澤村伊智のレビュー一覧
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匿名
購入済み複数の視点が織りなす民俗学ホラー。
真実は語り手の数だけある、その温度差に恐怖しました。
ホラーにも色んな種類があるが、身の危険をリアルに感じたい読者にオススメ。
私はめちゃくちゃ怖かったです(泣)
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Posted by ブクログ
娘・知紗を守れず、自我を失ってしまった田原香奈。
田原家を守ろうとし“ぼぎわん”に傷つけられた真琴は、姉にして最強霊媒師・琴子に救われ一命を取り留めるも、いまだ知紗を救おうとしていた。
そんな真琴を前に琴子は“ぼぎわん”との対決を決意し――。
大ヒット、ノンストップ・ホラー! コミカライズ第3巻。
最終巻は、比嘉琴子vsぼぎわん。映画版のビルを舞台にした祓いもスケールデカくて良かったけど、より祓いの過程がわかりやすく痛快な原作版の祓いのシーンもハラハラドキドキさせられる。
誰がぼぎわんは田原家に呼び込んだかも映画版とは違うけど、原作版の方が田舎の家族を中心とした封建的な家族の支配の忌まわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えのあるホラーオムニバス
好きだった話抜粋
「氷室」
途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる
「旧居の記憶」
昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる
「やなぎっ記」
怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~
「笛を吹く家」
3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い
「終の住処」
この作者結構な確率で読者巻き込む
「ろろるいの家」
文章の密度が凄い。他 -
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Posted by ブクログ
若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。
印象に残っているのはこの辺▼
・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。
・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。
・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。
・呉さん -
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Posted by ブクログ
短編集。
シュマシラが最高でした。怖い。
語り手は、昔の食玩が好きな会社員。ある時、昭和の一時期に流行った動物モチーフのロボットオモチャのパチモノで、UMAをモチーフにした食玩について聞かれる。ビッグフット的な有名なUMAロボに混ざり、シュマシラというUMAが元ネタになったロボが一体あったという。火を吹く。シュマシラ??
詳しく調べるうちにシュマシラが気になっていく語り手。正体を突き止めたと思ったのもつかの間、同じくシュマシラに興味を持っていた同僚が姿を消す。語り手はその足跡を追うが、、というあらすじ。
途中から現実なのか作り話なのか、よく分からない世界に迷い込みました。やばい世界に連 -