澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ普通を装った異常がほんとに怖い
ししりばはなんか可哀想な存在な気がしてきちゃった
爆弾を食い止めてから、暴走する最強のホームセキュリティなんだけどやっぱり家主に使われてた訳で
ししりばがおかしくなるまでは代々敬い奉ってたとはいえ利用してきた訳で、、
最後は銀に萎縮して眠ったところを爆弾で爆発させられたと
いやまじ利用されるだけ利用されて、空襲で投下された爆弾食い止めて家族守った結果おかしくなって暴走して、最後ビビらされて爆発して、ししりば可哀想すぎる。むしろ可愛い存在とまで思ってる。はちゃめちゃに怪異なんだけど哀れ。うちにきてもいいよ、、
そんじょそこらのバケモノや霊とは比べ物にならない存在で、多分神様のようなもの。
どこからやってきてなぜ“師後庭”家を守っていたのか、、契約みたいなものがなされていたのか、、
ししりばのアクキーとかあったら普通に欲しい。
とにかく銀が傷つかなくて良かった!!!銀〜!!かっこいいよ銀〜!
指笛で呼んで遠くから鳴き声聞こえたあたりで涙出た。
最後
名もなき二十日鼠とその家族へって、、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
モラハラ放置して助長させてた果奈もマズイ。言い争いになりたくない、気まずい思いしたく無いって逃げてたからあんなことになった。
反論しないのは優しさじゃなくて逃げだし、どうせ自分が意見してもねじ伏せられて打ちのめされるだけだって決めつけた。秀樹は自身が思ってる以上に頭が悪いので話にならないけど、果奈の諦めて受け流すことの悪質さ。
二人には、圧倒的に“会話”が欠落してた、、
それでも憎く疎ましく思ってた秀樹の事を、最後には受け入れて許してたから、果奈は偉い
妻子は自分を幸福だと周囲にみせる為の道具で、“幸せな家庭”の一要素でしか無い。何か問題があれば妻のせいで自らを顧みることもない。自分が如何に浅薄で矮小な人間か分かってない。ぼぎわんもバケモノだけど秀樹も相当なバケモノだよ、、
秀樹の言動クソ過ぎるけど、それが正しい事だと本気で思い込んでるから厄介。だけど妻子を守ろうとしたこともまた事実。鬼勘違い男だけどそれだけは頑張ってた、、
モラハラ男は一度プライドをバキバキにへし折ってやらないといけないらしいから、果奈もそれが出来ればよかったのに、、無理か
志津さんが銀二を呪ったのも理解できるけど、まさか自分まで恐ろしい目に遭うとは思わず
まさに人を呪わば穴二つ。可哀想すぎるんですけど
子や孫にまで被害及ぼすなんてね
琴子に成敗されたと思いきや、、そんな簡単な話でも無いという
真琴と野崎めちゃラブカップルすぎる。だいすき!
琴子カッコ良すぎ。冷たいようで真琴の事を大事に思ってて良かった。けど大事なものがあると弱点になるから、人間らしい自由がないとこが辛い
バケモノによって子供がたくさん増えた山だから“こだから山”。
子供を攫わせたものの、攫われた子達はその先で幸せに暮らしているんだって祈る、、
だからってネーミングセンス最低最悪すぎる。むしろ悪意すら感じるよ、、
記録に残したり言い伝えたり、名付けることさえしてはいけない怪異ってもうお手上げすぎる。
民俗学絡むホラーは最強、、全国に“祭り”として残ってるけどどんな謂れがあるかもう定かでは無いもの沢山あるから、その中には恐ろしいものもあるんだろうな、、
もはや本当の事だとすら思ってる。いるよね?ぼぎわん、、
澤村伊智の人間描写と、怪異だからといって何でもありではなく、しっかりロジックが存在してるとこが好き。
おばけのビジュエグすぎ!想像力殺しても怖すぎる流石でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレテーマに惹かれたのと、澤村作品目当てと、ホラー作家を発掘したくて手に取った。
イマイチなものもあったが、いくつか好きな話が読めたのでトータルでは良かった。
芦花公園先生の「終の棲家」がとても良かった。この人の作品は他にも読んでみようと思った。
①氷室
家のつくりはワクワクしたが、主人公の罪は余計だった気がする。地域活性化おばちゃん大暴走のサスペンス仕立てで最後に元住人に殺されるの方が良かった。途中からカラクリが見えてしまったし、おじいちゃんが普通に話し始めた時点でちょっと冷めちゃった(笑)
②倒福
