編が読みたくなる。

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    2026年01月11日
  • ぜんしゅの跫

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    ネタバレ

    短編集。


    真琴と琴子。
    ぼぎわんのエピローグ。

    わたしの町のレイコさん
    シリーズ関係者。

    鬼のうみたりければ
    野崎。
    ぞっとする感があり良かった。

    赤い学生服の女子
    美晴。
    学校は死の匂いの男の子の話。

    ぜんしゅの跫
    真琴と琴子と野崎。
    表題作。短編ながらとても良かった。

    キャラクターへの愛着故かもしれないが、全体的によかった。

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    2026年01月14日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    今回読んだ短編集で初めて読んだのは「子どもを沈める」、「死神と旅する女」、「お祖父ちゃんの絵」、「七つのカップ」だった。どれもそれぞれ違う種類の怪談でバリエーション豊か。楽しめました。個人的に好きなのはシュマシラ、死神と旅する女、七つのカップです。最後の七つのカップはどこかほっこりして、でもどこか不思議に感じる話でした。良かったです。

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    2026年01月07日
  • 予言の島

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    どうにも陳腐な因習ミステリだなあ……と思いながら読んでいたところ、思わぬ一撃。違和感はあったからこそ、見抜けなかったのが悔しい。

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    2026年01月07日
  • ぜんしゅの跫

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    披露宴に出席するホテルで見かけたー鏡
    どこにでもある町の怪談ーわたしの町のレイコさん
    神隠しって本当にあるんやー鬼のうみたりければ
    魅入られると必ず死ぬ病院の幽霊ー赤い学生服の女子
    姿の見えない通り魔の正体はーぜんしゅの跫

    比嘉姉妹シリーズの短編集。
    鏡は奇妙な味わい
    鬼のうみたりければは哀しい
    ぜんしゅの跫は野崎さんも真琴さんも相変わらず身を削っていて痛々しい。優しくて思いやり深い彼女は美しいですね。霊能者として格段に上の琴子さんはとても彼女を愛しているけど、真琴さんにとってのお姉さんはそれだけじゃない思い。次巻の「さえづち~」がどうにもきなくさそうなので読みたいけど読みたくないけど読みた

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    2026年01月06日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ヒトコワなのか、心霊なのか。 読み進めてみてもはっきりわからないこの不気味さに引き込まれてしまいました。

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    2025年12月31日
  • ぜんしゅの跫

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    さて、今回は短編集。小話的なものはなく、どれもがっつりとした物語だったので読み応えあったな。

    どれも面白かったけど、やっぱり書き下ろしのぜんしゅ、かなー。あー、いやどれも捨てがたいかなー。と、ゆらりゆらり。

    しかし頭の中でそれぞれ主要キャラのビジュアルが固まりつつある。変にこのタイミングで「来る」とか観ないほうがいいかなー。まぁ触りだけ観たけど覚えてない、が正しいけども。

    順番的に次はばくうどか。あと3冊で既刊も終わっちゃうなー。年またいじゃうだろうから何か軽めの本を挟もうかな。

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    2025年12月23日
  • ぜんしゅの跫

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    人は怖いね、いなかったものが、帰ってきたら、こうなる。帰ってきたものがいたら、元いたものはこうなる。
    寂しさは、人と人ならざるものに共通か。
    と思ってたら、最後の短編では、琴子の熱く、重い援助笑。があったりと、日常を垣間見えて、ほっこり。

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    2025年12月21日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    澤村伊智さんが以前から気になりつつがっつりホラーが苦手なので子供向けなら読めるかも?と思い読んでみました。
    短編集でテイストがそれぞれ違って面白かったです。怖いけれど、ドーン!バーン!みたいな怖さというよりは、ぞわっとする感じでした。想像力逞しい子供の頃だと眠るのが怖くなったりもしただろうなあ、と。
    「ログインボーナス」(芦沢央さん)、「えんまさん」(黒史郎さん)、「靴と自転車」(澤村さん)が特に面白かったです。

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    2025年12月21日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    最近活躍している作家さんが多く、気になったので読みました。好みの分かれる所かな…

    梨さんのお話は良かったと思います。

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    2025年12月19日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    最後の解説、必見!
    ホラー小説の中でたくさん本を出しててだいたいおもしろくて、澤村さん好きだからこそ!

