澤村伊智のレビュー一覧

  • ひとんち 澤村伊智短編集

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    最後の1行で、…え?となる作品が多い短編集でした。ひとんちと死神がすごく印象に残った。杉江松恋さんの解説も、澤村伊智さんが好きな理由を言語化してもらえた感じがしてよかった。

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    2024年04月06日
  • さえづちの眼

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    面白かったです。
    サクッと読めつつ、のめり込めるテンポがいいです。
    ネグレクトのようなホットなニュースを怪にとりいれ、昔話や過去の話ではなく、現代の私達の社会でおきているオカルトになっているのが、楽しめる要因かなと思います。

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    2024年04月02日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    SF×家族=ホラー

    嫁姑、妊活、婚活、毒親、介護
    科学が進歩して便利になった排反で
    こんな地獄のような世界になるなんて………

    ホラー=心霊系だと思っていたので
    心霊系はとても苦手なので通常手を出さないんだけど、
    この本、ハードカバーの表紙は
    少しもホラー感出してなかったので
    単純にSF×家族の不穏そうな話として
    ずっと文庫化待ちしてたら、
    ホラー文庫として出てきたのでどういうこと??
    と思ってたら……

    ホラー=戦慄、恐怖 が本来の意味なんですね
    めっちゃくちゃホラーだった!!!
    ただでさえ家族問題系は
    怖いもの見たさで手を出しているところがあるのに
    そこに科学の進歩が加わると
    こんな地獄

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    2024年03月24日
  • 恐怖小説キリカ

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    ネタバレ

    初めてこの作者さんに触れたのが映画の「来る」で、その後原作が気になってぼぎわん、ずうのめを読んだところだったのである意味最高に楽しめたと思います。
    毎回人間の嫌な感じの描写が上手くて怖いです。確か作者さんは男性と聞きましたが、ぼぎわんのイクメン描写とかで「『男性なのに』描写上手いですね」的なこと言われて嫌だったとかあるのかなぁ(「結婚してるのにこんなの書けるはずがない」的なこと言われる描写から)とか勝手に想像しながら読みました。
    フィクションだよね…?えっ…いやいや、フィクションだよね?あれ?ってあとがきまでしっかり怖がりましたが、フィクションですよね???大丈夫ですよね??

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    2024年02月18日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    ネタバレ

    なるほど!
    そー繋がっていくのか。
    改めてSNSが怖いというか、ネットや人の記憶力や証言があてにならないのだなと思った。
    リクも別に悪気があったわけではなく、意識が薄れてく中で目にした物をそのまま、なんの気無しに発言しただけで、それはある意味正義だったし。
    発した言葉で誰かを救えることもあれば、傷つけることもある。なんだかちょっと怖いな。
    井出さんがまさかでちょっとショックだったな。

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    2024年02月12日
  • 超怖い物件

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    来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。

    書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。

    全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;

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    2024年02月02日
  • 恐怖小説キリカ

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    ネタバレ

    キリカはきっと存在していないかもしれない、とは早々に気がついたけれども、とんでもない展開に驚いた~。
    レビュー、書きにくい…笑

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    2024年01月22日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    自分の容姿、他人の容姿についての価値観というのは、いつの時代も一定数の人の生活を脅かす。
    他人の容姿にとやかく言う人は、とても不用意。
    本の内容はとても面白かった。

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    2024年01月18日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    著者は、「比嘉姉妹シリーズ」を代表に、現在のジャパニーズ・ホラー・ノベル界の一線で活躍する作家・澤村伊智。著者のファンではあるが、本作はまだ読めていなかったので、文庫化のタイミングで手に取ってみた。

    四ツ角高校三年二組、クラスで一番の美しい容姿を持つ羽村更紗が、突如自殺する。告別式では、家族が断固として彼女の顔を見せようとしない。その翌週、羽村の次にクラスで美人と言われていた野島夕菜が・・・。不可解な状況の中で噂されるのは、人の容姿を"美しく/醜く"変えてしまえる「ユアフレンド」のまじない。担任の小谷舞香は、クラスで起こっている異変を探るが―――。

