澤村伊智のレビュー一覧

  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    ネタバレ

    ルッキズムとスクールカーストのお話をホラーで装飾した物語
    胸が痛くて度々泣いた
    自分の学生時代を思い出して、当時はスクールカーストなんて言葉はなかったしここまでのルッキズムも無かったけど、似たような空気はあった
    グループの違う子とは確かに壁のようなものもあったし男子の女子に対する格付けのようなものもあったと思う
    残酷すぎるよね
    顔なんてタダの皮膚と皮でしかないのに美醜で品定めされてグループに分けられて順位付けされて
    物語はバッドエンドだった
    犯人探しやトリック、伏線もあって読み応えはあるけど、読みやすくてスラスラ読める分余計に辛かった

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    2025年06月02日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ホラー?ヒトコワ?ミステリ?と、1話読む毎に印象が変わって面白かった。
    一番好きなのは『救済と恐怖と』
    因果応報かと思いきやまさかのオチで、皮肉が効いていて良かった。
    「子どもの世界で」はホラー感強いし、「恐怖とは」は世にも感あって面白い。
    全体的に満足感高いのにサクサク読めてお気に入りになった。

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    2025年05月25日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    なんやかんやで、澤村伊智さんの本領が発揮されるのは短編ホラーなんです。

    短いストーリーの中にいかに歪さを残し、思考を混濁させ、読み手の考察意欲を削ぐか。

    一寸先は闇、ではなく。
    一寸先の闇、です。

    触れるも触れないも境界も曖昧な、目と鼻の先に広がる闇。気づけば包まれているような寒気を伴う物語です。

    ホラー考察なんて、意味ないよ。

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    2025年05月23日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    日本ホラー界の執筆陣の全編書き下ろしのアンソロジー。
    ホラー作家集結なだけあってどの話も怖かった!
    私は小野不由美さん目当てで他の作家さんははじめて読む方ばかりだったけど、それぞれカラーが出てて面白かったです。ホラーと言っても一括りにできないなーて改めて思いました!

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    2025年05月17日
  • 比嘉姉妹(2)

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    わかっていました。「ずうのめ人形」は長編小説なので、コミック一巻で終わるわけがない。

    次巻が楽しみだなぁ。

    それにしても、漫画家さんの解釈が抜群にいい。

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    2025年05月10日
  • 比嘉姉妹(2)

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    澤村伊智のホラーシリーズが原作のコミカライズ。迫力のある筆致で1巻以上に面白かった。今気づいたけど、オカルト雑誌編集者野崎の作画モデル岡田准一やな……(それはそう)

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    2025年05月09日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    【どんな本?】
    『コンピューターお義母さん』『翼の折れた金魚』『マリッジ・サバイバー』『サヨナキが飛んだ日』『今夜宇宙船の見える丘に』『愛を語るより左記のとおり執り行おう』の六篇が収録された短編集。

    【 感想】
    「未来のテクノロジー×家族」をテーマに、澤村伊智らしいイヤな作品が6本収録されている本。特に『今夜宇宙船の見える丘に』と『愛を語るより左記のとおり執り行おう』は面白かった。後者は世にも奇妙な物語にぴったりの作品で、是非映像化してほしい。

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    2025年05月08日
  • ししりばの家

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    ネタバレ

    比嘉シリーズで一番面白かったかも。読む手が止まらなかった、と同時に辛いと思うところもあった。
    二つの視点で物語が綴られていくが、果歩視点では旦那さんも殺されだんだんと果歩の方も取り込まれ(妊娠もさせられるし)狂った怪異に巻き込まれて可哀想だと思った。なんとなく五十嵐の視点と果歩の視点で時間差はあるだろうなとは思ってたけど一年以上も空いてたのはちょっと驚いた。
    今までのシリーズで最強だった琴子が苦しめられていてドキドキしたけどその後の怪異への攻略方法がわかった瞬間形成逆転した場面が胸熱だった。頑張ったね、銀…!!
    五十嵐はなんとかなったけど果歩の方はその後も"壊れて"しまって

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    2025年05月08日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    澤村伊智先生のSF、ですが内容は
    どれも読み終わったあとに頭をかかえたくなるもの
    ばかり。介護をテーマとした作品はこんなオチがあるの??と苦笑いしてしまったり、ラストのお葬式の話も笑ってはいけない三谷幸喜の映画のようなブラックユーモアでした。本当にちょっと先のあるかもしれない
    未来の家族の姿がある、ありそう……と思わせるのがすごい。ゾクゾクしました。

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    2025年04月27日
  • さえづちの眼

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    【あらすじ】
    『あの日の光は今も』
    子どもの頃UFOを見かけた主人公は、町に度々訪れる怪奇現象愛好家たちのせいでうだつの上がらない人生を送っていた。ある時、かつて主人公と一緒にUFOを見た友達が里帰りするが、その日に死亡してしまう。

