澤村伊智のレビュー一覧

  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    〜25/7/16

    鈴木光司さん凄いさすがレジェンド
    リングシリーズ、新リングシリーズ、いつか読んでみたいな。

    澤村伊智さんのスーパーのお話はいつもながら面白かったし(好きな作家さんの短編を読むことができると嬉しい)
    一穂ミチさんのママ友ホラーはレア感

    角川ホラー文庫のラインナップ見に行きたい

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    2025年07月17日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    全然詳細知らずに、雨穴目当てで読み始めて、存外とても良い本だった。「14歳の世渡り術」というシリーズ、そういえば高校生の頃に読んだような気もするが、その時点で既に「14歳」ではなかったので何処か鼻白んだのだけを覚えている。ホラーにわかにとっては十分すぎる入門書であって、早速別のホラーにも手を伸ばしてみたい気持ちにさせられた。5W1Hの切り口も(少なくともわたくしにとっては)新鮮で、非常に分かり良い区分だった。

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    2025年07月05日
  • 予言の島

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    何作も澤村伊智の作品を読んでいた自分にとっては、「なんだか今回は少し読みにくいところがあるな」と感じながら読んでいた。誰が話しているのかよくわからなくなる部分など。
    ただ、なんとなくの雰囲気で読み進める自分の行いまで含めて本書のトリックは作られている。
    単に文章が下手になったわけではない。

    結末がかなり予想と違う方向に行き驚いた。どれほどこれが序盤から結末直前に至るまでに仕込まれていたのか、結末を覚えているうちにいずれ再読したい。

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    2025年07月01日
  • ずうのめ人形

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    ミスリードの誘い方がうまい。
    登場人物どうしの、人間の因縁が濃く描かれている。
    また、原稿部分と現在進行の物語部分との配分が良い。

    最後は霊能力者と怪異のバトル、といった展開にならない点で前作「ぼぎわん」より人に薦めやすいか。

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    2025年07月01日
  • 斬首の森

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    凄い面白かった! 怖いけど話にどんどん引き込まれて、最後まで全然予想がつかなくて、不気味でとんでもなくて不思議な話でした。びっくりな展開の後の静かなエピローグでプロローグを思い出し、この人の人生を思い返して悲しくもなり。痺れました。

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    2025年06月29日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    7編の恐怖が凝縮された短編集。
    小説ならではの趣向が凝らされていて、恐ろしさと驚きが同時に楽しめる一冊。
    特に深夜の高速の車内で語られる「高速怪談」と作者不明の謎のホラー小説をめぐる「涸れ井戸の声」が好み。

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    2025年06月27日
  • すみせごの贄

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    口伝や民俗学、フォークロアを日常に落とし込んで
    ゾワッとする怖さの演出がほんとにおもしろい
    短編集だと読みやすさもあるので、シリーズとして
    登場人物がふえてきたなぁ、
    時系列はいつなんだろうと想像するのもまた面白く。
    琴子さんがだんだん丸くなっている気がするのも
    野崎と真琴の影響なのか。
    そして、お料理研究家の辻村の話もじわじわきます。
    この人シリーズ中いちばん怖いと思います。

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    2025年06月07日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    1つも
    捨て
    がない
    アンソロジー本でした

    一穂さんは
    ホラーのイメージがなかったので
    凄く驚きながら読みました

    しっかりと
    怖くて
    でも暖かさもあって
    比べるのは悪いかもですが
    小野不由美さんのホラーに
    似たところがあって
    良かったです

    小野不由美さんの
    営繕屋が読めたのも嬉しかったです

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    2025年06月06日
  • 恐怖小説キリカ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    はじめからリアルで創作だってわかっていながらもゾクゾクしました。読み手によって勝手な思想を抱いたり、素人が酷評する身勝手さ、それらを全て殺人の動機にしてしまう主人公に恐怖を覚えました。殺人する相手を選別するために苦労して小説を書いているということに本末転倒感を感じるが、主人公にとってはその殺人が本質なんだなと感じます。
    私的には「ぼぎわん」よりも面白かったです。

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    2025年06月06日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    ネタバレ

    ルッキズムとスクールカーストのお話をホラーで装飾した物語
    胸が痛くて度々泣いた
    自分の学生時代を思い出して、当時はスクールカーストなんて言葉はなかったしここまでのルッキズムも無かったけど、似たような空気はあった
    グループの違う子とは確かに壁のようなものもあったし男子の女子に対する格付けのようなものもあったと思う
    残酷すぎるよね
    顔なんてタダの皮膚と皮でしかないのに美醜で品定めされてグループに分けられて順位付けされて
    物語はバッドエンドだった
    犯人探しやトリック、伏線もあって読み応えはあるけど、読みやすくてスラスラ読める分余計に辛かった