    誰もが持つ「美醜の&

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    2024年01月19日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    小林泰三さんと宮部みゆきさんは、このアンソロジーでなく読んでいたのですが、改めて、う! (ーー;)

    岩井志麻子さんは日本らしい、湿気たっぷりのホラーで、やはりうまいですよね。

    去年から読みはじめて、ようやく完読。
    ことしは去年よりも読みたい本がたくさんあるので、出だしは順調でうれしいかも。

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    2024年01月02日
  • ひとんち 澤村伊智短編集

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    ネタバレ

    「ひとんち」「宮本くんの手」「死神」が印象に残った。 特に、宮本くんの手は自分も手荒れが悪化することがあるので話の中の状況と重なり、痛さがわかってるから余計にトリハダ。 「じぶんち」は世にも奇妙〜とかでありそうな話しで、あまり私は響かなかった。それよりも「ひとんち」の最後にはあなたもだったの!?っと驚愕。

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    2024年01月01日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    2100年頃の日本は科学技術が発達している世界。
    婚活アプリで個人情報をたんまり収集して個人を監視することもできたり。
    病気や怪我をしたら、鳥型看護ロボットがすぐ手当してくれる。便利なようで当たり前のように一家に一台置くようになればそれはそれで恐ろしい。
    SFホラーでどの短編も面白かったし、後半の短編で心苦しくなって泣きました(T ^ T)

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    2023年12月28日
  • ぼぎわんが、来る

    購入済み

    最強の敵が現れるらしい

    映像化作品とは別ものですね。本作では「来る」と言っているものがなんであるか言っているし、映像作品を先に観た私には納得できるものでした。犠牲者には悪いが自分のせいです。

    #じれったい #ダーク

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    2023年12月27日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    著者の作品は何作か読んでいるが、本作は若干ホラー要素もあるものの、基本的には本格の連絡短編ミステリ。
    探偵役の「松戸の地底アイドル」こと「練馬ねり」は完全に、『ぼっち・ざ・ろっく!』の「廣井きくり」で脳内再生された。
    軽妙洒脱な作風なので、年末の繁忙期で摩耗した心身でも楽しんで読めた。

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    2023年12月04日
  • 邪教の子

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    ネタバレ

    前半は薄々、この子達もなんか宗教入ってるんだろうな、という違和感を感じつつ読み進めていたら、入れ子式の話だった。
    主人公は後半戦にやっと現れる。
    でも最後の終わりがちょっとモヤモヤ。
    この後どうなったの?そこが知りたい。

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    2023年12月03日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    面白い。ホラー文庫だけど中身はSFでした。
    現代から地続きの未来を時にユーモラスに描き、私たちが今現在抱えている不安や生きづらさをディストピアとしての未来に昇華している。
    そういう意味ではSFではなく、やはりホラーなのかも。

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    2023年12月02日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    現代でもあるような問題を近未来のちょっと奇妙な世界観で、しかしリアルに描いている作品。
    怖い!と言うよりはほの苦いような後味のわるさを覚える短編集だけど、嫌いじゃない……!
    コンピューター義母さんは怖すぎる

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    2023年11月05日
  • 七人怪談

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    怪談界?では“間違いない!”作家さんの集まったアンソロジーです。
    別の本でも読んだような…既視感はありつつ、楽しめました!

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    2023年11月04日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    近い未来を舞台にしたSF短編集。
    現在と地続きにある問題をテーマにあり得そうな未来が描かれるが、それはなんだかゾッとする未来だ。

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    2023年11月03日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    湾沢陸男はウェブマガジン『アウターQ』のライターで、食わず嫌い克服ネタや怪しげな店への取材などとりとめもない記事を書いている。
    そんな彼の記事に関する連作短編集。
    澤村作品だけどホラー要素は大分少なめのミステリー。

    子供の頃に噂になった公園の謎の落書きや怪しげなハンバーガー店、絵の中の女性を探したい、など…
    どの話も派手な怖さではないけど薄ら寒くなるような怖さを孕んでいる。
    最終話で全ての話が繋がる内容になっていて色々衝撃的なのだけど、伝えることの難しさ、伝え方を間違えた時の恐ろしさが心に響く。

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    2023年10月25日