澤村伊智のレビュー一覧

  • 斬首の森

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    怪しげな会社の研修から逃げ出して迷い込んだ「森」は立ち入ってはいけない「森」だった。
    逃げ出した仲間と少しずつ協力して打ち解けて行けるのかと思ったらそのうちの一人が首を切られた状態でみつかり、仲間内で疑心暗鬼になるかと思いきや、とんでもない展開になっていくのは澤村伊智さんは相変わらずさすが。
    物語の結末もヒトコワはほんのスパイス程度で、じわっと続く恐怖が良い。

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    2025年11月24日
  • ぼぎわんが、来る

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    面白かった。
    途中まではすごく面白かった。
    何かがもっと知りたかった。知りたいこと知れなかったみたいな感じになった。どんな結論を期待してたんだろうと考えさせられた。

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    2025年11月24日
  • ぼぎわんが、来る

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    映画は見ていたが原作をようやく拝読。
    おおよその流れは映画で知っていたが、後半にかけての畳み掛けとラストには流石と感じた。
    続編もすぐに読みたい。

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    2025年11月24日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    比嘉姉妹シリーズの「ばくうどの悪夢」がついに文庫化。
    ずっと楽しみにしていて、ワクワクしながら読み始めたのに、あれ……?なんか……違和感。
    いつもより物語が薄いというか浅いというか……?

    不思議に思いつつ読み進めると、中盤一気登場人物が入れ替わり“いつもの”に!成程そういう事だったのか!そうそうこれが読みたかった〜!となり一安心。
    前半の違和感も、後半の怒涛の展開も一度に二度美味しく楽しめた。

    グロいと聞いていたので身構えて読んだが、グロ描写は平気だったのに、現実の片桐があまりにもいたたまれなくて薄目で飛ばし飛ばし読んでしまった。
    片桐の現実が一番グロかった。

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    2025年11月23日
  • さえづちの眼

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    ホラーコーナーでは背筋さんやら梨さんやら雨穴さんやらが脚光を浴びてますが、
    圧倒的に読ませるホラーとしては澤村伊智がぶっちぎってることを再確認させられるますね。

    比嘉姉妹シリーズ6冊目。中編を3篇。
    どれも良いハズレがない。
    怪奇や民俗的でありつつも、必ずヒトコワを入れてくる。
    ヒトコワとオノマトペが今回も炸裂しつつ、
    世界をひっくり返すのもしっかりと。

    2作目の「あの光は今も」で、お前が探偵役なんかい?!思ったら、あ、そうなるんだ?!
    3作目は、比嘉琴子ねーさん来たーと思ったら、ほんとにお触り程度で、それでしっかりと話としてはキレイに嵌めこむ。

    澤村さんは、大量に話を織り交ぜた短編集よ

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    2025年11月19日
  • ずうのめ人形

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    比嘉姉妹シリーズ
    ホラーだけども相変わらずミステリーやヒトコワ的な怖さがある
    悪意のある人が何よりも怖いし恐ろしい
    家庭や学校に潜む生きづらさ、救いの無さがひたひたと迫る感じ

    某人物にまんまと騙された!
    同情すべき点はあるけれども人は話したいことしか話さないし見たいものしか見ない
    自分に都合が悪いことは消してしまうんだよね

    色々と思い込みで気持ち良く騙されて最後に別視点から見るとそうだったのか…となるストーリーが面白かった
    最後の最後まで読まないと全てが繋がらないハラハラ感
    リングを読んでる人は特に楽しめるのでは

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    2025年11月16日
  • さえづちの眼

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     蛇の怪異に苛まれる一族、ある施設で次々に起きる異変、UFOの目撃談から派生する奇妙な仮説の三編が収録された中編集で、特に表題作が予想を覆すラストになっていて凝っていた。

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    2025年11月16日
  • ぼぎわんが、来る

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    祟りや妖怪系のホラーで最初はどうなのかなと思っていたが想像以上にちゃんと怖かった。

    章ごとに人物の視点が変わり、それぞれの主観と客観による違いよって展開も意外な方向で進んでいくので読み飽きることなく楽しめました。

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    2025年11月15日
  • ぜんしゅの跫

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     姿を現さず不気味な足音だけが聞こえる怪異を扱った表題作や奇妙な神隠し、病院に夜な夜な現れる血まみれの学生服の少女などの五編が収録された短編集で、怪異の正体が判明したものもあれば不穏な結末を予感させるものまで最後まで気が抜けなかった。

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    2025年11月14日
  • 斬首の森

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    澤村伊智さん、久々〜!

    怖いで〜!
    話を完結に述べると!

    あれ、あの人いなくなった〜
    ずず、ざざ、ずず…
    何の音???
    あれ!首だけが〜!!!
    血ドバドバ〜!!!
    キャ〜!!!
    復活〜!

    以上!www

    まぁ、もう少し詳しく述べると!
    何かTって会社の研修!
    スパルタ〜!◯体埋させられ〜!しかもラップして腐らんように…
    ここの近くには、禁足地 斬首ノ森あり!
    研修で逃げた人らが、ここに!
    でっ!

