澤村伊智のレビュー一覧

  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    「ホラーは怖くて手が出せない方でも、ホラージャンルを整理しつつ、恐怖を紐解いていくことで、挑戦することができるのでは」という本書のコンセプトで他に類を見ない一風変わったホラー入門書で興味を惹かれた。5W1Hにセグメントされたユニークな設定 気鋭の現代ホラー作家の短編を8つに分け、ホラーというジャンルを体系化して解説する粋な試みで、ブックガイドや怪談の音源等もついていて充実している。内容としては若年層向けということもあって各作家の作風を知っているとあまり怖すぎないホラーという感じではあった。作家さんそれぞれの個性と、幅広いホラーの楽しみ方を味わえる良書だった。

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    2026年08月23日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    久しぶりに澤村先生の作品を読んだ。いつも感じるのは、読み易い文体でとても面白いが、読んだ後に気持ちが悪くなるということだ。怪奇面での怖さもあるが、人間の陰湿さや醜さを見せつける表現力にいつも気持ちが沈む。この本は、とても短い話ばかりで、澤村先生の著書を読んだことがない人にも入り口本としてお勧めだ。

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    2026年08月13日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    澤村伊智さんの著作があれば何でも読みます
    瀬名秀明さんの小説も久しぶりに読みました。さすがサイエンスホラーの先導!
    色んなタイプのホラーについて、ホラー初体験の皆様にも分かりやすくかつ、論理的に解説してくれます。
    ところで何なの??
    この『14歳の世渡り術』シリーズは??

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    2026年08月10日
  • ずうのめ人形

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    (※)注意 この序文の感想は作中のとある人物になり変わって書いたので、実際私が抱いた感想とは全く関係ありません

    『ずうのめ人形
    舟木裕次郎

    思春期の独りよがりの独白文、ネット知識を通した薄っぺらい都市伝説への知識
    不幸の手紙の劣化コピー版としか言えない既視感満載の都市伝説は昨今の悪しきネット文化によるホラーブームに便乗したプロットでその辺の素人でも思いつくようなアイデアである
    昨今の小説は何でもパクリをオマージュと論理をすり替えてオリジナリティを感じさせないつまらない粗製濫造をし続けているようだが二番煎じどころかジェネリックにすらなれない
    この作者はよく家父長制を批判する作風を書く傾向にあ

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    2026年08月13日
  • ととはり屋敷

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    なかなか怖かった。「まあ、お馴染みの比嘉姉妹だし?」というぐらいの気持ちで読むといい意味で裏切られる。

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    2026年08月08日
  • 怪談小説という名の小説怪談

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    怖い!「怖い」にもいろいろな種類があると気付かされる。短編集なので「因果を解き明かして解決」がなく、怖いまま放り出されるのがかえって気持ちいい

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    2026年08月08日
  • ばくうどの悪夢

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    「ホラー小説×夢」どう考えてどんでん返し展開必至と思って読み始めたけど、二転三転どころか四転五転・・何転したんや。。って感じの怒涛の展開。ジャンルはSFながら映画インセプションもある意味似たような構造でめちゃめちゃ難解(でも、最高傑作)で、本作も一歩間違えたら意味不明で終わってしまいそうなところを、しっかり面白く、そして何より恐ろしく仕上げてくるのが、流石の澤村伊智って感じ。冒頭の大量殺人のシーンで完全に引き込まれてしまってから最後まで作中の世界というか、夢の中に一緒に入りこんでしまったような気分を味わえた。

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    2026年08月07日
  • ぼぎわんが、来る

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    友人に勧められて手に取った一冊。ホラーというジャンルの小説をこれまであまり読んでこなかったが、文章の力に導かれるように、最後まで楽しく読むことができた。

    章ごとに視点が切り替わる構成だが、話の筋を見失うことはなく、むしろ視点が変わるたびに怪異の輪郭が少しずつ明確になっていく。そのつくりがとても面白かった。

    一方で、本当に怖いのは怪異だけではない。人間そのものの弱さや脆さ、他者への見方の偏りなども浮かび上がり、怪異の恐ろしさと人間の怖さが並行して描かれているように感じた。

    伝承や文化的な背景が物語に織り込まれていることで、完全なフィクションでありながら「もしかすると、どこかにあるのではない

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    2026年08月07日
  • ぼぎわんが、来る

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    ホラーと言っても、ジャンルとしては
    ミステリー・サスペンス系を
    読むことが多かったので、
    オカルトホラーは新鮮だった
    得体の知れない怪異が日常を蝕み、
    じわじわと追い詰められていく感じが怖い!
    描写もリアルなのでとてもスリリングだった
    一番恐ろしいのはやはり人間
    そして終わり方、不穏すぎる…

