澤村伊智のレビュー一覧

  • うるはしみにくし あなたのともだち

    匿名

    購入済み

    ホラーと言うよりなかなか謎が解けないミステリーです。誰もかれもが怪しく犯人がわかりませんでした。
    幼少期特に身近な人からかけられる酷い言葉は残酷です。自分は醜いと思い込んでしまい人との付き合いも上手くいかない。その言葉のせいで人格にも影響を受けて育ってしまう

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    2023年10月07日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    あぁ息苦しくてどうしようもない気持ち。無駄を省きAIに依存した未来での結婚、子供、介護などがテーマの短編。こんな事がそう遠くない未来にやって来そうなのがまた怖い。便利になったはずなのに、誰も笑顔じゃないのが印象的だった。ファミリーランドってまさか宝塚ファミリーランド!?と思ったら、小説の中にも宝塚線のワードが。ホラーじゃないはずなのに、ホラー以外の何物でもないどんより暗くなる小説でした。

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    2023年09月20日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    ネタバレ

    スクールカースト上位の中心だった美少女の自殺をきっかけに、次々と容姿を醜く変える謎の現象に襲われる生徒たち。
    学校に伝わる「ユアフレンド」のおまじないを行使しているのはいったい誰なのか、二転三転するその推理のおもしろさに翻弄されながら、ルッキズムからどうしても逃れられない人のサガにもどかしくなる。
    絶望する羽村にかけた「大事なのは笑顔だよ」の言葉の残酷さに戦慄。
    それ以上に子どもの心を蝕む親の言葉が持つ呪いの強さと罪深さに対する怒りがやりきれないなぁ。
    只々“普通”を切望する彼女たちの叶わぬ願いがせつなかった。

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    2023年09月18日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    初めて読んだ澤村伊智さんの作品。短編集でそれぞれの話がもうすでに読みやすく面白いが、その中に伏線があって最後の話へと結びついていく。なるほど、としてやられた感じ。ミステリを読み慣れた人なら違和感にすぐ気づくのかも。『ぼぎわんが、来る』も読んでみたくなった。

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    2023年09月10日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    名作の寄せ集めなのでもちろん良い
    ただ半分は読んだことある作品だった
    読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにした

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    2023年09月03日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    まさに澤村伊智の、人の嫌な部分盛り盛りのホラーミステリ、最後まで何が起こっているのかよくわからない展開。学校が舞台なだけあって登場人物が多く、ボリュームもなかなかあって読み応えがあった。グロ以外でもとても胸糞の悪くなる描写があり、心当たりあるよね的な訴えにもなっていて読んでるこちらも痛いところ。締めは意外とあっさりなのでもうちょい欲しかったが、それまでの過程が描きたかった本編なんだろうと思う。

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    2023年08月30日
  • ひとんち 澤村伊智短編集

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    『光のとこにいてね』と並行して何故これを読んでいたのか自分でも謎ですが、澤村さんワールドの闇の力が働いていたのでしょうか?

    短編集なのでそれぞれのお話ごとに簡単に感想を。
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    【ひとんち】
    勉強中の合間の小休止に読んだのですが、全然休憩になりませんでした。怖すぎます。
    途中から嫌な予感はしていたのですが、最後の最後でいやぁああ!と本を勢い良くクローズ。『オーディション』という映画を思い出し、更に傷が広がりました。

    【夢の行き先】
    昔、友達と百物語をして遊んだ事を思い出しました。夢を扱ったホラーはやはり多いですが、これは新しい切り口で、どうなるんだ

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    2023年08月26日
  • 七人怪談

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    一篇一篇を読み終わる度に、さすがだ、とニンマリしてしまった。皆さん、特にこのメンバーに依頼をした三津田さん、お見事としか言いようがありません。

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    2023年08月20日
  • 超怖い物件

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    家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。
    どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。
    自分自身の「先入観」も怖いと感じた。

    人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。
    開かずの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。

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    2023年08月17日
  • 七人怪談

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    一人目、澤村伊智「サヤさん」でやられました。他の人も面白かったけど、個人的にはこれがいちばん面白かった。

