【感想・ネタバレ】ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

解説とか好きだからもう「はじめに」から面白かった!
ホラージャンルを5W1Hに分類しようなんて思わないでしょ。楽しい。
それで言うと全部の項目に好きなジャンルがあったから、自分って案外ホラー好きなんだな、と思った。
この本は全章怖くなかった。入門書扱いだからかな?ホラー苦手でも読めそう。

[特に良...続きを読むかったやつ↓]
終わった町 芦花公園
とざし念仏 五味弘文
一一分間 瀬名秀明
民法第961条 梨

最近モキュメンタリー(っていうジャンルだって初めて知った)系の小説多いよねって前話してたけど、好きなジャンルはどれだけ増えてくれても有難いな。
梨先生の、「折り目をつけてください」でワクワクしながらページ折りたくなっちゃった。本のページを折るなんて絶対しないけど、こういう趣向は結構好き。

出版された時期もあるんだろうけど、パンデミックに言及してたりメインのテーマにしてる小説が結構入ってた。
今はかなり緩和されてるけど、当時はやっぱりこの状況がずっと続くのかってメディアも煽ってたのを思い出した。
あと何年かしたら自粛してたいろいろも「あー当時は大変だったよねー」くらいになるかな。
因みにウイルス系はパニックホラー(what型)になるのかな?

あと芦花公園先生のホラー描写って悪夢を切り取ったみたいで相変わらず気持ち悪い!(好き)
意味わからない事をニヤニヤした奴にずっと言われ続けるっていう悪夢をよく見るんだけど、まんまそれ!!
お前は人間のフリした宇宙人か?話し方だけコピーしてひたすらランダムに再生してるのか?
そういうのあったな何だっけ…裏世界ピクニックだ!裏世界ピクニックアニメか漫画観て欲しい。面白いから。

シンプルに纏められなかった感想おしまい。

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

色んなジャンルのホラーを浴びれて良かった。学校メインの話が多いので学生の時に読みたかった一冊だな〜と思います。

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Posted by ブクログ 2024年04月08日

14歳でありませんが大変楽しめる内容でした。
特に芦花公園さん、雨穴さん、梨さんの話が好き。
今私が中学生2年生なら学級文庫にこの本をしれっとさしておくのになぁ……

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Posted by ブクログ 2024年02月04日

ホラー短編集。短編ごとに解説が入っていて、すぐ次に切り替わらず、ホラー特有の余韻が楽しめてよかった。「世にも奇妙な物語」のタモリさんと同じ現象。
一話一話ちょうどいい文量でジャンルもバラバラなので、好きなホラージャンルを探すのにぴったりの本。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月02日

気鋭のホラー小説家達による、オムニバスホラー短編集。
ジャンル特化型ホラーということで、各話が5W1Hにジャンル分けされ収録。

・Who「みてるよ」心霊ホラー
学校に出現する、不気味な男子の幽霊。彼に見られた者は恐ろしい目に遭う。
・What「終わった町」オカルトホラー
土地神の怒りを買った主人公...続きを読むが、自分以外が狂った町に閉じ込められる。
・What 「さよならブンブン」モンスターホラー
クラスメイトに虐められている主人公が心の拠り所にしていた猫・ブンブンによる、いじめっ子への復讐劇。
・Why「告発者」サスペンスホラー
動画サイトにアップされていたのは、主人公の過去の罪を糾弾する切り抜き動画。火種を消そうと動いていた主人公は、恐ろしい真実に辿り着く。
・Where「とざし念仏」シチュエーションホラー
文化祭のお化け屋敷でドラム缶に閉じ込められてしまった主人公が体験する恐怖。
・When「十一分間」SFホラー
AIに世界を支配されるか取り戻せるか、瀬戸際を描いた11分間。
・How「学校の怖い話」怪談
学校にまつわる実話怪談4話を収録。
・How「民法第961条」モキュメンタリーホラー
学校の本棚にあるという「読んだら怖くなる本」がもたらす恐怖に、主人公さらには読者までもが巻き込まれていく。

様々な種類のホラーを味わうことができて、読み応えがあった。
特に好きだったのは「終わった町」「とざし念仏」「民法第961条」。
巻末のブックガイドで紹介されているホラー小説も興味をそそられるものばかりで、今後もどんどんホラーを読んでいきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

