澤村伊智のレビュー一覧

  • などらきの首
    どの短編も起承転結がしっかりしており、面白かった。

    野崎さんと真琴ちゃんの出会い
    野崎さんの過去話…など、ファンなら楽しめる内容だと思います。
    やはり、表題作などらきの首はゾッとする終わり方で…ホラー短編として完成してるなと思いました。
  • 超怖い物件
    「物件」に関する怪談小説のアンソロジー。おすすめ作品
    神永学『妹の部屋』死んだはずの妹の部屋がいつしか復元されている。おかしいのは自分か、家族か。ミステリ要素のあるホラー。
    澤村伊智『笛を吹く家』一番おすすめの作品。ラストにどんでん返しがあるホラーミステリー。
    郷内心瞳『トガハラミ』人間に取り憑いて...続きを読む
  • 邪教の子
    前半、拙い文章で今一つ筋道が通ってないストーリーに、読むのがキツくて(この先読むのを)断念しようか。と思ったら…そういう事ですか。
    後半の読みやすさやストーリー運びも素直に楽しめた。
    こんな風に書き手を表現し分ける事にちょっと感動した。
    ラスト数ページで文中の細かい引っかかりが一掃されて、面白い本で...続きを読む
  • ばくうどの悪夢
     比嘉姉妹の退魔シリーズ。長編では4作目。
     本作で姉妹と野崎が対峙するのは夢を操る凶悪な魔物「ばくうど」。本編5章と序章および終章からなる。

         * * * * *

     これまで以上に凝った作りだと思いました。

     序章前に置かれた飛来江洲氏による作品のあとがき。その意味が不明のまま物語が...続きを読む
  • ぜんしゅの跫
    ついに比嘉姉妹シリーズ5作目まで読めました…!
    個人的には前作短編集「などらきの首」よりツボでした。
    前作同様、どの話も怖いの種類が違うのが凄いですが、特に表題作の「ぜんしゅの跫」は、それまでの口の奥が苦くなる感じの恐怖を緩和してくれ、疾走感と緊張感もあり読後感が爽やかになりました。
    最近出た新作の...続きを読む
  • ファミリーランド【電子特典付き】
    装丁からかなり怖いのかなと思いきや…ユーモア交えた作品ばかりで面白かった。
    機械が絡み、それに人間が振り回される…この先起こりうることのような気がして、「こわい」
    何年後の話を描いているのか…
  • 紙魚の手帖Vol.01
    22/1/14 三人書房
    22/1/15 セリアス
    初めての乾石智子。シリーズの他の作品も読んでみたい
    22/1/16 コラムいろいろ
    22/6/23 108の妻
    22/11/18 フォトジェニック
    vol.7の『ファインダー越しの、』の前日譚。順番逆で読んでしまったけど、みらいの「好きなものは撮り...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.05
    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい
  • 紙魚の手帖Vol.02
    22/1/20 コラム
    22/4/12 沈黙のねうち
    言葉を失うってどういう気持ちなんだろう
    22/4/12 コラム
    22/10/13 羅馬ジェラート
    小市民シリーズを読み終え、やっと読めた
    小山内さんまたまた美味しく食べられず
  • 紙魚の手帖Vol.07
    22/10/15 ルナティック・レトリーバー
    パイプの形状がよくわからないが、ストーリーは面白かった
    選評も面白い
    22/10/18〜20 ファインダー越しの、
    これからこの2人はどうなるのかな
  • 紙魚の手帖Vol.03
    22/2/16 誰が配ったっけ?
    22/2/16 運命女神の指
    オーリエラント2作目 年表も面白い
    22/2/17 私の性自認は攻撃ヘリ
    すごい作品だったけど、SF読み慣れてなくて難しい
  • 紙魚の手帖Vol.04
    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?
  • 紙魚の手帖Vol.05
    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。
  • 怪談小説という名の小説怪談
    短編集です。
    どれもが映画になってほしい
    納得の怖さ…。
    どんどん次へ読み進めたくなる
    秋の一冊をぜひ!
  • 怪談小説という名の小説怪談
    大好物の怪奇短編集に加え、表紙の不安にさせてくるイラストが秀逸で迷わず購入。
    「高速怪談」と「涸れ井戸の声」は別のアンソロジーで読みましたが、特に後者は何回読んでも面白く好きな作品です。「笛を吹く家」のある意味怖いオチや「こうとげい」の民俗学的ホラーなどバラエティに富んだ作品が読めて楽しめました。
  • 超怖い物件
    著者は著名な人ばかり、内容もそれぞれ毛色が違って、面白くて一気に読みました。

    物語形式とルポ形式、両方を一冊にまとめるというのは、なかなか良い試みだと思います。
  • ぼぎわんが、来る 1

    映画版とはまた違った終わり

    映画版とは違い、全てが丸く収まったというか、比較的ハッピーエンドで終わって安心感がありました。恐ろしいは恐ろしいのですが、悪いところもあった人間の「良」の部分がファンタジックに活かされてる内容だと思います。
    映画版だと「あー現実ってやっぱこんな感じでシビアだよな」みたいに、面白さは維持しつつも心が...続きを読む
  • ぜんしゅの跫
    シリーズ5作目。現時点では最新刊。
    短編が五つ。やはりホラーかつ面白くてぐんぐん先を読まされてしまうのは澤村伊智さん。
    怖くまた悲しくも、その先を想像させる終わり方だったり、少し人間味も感じる話だったり、色々な楽しみ方ができると思う。
    こわいから夜読むのにぴったり…
  • 恐怖小説キリカ
    『この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。』
    このひと言に救われる作品。澤村伊智の作品を酷評した読者たちが惨殺されていくシーンは読んでいて「フィクションに決まってるし(震え声)」と言い聞かせながら、読み進めていたが、徐々に「え?本当の話?」とか「マジっぽくない?」とかそん...続きを読む
  • 予言の島
    読み返したくなること必至のホラーミステリー。
    仲良し三人組がある予言の真相を確かめに島を訪れるも嵐がやってきて島に取り残される。
    取り残されて話が始まると読者はワクワクがとまらなくなるクローズドミステリーの出来上がり(拍手)
    どーなっちゃうのー!と思いながらページを捲る手が止まりませんでした。

    ...続きを読む