    【 感想】
    『母と』『あの日の光は今も』『さえづちの眼』の三本が収録された中編集。

    「母と」と「さえづちの眼」は比嘉姉妹シリーズで、相変わらず面白かった。
    「あの日の光は今も」は作者にしては珍しい三人称視点の話。正直一番面白い。

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    2025年04月24日
  • などらきの首

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    以前ホラーがテーマのアンソロジーで「学校は死の匂い」だけ読んだことがあったのですが、比嘉姉妹シリーズだとは知りませんでした。改めて読むと美春が主人公だったんですねー。
    そして相変わらずこの作者さんは嫌な中年男性を描くのが上手ですね。死んだ後に縋る先が居酒屋での下卑たセクハラトークなのは悲しすぎる、、。

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    2025年04月21日
  • などらきの首

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    ネタバレ

    比嘉姉妹シリーズの短編集。「悲鳴」がどうもよくわからず考察を調べてみたらシリーズ2作目のりぃの話らしい。なるほど、学生時代からなんらかの力を持ってたわけか…。
    個人的には「ファインダーの向こうに」が好き。優しい話でほっこりする。
    「などらきの首」は怪奇現象が実は自然現象でしたよ、っていう推理パートがあってそういう理由がある現象が好きだからすごい面白かったんだけどそれが実は自然現象だけじゃ終わらなくて…っていうのが展開が二転三転していて良かった。あの終わり方、すごく好きです。

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    2025年04月18日
  • ししりばの家

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    怖いけど読みやすくてスルスル読めてしまうので、スルスル読み終わりました。「当たり前」が家庭ごとにあるのは怖いことではないけど、その異常性を認識出来なくなることはすごく怖いなと思います。
    語り手の視点が複数から進んで行くので、今読んでいる場面は時系列が前なのか後なのか、どっちなんだろう、とドキドキハラハラしながら読むのが楽しかったです。

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    2025年04月15日
  • 斬首の森

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    ホラーとミステリーの融合かな?
    一気読みしました!怖かった!
    森の秘密もTという組織も
    取材されて話している女性が主人公でその人が生きてると思って安心して読んでたつもりがまさか…!!
    いやーおもしろかった

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    2025年04月08日
  • すみせごの贄

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    比嘉姉妹シリーズの短編集。

    今回は恐怖と言うよりも、ちょっとしんみりする話が詰め込まれていました。救いようがないことでもないけれど、人によっては許せないことをしてしまった人とか、助けを求められなかった人とかが、悪さと言うよりも、死にすがりついている。そんな感じの物語でした。
    ぼぎわんやずうのめが『人が結局怖い』などと評されがちだが、今回改めて思った。怪異が認められている世界設定で人間が怖いはありえない。なぜなら怪異そのものは自然現象から外れた超常現象なので、なまじ人の姿をしている怪異は話が通じないからだ。それなのに「人が怖い」と脳死でうそぶくのはやめようぜ、という澤村伊智さんからのメッセージ

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    2025年04月07日
  • 怖ガラセ屋サン

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    「一番怖いのは人間」か?

    第四話、読み終わった後背中がゾワゾワした
    第七話、今度は頭、両側からゾワゾワ

    感情をコントロールするのは簡単ではない。表情や態度には出さないことはできても、意図して感情を抱かないようにするのは困難

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    2025年04月06日
  • ぜんしゅの跫

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    ネタバレ

    冒頭からいきなりモラハラ夫が出てきたなと思ったら「ぼぎわんが、来る」の例の父親で笑ってしまいました。ぼぎわんに翻弄される前から怪異に遭遇して琴子とも出くわしていたんですね。「鬼のうみたりければ」は自分の上位互換に人生を乗っ取られそうになる話で、世にも奇妙な物語にありそうだなと思いました。

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    2025年04月06日
  • ずうのめ人形

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    面白い。ホラーアイテムとしての日本人形を使いかたが秀逸。ホラーとミステリーと化け物のいいとこ取りエンタメとして面白い。描いているテーマもぼぎわんから通底しており作者の熱量を感じる。

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    2025年04月05日
  • 斬首の森

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    先が気になりすぎて、ほぼ一気読み!
    タイトルからは想像できなかった展開、ゾッとする描写、ラストまでの運びが面白い!
    取材での証言、回想、この二つを裏付ける傍証の三つが、ちょうど良いところで切り替わって続きが気になって仕方がない。
    カルト宗教、ネズミ講、森の怪物、どれもありがちだけど、これを捏ねて奇抜な話になっていて読み応え充分。

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    2025年04月03日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日