収録作はどれも大変面白かったし本の主旨にも合っているし良かったのだけど、「14才の世渡り術」という叢書の本で、巻末ブックガイドに『ぼっけい、きょうてい』と『残穢』を入れるのはやめてあげて

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Posted by ブクログ 2023年12月06日

中学生向けに表現を抑えてるところはあるものの、どの作品も作者の持ち味とジャンルの持ち味が出てて面白い。
まず本編を味わってから物語構造に触れられる流れは、ホラー創作を始めたい人の参考にもなるかも。
平山夢明先生の作品は今まで後味最悪なやつばっかり読んできたから『さよならブンブン』の読後感のよさはちょ...続きを読むっと意外だった。

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Posted by ブクログ 2023年12月05日

ホラーの読書案内として優れた一冊。ホラー小説を「心霊ホラー」「オカルトホラー」「シチュエーションホラー」「SFホラー」「モンスターホラー」「サスペンスホラー」「怪談」「モキュメンタリーホラー」というジャンルに分類し、それぞれ短編とともに解説がついている。ホラー小説に解説、というのは無粋な行為であるよ...続きを読むうにも思うが、本書が「14才の世渡り術」というシリーズの一環として刊行されていることを考慮すれば、むしろ自分がどの分野のホラーにどんな魅力を感じたかを考える一助になっていると思う。巻末にはブックリストもついているので(中にはYA世代が読むのはどうだろう…と思う本もあるが、そうした本には※印がついていて注意を促している)文字通り「ホラーの扉」としての役割を果たしている。ちなみに作品は好き嫌いの分かれるところと思うが、自分はサスペンスホラーに分類された雨月氏の「告発者」が1番良かった。

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Posted by ブクログ 2024年03月29日

地元の全中学校に寄付したくなるぐらいにはホラー入門書として最適だと思う。
解説を読むのがまた楽しくて、一口にホラーといっても「どういう部分に恐怖を抱くのか」を分かりやすく解体してくれていたので初心者の自分には有り難かった。
特に、モンスターホラーの解説項がどう見てもいじめっ子のことを説明しているよう...続きを読むにしか感じられず、しかし決してそのことには触れずあくまでモンスターの解説という皮肉めいたスタンスが心地よい。

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Posted by ブクログ 2024年01月18日

「14歳の世渡り術」というシリーズで(たぶん)はじめて編まれた小説のアンソロジー。
ホラージャンルを「5W1H」に分け、今をときめくホラー作家たちに執筆を依頼、編者の株式会社闇代表・頓花聖太郎(とんかせいたろう)さんが、各短編に解説をつけた。
ホラーのジャンルというものは細分化されていて、読者の好み...続きを読むのホラージャンルもさまざま。
このアンソロジーでは読んでいくうちに読者お好みのホラージャンルが見つけられるようになっている。
いわば読者とホラーのマッチングアプリならぬ、マッチングブックだ。
私はオカルトホラーとモンスターホラーが好きだと判明。
芦花公園さんの『終わった町』は、文体も展開もうつくしい、と感じた。どんどんバッドエンドに向かっていく展開がゾクゾクした(←ヘンタイ!)。その後、自分もだいぶ厨2病だな、と思った。
平山夢明さんの『さよならブンブン』は、爽快さと切なさがあるホラー。猫好きは、泣くかも。
各話のあとの解説が的を得ていて、どこが怖いのか、を、きちんと説明しているのがいい。
ホラー苦手だけど挑戦してみよう!という勇者は解説を先に読んでもいいとのアドバイスがある。
「14歳の世渡り術」シリーズにこの解説付きホラーアンソロジーを入れた理由を考えてみる。
これから、怖いことや、理不尽なことにたくさん遭遇する14歳に、怖いものを怖がってばかりではなく、しっかり分析し、対峙してほしいという願いがあるのかもしれない。
自分の「怖いもの」をみつめることで、見えてくるものもあると思うから。

巻末のホラージャンル別ブックガイドもうれしい。


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Posted by ブクログ 2024年01月17日

本書を含むシリーズ『14歳の世渡り術』の対象読者層が中学生以上なので、内容も―この執筆陣としては―若干の手心が加えられた感はあるものの、執筆陣自体は言うなれば―いささかズレた喩えかもしれないが―今年のNPBのオールスター第1戦のスターティングオーダー級の顔ぶれで、とてもジュニア向けとは侮れない。

