澤村伊智のレビュー一覧

  • ぼぎわんが、来る

    Posted by ブクログ

    ホラーと言っても、ジャンルとしては
    ミステリー・サスペンス系を
    読むことが多かったので、
    オカルトホラーは新鮮だった
    得体の知れない怪異が日常を蝕み、
    じわじわと追い詰められていく感じが怖い!
    描写もリアルなのでとてもスリリングだった
    一番恐ろしいのはやはり人間
    そして終わり方、不穏すぎる…

    0
    2026年07月30日
  • ばくうどの悪夢

    Posted by ブクログ

    世間一般的には、今年のナンバーワン候補に既に挙がっている「ファイアドーム」。
    閉ざされたまではいかないが狭い世間、見てもいないことをネット情報だけでさも知っているかのように正義を振りかざすネット民、
    澤村伊智の手にかかれば、ここに、鬱々としたキャリア転落陰キャの卑屈さとプライド、そこに取り込むもはや夢魔としかいいようのない存在が入り込む。

    川西市T台、という設定ですでに北摂民としては最高な中、マイルドヤンキーと数少ない知性を保った自分。
    そしてその前には、もはや、平山夢明か白井智之かと思わすような、強烈な描写による惨劇。
    その根底にある、挫折した陰キャの絶望。
    そして、惨殺された被害者たちが

    0
    2026年07月26日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    今回は比嘉家に何があったのかが描かれる短編でした。本編では語られていなかった背景がわかり、「なるほど」と思う場面が多かったです。

    読んでいて改めて思ったのは、比嘉家って本当に壮絶な家系だなということ。血がそうさせるのか、それとも逃れられない運命なのかはわかりませんが、背負っているものの重さを感じました。

    短編ながら物語に深みが増して、本編を読んでいる人ならより楽しめる一冊だと思います。これを読んでますます世界観に引き込まれたので、次に出る長編も今から楽しみです。

    0
    2026年07月25日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

    Posted by ブクログ

    好き嫌い短編ごとにあったけど、それぞれの作家らしさが出た物語が多かったように感じた。
    こういう尖った本は好ましく思う。

    0
    2026年07月23日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    現代のホラーについて包括的にまとめた1冊。解説本としては勿論、ホラー短編集として満足できた。ホラーを何が怖いと感じるのかという観点で分類を試みたのは非常に面白い(MECEではないかもしれないが)。ホラーと一言で評しても作家ごとの色が大きく異なることを再認識した。

    0
    2026年07月19日
  • などらきの首

    Posted by ブクログ

    小学生の比嘉姉妹や高校生の野崎が登場する話もありシリーズものって楽しいなと思った。居酒屋脳髄談義となどらきの首が特にお気に入り。澤村さんはカスを描くのが本当にうまい…などらきの首は怖い洞窟の描写に始まりラストも怖く…やっぱりすごい。シリーズ全部一気買いして少しずつ読んでますが買ってよかった〜!と満足。

    0
    2026年07月17日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    大好きな比嘉姉妹シリーズ!
    ずっとずっとずっと追いかけています!

    今回は短編集ですが連作のような形で構成されていました
    比嘉家について語られています
    どの話もすごく面白いのは当然のこと、これまで明かされてこなかった家族の人物像についても描かれています
    こういう家族がいたんだな…と切ない気持ちになりました
    短編集なのでスキマ時間に少しずつ読むつもりでしたが、結局一気読みしてしまう面白さです
    澤村伊智先生の作品は何を読んでも面白いのが本当にすごいです
    ハズレがない安定感があります

    本作の時系列的にはどの辺にあたるのでしょうか?
    比嘉姉妹シリーズは大好きなのですが、作品によって時系列がバラバラな

    0
    2026年07月15日
  • 予言の島

    Posted by ブクログ

    どんな感じで物語を閉じていくのか、霊能者の予言に対して登場人物がどう動いていくのかに注目しながら読み進めて、ラストの展開にはゾクッとする衝撃の事実に読後の満足感が非常に高かった。「呪いとは何か?」というのをホラー的に描くのではなく、リアルな目線でそれぞれの登場人物に関わりを持たせていく。身近なところにも呪いはあると実感させられる。島を舞台にしたクローズドサークルであり、土着信仰ものというとても自分好みの設定だった。

    0
    2026年07月13日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    多様なホラー短編集となっていて、初心者におすすめできる本。ここから自分の好みのホラーを探っていける。
    心霊系、超自然的存在が支配する世界、動物系、サスペンス、SF的、怪談、モキュメンタリーなど網羅されている。

    0
    2026年07月11日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    比嘉姉妹シリーズ最新短編、まさかこんなにも切なくて悲しい話とは思わずかなり喰らってしまった。毎話消えていく兄弟に対して、捻じ曲げて広げられるH家の噂が醜悪な対比を感じてもはや腹が立つレベル。そう思うと(創作前提とはいえ)洒落怖の映画化とか、モキュメンタリー的作り方って他人の人生を玩具にしていると言えるし、それを楽しむ自分だってこの腹の立つ人々と同じなんだよなぁ。

