澤村伊智のレビュー一覧
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さえづちの眼。
タイトルいいですよね。
中編2つ+タイトル作品となっております!
最初の"母と"は、トリック風な文章で物語を綴ってます。
ミスリードを誘っちゃう、そんな書き方をするの?
澤村先生!って感じです(笑)
途中で比嘉姉妹の血縁関係者が登場するので
当時の過去や関係性が少し確認できます。
今後の作品で登場してほしいです、もっと知りたい。
ねぇ、抱っこして!
"あの日の光は今も"は、呪術廻戦で言うと天与呪縛。
辻村先生が再び登場するので、そーゆー事です。
悪意のない所がたちが悪いよね(笑)。
ミステリー → ホラーに着地させるのは怖すぎでしょ。 -
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澤村氏は本当に無慈悲な作家さんですね。(賞賛)
ほんの少し、光が見えたかなぁ…と思うと容赦なく暗闇に突き落とすから、本当に参る。
所謂スクールカーストって言うのは、いつの時代にも存在する。リーダー格の美人と、その取り巻き。とはいえ、私の経験則から思うのはこう言う花形グループの絆は、腐りきった大黒柱くらい脆い。なにかの弾みで、簡単に崩れて醜い仲間割れが始まる。言わずもがな、本書の中でにもそんな場面が登場する。
香織の「羨ましいんでしょ?みんな綺麗で、青春を謳歌してる私たちが」という台詞に思わず鼻で笑ってしまったが、真実の「親友ごっこに必死な同調圧力の奴隷みたいで哀れ」という趣旨の台詞が続く。 -
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ほとんど読まない学園もので生徒たちの名前も覚え難いなぁと思いながら、読み始めました。下の名前で通すわけでもなく苗字だけで書かれていたりして、誰だっけ?と敢えて混乱させるように書いているのか、法則わからず読み進めました。
学校の七不思議「おまじない」で、不幸に見舞われる生徒たち。途中までは犯人は一体誰なのか、テンポよく面白いです。
ラストまで展開もスリリングでありながら、すっと物語が終わるのも虚しさや悲しみが余韻に残って良かったです。
今はSNSで想いを吐きだす時代なので、トリックや犯人の心情をネットで見つけてしまえば、名探偵が登場しなくても事件が解決してしまう時代なんだなとか、考えてしま -
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ネタバレ表紙の造形制作萬歳淑氏。この個性は凄いなぁ。。
6つの短編。
今回は割と謎が解けてわかりやすい話が多いような。。
真琴さん、どうなるだろう?琴子はどういう心理状況の中過ごしているのだろう。
そして野崎氏は本当、生き残る。。
たなわれしょうき
→ラスト、まさかの。。言霊ってあるんだろうなぁ。。
戸栗魅姫の仕事
→琴子の知り合い登場。女の子、ホントにどっちだったのだろう??でも彼女でないとその最期ではなかったので、お払いってある意味一期一会なのだなぁ。。
火曜夕方の客
→真相の題材が辛い。。 店主のその後がリアル。。
『被虐待児は虐待されている自覚がない。あったとしても隠そうとする。往々に -
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世界観
比嘉姉妹シリーズ。
このシリーズは謎プラス怪異というのが魅力だが、本短編集はどちらかというと謎よりも怪異のほうが強めのような気がした。
テーマ
比嘉姉妹シリーズに共通しているが、ただ怪異を描くだけでなく、そこに謎を取り入れて、なぜ怪異が発生しているのか、というところをミステリー仕立てにしている。
そのため、モヤモヤ感は少なく、どの短編も、割とスッキリした読後感となっている(あくまで読後感だけで、ストーリー自体はホラー故に暗いものとなっている)。
感想
シリーズものではあるが、本短編集は、比嘉姉妹を中心としたキャラクター重視というよりは、あくまで描かれているのはホラー小説であり、比嘉 -
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ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ8冊目は、『などらきの首』、『ぜんしゅの跫』に続く短編集第3弾。
収録されているのは、「たなわれしょうき」、「戸栗魅姫の仕事」、「火曜夕方の客」、「くろがねのわざ」、「とこよだけ」、「すみせごの贄」の6編。
難解さはない、ある意味オーソドックスなホラー短編集。オーソドックスではあるが、短い尺の中で読者を「はっ」とさせるような意外性が上手に組み込まれており、流石の澤村伊智といったところ。個人的には、比嘉姉妹シリーズの既刊短編集の中で一番楽しめた。
表題作「すみせごの贄」では、料理研究家の辻村ゆかりが再登場しているが・・・どんなキャラだったか忘れてし -
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ホラーアンソロジー
錚々たる作家陣のお話が読めます
澤村伊智先生の「ココノエ南新町町店の真実」
一人称の語り口で進むお話。登場人物を通して見ること、またその人物の心情変化からじわじわ恐怖を感じることができます。
語り部の変化についてもこわっとなれるお話。読み応えあり。
小野不由美先生の「風来たりて」は、自宅で起こる怪異。話の骨子としてはとても分かりやすい、古くからよくあるのパターンのお話ですが、やはり怖い描写がとても良いです。怖いです。
書籍化もされている営繕かるかやの尾端さんが出てきてくれます!
タイプの違う色々なお話が読める楽しみとともに、こちらで初めましての新しい作家さんとの出会 -
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風変わりな瓦を門柱に置く風習ーたなわれしょうき
迷って迷って出られないー戸栗魅姫の仕事
毎週現れる不審な女ー火曜夕方の客
褒めると頭が痛くなる映画ーくろがねのわざ
その島に行ったら戻れないーとこよだけ
料理教室の講師である父が消えたーすみせごの贄
比嘉姉妹シリーズ7弾!
5弾6弾すっとばして7弾にいきましたが短編読みきりなので問題なし(と言いたいところですが何やら変化があった模様でした)
一番おもしろかったのは「すみせごの贄」でした
行いの良くない人が悪いのか、人でないものが悪さをしているのか くるくる様相がかわったりして飽きない。
ホラーは自分を戒めるものとしてわたしにとって必要なもの。こ -
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ネタバレ悩ましい。
2部構成の物語となっている。
前半は疑問が残るような過去の話が続く。
「普通ならこうだ。」と信じて読んでいた設定や思い込みは、後半で解き明かされる。
その辺りは納得感でスッキリしたり、肩透かしを食らったような具合が面白い。
後半では過去の話の矛盾の解き明かし、やディレクターの心理描写がとても丁寧で臨場感があった。
故にラストは詰め込んだ感がやや否めない。
中盤の印象かなり大きかったため、ラストへの期待値が上がりすぎてしまったためだろうか?
ただカルトにのめり込むものとしてはやはりこう、直情的な感情を持つ方が多いと聞くので、この疾走感のあるラストもこうなるべくしてなったのか