...続きを読む掲載作品を5W1Hでカテゴライズし、編者が各々の作品の後に添えた解説もなかなかの読み応えで面白い。ホラー小説はそれなりの数を読み込んできた―という多少の自負はある自分でも“なるほどなあ”と目から鱗が落ちるような記述もあったり。

10代からこれだけのアンソロジーを読める今の世代が、正直少しうらやましくもある。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

ジャンル別の解説やガイドも付属したホラーアンソロジー。「14歳の世渡り術」シリーズということで、一応は児童書の括りになるのでしょうか。そのせいか、やや怖さはマイルドな気がします。とはいえこの作家陣で怖くないはずはない……!
お気に入りは平山夢明「さよならブンブン」。えー、平山さんなのにめっちゃいい話...続きを読むになってしまっていますよ!(笑) そして化物だろうが何だろうが、猫なので和んでしまうのです。
怖かったのは芦花公園「終わった町」、雨穴「告発者」、五味弘文「とざし念仏」でした。どれもそれぞれに違ったジャンルと違った読み心地で、とても楽しい一冊です。解説にもなるほど、と思わされる部分が多く、とっくに首まで浸かっていると思っていたホラーだけれどまだまだ奥は深いと感じました。もっと極めねば。

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Posted by ブクログ 2023年12月22日

・12月14日に読みはじめ、19日に読み終えました。

・たいへんおもしろかった! ホラーはちょこっと読みつつ新しい作家さんを開拓したりなどはしていなかったので、ここからかなり広げられそう。知ってる作家さん、梨さんと雨穴さんだけだし。今回は梨さん目当てで入手しました。

・シリーズがヤングアダルト世...続きを読む代向けなぶん、そのあたりの歳の子が主人公の話だったり学校を舞台にしたものが多くて、ドンピシャで読んでたからもっと怖かっただろうな~と思った。


・『みてるよ』 思い返せば「姿は見えてもそれ自体が何かはわからないまま」っていうホラーばっか読んでたような気がして、こんなにはっきり存在自体や理由がわかる作品はなんかだーいぶ久々だった気持ち。学生のとき読んでたらこの話が一番怖かったかも。多かれ少なかれ、誰もいない廊下を一人で歩くっていうことは経験があると思うし、ちょっと異質な雰囲気だなってたぶんみんな思ったことあると思う。次は誰が標的になるかわからない、もしかしたら自分かもしれない、って思った矢先に怪異の存在理由を知って「次はお前だよ」と言われるのこわすぎるね! 終わり方も好きです。

・『終わった町』 閉鎖的で排他的な町、こわ~。皐のこと、ふつうに女の子だと思ってたからびっくりしたけど、女の子にされてたんだな。閉塞感がただようまま狂っていく町でひとりだけ正気を保っているのが恐ろしいし、それは茜自身が引き起こしたものだとわかって更に怖い!ゾッとする。茜が置かれた状況は自業自得だとひとまとめに言ってしまえるけれども、そもそも皐巫女とか土地神もなんなんだよという話である。そういう理不尽(?)な上位存在がいる話ってどこから学ぶんだろう。いや、学ぶというかそれこそ地域に根づいてきた伝承か…… あと芦花公園っていうペンネームかっこよすぎない? あ、京王線の駅なんだ……

・『さよならブンブン』 モンスターホラーって読んだことなかったけどよかった! ホラーはホラーだなと思ったけど、SFも感じました。ブンブンつよ。その研修施設もなんなんだよ。 ホラーって結構、主人公が何かしらの怪異によっておぞましい目に遭うようなのが多いと思うんだけど、その怪異が自分を救ってくれるパターンは初めてだったので新鮮でよかったです。解説で、モンスターは恐怖と強さだけでなく「かっこよさ」も兼ね備えているケースもある、と書いてあって、すっごく納得した。例で吸血鬼や狼男が挙げられていたけど、それももちろん怪獣とかもそうだしね。ブンブンもかなりかっこよさを描かれていたように感じた。あとお話がすごいジュブナイルだし。 50音表で話してるときのブンブンの肉球……かわいいだろうな。紙に押し付けられる肉球……

・『告発者』 サスペンスですね~。健太郎が何をしたのか知らないまま話が進むから、個人的には健太郎ほんとに悪いことしたんかなあって終盤までずっと思ってた。ので、落差すごかったな。事故とはいえ隠し通すのは普通に最悪だし真相を知った父母のそれぞれの対応もかなり怖かった。唯一話のわかる人だと思っていた父が告発者だとわかるところ、おそろしくていいですね~。てかまた殺してるぞ!? 真実を受け入れられず、重ねてしまった罪も直視できないまま、母の無償の愛に身を委ねてしまいたいと思ってしまうの、ほんとうにどうしようもなくて、10年前からなんにも変わってないのかという無力感がある。後味悪いねえ!おもしろかった!

