あらすじ
ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
怖い話ばかり。
個人的には、終わった街の描写の表現,見てるよの不気味さが印象に残って、
左サンプルに楽しく読めたのは。、告発者とブンブン。
11分と鎖念佛もよかった!
Posted by ブクログ
夏だしホラーでも、と思い読みました。
様々なジャンルのホラーが解説と共に記載されており、小説としても楽しめましたし、小説を書く際の勉強にもなりました。
Posted by ブクログ
非常に読みやすく、ホラー小説というものが分かりやすく分類されていて、自分が一体どういった物が好きなのかが分かった
ホラー小説の教科書のようで14歳の、と書いてはありますが年齢関係なく読んでほしいなと感じた
様々なジャンルのホラーを、一気に摂取できる本
ちなみに自分が好むホラーはSF、オカルト、サスペンスなのかな、と思った
巻末のオススメでまだ読んでいない本があったので読んでみようと思う
Posted by ブクログ
解説とか好きだからもう「はじめに」から面白かった!
ホラージャンルを5W1Hに分類しようなんて思わないでしょ。楽しい。
それで言うと全部の項目に好きなジャンルがあったから、自分って案外ホラー好きなんだな、と思った。
この本は全章怖くなかった。入門書扱いだからかな?ホラー苦手でも読めそう。
[特に良かったやつ↓]
終わった町 芦花公園
とざし念仏 五味弘文
一一分間 瀬名秀明
民法第961条 梨
最近モキュメンタリー(っていうジャンルだって初めて知った)系の小説多いよねって前話してたけど、好きなジャンルはどれだけ増えてくれても有難いな。
梨先生の、「折り目をつけてください」でワクワクしながらページ折りたくなっちゃった。本のページを折るなんて絶対しないけど、こういう趣向は結構好き。
出版された時期もあるんだろうけど、パンデミックに言及してたりメインのテーマにしてる小説が結構入ってた。
今はかなり緩和されてるけど、当時はやっぱりこの状況がずっと続くのかってメディアも煽ってたのを思い出した。
あと何年かしたら自粛してたいろいろも「あー当時は大変だったよねー」くらいになるかな。
因みにウイルス系はパニックホラー(what型)になるのかな?
あと芦花公園先生のホラー描写って悪夢を切り取ったみたいで相変わらず気持ち悪い!(好き)
意味わからない事をニヤニヤした奴にずっと言われ続けるっていう悪夢をよく見るんだけど、まんまそれ!!
お前は人間のフリした宇宙人か?話し方だけコピーしてひたすらランダムに再生してるのか?
そういうのあったな何だっけ…裏世界ピクニックだ!裏世界ピクニックアニメか漫画観て欲しい。面白いから。
シンプルに纏められなかった感想おしまい。
Posted by ブクログ
14歳でありませんが大変楽しめる内容でした。
特に芦花公園さん、雨穴さん、梨さんの話が好き。
今私が中学生2年生なら学級文庫にこの本をしれっとさしておくのになぁ……
Posted by ブクログ
ホラー短編集。短編ごとに解説が入っていて、すぐ次に切り替わらず、ホラー特有の余韻が楽しめてよかった。「世にも奇妙な物語」のタモリさんと同じ現象。
一話一話ちょうどいい文量でジャンルもバラバラなので、好きなホラージャンルを探すのにぴったりの本。
Posted by ブクログ
気鋭のホラー小説家達による、オムニバスホラー短編集。
ジャンル特化型ホラーということで、各話が5W1Hにジャンル分けされ収録。
・Who「みてるよ」心霊ホラー
学校に出現する、不気味な男子の幽霊。彼に見られた者は恐ろしい目に遭う。
・What「終わった町」オカルトホラー
土地神の怒りを買った主人公が、自分以外が狂った町に閉じ込められる。
・What 「さよならブンブン」モンスターホラー
クラスメイトに虐められている主人公が心の拠り所にしていた猫・ブンブンによる、いじめっ子への復讐劇。
・Why「告発者」サスペンスホラー
動画サイトにアップされていたのは、主人公の過去の罪を糾弾する切り抜き動画。火種を消そうと動いていた主人公は、恐ろしい真実に辿り着く。
・Where「とざし念仏」シチュエーションホラー
文化祭のお化け屋敷でドラム缶に閉じ込められてしまった主人公が体験する恐怖。
・When「十一分間」SFホラー
AIに世界を支配されるか取り戻せるか、瀬戸際を描いた11分間。
・How「学校の怖い話」怪談
学校にまつわる実話怪談4話を収録。
・How「民法第961条」モキュメンタリーホラー
学校の本棚にあるという「読んだら怖くなる本」がもたらす恐怖に、主人公さらには読者までもが巻き込まれていく。
様々な種類のホラーを味わうことができて、読み応えがあった。
特に好きだったのは「終わった町」「とざし念仏」「民法第961条」。
巻末のブックガイドで紹介されているホラー小説も興味をそそられるものばかりで、今後もどんどんホラーを読んでいきたいと思った。
Posted by ブクログ
ホラーを5W1Hでジャンル分けして、自分の好きなジャンルを見つけようという画期的な試み。
自分はシチュエーションホラー(特に因習村)が好きだな〜と改めて思いました。
ホラーは寝れなくなるし苦手!別に面白いと思ったことない!って方も、この一冊でお気に入りのジャンルを見つけられるかも。
澤村伊智さんや雨穴さんなど、今筆頭を張る作家さんが集結した短編集になってるのでホラー好きの方にもオススメできます。
Posted by ブクログ
14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。
ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね......
