澤村伊智のレビュー一覧

  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    澤村氏は本当に無慈悲な作家さんですね。(賞賛)
    ほんの少し、光が見えたかなぁ…と思うと容赦なく暗闇に突き落とすから、本当に参る。

    所謂スクールカーストって言うのは、いつの時代にも存在する。リーダー格の美人と、その取り巻き。とはいえ、私の経験則から思うのはこう言う花形グループの絆は、腐りきった大黒柱くらい脆い。なにかの弾みで、簡単に崩れて醜い仲間割れが始まる。言わずもがな、本書の中でにもそんな場面が登場する。

    香織の「羨ましいんでしょ?みんな綺麗で、青春を謳歌してる私たちが」という台詞に思わず鼻で笑ってしまったが、真実の「親友ごっこに必死な同調圧力の奴隷みたいで哀れ」という趣旨の台詞が続く。

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    2025年03月16日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ネタバレ

    年代問わず都市伝説って広がるし、語り継がれるよね

    心霊的な怖さと人間の怖さを両方味わえる作品で、ゾワッとするしモヤッともするしで何となく世にも奇妙な物語みたいな雰囲気を感じました。
    ホラー系好きな私には、とてもわくわくする作品でした◎

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    2025年03月16日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    ほとんど読まない学園もので生徒たちの名前も覚え難いなぁと思いながら、読み始めました。下の名前で通すわけでもなく苗字だけで書かれていたりして、誰だっけ?と敢えて混乱させるように書いているのか、法則わからず読み進めました。

    学校の七不思議「おまじない」で、不幸に見舞われる生徒たち。途中までは犯人は一体誰なのか、テンポよく面白いです。

    ラストまで展開もスリリングでありながら、すっと物語が終わるのも虚しさや悲しみが余韻に残って良かったです。

    今はSNSで想いを吐きだす時代なので、トリックや犯人の心情をネットで見つけてしまえば、名探偵が登場しなくても事件が解決してしまう時代なんだなとか、考えてしま

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    2025年03月15日
  • すみせごの贄

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    ネタバレ

    表紙の造形制作萬歳淑氏。この個性は凄いなぁ。。

    6つの短編。
    今回は割と謎が解けてわかりやすい話が多いような。。
    真琴さん、どうなるだろう?琴子はどういう心理状況の中過ごしているのだろう。
    そして野崎氏は本当、生き残る。。

    たなわれしょうき
    →ラスト、まさかの。。言霊ってあるんだろうなぁ。。

    戸栗魅姫の仕事
    →琴子の知り合い登場。女の子、ホントにどっちだったのだろう??でも彼女でないとその最期ではなかったので、お払いってある意味一期一会なのだなぁ。。

    火曜夕方の客
    →真相の題材が辛い。。 店主のその後がリアル。。
    『被虐待児は虐待されている自覚がない。あったとしても隠そうとする。往々に

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    2025年03月13日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    面白かったのもあれば、読みづらくてとばしてしまった作品もありました。
    一穂ミチさんの「にえたかどうだか」はこの作者の作品のどれからも感じる「暗闇の中に瞬く光」感があって心に残りました。茉莉さんでシリーズ化してほしいかも。
    モキュメンタリー「ニンゲン柱」視点が変わると…もう一度読み直しました。
    小野不由美さんの「営繕かるかや」シリーズ、前から気になっていたのでこれを機に読んでみようと思いました。

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    2025年03月11日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    雨穴さんや梨さんの作品に興味があり、怖すぎないかを確認するために読んでみました。
    短編で8人の作家さんがそれぞれのホラーを書いてくださっており、どれもゾッとするほど怖くはないけど、時々後ろを振り返るほどにはうっすら怖い…という感じでした。
    中学生の時に読んでいたら、放課後、読んだことを後悔していただろうなぁ…
    大人になった今は、ホラーよりも怖いものがあると知っているので、創作物だ、と楽しんで読むことができました。

