澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ前作『ぼぎわんが、来る』のような「怪異とのバトル!」という展開はなかったものの、ホラーでありながらしっかりミステリーとして楽しめる作品で、個人的には『ぼぎわん』よりこちらの方が好みだったかもしれない。
読んでいる途中、やたらと「ホラーが好きな女性」に対する偏見のようなものを強調するなと思っていた。しかし最後まで読んでみると、自分自身もしっかりその枠にはまって、登場人物に対するイメージを勝手に作り上げていたことに気づかされた。
特に来生里穂にはずっと同情しながら読んでいたので、すべてが分かったときの「裏切られた」という感覚が強かった。
でも自分に都合よく自分自身の物語を作ってしまう事ってあ -
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人気のホラー作家さんの短編
私の好きな作家さんばかりだったので読みました
全編しっかり怖いです
上條一輝「呪いは明るく輝いて」
気づいた時にはもう遅い、絶望
1番呪いというテーマに沿ってると思いました
北沢陶「呪いの交換日記」
こういう都市伝説ありそう
澤村伊智「ほらあな」
呪いは別として、こんな形式の書店?が近くにあったら私も通っちゃいそうです
背筋「劣化コピー」
くるくると視点が入れ替わってとても面白かったです
2回目読んで、たくさんの伏線が隠れていたり、
気付かされることがあったりと、1番面白かったです
気軽に2回読み返せるのが短編のいいところですね
三津田信三「壱本樹様」
期 -
Posted by ブクログ
シリーズでずっと読み続けているので、比嘉姉妹の家族は皆亡くなっているのは知っていたけど、今回はその家族が亡くなるきっかけのエピソード短編集。
サクサク読み進みました。
それぞれ解決するのかなと思いつつどんどん読み進み、もしかしたらそれぞれ別々の案件だけれど1つに収束していくのか?とも思いながら読んでいったが、解決もせず、収束もせず…。
それが余計にオカルト的な案件は1つが原因ではなくてそこかしこに転がっているし、解決するわけではなく何かのきっかけでまた被害者が出るんだろうと感じて怖くなりました。
冷たいようで本当は家族想いの琴子さん、心を殺して対応しないと壊れてしまうんだろうな、とばくうどの悪 -
Posted by ブクログ
幸せな結婚生活を送る田原秀樹の周囲で奇妙なことが起こり、霊媒師、比嘉真琴に助けを求める話
子どもの頃のあの日の訪問者が、二十五年後、私のもとへ来ようとしているのか
第一章、田原秀樹の描写でどんどん読み進んでたら結末にあ然となった。
主人公が⋯あんなことになり。
第二章で語り手(視点)が変わり、また驚いた。田原秀樹は主人公ではなかったのね、と
イクメンかと思ってたら妻、香奈の視点で話が展開されていく。
この物語は、怪異だけに限らず、そこに怪異を招き入れる人間の歪みやエゴが絡み合ったことで、おぞましさが増幅しているんだと思った。
お盆なんで、ホラーに挑戦しようと思い、このシリーズの一作目 -
Posted by ブクログ
ネタバレホラーアクションでありながら、家族や子供との関係性について深く掘り下げた話だった。
印象に残っているのは、秀樹が香奈と子宝温泉に行った時に、男湯に入った秀樹は王様気分で風呂を楽しみ、風呂上がりに呑気にコーヒー牛乳を飲みながら将来に思いを馳せるが、一方女湯に入った香奈は他の客に目を向けて、ここは不妊に悩んだ人が来る場所であると認識し、そこで現実を知る場面。それ以外にも夫婦のズレが生じていく場面が、実際にありそうだと思った。
それぞれの章で視点が変わっているので、あの場面でこんな風に思っていたのかとわかりやすく比較できて読みやすく面白かった。
ホラーの場面より、人間描写が楽しめた。