Posted by ブクログ
短編ホラーにその解説が載った稀有なホラーアンソロジー。自分では気づかなかった点を細かく解説してくださりより読後感が深まった!各短編もそれぞれ味があり面白い!
Posted by ブクログ
ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
本はどうだろう?
本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
確かにどれも名作。
さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。
「告発者」はいかにも現代的作品で、動画に映り込んだ「罪」をめぐる物語。
「一一分間」は古典名作へのオマージュ。
「とざし念仏」は閉じられた場所と孤独感。
この三作が特に怖いなと思ったのだが、他5作品ももちろん引けを取るものではない。
何が怖いかは読者の生きてきた背景にもよるだろうから、自分の好きなものを是非選び取って。
解説も、何が私は怖いと感じたかを考察するので、それはクリエイティブなことをしたいと将来願ったときに役立つであろう考え方だ。
また、知らないこと、わからないものが怖さの本質だ。
だから、「怖さ」を知ることで、日々の生活をよく生きる、つまり流言、噂、フェイクに立ち向かう力もつけられるものと思う。
とはいえ、あまり難しく考えず、まずはお気に入りを見つけるところから。
読書の楽しさを感じられる本だ。
Posted by ブクログ
こんなにホラーでもジャンルってあるんだ、って詳細に分類されていてなるほど、、、と思う解説。
分類ごとに話が分かれていて、自分の好みがわかるかも。
やっぱり私は芦花公園と雨穴のお話が好み。
Posted by ブクログ
一口にホラーと言っても、そのジャンルは様々なんだと知った。わたしは血が出るようなグロいものは苦手だけど、それを避ければ選べるホラーはあるのかもしれない。
サスペンスホラー、SFホラー、モキュメンタリーホラーが特に好きだと思った。
もし自分が14歳だったら、この本を読み終わったらゾッとしてしまう。
Posted by ブクログ
怖さで言えばそこまで…と言った感じだが、解説があり面白い。
また様々な作家さんの様々なジャンルのホラーが程よい短編で読めるのがよい。空いた時間に少しずつ読み進められる。
何型のホラーが好きなのかはわからないままだった。多分全般特に気にせず読むからだろうか。
雨穴さんが好きで買ってみたけど、既に読んだことのある話だった…(笑)
それでもダークでやっぱり好きだなぁと思う。
梨さんのは意味が分かればもっと怖いんだろうか
ブンブンととざし念仏が印象的だった(いじめ描写がしんどかったけど)。
Posted by ブクログ
地元の全中学校に寄付したくなるぐらいにはホラー入門書として最適だと思う。
解説を読むのがまた楽しくて、一口にホラーといっても「どういう部分に恐怖を抱くのか」を分かりやすく解体してくれていたので初心者の自分には有り難かった。
特に、モンスターホラーの解説項がどう見てもいじめっ子のことを説明しているようにしか感じられず、しかし決してそのことには触れずあくまでモンスターの解説という皮肉めいたスタンスが心地よい。
Posted by ブクログ
「14歳の世渡り術」というシリーズで(たぶん)はじめて編まれた小説のアンソロジー。
ホラージャンルを「5W1H」に分け、今をときめくホラー作家たちに執筆を依頼、編者の株式会社闇代表・頓花聖太郎(とんかせいたろう)さんが、各短編に解説をつけた。
ホラーのジャンルというものは細分化されていて、読者の好みのホラージャンルもさまざま。
このアンソロジーでは読んでいくうちに読者お好みのホラージャンルが見つけられるようになっている。
いわば読者とホラーのマッチングアプリならぬ、マッチングブックだ。
私はオカルトホラーとモンスターホラーが好きだと判明。
芦花公園さんの『終わった町』は、文体も展開もうつくしい、と感じた。どんどんバッドエンドに向かっていく展開がゾクゾクした(←ヘンタイ!)。その後、自分もだいぶ厨2病だな、と思った。
平山夢明さんの『さよならブンブン』は、爽快さと切なさがあるホラー。猫好きは、泣くかも。
各話のあとの解説が的を得ていて、どこが怖いのか、を、きちんと説明しているのがいい。
ホラー苦手だけど挑戦してみよう!という勇者は解説を先に読んでもいいとのアドバイスがある。
「14歳の世渡り術」シリーズにこの解説付きホラーアンソロジーを入れた理由を考えてみる。
これから、怖いことや、理不尽なことにたくさん遭遇する14歳に、怖いものを怖がってばかりではなく、しっかり分析し、対峙してほしいという願いがあるのかもしれない。
自分の「怖いもの」をみつめることで、見えてくるものもあると思うから。
