感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった!!!!
都市伝説好きにはたまらない!!!!
ホラーでありつつも学園小説であり、思春期のルッキズムが痛々しいほど鮮明に描かれています。
ミステリー要素もあり、誰が呪いの犯人なのか最後まで分かりませんでした。
何度も「え!?どゆこと!?」ってなりました笑
すごくすごーーーく面白かった!
誰だって美しい人に嫉妬することはあると思います。
もし、あの美しい同級生が醜く変貌してしまったら...?
そんな仄暗い願いを叶えてくれる「おまじない」に振り回される人々の物語です。
やっぱり澤村伊智先生の本にハズレ無し!
Posted by ブクログ
ユアフレンドは悪魔の呪具
家族から容姿をけなされて、それが心の棘になって傷ついて縛られてしまう
ましてや若い女性なら尚更ですね
誰がこの呪具を使って、可愛い子を醜くしたのか?
二転三転して読むのが止まらなかった
そしておまじないをかけた者がどうなるか、真の意味も最後にわかる
切なくて面白い
相反する感情を読書後に味わう
Posted by ブクログ
すごい本。
人の心理をこんなにも、事細かに書けるなんて。
みんな、多からず少なからず人に操られて生きていて。 それは毒が強すぎると、殺人にまで至る。
何者でもある作者に、ひたすら脱帽。
Posted by ブクログ
美貌格差って言うヤツやな…
一皮剥けば、みんな骸骨や〜!って言ってもね…
こんな雑誌現れて、好きに出来るって言われたら、美人さんをめちゃくちゃしたる!って気持ちは分からなくてはない。
でも、それで、自分がどうなる訳やないし止めときや!としか言えん。
結局、罪の意識とかに苛まれるだけ。
「人を呪わば穴二つ」って言うやろ!
どうせなら、美人さんに変身させたらええのに!多分、大きい目で見れば、これの方が堪えるような気もする。
あかんで〜!
そんな事。反省m(_ _)m
別に善人でもないんで、もっと人を陥れずに楽しめんのかな?
どうせ、貰った呪具やし。
何かで、お金儲けするとか……
あかんな…多分、地獄見るな…(^◇^;)
こういうのは、神社に奉納やな。
相変わらず、ミステリー仕立てのホラーで楽しませてくれました〜
このおまじないは、見た目の価値なんて全部まぼろしだ、くだらないことで迷うな、悩むなと教え、救うためのもの。
悟りの道は長く遠い…
Posted by ブクログ
続きが気になって寝不足になりました…
学園ホラーミステリーというのでしょうか。
メンタルにくる話で、うわーと思いながらも先を読まずにはいられない。
見た目の美しさ、醜さにまつわる呪いの話。
結局この呪いって何だったのか、そう考えた時に、じっとりと嫌な気分になる。
私も知らずに誰かに呪いをかけてしまっているかもしれない。かけられてるかもしれない。
そして突然一瞬唐突に古典的少女漫画キュンッ展開があって不意打ちで「あらやだすてき…」ってなったりならなかったり笑
「うるはしみにくし あなたのともだち」
語呂がいいよなぁ。
澤村伊智さんの作品はタイトルがなんだか頭から離れなくなるものが多い気がします!
とっても面白かったです!!
Posted by ブクログ
学校でのおまなじないが現実に起こってしまう、誰が犯人が分からないまま疑心暗鬼になっていく。
澤村さんの作風、少しだけテイスト異なる印象でしたが、面白くて一気読みしました。
Posted by ブクログ
美しさとは何か?
