澤村伊智のレビュー一覧

  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    400ページ近くあるのと、比嘉姉妹シリーズじゃないからと、買ってからもう3年近く放置してしまっていた。
    物語の核は学校の怪談とカースト。女子ならだいたいわかるようなカーストと顔の良し悪しによるマインド的な優劣。リアルすぎて、なぜ筆者は知ってるの…と恐れるほど。人の嫌な部分をリアルに表現するのが本当に上手い。
    題名の「うるはしみにくし」は見た目のことだけではなく、内面的なものも含まれているのだろう。
    物語にハラハラしながらも、「自分は関係ない、被害を受けることはない」と安心しながら読んでいたことに気付き、登場人物の心情との重なりに少しゾッとした。
    学生の時に読んでなくて良かった。
    390ページあ

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    2026年06月12日
  • さえづちの眼

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    比嘉姉妹シリーズ。中編集ということで3編が収録されていた。

    中編というものの、どれも読み応えありで大変なお得感があった。さすがです。

    あえて一番を選ぶとすれば、やはり表題のさえづちかな。人を呪わば穴二つ、というところだったが、家族の、親子の血のつながりの深さに考えさせられる部分もあり、屋敷の因習や山にまつわる云々の要素も絡ませて複雑怪奇な展開にワクワクした。

    弱いのよね、そういう世界観。短編も中編も長編も面白いってどうなってんのよ。まだ多少未読のものもあるから追いかけるぞ!と。

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    2026年06月09日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    同著者の短編『ほらあな』が収録されている本を読んだ流れで、“比嘉姉妹”シリーズ待望の続編に突入。やっと長編が来ましたね。映画館のロビーで読み始めたら、BGMが『葬送行進曲』で笑いました。ピッタリすぎる。

    幕間終わって頁をめくると「現実の登場人物」ってどーゆーこと!? 東川西市は実在しないけれど、川西能勢口をはじめとする地名はほぼすべて実在。私が生まれ育った隣駅・池田も出てくるから怖いのなんのって。この夢に翻弄されました。

    しかし本作は澤村さん至上最高のグロさなのでは。眠らないためにそこまでさせないで。どっちみち、読んだら眠れない。

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    2026年06月09日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    ありきたりだけど、本当に怖いのは人間だと思った。結構人は死ぬし、嫌なシーンも多いけど、読後感は悪くなかった。

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    2026年06月08日
  • ととはり屋敷

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    またまた、角川ホラー文庫!

    比嘉姉妹シリーズ第9弾!!!
    短編6つ!
    琴子の弟妹6人。生き残ったのは、真琴のみ。みんなの最期の短編って事なのかな↓

    「チノカゼ、あるいは怪談の双曲線」
    双子、龍也、虎太の話。
    一人がキャンプに行って何かにあったともう一人が直感!
    現場行ったら、キャンプに行った子、川で上半身だけ…
    首投げられる…
    双子さんは、丸焦げに…2人減_| ̄|○


    「受け継がれるもの」
    お次は、肇!
    転校した友だちから、ヘルプ〜!
    怪異の悩みを受けて、解決する!
    はずが…1名減…_| ̄|○


    「このイベントはフィクションです/
    この怪談は実話です/この小説はエンタメです」
    H家の怪

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    2026年06月08日
  • 呪いの☒☒

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    作家陣が最高にいい。ホラーって新しいことが怖さの全てなんじゃないかって最近思うんですけど、令和ホラーを牽引する方ばかりのハズレなしアンソロジーだと思います。

    「呪いは明るく輝いて」「壱本樹様」はクラッシックだけど、文章力でぐいぐい読ませてくるし「呪いの交換日記」は平成女児に刺さったし「ほらあな」はシンプルに怖い。1番タイトル回収した感じ。
    「しばらくゆっくり休んでください」はラストがちょっと肩透かしだったけど、他者への無自覚な加害性が自身への呪いとなる感じは良かった。

    久々にホラーを読んだ!という満足感を得られました。オススメです。

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    2026年06月07日
  • ととはり屋敷

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    ネタバレ

    “その他の弟妹”で括られていた真琴と美晴以外の比嘉琴子の弟妹たちが一人一人名前を持って登場したら、どういう経緯で皆若くして命を落としてしまったのか知りたくなるのは必然。
    結末はわかっていても、こんな辛い宿命悲しかったな。双子も肇も栞も自分たちに普通に接してくれた人をただ助けたいと思う一心で怪異に対峙して力及ばず散ってしまうのがとにかく切ない。
    年齢差があったり張り合ったり素っ気なかったりのクールな兄弟関係の印象が強いが、どの話からもそこには確かに互いを思い合う比嘉家の兄弟の絆があったんだなと感じられた。

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    2026年06月06日
  • 七人怪談

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    人のイメージというのは乱暴

    あれこれイメージするっていうのは乱暴です。未成年がイライラして、あれこれイメージすると、余計危険。その作り話がホラー…。世間に知られて、噂がひとり歩きして、ますますホラー…。そんな乱暴なイメージ、つくっちゃいけない!。でも、世の中には、ifというものがあり、ifを探らねば謎が解けない場合も…。ホラーってのは、警察的な鍛練かも…。

    #ドロドロ #怖い #ダーク

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    2026年06月06日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    みられている恐怖なら解決可寄り

    みられている恐怖現象ならまだ解決可能寄りだろうか?。何が何だかわからないよりはマシだろうか?。何者がみているのかわからなくても、相手は近いところにいて、こちらか何かをみている…。その正体を突き止めなければならない!!。解決できる恐怖の方がまだ世の中にとって楽かも??。

    #怖い #ドロドロ #ダーク

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    2026年06月06日
  • ととはり屋敷

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    ネタバレ

    たまたま立ち寄った本屋で新刊発見!
    あれ?まだ兄弟がいたのかぁ。兄弟姉妹の死の真相は、最終的には回収されるって事でいいですよね?