・『とざし念仏』 狭くて細くて出られないところってマジで嫌だな。怖いとかいうより嫌だわ。このお話はドラム缶っていう最低限なになのかとか周囲の環境がわかってたしお墓の話といい、ホラーがメインとして描写されてたからよかったけど、そういうのがなかったらけっこう恐怖とかより不快が上回ってたかも。それはそれでホラーとして成功してるわな。分類としてはシチュエーションホラーだし…… お化け屋敷っていう状況と、張り紙一枚で主人公の「死ぬかもしれない」って恐怖が「お化け屋敷のアトラクション/演出」になってたのが恐ろしかった。張り紙にはどんなことが書かれているんだろうと少しワクワクしたのもある!

・『一一分間』 全然怖くなかった……!! たぶん、SFは普段からかなり触れてるからだと思う。ふつうにSF短編としておもしろかった! おそらくオマージュ元であろう『23分間の奇跡』が未読だったので、読んでたらよかったな。 パンデミックとかが出てきて、時代背景は結構近めかな?と思ったら全然未来の話っていうミスリード、何回読んでも好きだなと思う。未来なんかーい!!って人差し指立ててツッコんでます(?) 学校での号令や集団行動、自分がやりたくてやってたかというとそうじゃないので、「あなたたちは本当にいま自分で考えているの?」という言葉はドキっとすると思う。でも本当にすべてを自分で意思決定しなければならなくなったらそれはそれでだいぶきついと思うので、自由とはいえ、ほどほどに縛られてほどほどに流されるのがたぶん一番良いよなと思ったのであった。人間は群れで生きる種族だからね……

・『学校の怖い話』 怪談だ!mp3も聞きました。以前怪談の朗読(何て言うんだ?)を聞いたことがあったんだけど、そっちは対面だけあって体の動きだったり声量や声色を激しく変化させていたりのものだったので、こんな感じに淡々と語られるのはそれはそれで怖いなと思った。そもそも、映像や音声でのホラーコンテンツがあんまり得意じゃないので(ジャンプスケアが大嫌い!)、こういうあんまり激しくないのなら喜んで聞くのになーと思った。『ハマダノゾミちゃん』が一番好きかな。自分だけしか覚えてない、じゃなくてお母さんも覚えてることで、単なる自分の勘違いってだけじゃ説明できない不可思議さ/奇妙さが際立ってて、よい…… 『虫とり』の、ラメ体液触った後に霊感ついて不思議な体験するようになった、って終わり方はちょっとおもしろが勝っちゃった。なんだよその体液。

・『民法第961条』 もう、梨ィ!!!!!ってなりたくて梨さんの話読んでるとこあるな。朝読書と学級文庫は小学生の時にあったけど、その時読んでたらたぶん泣いてたぞ。本書のシリーズ名を怪異に持ってくるの最悪(最高)すぎるし、ただ持ってくるだけじゃなくて「14歳」「世渡り」ということばを使ってしっかり意味を持たせているのがやっぱすごいなーと思った。画像もアリなんですね!!! 梨さんの『かわいそ笑』もそうだったけど、紙媒体の本でしかできない演出を通して、本の物理的存在に対して恐怖を生ませる演出がいいなあ。よくないけど。いい意味でのよくないって話。語り部が穏やかな口調で植田さん側に寄り添ってるっぽいのがまた嫌ですね~。これ、14歳で読んだ人の感想聞きたいよ。


・非常によかったで~す! 開拓もするぞ!

