澤村伊智のレビュー一覧
-
サクサクと読み進められる掌編・短編怪談。
特に好きだったのは、学校から保護者に宛てたプリントの体をした「保護者各位」。
どれも違ったアプローチとテイストで、怪談の秘める可能性のようなものを感じた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たった数ページで、あなたの日常が蝕まれる……恐怖の深淵を覗く物...続きを読むPosted by ブクログ -
作家さんたちが各々の好きな飲食店とそれにまつわるエピソードを書いた1冊。朝井リョウや三浦しをん、西加奈子など好きな作家さんのエッセイがたくさん入ってて楽しく読めました。クスッと笑えるものからじーんと切ないものまでありましたが、総じてどれも美味しそうでした。ただ行きたい!って思ったお店が閉店してること...続きを読むPosted by ブクログ
-
2100年頃の日本は科学技術が発達している世界。
婚活アプリで個人情報をたんまり収集して個人を監視することもできたり。
病気や怪我をしたら、鳥型看護ロボットがすぐ手当してくれる。便利なようで当たり前のように一家に一台置くようになればそれはそれで恐ろしい。
SFホラーでどの短編も面白かったし、後半の短...続きを読むPosted by ブクログ -
映像化作品とは別ものですね。本作では「来る」と言っているものがなんであるか言っているし、映像作品を先に観た私には納得できるものでした。犠牲者には悪いが自分のせいです。
-
序盤は子どもが怖い目に逢う話が多くてかわいそうに…と思ってましたが、中盤から老若男女それぞれしっかり怖い目に遭っていてよかったです。
悪いことをした奴が酷い目に遭うだけでなく、少し悪い感情を持ってしまった人がたまたま何かに見つかってしまったり、そこに「居た」だけの人が遭遇してしまったりと日常の誰もが...続きを読むPosted by ブクログ -
感想
下を向いてしまう日。どうしても顔を上げられない。代わりに足が動く。あの店に。あのメニューを目指して。続く毎日と一緒に歩くために。Posted by ブクログ -
著者の作品は何作か読んでいるが、本作は若干ホラー要素もあるものの、基本的には本格の連絡短編ミステリ。
探偵役の「松戸の地底アイドル」こと「練馬ねり」は完全に、『ぼっち・ざ・ろっく!』の「廣井きくり」で脳内再生された。
軽妙洒脱な作風なので、年末の繁忙期で摩耗した心身でも楽しんで読めた。Posted by ブクログ