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    2026年05月31日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

    ネタバレ 購入済み

    ざんどぅまの影は何のために!?

    ざんどぅまの影は、ただのびしょびしょのお化けだとしても、何か目的寄りがあったんでしょうか?。それがわかりませんが、結果として、何かできましたか?。ちょっとイヤな感じもします。沖縄と沖縄以外の日本との分断…。まさか、中国の影、じゃないでしょうね。また、沖縄に特別な負担のイメージができつつある現在、戦争がイヤになる気配です。そういう場合は、警察や公安に強くならないと。軍はイメージダウンですね。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2026年05月30日
  • ととはり屋敷

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    ネタバレ

    栞の最期の手紙が、琴子や真琴に届くことなく醜悪なエンタメとして消費されてしまったことが辛い。永見お前……。
    比嘉家それぞれのエピソードが見られたことは良かったが、ちょっと各話が短すぎて物足りない気持ちもある。
    「かたので駅の怪」がお気に入り。美晴が出てくる話はどれも良い。

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    2026年05月28日
  • 超怖い物件

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    「家をテーマにしたホラー」ってテーマだけでこんなに幅広くなるんだ!って驚き。

    「トガハラミ」の描写が艶めかしくて美しくて、収録作の中で一番好きです。

    怪談ジャンルには普段あんまり触れないけど「やなぎっ記」の微笑ましい日常からの恐怖への舵取りがすごく上手いなーと思って、怪談というジャンルにももっと触れてみたくなった。

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    2026年05月27日
  • 呪いの☒☒

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    呪いをテーマにしたホラー短編集。
    禁足地とそこから伝播する恐ろしい呪いを描いた「呪いは明るく輝いて」と無人の古本屋を舞台に、取り込まれていく友人の姿をえがいた「ほらあな」が特に気に入った。ホラー短編集として佳作が揃っていると感じます。そして表紙が怖い。

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    2026年05月24日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    なんて言うか、話の構造がミルフィーユというか、重なりまくっていて凄かった
    何処までが夢で何処までが現実なのか
    確かに第一章読んでて、孝朔やたら上から目線で、親父お前何様だよ、そしていやいや野崎が犯人な訳ないだろうし真琴さんもそんなふうにはならんでしょ流石にと思っていたら、なるほど
    そういう事!?と分かったあとに、3章読む途中で前半に戻って、僕の名前出てないのか、とパラパラ見直したら確かに僕、は名前で呼ばれてなくて片桐くんとか、なんかこう上手くかわされてて、なるほど、と思った
    そしてその前半片桐の夢の話で劉は何故か松葉杖突いてたけど、まさかのちゃんと伏線になっていた事に驚いた
    これは本当に小説だ

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    2026年05月23日
  • 邪教の子

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    好みではあるけど序盤中盤まで引き込まれたわりに、結末が少し物足りなく感じてしまいました。展開をひっくり返すつもりの伏線だとしたらギミックわかりやすすぎたかな。後半は何とか終わらせたみたいな感じがして、ちょっと残念でした。短編とかでよかった話なのかも。

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    2026年05月19日
  • ばくうどの悪夢

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    ネタバレ

    久々の長編で比嘉姉妹が対峙するバケモノは、人に幸せな夢を見させてその魂を喰う〈ばくうど〉。
    ストーリーに仕込まれた伏線や幾重にも練られた展開は読み応えがあっておもしろかったが、ばくうどの能力ゆえにどこまでが夢でどこまでが現実なのかの繰り返しに結構混乱。
    ショッキングな序章もできれば夢であってほしかったけど、その辛い現実から目を背けたい人の願いこそまさにこの作品の核だよなぁ。
    珍しく弱気な琴子さんの一面が見られてレア感に浸っていたら…まだ『ばくうどの悪夢』の中にいるのかと思いたいラストに呆然…。どうなるんや…。

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    2026年05月17日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    ネタバレ

    8つの短編集。タイトルに「異形短編集」とあるように、大半のお話の初出が「異形コレクション」でした。

    「頭の大きな毛のないコウモリ」が好み。
    「頭の〜」は子どもと共に歩む道を選んだ母親に気持ちが持っていかれた。
    (最後のふたつの何かの表現のところで、そうなっても一緒にいられてることにほっとしました)

    逆に「鬼 または終わりの始まりの物語」は
    子どもに願いを託してしまった母親にちょっと嫌悪感。
    圭さんがいなくなるまでは良かったんだけどね。
    (例の力に頼ってしまうその状況、分からないでもないけど…でもやっぱり子どもに託したくはないなぁ)

    どっちも本来の趣旨とは違うところに注目してしまった、的外

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    2026年05月16日
  • さえづちの眼

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    ネタバレ

    おばけがいる!と思ったらいない!と思ったらいました!という感じ。不思議な世界観がいいなと思いました。読み終わったあともぐるぐる考えてしまった。

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    2026年05月14日
  • 比嘉姉妹【分冊版】 1

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    比嘉姉妹ついに漫画登場‼

    澤村伊智先生の大ファンで殆どの小説は読んでます!
    ついに漫画になったのかって驚きです。
    真琴のイメージはまあまあだけど、オモチャのバットで殴るのはちょっとビックリ....
    これからの活躍が楽しみ。

    #ダーク #笑える #スカッとする

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    2026年05月14日