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Posted by ブクログ 2023年12月11日

ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
ホラーが、なぜ他のジャンルと違いハードルが高いか?それは、自分の好みのジャンルを見つけにくいからということで、様々なホラージ...続きを読むャンルの短編を集めたアンソロジー。
コアなホラーファンには物足りないが、ホラー初心者向けの分かりやすいストーリーではあるけど、ホラーならではのじわじわと恐さを高める絶妙な語り口のエピソードばかり。
「ぼぎわんが来る」の澤村伊智さんの心霊ホラー「みてるよ」。YouTuberでホラー作家の雨穴さんのサスペンスホラー「告発者」。平山夢明さんのモンスターホラー「さよならブンブン」。
この3本は、ホラー初心者にも楽しめる傑作エピソード。
各ホラージャンルの特徴や解説があるのも、楽しい。

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Posted by ブクログ 2023年12月03日

ホラーはなぜ怖いのか⋯その道のプロ達がジャンル別にホラーの世界を描き、さらにその魅力を解説付きで楽しめるホラーの入門書。
「14歳の世渡り術」という児童書のシリーズ作品ですが、どのお話もおもしろく、しっかり怖かったです。
ホラーを分類したり解説すると興醒めしないかな?と思っていましたが、読んでみると...続きを読む解説込みで楽しめました。

特にお気に入りなのは「告発者」と「とざし念仏」でした。私はやっぱりサスペンスホラーやシチュエーションホラーが好きなんだなと再認識。

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

「ホラーの扉」読み終わった。
多種多様なホラーのジャンルを恐怖の根源は何かっていう判断基準を元に5W1Hで分類して、その各ジャンルごとに8人のホラー作家の短編が収録されてるアンソロジーで各短編の後には解説もあって、アンソロとしてもホラーの解説書としても楽しめて良かった。

こっちのジャンルも面白そう...続きを読むだなっていう発見にもなったし、なにより児童書扱いなのに短編が本気で最高だった。

ホラー苦手だけどちょっと興味あるな‥って人はまさに入門書!って感じでおすすめ

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Posted by ブクログ 2023年11月07日

ジャンル特化型アンソロジーというのは斬新な切り口では?
若者向けらしく、インターネット界隈に好かれそうな作家陣。瀬名秀明氏の「11分間」が頭抜けているが、想定読者である小中学生には好かれにくそう。
一方、平山夢明氏の「さよならブンブン」はしっかりジュブナイルしててすごい。バイオレンスであるけど。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

14歳の世渡り術というシリーズらしいですが、
本当にホラー入門的に様々なジャンルを読むには
すごく良い一冊だと思います。
澤村さん、雨穴さん作などどれも面白い。

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Posted by ブクログ 2024年05月01日

ホラーのアンソロジーであり、解説書でもある本書。恐怖の根源を5W1Hに分類し、それぞれのジャンルに応じた8つの作品が収録されている。

ホラーの入門書として作られた本ではあるけど、なんとなくでホラーが好きな人が自分の好みを自覚することで、今後自分の好みにあったホラーを探しやすくしてくれる本でもあると...続きを読む思う。
ちなみに私は心霊ホラー、オカルトホラー、モキュメンタリーホラーあたりが好きなのかも。

最近よく読む澤村伊智氏、芦花公園氏はやっぱりドンピシャな面白さ。
平山夢明氏、梨氏もこれから読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。




ホラージャンルを『5W1H』に分けて 各短編に解説がついている
中に書いてあった『23分間の奇跡』と言う本を読んでみ...続きを読むたくなったので読みたい本リストに入れた
『民法961条』の「十五歳に達した者は、遺言をすることができる。」というのは知らなかった
どの話も微妙にゾワゾワするのだけど 短編だから仕方ないけど ちょっと物足りなさを感じてしまう

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

この本は何かストーリーを読むための本ではなく、贅沢な例文が載ってる参考書のようなものだと思う。
それ以上でもそれ以下でもなく、特に革新的に何かを気づかせてくれるわけではないが、
ホラー好きな人には、少しの物足りなさを感じながらも読んでみては?という本。

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Posted by ブクログ 2024年02月13日

ホラーを、SF、心理、サスペンス等々にジャンル分けされた短編集。色んな作家さんが参加していて豪華。
怖いか怖くないかでいうと、まぁそこまで怖くはないかな、という感じではあるが、それぞれの章ごとに解説があって、その分析されている感じは嫌いではなかった。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

14歳を対象としたホラー入門短編集です。
大人が読むと芯からゾッとする、とまではいかないかもしれませんが、面白かったです!