    0
    2026年07月09日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

    Posted by ブクログ

    最後の最後まで面白く読めた短編集だった。
    澤村さんの作品は面白いので、新鮮さを味わうためにあえて連続で作品を読まないようにしていたがそれが功を奏したように思う。
    別な作品を読みたくなるが、一旦待ってから新作に触れる予定。

    0
    2026年07月06日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

    Posted by ブクログ

    差別を主題に、ミステリーとホラーの融合作で楽しめた。
    たくさん人が亡くなって、実行役の人間の1人が裁かれないのは、ちょっとだけモヤモヤ。

    0
    2026年07月05日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

    Posted by ブクログ

    澤村氏の大人気シリーズをベースに、勿論怪異との対峙を軸に語られてはいるが、これは今や世界中に影を落とし、この瞬間も幾多の命を奪い続ける卑劣な戦争を糾弾する言わば『反戦』がテーマの人間ドラマだと思った。

    冒頭の序文で、我らが絶対的正義の守護者ウルトラマンが、唯一地球人に背を向けた(思い止まってはくれたが…)エピソードの一部台詞が綴られていた。
    害意等を微塵も持たない異星人が心無い地球人の手によって虐殺される話だった。

    人間は大なり小なり鬱屈した感情を内包して日々生きている…
    だから、
    そこに正義だ!或いは復讐だと、それらしい道筋を付けると、いとも容易く暴発してしまう。
    その愚かさこそを見事に

    0
    2026年07月02日
  • 予言の島

    Posted by ブクログ

    久しぶりにストレートに騙された!!!
    完全に意識が霧久井島に向いてて「あわ玉とパイン飴」の違和感とか文中でやたら主人公の名前出すな、とか守護霊って何?みたいなのをスルーしてた。違和感強くなったあたりからも二重人格かなと思ってたらおかんかーーーい!!!!久しぶりにすぐさま読み返したわよ!!!
    どのキャラも立ってて話もテンポ良くて面白かった〜〜な〜〜宗作生きてて良かった
    (読書メーターと同じ内容です)

    0
    2026年07月01日
  • ぼぎわんが、来る

    Posted by ブクログ

    この手の小説はあまり読まないが、楽しめた。特に、特に最初は、怪異が自分の周りの人を襲い始めて、直接自分には来ないところが余計に怖さを助長する結果となっている。同時に映画版も観たが、どうしても小説のほうが細かく描写できている。結末は、異なるため好みはわかれそう。

    0
    2026年06月27日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

    Posted by ブクログ

    海からやってくる恐ろしい「びしょびしょのお化け」。
    恐ろしい怪異のお話として読み進めていくと、物語は予想だにしない方向へ。
    物語が方向転換してからの一触即発感が凄い嫌だった!嫌だけど行き先が知りたくて読むのをやめられない。

    本作はシリーズ史上最も比嘉姉妹のルーツが沖縄であることを色濃く映した物語。
    ホラーを超越し、沖縄が辿ってきた歴史とその重み、そこに重なる人々の哀しみをしんみり感じる読後感だった。
    私は「本土の人間」であるけど、沖縄の南国特有の陽気さやカルチャーなど良い面だけを切り取って消費してきたことを反省せざるを得ない。
    そうした「無意識の差別や搾取」を澤村伊智さんは巧みにホラーに落と

    1
    2026年06月27日
  • ずうのめ人形

    Posted by ブクログ

    ホラー好きのYouTuberが「最も怖いのは人間の想像力。想像力には限界がない」みたいな事を言っていて、澤村さんの文章は、まさにそれを体現している。文章がこちらの想像力を掻き立てて、とんでもない恐怖となって襲ってくる。

    小説であることを120%に活かした設定、物語になっている。ミステリー的な面白さもあるし、ラストはとても綺麗に締めくくられていて思わず涙してしまった。

    しっかり怖くて、ちょっと泣ける。ホラー好きなら読んで損なしの一冊。

    0
    2026年06月26日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    比嘉家の姉弟達がどのような生き方をしたかを描く短編集。
    どの章もとても恐くて、でも読む手を止められなかった。
    大満足の一冊。

    0
    2026年06月24日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    いやー豪勢でした。
    比嘉家がよく分かりました。
    しかし、悲しく残酷な物語です。
    ざんどぅまの影の後なので、
    いかに壮絶に戦った家族なのか、
    琴子は凄まじい苦労を背負って生きてます。
    父親は、本物のクズだし、
    祖母がざんどぅまの影の中で反対していて、
    近所の人間たちも反対していた通り、
    7人もの子供がいたのに、
    最後までクズを通して、琴子の母はアホなのか?
    ここまで来たら母親のお話しも読みたいです。
    比嘉家の話しが気になって、
    読みたい方も多いかと思いますが、
    あまりに残酷な運命で胸は痛みます。
    色々な手法を駆使して、
    恐ろしい様々な比嘉家の兄弟の
    出来事が描かれる本作。
    胸を痛めながら完読しま

    0
    2026年06月22日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    比嘉姉妹シリーズを全部読んでいる人にはとても面白い(?)一冊なのではないかと思う。私はシリーズ短編集の中でこれが1番好きかも。
    ばくうどの悪夢を読んだ上でこれを読むと、家族それぞれのキャラクターが見えてきてつらい。「みんな殺された」ってこういうことなのか……

    0
    2026年06月17日