澤村伊智のレビュー一覧

  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    強烈なルッキズムと絶対的なスクールカーストが主軸となったホラーミステリー
    他人の美しさと醜さを自由に操れてしまうある呪いの話
    若いときのあのルッキズムってなんなんでしょうね〜?(いい大人でもルッキズムの人は結構いますが…)
    美しさとは絶対的なものでもあるし、相対的なものでもあるなと思った

    ホラーミステリーの本作、最後の最後まで本当に犯人が分からなくて、読み終えてわ、わあ〜ッ!!となりました
    澤村先生は話の引き込みと構成がどの本も面白すぎるので、ページをめくる手が止まらず、ついつい一気読みしてしまうな
    登場人物が結構多いのでしばしばこれ何の人だったっけ…?となりながら読んだ

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    2025年04月18日
  • 怖ガラセ屋サン

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    あっという間に読むほどには面白かったけど、怖いか怖くないかといえば私にとっては怖くなかったのでこの点数です。でももっとこの方の本を読んでみたいなと思っています

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    2025年04月13日
  • 超怖い物件

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    物件ホラーが好きなのと芦花公園先生の短編が入っているので手に取った。他の参加メンツも豪華すぎる、、、バラエティに富んだ様々な物件の嫌な話が入っていて満足度が高い。
    福澤先生の話読んだことある、、、?って思ったけど「怪を訊く日々」のエピソードと若干重複してた。「忌み地」のシリーズも好きなので糸柳さんの日記っぽいやつも好き。晩御飯の献立書いてあるのかわいい。
    郷内心瞳は拝み屋怪談しか読んだことなかったのでカニバリズム百合姉妹ホラーみたいなのお出しされて新鮮だった。よかった。
    芦花公園先生のやつもかなり邪悪だったけどそれに続く最後の平山夢明先生のやつがあまりにも凶悪すぎて最高だった。何この流れ。助からなさすぎて逆に助かる。

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    2025年04月13日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    知っている作家さん、知らない作家さん含め色々な作家さんの文章にお試しで触れることができるのがアンソロジーの魅力の1つですよね。
    澤村伊智先生、原浩先生、小野不由美先生の安定感は流石で、まさかの鈴木光司先生ご本人が登場する鈴木光司先生のお話も面白かったです。

    そんななか今回の顔ぶれのなかでは一穂ミチ先生と阿泉来堂先生の著書はこれまで拝読したことが無かったのですが、今回はこのお2人の作品が個人的にはトップ2かなというくらい特に気に入りました。
    阿泉来堂先生の読みやすい文章と個性的なキャラクター、一穂ミチ先生の「にえたかどうだか」の恐さ、他の著書も是非買ってみようと思えるもので、良い出逢いでした。

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    2025年04月12日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    1日で読み切ってしまいました。ただちょっと不気味でぞっとする話が好きな私にとって、描写が少しグロテスクに感じてしまう部分も…それで星が1つへってます。でも全体的に引き込まれてしまうオススメの1冊です。

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    2025年04月06日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーアンソロジー。
    原浩さんの『828の1』が好きだ。
    それと、どうにも心をつかまれたのが澤村伊智さんの『ココノエ南新町店の真実』
    ヨシナガさんのセリフ
    「電気バナナが〜〜〜すだ……すだま、さき」
    は、たぶん10年は忘れない。

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    2025年04月05日
  • てのひら怪談 こっちへおいで

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    800字以内3ページ程度の掌編が50編。豪華な執筆陣が怖い話の怖い部分だけを抽出したような物語を展開させています。
    怖さの種類も千差万別。文字だからこその怖さもあれば、想像してしまいぞっとするものも。ホラー怪奇小説の入口にも!