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    2025年03月05日
  • 斬首の森

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    ネタバレ

    怪しい企業の研修に参加した男女が、研修地の森で殺人が起きながらも逃げ惑う話。ちょっとB級ホラー映画っぽい雰囲気。
    結末はオカルトすぎるだろって思うところもあるけど嫌いじゃない、むしろ好き。
    グロスプラッタが得意なら面白いと思います。

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    2025年02月26日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーアンソロジー

    錚々たる作家陣のお話が読めます

    澤村伊智先生の「ココノエ南新町町店の真実」
    一人称の語り口で進むお話。登場人物を通して見ること、またその人物の心情変化からじわじわ恐怖を感じることができます。
    語り部の変化についてもこわっとなれるお話。読み応えあり。

    小野不由美先生の「風来たりて」は、自宅で起こる怪異。話の骨子としてはとても分かりやすい、古くからよくあるのパターンのお話ですが、やはり怖い描写がとても良いです。怖いです。
    書籍化もされている営繕かるかやの尾端さんが出てきてくれます!

    タイプの違う色々なお話が読める楽しみとともに、こちらで初めましての新しい作家さんとの出会

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    2025年02月15日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    6人の作家によるアンソロジー

    それも恐いよね と 感じるものから
    キャーッ こわい!! と叫びたくなるものまで、恐い時間を過ごしました

    ミチさんと不由美さんのは、ほんの少し「好き」が残りました

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    2025年02月06日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    得体のしれないもの(モノ)を淡々と描くのが、この人は本当に上手い。そして怖い、おぞましい。
    語り口調もリアルで自然体だから、読みやすくすぐに話に没入できる。

    怪談を集めたこの掌編集もまた、他作に劣らずヒヤリとするものばかり。
    なかにはメンタルにくる話もあるから、個人的に一気読みはできなかった。
    それでもやっぱり澤村作品は面白くてやめられない。

    【全21編】

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    2025年02月02日
  • 邪教の子

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    ネタバレ

    悩ましい。

    2部構成の物語となっている。

    前半は疑問が残るような過去の話が続く。
    「普通ならこうだ。」と信じて読んでいた設定や思い込みは、後半で解き明かされる。
    その辺りは納得感でスッキリしたり、肩透かしを食らったような具合が面白い。

    後半では過去の話の矛盾の解き明かし、やディレクターの心理描写がとても丁寧で臨場感があった。
    故にラストは詰め込んだ感がやや否めない。

    中盤の印象かなり大きかったため、ラストへの期待値が上がりすぎてしまったためだろうか?

    ただカルトにのめり込むものとしてはやはりこう、直情的な感情を持つ方が多いと聞くので、この疾走感のあるラストもこうなるべくしてなったのか

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    2025年01月25日
  • 怖ガラセ屋サン

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    誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いをかなえてくれる不思議な存在「怖ガラセ屋サン」。
    怪談は作りものだと笑う者、他人の不安や恐怖に付け込む者、いじめを隠す子供た
    ち……。「怖ガラセ屋サン」に狙われたが最後、あの手この手で闇に引きずり込まれる。
    恐怖の連作短編集。

    「怖ガラセ屋サン」という都市伝説にまつわるホラー連作短編集。
    ストーリー紹介を見るとヒトコワ系? と思ってしまいますが、どちらかと言えば怪異系ホラーです。人間も怖いけど。
    ひどい目にあう人間は大概悪人(もしくは、過去に悪事を働いたと示唆されている)なので、それほど後味悪い感じもしなかったです。

    また、

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    2025年01月23日
  • ファミリーランド【電子特典付き】

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    テクノロジーの便利さに翻弄され溺れた盲目な人類をホラーな解釈で描いた内容はマイノリティリポートでもあり、ガタカでもあった。
    多様性やAI、SDGSにもデメリットはある。冷静にならなきゃ。来たる2045年が無事に過ぎる事を祈る。澤村伊知の真骨頂。フレッシュで面白かったです。