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    2026年07月30日
  • ばくうどの悪夢

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    世間一般的には、今年のナンバーワン候補に既に挙がっている「ファイアドーム」。
    閉ざされたまではいかないが狭い世間、見てもいないことをネット情報だけでさも知っているかのように正義を振りかざすネット民、
    澤村伊智の手にかかれば、ここに、鬱々としたキャリア転落陰キャの卑屈さとプライド、そこに取り込むもはや夢魔としかいいようのない存在が入り込む。

    川西市T台、という設定ですでに北摂民としては最高な中、マイルドヤンキーと数少ない知性を保った自分。
    そしてその前には、もはや、平山夢明か白井智之かと思わすような、強烈な描写による惨劇。
    その根底にある、挫折した陰キャの絶望。
    そして、惨殺された被害者たちが

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    2026年07月26日
  • ととはり屋敷

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    今回は比嘉家に何があったのかが描かれる短編でした。本編では語られていなかった背景がわかり、「なるほど」と思う場面が多かったです。

    読んでいて改めて思ったのは、比嘉家って本当に壮絶な家系だなということ。血がそうさせるのか、それとも逃れられない運命なのかはわかりませんが、背負っているものの重さを感じました。

    短編ながら物語に深みが増して、本編を読んでいる人ならより楽しめる一冊だと思います。これを読んでますます世界観に引き込まれたので、次に出る長編も今から楽しみです。

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    2026年07月25日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    好き嫌い短編ごとにあったけど、それぞれの作家らしさが出た物語が多かったように感じた。
    こういう尖った本は好ましく思う。

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    2026年07月23日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    現代のホラーについて包括的にまとめた1冊。解説本としては勿論、ホラー短編集として満足できた。ホラーを何が怖いと感じるのかという観点で分類を試みたのは非常に面白い(MECEではないかもしれないが)。ホラーと一言で評しても作家ごとの色が大きく異なることを再認識した。

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    2026年07月19日
  • などらきの首

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    小学生の比嘉姉妹や高校生の野崎が登場する話もありシリーズものって楽しいなと思った。居酒屋脳髄談義となどらきの首が特にお気に入り。澤村さんはカスを描くのが本当にうまい…などらきの首は怖い洞窟の描写に始まりラストも怖く…やっぱりすごい。シリーズ全部一気買いして少しずつ読んでますが買ってよかった〜!と満足。

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    2026年07月17日
  • ととはり屋敷

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    大好きな比嘉姉妹シリーズ!
    ずっとずっとずっと追いかけています!

    今回は短編集ですが連作のような形で構成されていました
    比嘉家について語られています
    どの話もすごく面白いのは当然のこと、これまで明かされてこなかった家族の人物像についても描かれています
    こういう家族がいたんだな…と切ない気持ちになりました
    短編集なのでスキマ時間に少しずつ読むつもりでしたが、結局一気読みしてしまう面白さです
    澤村伊智先生の作品は何を読んでも面白いのが本当にすごいです
    ハズレがない安定感があります

    本作の時系列的にはどの辺にあたるのでしょうか?
    比嘉姉妹シリーズは大好きなのですが、作品によって時系列がバラバラな

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    2026年07月15日
  • 予言の島

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    どんな感じで物語を閉じていくのか、霊能者の予言に対して登場人物がどう動いていくのかに注目しながら読み進めて、ラストの展開にはゾクッとする衝撃の事実に読後の満足感が非常に高かった。「呪いとは何か?」というのをホラー的に描くのではなく、リアルな目線でそれぞれの登場人物に関わりを持たせていく。身近なところにも呪いはあると実感させられる。島を舞台にしたクローズドサークルであり、土着信仰ものというとても自分好みの設定だった。

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    2026年07月13日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    多様なホラー短編集となっていて、初心者におすすめできる本。ここから自分の好みのホラーを探っていける。
    心霊系、超自然的存在が支配する世界、動物系、サスペンス、SF的、怪談、モキュメンタリーなど網羅されている。

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    2026年07月11日
  • ととはり屋敷

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    ネタバレ

    比嘉姉妹シリーズ最新短編、まさかこんなにも切なくて悲しい話とは思わずかなり喰らってしまった。毎話消えていく兄弟に対して、捻じ曲げて広げられるH家の噂が醜悪な対比を感じてもはや腹が立つレベル。そう思うと(創作前提とはいえ)洒落怖の映画化とか、モキュメンタリー的作り方って他人の人生を玩具にしていると言えるし、それを楽しむ自分だってこの腹の立つ人々と同じなんだよなぁ。

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    2026年07月09日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    最後の最後まで面白く読めた短編集だった。
    澤村さんの作品は面白いので、新鮮さを味わうためにあえて連続で作品を読まないようにしていたがそれが功を奏したように思う。
    別な作品を読みたくなるが、一旦待ってから新作に触れる予定。

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    2026年07月06日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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    差別を主題に、ミステリーとホラーの融合作で楽しめた。
    たくさん人が亡くなって、実行役の人間の1人が裁かれないのは、ちょっとだけモヤモヤ。

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    2026年07月05日