澤村伊智のレビュー一覧

  • などらきの首

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    一人暮らしだと読めなかった。短編集でぼぎわんが来るのスピンオフというか、ぼぎわん〜の前の話も載ってて面白かったです。

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    2025年07月05日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    色んなパターンのこわいが詰まってて楽しめた。

    苦々陀の仮面、こうとげい、涸れ井戸の声がタイプでした。

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    2025年07月03日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    手軽に読めてしっかり怖くて驚かされる、澤村伊智らしいホラー短編集。日本のホラーらしい雰囲気を作り、それに作者の味付けにしていて、どれもじんわりと怖さに向かっていく過程が良い。最後に仕掛けられている短編も、そうでない短編も良いし、仕掛けも読めなくて怖さと驚きが同時に来る瞬間がとても楽しい。現実ともリンクさせている部分がちょこちょこあって、話が身近に思える点も怖さを煽る。

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    2025年07月02日
  • 邪教の子

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    随所随所での伏線回収はよかった。最後も「最終的にそこに辿り着くのか」という地点に着地する。
    面白かった。

    ただ、結びだけは「え、いま終わるの?」という印象。

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    2025年07月01日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーゲームの実況動画やモキュメンタリー動画を見るのが好き。
    ということで、ホラーにもいろいろあるけど私が1番好きなものはなんだろうと読むことに。

    ジャンル特化型ということでいろんなジャンルのホラーと出会い、そこからさらに踏み込むための入門書的な感じ。

    私はサスペンスホラーやモキュメンタリーホラーが好き。1番怖いのはやっぱり人間でしょって思ってるので。他のジャンルのホラーも、人間の怖さに着目して読むとどれもやっぱり得体の知れない恐怖を味わうことができました。

    うん。ホラーってやっぱりおもしろい。

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    2025年07月01日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    YA向けなので、怖すぎたりグロすぎたりのものはなくて、安心して読める。タイトルの「ジャンル特化型」の通り、その小説がどのジャンルに属しているのかと、ジャンルの解説がある。今までホラー小説の分類なんて読んだことがなったのでありがたい。ホラーと言ってもいろいろあるんだなあ。雨穴「告発者」がヒット。ホラー小説って、ある意味、特殊状況ミステリと言えなくもないのかも。小説内で解決する保証はないのだけれど。巻末のブックガイド内の本は3/4くらい未読。どれも読んでみたい。

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    2025年06月27日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    読みやすく、丁度良い怖さとイヤな感じとを味わえる掌編集。
    この作家は差別的な目線、居心地の悪さ、予測が確定した恐怖みたいなにがらがある中で、意図がわからない繋がりがわからないものへの恐怖に自分が入ることのありふれた怖さを、別角度で読めたような気がする。
    こちら側とあちら側というのが正しい見方かはわからないけれど、片一方で腰を据えねばならないと覚悟した者の意地の悪さはやはり怖い。話の根幹の部分よりも怖かったりする。
    好きな話は
    さきのばし
    無題
    夢殺

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    2025年06月27日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    読みたいと思っていた澤村伊智氏の本が文庫化されていたので買った。かなり本格的に暑くなってきたので涼む意味でも(?)
    ”小説” だからこそできる“怪談” を詰め込んだ短編集。澤村伊智氏、相変わらず嫌なオタクの描写がうますぎるし、こちらの予想をあらゆる角度から裏切ってくるので怖いしすごい
    短編集だからひとつひとつは短いんだけど、詰め込まれた恐怖のエッセンスと小説という技法だからこそできる構成がうまく仕組まれてて、収録されたある話の終盤ではひえ~~~~(恐怖&驚愕)になった
    文字のみでの表現や読み手の思考を利用した話づくりがうますぎる…夏のうちにあと2冊ぐらいは澤村伊智氏の本読みたい。彼の本はわりか

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    2025年06月23日
  • 本格王2021

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    ミステリが読みたーい!でも最近の作家さん知らなーい!となってる方におすすめなシリーズ。本格ミステリ作家クラブが選んだ、その年の本格ミステリ短編が収録されています。澤村伊智さんの「笛を吹く家」と方丈貴恵さんの「アミュレット・ホテル」が好みでした!