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    2025年01月13日
  • 怖ガラセ屋サン

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    タイトル通り、怖ガラセ屋サンを主軸に置いた短編集。それぞれ繋がってる話もあって、連作と言った方が良いかも。ミステリー色の強い話、ホラー色の強い話があって、それぞれ印象も違うので読み易い上にしっかり怖い。話の中で語られる通り、人は何を怖がるのか、というテーマもあって、ちゃんと怖がる状況を突いてくるのは澤村伊智のホラー観が表れてるのかな、と思う。結末がしっかり描かれてる訳ではなく、そこがまたオチとしても良い。澤村伊智ユニバースみたいなん出来たら良いなと思ってしまった。

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    2024年12月31日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    14歳の世渡り術というシリーズ(?)で出てるが怖さは十分。個人的にとざし念仏(ドラム缶の話)が怖くて気に入ってる。

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    2024年12月24日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを5W1Hでジャンル分けして、自分の好きなジャンルを見つけようという画期的な試み。
    自分はシチュエーションホラー(特に因習村)が好きだな〜と改めて思いました。
    ホラーは寝れなくなるし苦手!別に面白いと思ったことない!って方も、この一冊でお気に入りのジャンルを見つけられるかも。
    澤村伊智さんや雨穴さんなど、今筆頭を張る作家さんが集結した短編集になってるのでホラー好きの方にもオススメできます。

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    2024年12月07日
  • 怖ガラセ屋サン

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    ホラー要素もありつつ、
    苦手な方でも手に取りやすいテーマの作品。

    大雑把にいうと、恨みを買った人が怖がらされる。

    でも単に怖がらされる短編が続くわけでなく、
    ミステリー要素、軽いどんでん返しなども
    魅力の一つだと思った。

    とてもちょうど良いホラー感で楽しめた!

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    2024年12月07日
  • うるはしみにくし あなたのともだち

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    澤村伊智さんの作品初めて読んだが面白い。
    続きが気になり一気読み。

    容姿についての悩み、誰もが持つコンプレックス。

    そんなところをついた作品だった。

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    2024年12月04日
  • ししりばの家

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    ネタバレ

    普通を装った異常がほんとに怖い

    ししりばはなんか可哀想な存在な気がしてきちゃった
    爆弾を食い止めてから、暴走する最強のホームセキュリティなんだけどやっぱり家主に使われてた訳で
    ししりばがおかしくなるまでは代々敬い奉ってたとはいえ利用してきた訳で、、
    最後は銀に萎縮して眠ったところを爆弾で爆発させられたと
    いやまじ利用されるだけ利用されて、空襲で投下された爆弾食い止めて家族守った結果おかしくなって暴走して、最後ビビらされて爆発して、ししりば可哀想すぎる。むしろ可愛い存在とまで思ってる。はちゃめちゃに怪異なんだけど哀れ。うちにきてもいいよ、、
    そんじょそこらのバケモノや霊とは比べ物にならない存在

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    2024年11月28日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ


    モラハラ放置して助長させてた果奈もマズイ。言い争いになりたくない、気まずい思いしたく無いって逃げてたからあんなことになった。
    反論しないのは優しさじゃなくて逃げだし、どうせ自分が意見してもねじ伏せられて打ちのめされるだけだって決めつけた。秀樹は自身が思ってる以上に頭が悪いので話にならないけど、果奈の諦めて受け流すことの悪質さ。
    二人には、圧倒的に“会話”が欠落してた、、
    それでも憎く疎ましく思ってた秀樹の事を、最後には受け入れて許してたから、果奈は偉い

    妻子は自分を幸福だと周囲にみせる為の道具で、“幸せな家庭”の一要素でしか無い。何か問題があれば妻のせいで自らを顧みることもない。自分が如何

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    2026年08月07日