    あれ、あの人いなくなった〜
    ずず、ざざ、ずず…
    何の音???
    あれ!首だけが〜!!!
    血ドバドバ〜!!!
    キャ〜!!!

    ここからが…
    真相…
    なんで、首斬られてるのか…
    なんで、ラップして◯

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    2025年11月13日
  • さえづちの眼

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    2023年。
    「母と」野崎と真琴が関わる。
    「あの日の光は今も」里穂が出てきて、よくわからん考察を披露する。
    「さえづちの眼」何十年にも及ぶ架守(かがみ)家の謎。琴子が関わる。娘のためを思って、娘に恨まれる。おそろしい。これだけで星4つ。琴子を頼って!

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    2025年11月23日
  • ずうのめ人形

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    あー、面白かった。

    怪異を扱ったホラーではあるんだけど、構造がミステリーなんだね、やはり。怖いというより先を見に行きたい欲が勝ってズンズン読み進めたくなる。

    物語の核になってる哀愁。愛執、あ、こっちの字も雰囲気だな。心に響く物語が心地よい、ホラーなのに。

    著作を読み進めるにつけて、作者の底力に感服しかり。こういう巧みな構成力を見せつけられると、昨今のモキュメンタリー形式の作品はまだまだだなと思ったりして。

    主軸に都市伝説があるのも、いま並行して解体センターのゲームやってる身としては馴染みやすかったか。

    刊行順で行くと次は短編らしい。これも楽しみだ、くふふふふふふ。

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    2025年11月12日
  • 邪教の子

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    本当に何も予想できなくて面白かった!!!
    もっと詳しく知りたかった部分もあるけど、それが惜しかった点にはならない。
    変に気取った小難しさもなくて読みやすいのに、展開の仕方も面白いし、阿蝦摩神の説明のあたりでは底知れない気味の悪さも表現されているし、すごく売れていて老若男女に受け入れられているけど、実は高度な音楽的テクニックもしっかり使われているポップミュージックのようなかんじ、、、だと思った。

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    2025年11月11日
  • 斬首の森

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    ネタバレ

    あるカルト集団を調べていた記者が、そこから逃げてきた鮎実という女性にインタビューする場面から始まる。
    その女性は、山の中にある施設から火事に乗じて他4人の仲間と共に脱出する。この時点で、ああ、少なくともこの女性は助かったのだな、と思う。

    脱出した5人は、山中の逃避行の中、1人、また1人と不可解な死を迎える。みんな、頭と胴体がお別れしてる。まあ、タイトル通りなんだけどね。この辺りの描写はさすがの澤村伊智で、めちゃくちゃコワイ。何故こんな死に方??途中からいかにも怪しい人物が合流したりして、謎は深まる。
    施設の方でも教祖・続木と側近の不穏なやり取りがあり、側近の死亡フラグが立ちまくり。

    読んで

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    2025年11月08日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    オカルトありヒトコワありのホラー短編集。
    個人的には『さきのばし』が面白かった。途中までコントみたいに会話が笑えて「あれ?この話だけギャグ?」って思ってたけどラストでゾッとなれてしっかりホラーでした。
    1つの話が10ページ前後くらいなので隙間時間にちょっとずつ読み進められるところもグッド。

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    2025年11月08日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ミステリー風なのにちゃんとホラーな本。
    結局、怖ガラセ屋サンとは…?と最後まで謎。
    少し消化不良のお話もあったので、星4つ。

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    2025年11月07日
  • ぼぎわんが、来る

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    面白くて一気読みした。呪い、伝承、受け継がれるもの。日本のホラーを楽しめる作品であった。
    夫から見た家庭、妻から見た家庭のギャップもうまく表現されていてミステリーさもあった。

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    2025年11月07日
  • 予言の島

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    澤村伊智といえば圧倒的なホラーっと思っていたが、こちらはミステリー要素が強かった!こういうストーリーも書くんだな〜っと思って読み進むと終盤にある意味恐ろしい真実に辿り着く、これはこれで気味悪かった!

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    2025年11月07日
  • 予言の島

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     冒頭に横溝正史『獄門島』からの引用があったので、まず『獄門島』を読み、続けて本書を読みました。そのため、『獄門島』を思い出しながら読むことになり、それと比べてどうしても物足りなさを覚えてしまいました。期待した通りの展開になっていくので気持ちよくはあるのですが、ところどころ文章としておかしな表現があり、こんな文章力でも文学賞をとれるものなのか…という違和感がありました。同時に、横溝正史はやはり凄いな、と思いました。
     ミステリーということで、人物像をしっかりと掴みながら読もうと努めました。そんな中、「麻生」という登場人物にリアリティを感じました。あのマインドを持ってして彼がもっと物を知っていれ

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    2025年11月05日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    ネタバレ

    短編集だけども、ひとつひとつのお話の読み応えがあるので、満足感が大きい。
    怪談を怪談として終わりってだけではなく、ホラーにして楽しませてくれる良作でした。

    最後の自作解説にはかなりギョッとして、澤村伊智氏はこんな人なの…!?と驚かされました。
    最後の最後に本当の自作解説がありホッとしました。

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    2025年11月03日