澤村伊智のレビュー一覧
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ネタバレ表紙イラストが蛇なのでタイトルの「さえづち」=蛇は想像がついたけど話の着地点が想像がつかなかった。
最初は蛇の神様が人間を憐れんで子どもの代わりになった感動系?と思ってたら、人間が呪う気持ちが強すぎて呪いが起きた!人コワってことか!と思ったらまさかのあっ…ほんとに?!な終わり方でした。
確かにお見合い相手に対してあんまり乗り気じゃないって書いてたもんね。
冴子さんの子ども…読み返したけど、該当するのはハイキングの時の山蛭?その数日後に…だったけどまさかそんなことある??もしそうなら、そんなささいなことが…と思うとぞっとする!! -
Posted by ブクログ
澤村伊智作品は何を読んでも面白いのがすごいです
本作はカルト教団がテーマでした
前半はカルト教団の実録手記、後半はカルト教団の侵入調査という構成でした
実際にモデルになった宗教があるんじゃないかな...と、いくつかのカルト教団の名前が脳裏をよぎる作品でした
ホラーというよりはミステリーです
ヒトコワ系でした
お化けの類は一切出てきません
人間の気持ち悪い姿をたくさん見ることができます
気持ち悪いし怖いし絶対近づきたくないですw
宗教に縋る心理を理解できない自分に安心します
もし少しでも共感してしまったら、自分はかなり追い詰められているということですもんね...
人の弱みに漬け込んで人生を奈落の底に突き落とすカルト教団を心底軽蔑します
ラストは良かったですが読後感は良くないので人を選ぶ終わり方かもしれませんw -
Posted by ブクログ
著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
「えんまさん」黒史郎
嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
「おはよう、アンちゃん」太田忠司
絶対に空き地がなかった場所に空き地ができて、家ができてアンちゃんがいた。みんな普通に受け入れているけどアンちゃんなんていたっけ?そう、穂香にだけは通じないと思っていたよ、だって穂香も...。
「青いコップ」加門七海
おばあちゃんのお葬式に行った家で青いコップが変なところに置かれていた。飲んではだめよ。そういう食器は高いところに届かないものたちのための器なの。
「きれいずかん」井上雅彦
開かない引き出しをずいぶんほったらかしにしていた。なんとか開けてみると中からノートが。自分が書いたものみたいだけど、覚えていない。ずいぶん変わった絵が多いような?
「部分地獄」斜線堂有紀
藤本は自分は子どもの罪深い部分一部だけを地獄に落とすのを仕事にしている男と、公園で会う。たとえば、罪深い嘘をついた子ども。ほとんど溺れているけど口だけ息ができるとか。蹴った子ども、足だけすりつぶされるとか。
「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
期間限定できたサーカス。鏡の迷路で僕は変なものをみた。偽物を追い出すためにはどうする?ちゃんと、追い出せた。
「靴と自転車」澤村伊智
正樹は転校し、三田と仲良くなったが、三田は自転車を停めるとき、幼稚園くらいの子どもの靴を、向きを必ず同じにして置く。霊能者の人に教えてもらったそうだ。
「ログインボーナス」芦沢央
ログインボーナスみたいに考えて、百日間通い続けると願いが叶う神社があるって、お姉ちゃんが聞いてきた。離婚していなくなったお父さんに会いたい。お姉ちゃんは何を願っているのかな?
