澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ最初から最後まで読みやすく、飽きずに楽しめた。
なかなかぶっ飛んだファンタジーではあったけれど、特にラストにかけて「そういうことだったのか」「ここにつながるのか」と思わされる展開が多く、さまざまな驚きがあって面白かった。
ホラー作品として見ると、怖さ自体はそれほど感じなかったものの、作中に登場するフィクションのはずの原稿が現実とリンクしていたなど、「この先どうなるんだと、どんどん読み進めたくなるものだった。
胸糞悪いまま終わるのではなく、最後はスッキリとした結末を迎えるので、読後感も良い。ファンタジー要素の強い作品だけれど、先の読めない展開を楽しみながら最後まで読める一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエピソード1「鏡」
ちょっと不思議なお話
てか、旦那さん
身重の奥さんが調子悪くて休むって言ってんだから
朝ご飯くらい自分でどうにかしろ!
いや、逆に作ってあげるほうだろ
それにしても酷い結婚式だ
花嫁にあそこまで道化をさせて
花婿はもっとフォローしろよ!
自分の娘だと思ったらいたたまれない
きっと私が暴れてしまうだろう
破談だ破談!
と、ムカムカしながら読んでました
エピソード3
めちゃくちゃ怖い
何がって人間が一番怖い
果たして妻の語ってたことは
実際に起こってたことなのか
行方不明のお兄さんは本当に帰って来たのだろうか
介護に仕事に家事に頑張りすぎて
現実と妄想の区別がつかなくなってしまったのか
怪異である方が救われるかも
エピソード4
ミハル登場
結構ほっこりするお話だと思ったら…
絶対に子供守って!
あと同じ病室だった3人は
現実でもやはり亡くなってしまったのだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレyoutubeのショートムービーで映画「来る」の霊媒師チーム? のシーンを見かけて、なんか面白そうだな。
と調べたところ、原作小説があると。
パターンとしては、映像→漫画→原作小説の順番だと割と楽しめるのが多いが、なんか原作先に読みたくなったので、読んでみんとす。
一気読みした。
面白かった。
第1章は田原秀樹の目線で進行。
冒頭のシーンが途中でつながるわけですが、まさかのぼぎわんに殺される前とは!
関係ないけど、声優の田坂秀樹氏と1文字違いだったので、脳内映像では彼が出たり入ったりしてました。
本当にどうでもいい話。
第2章は田原秀樹の妻の香奈目線。
まぁ第1章で、うっすら思っていたが、やはり秀樹は子育てしている風旦那だった。
しかし、視点が違うだけで同じ事象がこうも違うのか! と、自分の子育て期間(まだ継続中)を鑑みるにはいい機会でした。
別の意味での恐怖すら覚えてしまった。
第3章は野崎視点。
第1章で唐草のゼミ生で高解像度データを送ってくる岩田登場。
ちょい役ではあるが、なかなかのファインプレー。
ここにきて、真琴、野崎が本当の主人公だったのか? と思いだす。
そもそもは実在しない架空の存在「ぼぎわん」を題材にしているのですが、西洋からブギーマンが伝わり、ぼぎわんになったとか、がんこの話とか。本当にある話なんだろうなぁ? と思うには十分すぎるほどの内容でした。
元々は田原秀樹の祖父母がもたらせた話ではあるけど、孫、ひ孫まで巻き込むとはそりゃ、住職も帰りたくなるよね。
どうもこれシリーズになっているようなので、続きを読もう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「母と」「あの日の光は今も」「さえづちの眼」の3編を収録した中編集。
比嘉姉妹シリーズをここまで読んできて、澤村伊智さんの作品は長編が好きだと感じた。
3編の中で一番好きだったのは「母と」。
まこと達と同じような力を持ちながら、自分の欲望に突き進み、ついには自らが怪異へと変異してしまうという恐ろしさが面白かった。
内容自体もかなり好みだったので、むしろこれは長編でがっつり読みたかった。
「あの日の光は今も」は、里穂が謎解きを始めたところで「???」となった。
里穂の場合は何を言っても里穂の言う通りになってしまうのでは……。
ただ、他の人の感想で「オカルトが大好きだったからこそオカルトを避け、現実的な考え方をするようになった」という解釈を見て、そこは非常に納得した。
それでもやっぱり、この話で何がしたかったのかはよく分からなかった。
表題作「さえづちの眼」は、とにかく「ヒルは私でも潰すな」と思った。
三者三様の「母親」を見た1冊でした