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    2025年06月22日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    ネタバレ

    高速での雑談怪談、映画業界の怖い裏話、土着神に怯える田舎の因習、肝試しのモキュメンタリーホラー…怖さのバラエティーが豊富で、短編集なのにずっしりした読み応えがあるのは澤村さんならでは。
    アンソロジーで既読の『笛を吹く家』と『涸れ井戸の声』にも新鮮な恐怖が感じられるのはスゴい。
    人間の厭な怖さと正体不明の怖さを味わえる『苦々陀の仮面』と『こうとげい』は絶品の震撼だった。
    『怪談怪談』の一文「怖い本を書いたり、怖い映画とか写真をとったりするのは、怖いのを乗り越えたりするためかもしれない」には妙に納得してしまうな。

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    2025年06月19日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    ホラー短編集、全7編

    巻末の参考・引用にも挙げられている『怪奇小説という題名の怪奇小説/都築道夫』をもじったタイトルが掲げられた本作
    ……なのですが、私は『怪奇小説~』は未読のためそこを元にした感想は抱けずでした
    残念

    以下抜粋して雑感

    ・こうとげい
    この短編集の中でいちばん「怖い」と感じたのがこれ
    多種多様な作品が納められた一冊なのですが、いかにもな怪談!と言えばこの「こうとげい」なんじゃないでしょうか
    アレについて、何やらいろいろと考察のしがいがありそうな書き方でしたが、自分にはまったく見当もつかず

    ・うらみせんせい
    この短編集の中でいちばん「好き」なのがこれ
    謎空間と化した中学校

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    2025年06月19日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    久しぶりに怪談を読んでみたのですが、これはゾクゾクしながらも、実話風に始まったり、ミステリー的なトリックがあったりと興味津々に読むことが出来ました。
    著者が主人公になるあたりも興味をそそられました。
    思った以上の面白いストーリーでした。

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    2025年06月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 怪談小説という名の小説怪談(新潮文庫)

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    ようやく文庫化され、早速購入!短編ホラーのおもしろさがギュッと詰まっていました。何気のないストーリーが、一文から、ガラッと様相を変える術は、お見事です。得体の知れない怖さとしては「こうとげい」、最後の「怪談怪談」は、どういう展開か読みにくい話でしたが、印象的でした。ゾクっとする怖さは、薄めだったように思いますが、すべてが上手くまとまった出来に感じました。

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    2025年06月15日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    ネタバレ

    面白かった。
    頭の大きな毛のないコウモリと鬼 がよかった。
    岸田先輩、いい人だと思ったのに。
    コウモリは、2匹信号機にぶら下がっていたのがよかった。

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    2025年06月14日
  • ししりばの家

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     語り手が訪れた家で耳にする「さああ」という謎の音、部屋中に散る砂、何も異常を感じない住人、不気味な存在『ししりば』など様々な恐怖が詰め込まれた比嘉姉妹シリーズ4作目で、幽霊屋敷ともいうべき家で起こる怪異の恐ろしさは勿論、作中の「『ししりば』がどのようなものか」の喩えが秀逸だった。三津田信三先生の解説もグッド。

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    2025年06月11日
  • 超怖い物件

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    家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
    事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。

    糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。

    澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。

    芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。

    平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。

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    2025年06月10日
  • 予言の島

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    映像では成立しない作品パターンです。

    なんとなーく、、違和感が続きながらラストに、やはり的な。
    作品自体は好きなクローズド&限界集落だったので4付けましたが、手法的にはズルいと思う方もいそう。

    サクサク読めて良かったです。

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    2025年06月09日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーと一口に言っても、種類は様々です。初めてのホラーを選ぶ時に本書から進んでみるのがいいかもしれません。
    自分の好きな作品は、「みてるよ」「とざし念仏」「民法第961条」です。

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    2025年06月07日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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     ある自殺スポットについて語られる『名所』、愚鈍なバイト仲間との会話から洒落にならない事態になる『さきのばし』、最初と最後で印象がガラッと変わる『冷たい時間』などショートショートの怪談が21編収録されていて、どの話も短いながらも読者の恐怖を煽るものばかりで充分満足感があった。

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    2025年06月07日