    異形、ていうテーマがあんまり分かってなくて、これは異形なのか?て思う話もいくつかあったけど、ひとつひとつお話として満足度と安心感がある!

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    2025年12月14日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    ⭐︎3.8
    以前『けんごの小説紹介』を読んだ時に気になっていた作品。ショートショートが21編も入っていて、気軽にホラーが楽しめる。
    特に好きだった・印象深かったのは「せんせいあのね」、「血」、「保護者各位」。
    「せんせいあのね」 ほんの3〜4ページに怖さが凝縮されていて1番好き。まさかの真相にゾッとした。
    「血」 奇妙で気持ち悪い一族の感じがたまらなかった。世界観が独特すぎて印象に残る。
    「保護者各位」 学校からのお便り書面4枚のみでちゃんとストーリーが展開していてすごい。アイデアが新鮮で面白かった。
    怖さも程良く、色んなアイデアが盛り沢山の楽しいショートショート集で、澤村さんデビュー

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    2025年12月14日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    怪談ドラマ特番を観終えた読後感。様々なジャンルの話が入っていて楽しい。背筋「オシャレ大好き」は、今のSNSインフルエンス社会における怪談であり、バズりを追いかける人間の闇を描いたホラーでありつつ、日常が徐々におかしくなる演出がよい。最後の梨「恐怖症店」はもはやベン図を書くならホラーとファンタジーとヒューマンドラマという作品であり、人間の心を描いておきながら世界観の奥行きが素晴らしい作品。恐怖症を売買する店主とお手伝いの少年とお客さんが織りなす物語、もっと長編で読みたい。最後の梨「恐怖症店」はもはやベン図を書くならホラーとファンタジーとヒューマンドラマという作品であり、人間の心を描いておきながら

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    2025年12月14日
  • 邪教の子

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    『飛田の子』に続いて『邪教の子』が並びました。
    全くの偶然ですが今気付きました。一体私はどんな人間なんだと思われそうですが、三ツ矢サイダーのような爽やかな人間です。異論は受け付けます。

    さて、前々から読みたいと思っていて忘れていた本作。
    これに関しては怖さは求めていなかったのですが、期待以上のカルトミステリーでした。

    本書は慧斗という少女の体験談から始まります。
    どうやら彼女は囚われの身になっているらしき少女を救おうとしているらしい。
    協力してくれる少年、祐仁と共に。
    少女を捕らえているのはげに恐ろしきカルト集団…

    突然のミッションインポッシブルに、成程、ここまでの道のりをこれから見せて

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    2025年12月12日
  • 怖ガラセ屋サン

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    なにかに復讐する際に怖がらせるって有力手段だったのね…。
    確かに一瞬の恐怖ならトラウマになるくらいでその事に出会わなければ恐怖はないけれど永遠に怖がらせるのらトラウマ以前に現在進行系なので常にびくびくしなければいけないしね。
    ホラーを含んだ都市伝説的なお話で好みでした。

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    2025年11月30日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    ネタバレ

    最近ブームの背筋さん、梨さんの短編集があるということで気になり購入。

    どれも読んでいる途中で「なんか言葉に出来ないけど違和感あるな」と思い、読み進めていくと最初はよくわからないなーっていう印象だけど、よくよく考えると不気味な話が多い。

    背筋さんは『おしゃれ大好き』というタイトルで題名で気軽に読み始めたらいい意味でタイトルあってないなという印象。
    梨さんは感情をテーマにホラーというよりファンタジー要素満載。少し難しかったが、感情の大切さが伝わってきた。

    他の著者の方々も初見の方もいたが、それぞれの良さが短編集で味わえて贅沢な気分になった。特に澤村さんの『鶏』はオチが予想つかなかったが、Q氏

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    2025年11月29日