皮一枚のことだけれど、本人にとっては重大なこと。
おまじないで、それを変える事ができたら。
女子高生の願いらしい呪い。
いつもの澤村さんの作品とは違う意味で重かったです。
Posted by ブクログ
自分の容姿、他人の容姿についての価値観というのは、いつの時代も一定数の人の生活を脅かす。
他人の容姿にとやかく言う人は、とても不用意。
本の内容はとても面白かった。
Posted by ブクログ
著者は、「比嘉姉妹シリーズ」を代表に、現在のジャパニーズ・ホラー・ノベル界の一線で活躍する作家・澤村伊智。著者のファンではあるが、本作はまだ読めていなかったので、文庫化のタイミングで手に取ってみた。
四ツ角高校三年二組、クラスで一番の美しい容姿を持つ羽村更紗が、突如自殺する。告別式では、家族が断固として彼女の顔を見せようとしない。その翌週、羽村の次にクラスで美人と言われていた野島夕菜が・・・。不可解な状況の中で噂されるのは、人の容姿を"美しく/醜く"変えてしまえる「ユアフレンド」のまじない。担任の小谷舞香は、クラスで起こっている異変を探るが―――。
誰もが持つ「美醜の"呪い"」をテーマにした、学園ホラーミステリー。容姿によって序列が決まると言っても過言ではない学校生活。クラスの美人が醜くされる。下位カーストと言われる"ブス"の、妬み憎みによる呪いなのか?次は自分が狙われるかもしれないと怯えるクラスの女子たちに対し安全圏から、時に好奇心を抑えず、高みの見物をする男子や外の教師たち。人のドロドロとした部分を露にする呪いの正体、その真相とは―――。
"まじない"という超常的な恐怖と、"人の醜さ"という遍在する恐怖を交えて描いた、著者の十八番とも言える作品。読者を「あっ」と言わせるミステリとしての伏線や展開もあり、読後の何とも言えない虚しさもさすがのもの。やっぱり澤村伊智は長編が良いね!
「<(自分が)美しくなりたい>と願うことと、<(誰かを)醜くしたい>と願うことは、表裏一体ではない。」普通に考えるとそのとおりなのだが、本作を読んでいる最中、それが表裏一体であるとつい考えてしまっていた自分に気付く。なんとも見事に誘導されてしまったものだ。いやはや、感服しました。でもやっぱり、可愛い子が酷い目に遭うのh・・・(これ以上はいけない)。
匿名
ホラーと言うよりなかなか謎が解けないミステリーです。誰もかれもが怪しく犯人がわかりませんでした。
幼少期特に身近な人からかけられる酷い言葉は残酷です。自分は醜いと思い込んでしまい人との付き合いも上手くいかない。その言葉のせいで人格にも影響を受けて育ってしまう
Posted by ブクログ
スクールカースト上位の中心だった美少女の自殺をきっかけに、次々と容姿を醜く変える謎の現象に襲われる生徒たち。
学校に伝わる「ユアフレンド」のおまじないを行使しているのはいったい誰なのか、二転三転するその推理のおもしろさに翻弄されながら、ルッキズムからどうしても逃れられない人のサガにもどかしくなる。
絶望する羽村にかけた「大事なのは笑顔だよ」の言葉の残酷さに戦慄。
それ以上に子どもの心を蝕む親の言葉が持つ呪いの強さと罪深さに対する怒りがやりきれないなぁ。
只々“普通”を切望する彼女たちの叶わぬ願いがせつなかった。
Posted by ブクログ
まさに澤村伊智の、人の嫌な部分盛り盛りのホラーミステリ、最後まで何が起こっているのかよくわからない展開。学校が舞台なだけあって登場人物が多く、ボリュームもなかなかあって読み応えがあった。グロ以外でもとても胸糞の悪くなる描写があり、心当たりあるよね的な訴えにもなっていて読んでるこちらも痛いところ。締めは意外とあっさりなのでもうちょい欲しかったが、それまでの過程が描きたかった本編なんだろうと思う。
Posted by ブクログ
ルッキズムという言葉を頻繁に見かけるようになりました。私ももっと可愛く生まれたかったな〜とは思うけど、そんなのどうでもよい歳にもなりました(笑)。
もしも自分がこんな力を使えるなら、身近にいる美人がブスになりますようにと祈るでしょうか。それとも、自分が美人になりますようにと祈るでしょうか。きっと後者だけど、それは叶わないというルールだなんて。
終盤までいったい誰が犯人かわからず、引っ張られます。わかってみると、そんなもんかという思い。途中まで凄く面白かったけど、最後はちょっと無理くりの感が否めません。(^^;