【感想・ネタバレ】アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿のレビュー

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Posted by ブクログ

サクッと読める短編集。読みやすくストーリーに引き込まれていきます。ホラーよりは奇妙な物語な感じ。最終章で謎がわかり鳥肌が立った!続編が出ればまた読みたい。

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

うん!面白い!
ホラー要素もあるけど、ミステリー要素が濃いかな?
それも最後に!
「アウターQ」というWebマガジンのライターの各記事の取材のとこを短編集としてしている感じになってるけど、そこに凄い仕掛けが…
この作家さんは、ホラー作家と言われはしてるけど、ミステリーも十分描ける!

今回の怖さは、心霊とかそういうのやなく、伝える事!

本人が、そう思い込んで伝えたとしても、それによって、どんな事態が起こるか…

更に、今は、ネットで色んな情報がすぐに流れるけど、ちゃんと真実を伝えないとどうなるか…
誤解だけでは済まされへんしな…

その誤解もな…
こういう事故に陥らせた主催者だったとこが、そもそもあかんのであって…
でも、伝えた影響でなったから…
う〜ん…難しい…
こんなん考えたら、何も喋れんようになる…











でも、それはムリ!

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2023年07月15日

Posted by ブクログ

連作短編なので、一つ一つは短い話ではあり読みやすく、ラストにかけて一つのストーリーとして成り立たせている、非常に面白いです。
そこまでホラー、というわけでもなくミステリー、気味悪さが妙に心地よい。
世にも、な感じもありますがオススメできる一冊。

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2023年06月22日

Posted by ブクログ

面白かった!やっぱりホラー作家さんはエンタメをちゃんと心得ているなと感心した。キャラもしっかり立っているし、各話の「謎」も映像映えしそうないい感じのものだったのも◎。

本作は駆け出しのWebライターが寄せられた依頼を取材し、その過程で怪異にあったりあわなかったりする物語。なお連作短編の形式になっていて、だらだらと短編が続くのではなく最終話でしっかりオトしてくれたのもよかった。

読んでいて思ったのは、本作は一見するとテーマがないようにみえて、作者さんが抱いている「伝えること」の怖さが作中で表現されていたように感じた。そういう作者さんの悩みというか、繊細な一面を作品を通して知れるのはとても貴重な体験だとおもう。それだけ本作は自分にマッチしていたということなんだろうけど。

いまの時代は誰でも発信できる。でもだからこそ、その自分の発信が誰かを傷つけていないか?と想像するのが大事だとおもった。

まあ、細かいことは置いといて、ひとつのエンタメとしてとても楽しめる作品だった。というわけで☆5つ。

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

振り返れば伏線が敷かれていたのね。短編一つひとつもカラーがあって面白かったけれど、それら点を繋いで線としたラスト2話はすごかったなぁ。と言いつつ地底アイドルファンになりました。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど!
そー繋がっていくのか。
改めてSNSが怖いというか、ネットや人の記憶力や証言があてにならないのだなと思った。
リクも別に悪気があったわけではなく、意識が薄れてく中で目にした物をそのまま、なんの気無しに発言しただけで、それはある意味正義だったし。
発した言葉で誰かを救えることもあれば、傷つけることもある。なんだかちょっと怖いな。
井出さんがまさかでちょっとショックだったな。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

著者の作品は何作か読んでいるが、本作は若干ホラー要素もあるものの、基本的には本格の連絡短編ミステリ。
探偵役の「松戸の地底アイドル」こと「練馬ねり」は完全に、『ぼっち・ざ・ろっく!』の「廣井きくり」で脳内再生された。
軽妙洒脱な作風なので、年末の繁忙期で摩耗した心身でも楽しんで読めた。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

湾沢陸男はウェブマガジン『アウターQ』のライターで、食わず嫌い克服ネタや怪しげな店への取材などとりとめもない記事を書いている。
そんな彼の記事に関する連作短編集。
澤村作品だけどホラー要素は大分少なめのミステリー。

子供の頃に噂になった公園の謎の落書きや怪しげなハンバーガー店、絵の中の女性を探したい、など…
どの話も派手な怖さではないけど薄ら寒くなるような怖さを孕んでいる。
最終話で全ての話が繋がる内容になっていて色々衝撃的なのだけど、伝えることの難しさ、伝え方を間違えた時の恐ろしさが心に響く。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

初めて読んだ澤村伊智さんの作品。短編集でそれぞれの話がもうすでに読みやすく面白いが、その中に伏線があって最後の話へと結びついていく。なるほど、としてやられた感じ。ミステリを読み慣れた人なら違和感にすぐ気づくのかも。『ぼぎわんが、来る』も読んでみたくなった。

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2023年09月10日

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てっきりホラー、いつもの澤村伊智作品のつもりで読んでた。ホラー要素もあるけど、ミステリ要素が強いな、と思ってたらしっかりミステリだった。最終章で繋がるエピソードに伏線、こうくると思ってなかった。雑誌編集と、一本筋を通しつつ展開していく連作短編、面白かった。個性強めのキャラも何人かいるし、またこのシリーズも読んでみたい。

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気楽に読める連作ミステリーだと思っていたら、最後の最後に凄絶な復讐劇だとわかって呆然。

子どもながらに自身が目にしたことを語っていたつもりがデマの元になっている。知らないうちに人を傷つけていることの重大さに気づかされます。悲しくてたまらない。

余談ですが、井出があまりにアレアレと言うのは、大阪出身の澤村さんがアレをアレしてくれたのかと思っていましたが、今年書かれたものではないのですね。アレを予見してのことか(笑)。

これを糧にライターとして陸男が成長しますように。練馬姐さんのファンになりました。また出番があるかしら。

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2023年07月13日

Posted by ブクログ

webマガジンのライターを主人公とした連作短編集。少しだけホラー風味ですが、ミステリー色が強いです。各話割とタイプの異なるお話になっていて楽しいです。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

webマガジン『アウターQ』のライター、湾沢陸男が遭遇するホラーテイストにミステリーの謎解きが加わったエキサイティングな取材の連作短編。
露四獣の暗号解読、「歌うハンバーガー」のオチ、歌わない踊らない地底アイドルの練馬ねりや独特な話し方の先輩ライター井出のキャラクター、過去からの伏線が見事に「天国屋敷」と「地獄屋敷」の章で集約されて繋がる諸々の手並みが鮮やか。
今の時代、“見て聞いて、伝えることに関する、大きな罪”は一人一人が自覚すべき課題だな。
ラスト一気に空気が凍りつく「目覚める死者たち」がイチオシのアレ。

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2023年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編なんだー、と思って読んでいたら結果話が全部繋がっていたし、その結末は哀しいというか、湾沢くんにはその姿がそう見えてしまったんだね…
でもそれなら逆にこの人に助けられました!って証言する人がいてもおかしくないのかな、とも思ったけど
噂というかそういうものは悪いほうが広がりやすい
実際起きた事故に近いものは想像しやすい
そして、練馬ねり、お前は何者だ、途中から出てきたけど好きなキャラ。そんなライブ見てみたい

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2023年07月27日

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