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

ホラーを細かくジャンル分けし、その一例としての短編と解説がセットで一つの章を構成するといった内容。体系的にホラーを学びたい人のための教科書のようなものである。ジャンル毎の恐怖の違いに関して理にかなった説明がなされており、漠然としていたジャンルの好き嫌いがよりハッキリした。

この本は「14歳の世渡り...続きを読む術」という児童向けのシリーズらしいのだが、タイトルと著者一覧を見て何も知らずに即買いしてしまった。かなりマイルドな怖さので、怖さを求める人にはお勧めしないかも。ホラーの入門としては丁度いいくらい。

個人的には「とざし念仏」が一番好みだった。

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Posted by ブクログ 2024年01月15日

好きな作家さんが何人か寄稿していたので買った一冊。
様々な文体や切り口で怖い話を読めるのはアンソロジーの魅力だなーと改めて思えた。
作品の終わりにその話がどういうコンセプトで書かれたかを解説しており、なんとなくで読んでいた層も理解が深まりそうで良かった。
最近ホラーにはまった人や、あまり読まないけど...続きを読む挑戦してみたいという人には怖くなさ過ぎずいいと思う。
本書は小説なので文章が基本なのだが、田中俊行さんが怪談を語っている音声ファイルがダウンロードできたり、雨穴さんが自身のYouTubeで今作品の動画版をあげていたりするので、これから読む人はそちらも合わせて楽しめるのではないかな?と思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月12日

ビジネスシーンで使われる5W1Hがホラーに対して使われていることに笑った。これがまたうまい具合に当てはまる。「何が恐怖の根源か」という判断基準を設けたことが素晴らしい。短編ごとの解説が毎回楽しかった。

私自身は、ジャンルがどうこうというより、読み終えたときの余韻でゾワゾワするものが好み。本書で言う...続きを読むと、『みてるよ』がそれだった。

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Posted by ブクログ 2023年12月28日

面白かった~~!
お話 → そのジャンルについての解説
の構成で、ホラー小説を楽しむ教科書。
 
作者の面々を見て脳死で購入したんだけど
「 14歳の世渡り術 」シリーズっていう児童書だったらしい。
なので怖さはそこまで(というかほぼ)ありません◎
 
これを読んで何となくホラーの中でもこのジャンル...続きを読むは好き、
このジャンルはあまり好きじゃない。ってあったんだけど
どうして私はこのジャンルが好きじゃないのか。が
お話の後の解説を読んで、あぁ確かに。となった。
 
漠然と、特に理由もなく好いたり嫌ったりしていたのが
何故なのかしっかり自分でわかったのは良かった。
 
きっと本を読む人で共感してくれる人
多いんじゃないかと思うんだけど…
フォントで表現するのは好きじゃない。
それもハッキリとわかった。笑
 
 
本の最後にブックガイドが付いてるんだけど…
「 残穢 」 は14歳には早いてえ…

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

澤村伊智「みてるよ」★★
芦花公園「終わった町」★★★
平山夢明「さよならブンブン」★★
雨穴「告発者」★★
五味弘文「とざし念仏」★★★
瀬名秀明「一一分間」★★★
田中俊行「学校の怖い話」★★
梨「民法第961条」★★★★

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

「みてるよ/澤村伊智」
「終わった町/芦花公園」
「さよならブンブン/平山夢明」
「告発者/雨穴」
「とざし念仏/五味弘文」
「一一分間/瀬名秀明」
「学校の怖い話/田中俊行」
「民法第961条/梨」
8話収録のホラー短編集で全作書き下ろし。

一口にホラーといっても心霊・オカルト・SF・怪談など様...続きを読む々なジャンルがあるが本作はバラエティ豊かなホラーが詰め込まれていた。

特に恐ろしかったのは『とざし念仏』。
文化祭のお化け屋敷のシチュエーションでドラム缶に閉じ込められた生徒の話。

物理的な怖さと人間の怖さが一緒くたになって襲い掛かる。

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Posted by ブクログ 2023年10月31日

どの話も面白く、各恐怖の特徴を捉えた解り易い解説もあり、まさに『ホラーの扉』とだけある。

が、個人的には本格的なグロやホラーが好きなので、満足度は控えめであった。

まさに『ホラーの扉』とだけあって、いつもは手に取らないような方には、是非お勧めしたい。ホラーの扉を開けていただきたい。いらっしゃいま...続きを読むせ。

・みてるよ/澤村伊智
・終わった町/芦花公園
・さよならブンブン/平山夢明

が個人的に好きかな。

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