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    2025年03月27日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    澤村氏は本当に無慈悲な作家さんですね。(賞賛)
    ほんの少し、光が見えたかなぁ…と思うと容赦なく暗闇に突き落とすから、本当に参る。

    所謂スクールカーストって言うのは、いつの時代にも存在する。リーダー格の美人と、その取り巻き。とはいえ、私の経験則から思うのはこう言う花形グループの絆は、腐りきった大黒柱くらい脆い。なにかの弾みで、簡単に崩れて醜い仲間割れが始まる。言わずもがな、本書の中でにもそんな場面が登場する。

    香織の「羨ましいんでしょ?みんな綺麗で、青春を謳歌してる私たちが」という台詞に思わず鼻で笑ってしまったが、真実の「親友ごっこに必死な同調圧力の奴隷みたいで哀れ」という趣旨の台詞が続く。よく言った、その通り。この場面だけでもスカッとできる箇所が本書にあって本当に良かった…本当に。

    でも、それほどまでにルッキズム社会なのである。学校という世界は。生徒だけじゃない、教師からの目も然り。真摯と言われる男性教師も見た目でやはり態度を変える。酒宴の場面は、不快感極まりないが教師も人間。そこが本音であろう。

    いじりといじめの境界線も本書においてよく考えたい点である。見た目を笑いの種にして良い理由は、例え愛のあるいじりだとしてもない。現に、バラエティ番組なので見られる女性コメディアンに対する外見弄りも大概観ていて不愉快になるので、もうここ数年テレビはまともに観ていない。

    ユアフレンド。蔑まれ貶され、せめて普通になりたいと願い(思うに作中で醜いとされている女子生徒達は周囲によって必要以上に自己肯定感を下げられた結果だと思うが)縋ったその呪いが、余りに悲しい結末へ。これは単なる恐怖物語ではない。ルッキズムの暴走に対する警告のような側面がある。

    この救いのなさは、やはり澤村節。

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    2025年03月16日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ネタバレ

    年代問わず都市伝説って広がるし、語り継がれるよね

    心霊的な怖さと人間の怖さを両方味わえる作品で、ゾワッとするしモヤッともするしで何となく世にも奇妙な物語みたいな雰囲気を感じました。
    ホラー系好きな私には、とてもわくわくする作品でした◎

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    2025年03月16日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    ほとんど読まない学園もので生徒たちの名前も覚え難いなぁと思いながら、読み始めました。下の名前で通すわけでもなく苗字だけで書かれていたりして、誰だっけ?と敢えて混乱させるように書いているのか、法則わからず読み進めました。

    学校の七不思議「おまじない」で、不幸に見舞われる生徒たち。途中までは犯人は一体誰なのか、テンポよく面白いです。

    ラストまで展開もスリリングでありながら、すっと物語が終わるのも虚しさや悲しみが余韻に残って良かったです。

    今はSNSで想いを吐きだす時代なので、トリックや犯人の心情をネットで見つけてしまえば、名探偵が登場しなくても事件が解決してしまう時代なんだなとか、考えてしまいました。

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    2025年03月15日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    面白かったのもあれば、読みづらくてとばしてしまった作品もありました。
    一穂ミチさんの「にえたかどうだか」はこの作者の作品のどれからも感じる「暗闇の中に瞬く光」感があって心に残りました。茉莉さんでシリーズ化してほしいかも。
    モキュメンタリー「ニンゲン柱」視点が変わると…もう一度読み直しました。
    小野不由美さんの「営繕かるかや」シリーズ、前から気になっていたのでこれを機に読んでみようと思いました。

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    2025年03月11日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    雨穴さんや梨さんの作品に興味があり、怖すぎないかを確認するために読んでみました。
    短編で8人の作家さんがそれぞれのホラーを書いてくださっており、どれもゾッとするほど怖くはないけど、時々後ろを振り返るほどにはうっすら怖い…という感じでした。
    中学生の時に読んでいたら、放課後、読んだことを後悔していただろうなぁ…
    大人になった今は、ホラーよりも怖いものがあると知っているので、創作物だ、と楽しんで読むことができました。

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    2025年03月05日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーアンソロジー

    錚々たる作家陣のお話が読めます

    澤村伊智先生の「ココノエ南新町町店の真実」
    一人称の語り口で進むお話。登場人物を通して見ること、またその人物の心情変化からじわじわ恐怖を感じることができます。
    語り部の変化についてもこわっとなれるお話。読み応えあり。

    小野不由美先生の「風来たりて」は、自宅で起こる怪異。話の骨子としてはとても分かりやすい、古くからよくあるのパターンのお話ですが、やはり怖い描写がとても良いです。怖いです。
    書籍化もされている営繕かるかやの尾端さんが出てきてくれます!