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    2023年08月14日
  • 七人怪談

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    大好きな三津田信三さんのホラーと、三津田さんの選ぶ作家さんとテーマで編集者としての三津田さんも楽しめるという、ファンには嬉しい企画の本です。
    静かな夜、自室で読むのにぴったり。
    勘違いかな、でも変や感じがするな、という日常の中に潜む怪異を感じることができました。
    「何も無い家」の、肌触りまで気持ちのわるさを感じられる空気感、さすがです。

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    2023年08月12日
  • 七人怪談

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    ネタバレ

    澤村伊智 霊能者怪談
    投稿文から浮かび上がる霊能者。面白かった。さすが。
    ヒトコワではないが、ダメだと思いながらもずるずる先延ばしたり、無視したりする心理がめちゃくちゃわかる。

    加門七海 実話系怪談
    実話かフィクションか。実際に足を運んで写真をとって、写真が変化する。怖かった。

    名梁和泉 異界系怪談
    燃頭はフィクションだったが、子供達の想像力や願いによって実在化するのが良いし、黄泉というのも良いが、戻ったところで、っていうラストも良い。

    菊地秀行 時代劇怪談
    淡々と場が映り話が進んでいく。まあまあ。

    霜島ケイ 民俗学怪談
    住もうとした家がおかしいのは嫌だなあ。猿かもという思い込み、思い

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    2023年08月09日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    てっきりホラー、いつもの澤村伊智作品のつもりで読んでた。ホラー要素もあるけど、ミステリ要素が強いな、と思ってたらしっかりミステリだった。最終章で繋がるエピソードに伏線、こうくると思ってなかった。雑誌編集と、一本筋を通しつつ展開していく連作短編、面白かった。個性強めのキャラも何人かいるし、またこのシリーズも読んでみたい。

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    2023年08月08日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    近未来の家族ホラー
    いつでも家族内の出来事はホラーになり得る。
    ネットによる監視とVRが過度に発達した近未来で、今よりもっと不気味な家族像が、面白かった。
    いや怖い怖い。
    最後の話だけ、少し優しい感じで、ほんのちょっと救われたかもしれない。

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    2023年08月05日
  • 超怖い物件

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    11人の作家さんによる短編集

    心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本

    糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった

    澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話

    芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話

    私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です

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    2023年08月01日
  • 超怖い物件

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    家にまつわるホラー短編集。
    様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。
    物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。
    一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。

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    2023年07月30日
  • 七人怪談

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    三津田信三の元にホラー界屈指の作家6人が
    集まり、各々、テーマ別の怪談を描く……(; ´⊙Д⊙)ゾワッ

    バラエティーに飛んだ7作品でした!
    個人的に面白かったのが、

    『サヤさん』澤村伊智
    新居に越してきた家族に起こる祟り
    そしてあの!霊能者が現る!!

    いや〜まさかねあの人が出るとわ笑笑
    内容もぼきわんが来るみたいな感じで面白かった!!

    『燃頭のいた町』名梁和泉
    ひょろひょろな長身にフラフラな足取り
    見たものを震え上がらせるという亡者
    その名も……燃頭!

    サイレントヒルの様な話だった
    燃頭が追っかけてくるーーー!
    いや〜中々面白かったぁ〜('▽')ヨカッタ

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    2023年07月29日
  • ひとんち 澤村伊智短編集

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    日常の延長にありそうなジワっとくるホラーオムニバス。

    突拍子もない展開よりも、身近にある出来事を上手く使ってるのが良かった。「ひとんち」「ありふれた映像」が個人的にはオススメ。

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    2023年07月20日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

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    ネタバレ

    気楽に読める連作ミステリーだと思っていたら、最後の最後に凄絶な復讐劇だとわかって呆然。

    子どもながらに自身が目にしたことを語っていたつもりがデマの元になっている。知らないうちに人を傷つけていることの重大さに気づかされます。悲しくてたまらない。

    余談ですが、井出があまりにアレアレと言うのは、大阪出身の澤村さんがアレをアレしてくれたのかと思っていましたが、今年書かれたものではないのですね。アレを予見してのことか(笑)。

    これを糧にライターとして陸男が成長しますように。練馬姐さんのファンになりました。また出番があるかしら。

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    2023年07月13日