「宮部みゆき」よあるきのうた
私の両親は夜勤のある工場で働いていて、私はしょっちゅう夜に一人になる。でも、リサイクルショップでかってもらった大きなテディベア「ダンク」がいるから大丈夫。あと、部屋を掃除するのも好き。お金をもらって、必要な洗剤をスーパーに買いに行ったとき、変な抑揚でしゃべる女の子と友達になった。 -
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ホラーというか、エンタメだ。
読みやすくて一気に読んでしまった。
新興宗教、カルト宗教、教義も何もないスピ系、自己啓発系…、結局は金・金・金の世界…、日本にはびこる根深い問題を取り入れてるのがよかった。知りたいけれど知らない怖い世界だから。そこにいない私はよほど幸運なんだ。ちょっとしたことで、落ちてしまってもおかしくないもの。二度と上がれない谷底だ。
人間のバカさと弱さもよく出ていて、霊とか悪魔とかより、そんな概念を考え出してる人間のすることなすことが一番醜く汚くコワイな、と思う。
人間てなんで勝手ばかりするのかな。やっぱりバカだからかな。
舞台のニュータウン…こうした、『残穢』にもあったような、同じ土地の上で、表面に載っている人間たちが時代につれて変わっていく・でも存在する人間が変わったって、結局同じ人間たちだから過ちを繰り返す、とか、その場所に染み付いた歴史(というほど大層な歴史でもない。たかだか数十年)を描いた、こういう「土地」を絡めた因果的な話は興味を持つ。
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Posted by ブクログ
テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
そして、2025年現在、ピンピンしておられますし。なんてことはなくてほんとに良かった(^^)
他に、辻村深月さんと大島てるさんの対談、押切蓮介さんと泉朝樹さんのオンライン対談も掲載されてて、「闇祓」「見える子ちゃん」を読んでる自分にはどちらも興味深い内容でありがたかった(「見える子ちゃん」は電子で途中までだけど)です。
対談以外にも、連載やら読み切りの小説や漫画、色々盛り沢山で、お値段はそこそこの設定(私は中古をお迎え、すみません)だけど、この号をタイムリーに知っていたら定価でお迎えしていたと思う。それくらい個人的にはハマる内容でした。
中でも、とびきり怪談実話3編の印象が強め。
特に最後の岡利昌さんの「呪いの矛先」の読後感が…(泣)
4ページ分の内容だけど、衝撃が強すぎて… ホラー読んでる方々に読んでもらいたい、普段そんなことあんまり思わないけど、これはちょっと読んでもらいたい、そんな気持ちに駆られてます。
ただ一つ、巻頭のイラストが怖い〜(泣)
初めに開いていきなり怖いのが目に入って来るのは辛い(泣)
掲載漫画もそっち系なら読むのやめようかって思ってしまうくらいだった…大丈夫だったけど。。
小説とか映画は積極的になれるけど、アニメとかコミックとかの怖いのはほんと苦手(「見える子ちゃん」も実はキツイ)なんで、星4にしました(泣) すみません -
Posted by ブクログ
6つの短編集
これが現時点で最新で琴子は未だ眠り続けてます
短編は時系列がわからないので内容からいつ頃なのか推察するのだけど…難しい
まんまと騙される話もあり、琴子が祓う話ありで相変わらずバラエティにとんだ短編集でした
「火曜夕方の客」はとても悲しいホラー(゚´Д`゚)゚。
「戸栗魅姫の仕事」インチキ霊能者の魅姫は琴子の小学校のクラスメイトで今後も登場する予感笑
タイトルの「すみせごの贄」はまたお前か!
辻村ゆかり!!お前は金田一か!!
不幸を嗅ぎつけるのか連れてくるのか…ゆかりが謎すぎる(꒪⌓︎꒪)
次は長編待ってますよ〜早く真琴を目覚めさせてくださいね:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。
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ネタバレ【2025年103冊目】
スクールカーストの頂点にいた女子高生、羽村更紗が自殺した。見た目も麗しく、成績も万能。彼女が自殺する理由など思い当たらず同じクラスの生徒達は動揺を隠せない。日が経つに連れ、NO.2だった野島夕菜がクラスの頂点になったが、ある日の古典の授業中、彼女の顔が腫れ上がり、血が吹き出す事態が起こって――。
美醜に纏わるミステリーホラー。読み終わってみると最初の視点から疑わなきゃいけなかったなと反省するはめになりました。学生という未成年ならではの残酷さがリアルに描かれているのと、得体の知れない呪いの怖さと、呪いの元は誰なのかというミステリーの要素が上手く絡み合って、面白く読めました。
呪いをかけている当人が、実は一番報われないという真相はなかなかパンチがきいてましたね。感想を書いていて、改めて上手いなぁという気がしています。犯人も二転三転する感じで、最後まで楽しめました。
ただ、登場人物が多く、それぞれを深堀するエピソードはそこまで書かれていないので、名前だけ出てきても「どんな子だっけ?」と思ってしまうことが多々ありました。犯人の正体を思えば、そこまで掘り下げられなかった、というのもあるかもですが。
しかし、美醜に関する問題は難しいですね。本当に、呪いそのものだと思います。 -
匿名
無料版購入済み良質な怪異譚では?
試し読みできる範囲では最初の2短編が読めて、割とちゃんとゾワゾワしました。
最初のも悪くはないんですが、2番目の話は何が実際どうなっているのかが分かりにくいのが読者の想像力に訴えかけるものがあったようでした。