巻末のホラージャンル別ブックガイドもうれしい。
Posted by ブクログ
本書を含むシリーズ『14歳の世渡り術』の対象読者層が中学生以上なので、内容も―この執筆陣としては―若干の手心が加えられた感はあるものの、執筆陣自体は言うなれば―いささかズレた喩えかもしれないが―今年のNPBのオールスター第1戦のスターティングオーダー級の顔ぶれで、とてもジュニア向けとは侮れない。
掲載作品を5W1Hでカテゴライズし、編者が各々の作品の後に添えた解説もなかなかの読み応えで面白い。ホラー小説はそれなりの数を読み込んできた―という多少の自負はある自分でも“なるほどなあ”と目から鱗が落ちるような記述もあったり。
10代からこれだけのアンソロジーを読める今の世代が、正直少しうらやましくもある。
Posted by ブクログ
ホラーを便宜上5W1Hで分類分けして何でそれが怖いのかを暴き、その上で名手の書き下ろし短編を読むのだ。澤村伊智の『みてるよ』、五味弘文の『とざし念仏』は特に解説あっても普通に怖くてむかついた。良かった
Posted by ブクログ
ジャンルの分け方は、いささか強引と思うところも。まあ便宜的に、ということだろうか。この分類でいくと2つ3つに跨ることもあるし、どのジャンルにもすっきりと収まらないものもあるよね。
作品としては五味弘文『とざし念仏』が面白かった。
Posted by ブクログ
ホラー度は優しめで、確かに初心者の自分でも大丈夫な話だった。でもホラー好きには物足りなさそう(1話が短いし児童書だからなのかも)。ホラーをジャンル別にしてみるというのが画期的だなと思ったし、わかりやすかった。
Posted by ブクログ
ホラーのアンソロジーであり、解説書でもある本書。恐怖の根源を5W1Hに分類し、それぞれのジャンルに応じた8つの作品が収録されている。
ホラーの入門書として作られた本ではあるけど、なんとなくでホラーが好きな人が自分の好みを自覚することで、今後自分の好みにあったホラーを探しやすくしてくれる本でもあると思う。
ちなみに私は心霊ホラー、オカルトホラー、モキュメンタリーホラーあたりが好きなのかも。
最近よく読む澤村伊智氏、芦花公園氏はやっぱりドンピシャな面白さ。
平山夢明氏、梨氏もこれから読んでみたい。
Posted by ブクログ
ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
ホラージャンルを『5W1H』に分けて 各短編に解説がついている
中に書いてあった『23分間の奇跡』と言う本を読んでみたくなったので読みたい本リストに入れた
『民法961条』の「十五歳に達した者は、遺言をすることができる。」というのは知らなかった
どの話も微妙にゾワゾワするのだけど 短編だから仕方ないけど ちょっと物足りなさを感じてしまう
Posted by ブクログ
この本は何かストーリーを読むための本ではなく、贅沢な例文が載ってる参考書のようなものだと思う。
それ以上でもそれ以下でもなく、特に革新的に何かを気づかせてくれるわけではないが、
ホラー好きな人には、少しの物足りなさを感じながらも読んでみては?という本。
Posted by ブクログ
ホラーを、SF、心理、サスペンス等々にジャンル分けされた短編集。色んな作家さんが参加していて豪華。
怖いか怖くないかでいうと、まぁそこまで怖くはないかな、という感じではあるが、それぞれの章ごとに解説があって、その分析されている感じは嫌いではなかった。
Posted by ブクログ
ホラーを細かくジャンル分けし、その一例としての短編と解説がセットで一つの章を構成するといった内容。体系的にホラーを学びたい人のための教科書のようなものである。ジャンル毎の恐怖の違いに関して理にかなった説明がなされており、漠然としていたジャンルの好き嫌いがよりハッキリした。
この本は「14歳の世渡り術」という児童向けのシリーズらしいのだが、タイトルと著者一覧を見て何も知らずに即買いしてしまった。かなりマイルドな怖さので、怖さを求める人にはお勧めしないかも。ホラーの入門としては丁度いいくらい。
個人的には「とざし念仏」が一番好みだった。
Posted by ブクログ
好きな作家さんが何人か寄稿していたので買った一冊。
様々な文体や切り口で怖い話を読めるのはアンソロジーの魅力だなーと改めて思えた。
作品の終わりにその話がどういうコンセプトで書かれたかを解説しており、なんとなくで読んでいた層も理解が深まりそうで良かった。
最近ホラーにはまった人や、あまり読まないけど挑戦してみたいという人には怖くなさ過ぎずいいと思う。
本書は小説なので文章が基本なのだが、田中俊行さんが怪談を語っている音声ファイルがダウンロードできたり、雨穴さんが自身のYouTubeで今作品の動画版をあげていたりするので、これから読む人はそちらも合わせて楽しめるのではないかな?と思った。