軽い読み物としてはギリギリ許せるけど、詮の文字を小さくしてほしかった。読むのに邪魔過ぎた。倒福の意味を調べたけど、この手紙にこのタイトルをつけた意味はよく分からなかった。
③旧家の記憶
自著の宣伝とおじちゃんの思い出話。これはテーマに沿わないし、バラバラとまとまりがない上に、時々下ネタを挟まずにはいられないらしく不快。我慢して読んだが全然面白くなかった。私がスナックの従業員でお金貰ってるなら聞いてやってもいいというレベルの内容。
④やなぎっ記
自動餃子焼きマンに和んでたのに最後怖かった。この女性の襲撃は本当にあったのか教えてほしいです。怪談系っておかしな人も寄ってくるよな〜と思いつつ、順不同で読んでいたので恐ろしい話の後だと人の日々の営みを感じていくらか癒された。創作だとしてもよく出来てる。こういう顔文字使いまくるヤバ過ぎるおばさんは実在する。
⑤たかむらの家
匂いが漂ってきそうな良さがあった。雰囲気があったし、花の腐った匂いというのが良かった。ただ最後の殺人は絶対バレると思う。そしてこの妹は牢屋に入っても生き霊飛ばしてきそうなので、捕まる前に兄に殺されるのではと思う。でも死んでも会いに来そう。家を処分して引っ越したらワンチャン助かるかも。
⑥妹の部屋
元々の家族が異常過ぎて、殺された妹にも同情が湧かない。彼氏も揃っておかしくなるのはちょっと都合が良過ぎるし、最後の方の描写は中高生が書いているように稚拙なヒトコワに感じた。異常な家族で終わらせた方が味わいがあったかも。
⑦笛を吹く家
シンプルに笛吹家が怖かったので、霊的ホラーなままにしてほしかった感がある。オチで冷めちゃったが、家の描写は流石だった。だからこそちゃんとホラーとして、もっと読みたかった。
⑧牢家
なぞなぞみたいで面白かったが、大量行方不明事件の時はごっそり食べ切って、前2つの事件では食べ残しがあったのは何故なんだろう。
⑨トガハラミ
一番描写がグロかったので二度目はもう読みたくない。話は面白かった。性をこじらせると殺人衝動になりやすい、みたいな話は聞いた事があるけど、主人公はなんだか気の毒だったな。相手の男の子ももっと可哀想。セックスは第三者目線で見るもんではないよなぁ。トガハラミの場合は、性的本能が食欲に結びついちゃう感じだったな。
毎夜仏壇の果物をくすねて外に出てる娘に母親が気付かないはずないと思うので、姉()の元に通ってたのは夢の中だったかもしれないな。
⑩終の棲家
怖かったし面白かった。女医さんが統合失調症のおばあちゃんの話を冷静に分析しながら、少し面白がって聞いていたらそれは死の呪いだった…というのがいいし、もっていき方も鮮やか。ゾッとする描写が多くて頭に残った。なにより読みやすかった。
⑪ろろるいの家
海外の悪魔ものに近い印象を受けた。あまりに絶望的でこれはちょっとしんどい。インパクトはあるが。子供や犬を平気で殺すところが容赦なかった。改行もせずに書き切っているところに自信を感じるが、そこまで魅力は感じなかった。もう少しこう…希望がほしい。最後の儀式のくだりで何故そうなったのか答えが欲しかった。家庭教師は話さえしなければ逃れられたのか。なにもかも幻覚にして、一瞬助かりそうな気配を見せておいて「どう足掻いても逃げられないよ」と落とす展開は一周回ってB級ホラー映画でよくあるので、好きじゃないな。
そもそも主人公がこの女性から電話を受けて、詳しくは他の者に連絡させる…と始まって、昔大学生の頃話を伺った回想が入って、最後また電話で終わるのがよく分からなかった。結局詳細を電話で聞いたという事でいいのか?最後の方は話してたよな。 -
Posted by ブクログ
14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね...... -
Posted by ブクログ
約100年後くらいの近未来が舞台の家族を描いた短編集。
ホラーというよりも、世にも奇妙な物語っぽいというか、こんな〇〇は嫌だ!みたいな雰囲気。
こんな嫁イビリは嫌だ!
こんな出産&育児は嫌だ!
こんなビジネス婚は嫌だ!
こんな毒親は嫌だ!
こんな介護は嫌だ!
こんな葬儀は嫌かも?
よくある家族の問題に未来のテクノロジーが絡んで、いい時代になったどころか新しい問題を生んでしまっているのに、未来を生きる登場人物たちはそれに気付かない。
本当にこんな未来になっちゃいそうなのが面白い。
嫁イビリとか介護とか気分が重くなるテーマの話もある中、6作目のお葬式の話はコメディかなって思うくらい面白くてほっとしてしまった(笑