    タイプの違う色々なお話が読める楽しみとともに、こちらで初めましての新しい作家さんとの出会いも楽しめました。
    ちょこっとしたホラーを手軽に摂取したい方におすすめです。

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    2025年02月15日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    6人の作家によるアンソロジー

    それも恐いよね と 感じるものから
    キャーッ こわい!! と叫びたくなるものまで、恐い時間を過ごしました

    ミチさんと不由美さんのは、ほんの少し「好き」が残りました

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    2025年02月06日
  • 邪教の子

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    ネタバレ

    悩ましい。

    2部構成の物語となっている。

    前半は疑問が残るような過去の話が続く。
    「普通ならこうだ。」と信じて読んでいた設定や思い込みは、後半で解き明かされる。
    その辺りは納得感でスッキリしたり、肩透かしを食らったような具合が面白い。

    後半では過去の話の矛盾の解き明かし、やディレクターの心理描写がとても丁寧で臨場感があった。
    故にラストは詰め込んだ感がやや否めない。

    中盤の印象かなり大きかったため、ラストへの期待値が上がりすぎてしまったためだろうか?

    ただカルトにのめり込むものとしてはやはりこう、直情的な感情を持つ方が多いと聞くので、この疾走感のあるラストもこうなるべくしてなったのかなぁと。

    好みが別れると思うが納得のいくラストだし、
    タイトル回収もなるほどと納得。

    全体像がバラけている気がするのか、何かがつっかえるこの気持ちをまだ言葉にはできない。


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    2025年01月25日
  • 怖ガラセ屋サン

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    誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いをかなえてくれる不思議な存在「怖ガラセ屋サン」。
    怪談は作りものだと笑う者、他人の不安や恐怖に付け込む者、いじめを隠す子供た
    ち……。「怖ガラセ屋サン」に狙われたが最後、あの手この手で闇に引きずり込まれる。
    恐怖の連作短編集。

    「怖ガラセ屋サン」という都市伝説にまつわるホラー連作短編集。
    ストーリー紹介を見るとヒトコワ系? と思ってしまいますが、どちらかと言えば怪異系ホラーです。人間も怖いけど。
    ひどい目にあう人間は大概悪人(もしくは、過去に悪事を働いたと示唆されている)なので、それほど後味悪い感じもしなかったです。

    また、全編を通して「恐怖とは何か」というテーマが繰り返し語られており、その主張も興味深い。色々考えると、恐怖の根幹にあるものは想像力なのかもしれません。

    がっつりホラーというよりは、ミステリー色の強い話もあったりして、個人的に印象が近いのは漫画の『地獄少女』や『笑ゥせぇるすまん』、あるいは、『世にも奇妙な物語』あたりかなと思いました。

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    2025年01月23日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    テクノロジーの便利さに翻弄され溺れた盲目な人類をホラーな解釈で描いた内容はマイノリティリポートでもあり、ガタカでもあった。
    多様性やAI、SDGSにもデメリットはある。冷静にならなきゃ。来たる2045年が無事に過ぎる事を祈る。澤村伊知の真骨頂。フレッシュで面白かったです。

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    2025年01月13日
  • 怖ガラセ屋サン

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    タイトル通り、怖ガラセ屋サンを主軸に置いた短編集。それぞれ繋がってる話もあって、連作と言った方が良いかも。ミステリー色の強い話、ホラー色の強い話があって、それぞれ印象も違うので読み易い上にしっかり怖い。話の中で語られる通り、人は何を怖がるのか、というテーマもあって、ちゃんと怖がる状況を突いてくるのは澤村伊智のホラー観が表れてるのかな、と思う。結末がしっかり描かれてる訳ではなく、そこがまたオチとしても良い。澤村伊智ユニバースみたいなん出来たら良いなと思ってしまった。

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    2024年12月31日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    14歳の世渡り術というシリーズ(?)で出てるが怖さは十分。個人的にとざし念仏(ドラム缶の話)が怖くて気に入ってる。

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    2024年12月24日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを5W1Hでジャンル分けして、自分の好きなジャンルを見つけようという画期的な試み。
    自分はシチュエーションホラー(特に因習村)が好きだな〜と改めて思いました。
    ホラーは寝れなくなるし苦手!別に面白いと思ったことない!って方も、この一冊でお気に入りのジャンルを見つけられるかも。
    澤村伊智さんや雨穴さんなど、今筆頭を張る作家さんが集結した短編集になってるのでホラー好きの方にもオススメできます。

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    2024年12月07日