澤村伊智のレビュー一覧
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400ページ近くあるのと、比嘉姉妹シリーズじゃないからと、買ってからもう3年近く放置してしまっていた。
物語の核は学校の怪談とカースト。女子ならだいたいわかるようなカーストと顔の良し悪しによるマインド的な優劣。リアルすぎて、なぜ筆者は知ってるの…と恐れるほど。人の嫌な部分をリアルに表現するのが本当に上手い。
題名の「うるはしみにくし」は見た目のことだけではなく、内面的なものも含まれているのだろう。
物語にハラハラしながらも、「自分は関係ない、被害を受けることはない」と安心しながら読んでいたことに気付き、登場人物の心情との重なりに少しゾッとした。
学生の時に読んでなくて良かった。
390ページあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ同著者の短編『ほらあな』が収録されている本を読んだ流れで、“比嘉姉妹”シリーズ待望の続編に突入。やっと長編が来ましたね。映画館のロビーで読み始めたら、BGMが『葬送行進曲』で笑いました。ピッタリすぎる。
幕間終わって頁をめくると「現実の登場人物」ってどーゆーこと!? 東川西市は実在しないけれど、川西能勢口をはじめとする地名はほぼすべて実在。私が生まれ育った隣駅・池田も出てくるから怖いのなんのって。この夢に翻弄されました。
しかし本作は澤村さん至上最高のグロさなのでは。眠らないためにそこまでさせないで。どっちみち、読んだら眠れない。 -
Posted by ブクログ
またまた、角川ホラー文庫!
比嘉姉妹シリーズ第9弾!!!
短編6つ!
琴子の弟妹6人。生き残ったのは、真琴のみ。みんなの最期の短編って事なのかな↓
「チノカゼ、あるいは怪談の双曲線」
双子、龍也、虎太の話。
一人がキャンプに行って何かにあったともう一人が直感!
現場行ったら、キャンプに行った子、川で上半身だけ…
首投げられる…
双子さんは、丸焦げに…2人減_| ̄|○
「受け継がれるもの」
お次は、肇!
転校した友だちから、ヘルプ〜!
怪異の悩みを受けて、解決する!
はずが…1名減…_| ̄|○
「このイベントはフィクションです/
この怪談は実話です/この小説はエンタメです」
H家の怪 -
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Posted by ブクログ
ネタバレなんて言うか、話の構造がミルフィーユというか、重なりまくっていて凄かった
何処までが夢で何処までが現実なのか
確かに第一章読んでて、孝朔やたら上から目線で、親父お前何様だよ、そしていやいや野崎が犯人な訳ないだろうし真琴さんもそんなふうにはならんでしょ流石にと思っていたら、なるほど
そういう事!?と分かったあとに、3章読む途中で前半に戻って、僕の名前出てないのか、とパラパラ見直したら確かに僕、は名前で呼ばれてなくて片桐くんとか、なんかこう上手くかわされてて、なるほど、と思った
そしてその前半片桐の夢の話で劉は何故か松葉杖突いてたけど、まさかのちゃんと伏線になっていた事に驚いた
これは本当に小説だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ8つの短編集。タイトルに「異形短編集」とあるように、大半のお話の初出が「異形コレクション」でした。
「頭の大きな毛のないコウモリ」が好み。
「頭の〜」は子どもと共に歩む道を選んだ母親に気持ちが持っていかれた。
(最後のふたつの何かの表現のところで、そうなっても一緒にいられてることにほっとしました)
逆に「鬼 または終わりの始まりの物語」は
子どもに願いを託してしまった母親にちょっと嫌悪感。
圭さんがいなくなるまでは良かったんだけどね。
(例の力に頼ってしまうその状況、分からないでもないけど…でもやっぱり子どもに託したくはないなぁ)
どっちも本来の趣旨とは違うところに注目してしまった、的外