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    2025年06月02日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ホラー?ヒトコワ?ミステリ?と、1話読む毎に印象が変わって面白かった。
    一番好きなのは『救済と恐怖と』
    因果応報かと思いきやまさかのオチで、皮肉が効いていて良かった。
    「子どもの世界で」はホラー感強いし、「恐怖とは」は世にも感あって面白い。
    全体的に満足感高いのにサクサク読めてお気に入りになった。

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    2025年05月25日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    なんやかんやで、澤村伊智さんの本領が発揮されるのは短編ホラーなんです。

    短いストーリーの中にいかに歪さを残し、思考を混濁させ、読み手の考察意欲を削ぐか。

    一寸先は闇、ではなく。
    一寸先の闇、です。

    触れるも触れないも境界も曖昧な、目と鼻の先に広がる闇。気づけば包まれているような寒気を伴う物語です。

    ホラー考察なんて、意味ないよ。

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    2025年05月23日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    日本ホラー界の執筆陣の全編書き下ろしのアンソロジー。
    ホラー作家集結なだけあってどの話も怖かった!
    私は小野不由美さん目当てで他の作家さんははじめて読む方ばかりだったけど、それぞれカラーが出てて面白かったです。ホラーと言っても一括りにできないなーて改めて思いました!

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    2025年05月17日
  • 比嘉姉妹(2)

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    わかっていました。「ずうのめ人形」は長編小説なので、コミック一巻で終わるわけがない。

    次巻が楽しみだなぁ。

    それにしても、漫画家さんの解釈が抜群にいい。

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    2025年05月10日
  • 比嘉姉妹(2)

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    澤村伊智のホラーシリーズが原作のコミカライズ。迫力のある筆致で1巻以上に面白かった。今気づいたけど、オカルト雑誌編集者野崎の作画モデル岡田准一やな……(それはそう)

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    2025年05月09日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    【どんな本?】
    『コンピューターお義母さん』『翼の折れた金魚』『マリッジ・サバイバー』『サヨナキが飛んだ日』『今夜宇宙船の見える丘に』『愛を語るより左記のとおり執り行おう』の六篇が収録された短編集。

    【 感想】
    「未来のテクノロジー×家族」をテーマに、澤村伊智らしいイヤな作品が6本収録されている本。特に『今夜宇宙船の見える丘に』と『愛を語るより左記のとおり執り行おう』は面白かった。後者は世にも奇妙な物語にぴったりの作品で、是非映像化してほしい。

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    2025年05月08日
  • ししりばの家

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    ネタバレ

    比嘉シリーズで一番面白かったかも。読む手が止まらなかった、と同時に辛いと思うところもあった。
    二つの視点で物語が綴られていくが、果歩視点では旦那さんも殺されだんだんと果歩の方も取り込まれ(妊娠もさせられるし)狂った怪異に巻き込まれて可哀想だと思った。なんとなく五十嵐の視点と果歩の視点で時間差はあるだろうなとは思ってたけど一年以上も空いてたのはちょっと驚いた。
    今までのシリーズで最強だった琴子が苦しめられていてドキドキしたけどその後の怪異への攻略方法がわかった瞬間形成逆転した場面が胸熱だった。頑張ったね、銀…!!
    五十嵐はなんとかなったけど果歩の方はその後も"壊れて"しまって

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    2025年05月08日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    澤村伊智先生のSF、ですが内容は
    どれも読み終わったあとに頭をかかえたくなるもの
    ばかり。介護をテーマとした作品はこんなオチがあるの??と苦笑いしてしまったり、ラストのお葬式の話も笑ってはいけない三谷幸喜の映画のようなブラックユーモアでした。本当にちょっと先のあるかもしれない
    未来の家族の姿がある、ありそう……と思わせるのがすごい。ゾクゾクしました。

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    2025年04月27日
  • さえづちの眼

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    【あらすじ】
    『あの日の光は今も』
    子どもの頃UFOを見かけた主人公は、町に度々訪れる怪奇現象愛好家たちのせいでうだつの上がらない人生を送っていた。ある時、かつて主人公と一緒にUFOを見た友達が里帰りするが、その日に死亡してしまう。

    【 感想】
    『母と』『あの日の光は今も』『さえづちの眼』の三本が収録された中編集。

    「母と」と「さえづちの眼」は比嘉姉妹シリーズで、相変わらず面白かった。
    「あの日の光は今も」は作者にしては珍しい三人称視点の話。正直一番面白い。

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    2025年04月24日
  • などらきの首

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    以前ホラーがテーマのアンソロジーで「学校は死の匂い」だけ読んだことがあったのですが、比嘉姉妹シリーズだとは知りませんでした。改めて読むと美春が主人公だったんですねー。
    そして相変わらずこの作者さんは嫌な中年男性を描くのが上手ですね。死んだ後に縋る先が居酒屋での下卑たセクハラトークなのは悲しすぎる、、。

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    2025年04月21日